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尊大な優等生、おちんぽ奴隷に進路変更 ~知らぬ間に堕ちていた父親を添えて~
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テスト、それは学生にとって自分の実力を見せつける格好の機会。僕の学校では定期考査の採点が終わると、やる気を出させようと上位30人の名前が貼り出される。
今回はそこに名前があるかもしれないという者、冷やかしがてら賑やかしにきた者、常連であり高みの見物に来た者。順位が貼り出される日はそういった者達で貼り紙の前に人だかりができた。
そうなると、当然多くの生徒が目にするのは1位の生徒の名前だ。
“1位 柏木 伊織”
印字された順位と名前に、ああやっぱり、とそこかしこから漏れる声には、またか、という嫉妬や劣等感の混じったものも少なくはない。そんな有象無象の後ろを悠々と僕は通り過ぎるのだ。
入学してから一度も譲ったことの無い1位の座。分かり切った結果に貼り紙など見る必要はなく、僕より下の者のことなどどうだっていい。2位の奴が「次は負けない!」となにやら僕に宣戦布告しているようだったが、毎回行われる無意味な宣言なんかに構っている時間はなかった。
今日は待ちに待った解禁日である。テスト期間中『我慢していたこと』をやっとやることができるのだ。
僕にしては珍しく喜びが分かりやすいほど軽やかな足取りで帰路につき、ドキドキと玄関の取手に手をかける。少し『やること』があって学校に残っていたためきっと先に帰っていると思っていたが、想像通り開いていた扉にドクン、と心臓が高鳴った。
「あ、柏木君、遅かったねぇ」
「……! も、茂部君……♡」
僕の部屋だというのに自分の部屋のようにくつろぐ男は、同級生の茂部君だ。茂部君は少し機械いじりができるそうだがそれ以外は可哀そうなほどバカで、少し賢い小学生の方がまだ物事を理解できるというほど頭が悪い。授業で当てられて返答にどもっている姿が無様で仕方がなく、見るのも耐えがたいほどの茂部君のことを僕は憐憫を通り越して軽蔑していた。
だけど、僕が知らなかっただけで茂部君は『僕の進路希望先について詳し』くて、茂部君は僕が軽蔑していたことを察しながらも『僕が卒業後望むところに行けるように先生役をして』くれているのだ。こうして2人だけでいるときは『茂部君の言葉は絶対』。それは3年生に上がる前、スマホのぐるぐるした画面を見せられた時からの決まり。
「さぁ柏木君、今回も1位だったご褒美をあげなきゃね」
「っ♡はい♡」
僕が1位であることで悔しがる他人の姿を見るのが僕の喜びだったのに、さらにご褒美までくれるなんて茂部君は優しい。ギリギリと何故か痛む頭を数回振り、僕は制服に手をかけた。
今回はそこに名前があるかもしれないという者、冷やかしがてら賑やかしにきた者、常連であり高みの見物に来た者。順位が貼り出される日はそういった者達で貼り紙の前に人だかりができた。
そうなると、当然多くの生徒が目にするのは1位の生徒の名前だ。
“1位 柏木 伊織”
印字された順位と名前に、ああやっぱり、とそこかしこから漏れる声には、またか、という嫉妬や劣等感の混じったものも少なくはない。そんな有象無象の後ろを悠々と僕は通り過ぎるのだ。
入学してから一度も譲ったことの無い1位の座。分かり切った結果に貼り紙など見る必要はなく、僕より下の者のことなどどうだっていい。2位の奴が「次は負けない!」となにやら僕に宣戦布告しているようだったが、毎回行われる無意味な宣言なんかに構っている時間はなかった。
今日は待ちに待った解禁日である。テスト期間中『我慢していたこと』をやっとやることができるのだ。
僕にしては珍しく喜びが分かりやすいほど軽やかな足取りで帰路につき、ドキドキと玄関の取手に手をかける。少し『やること』があって学校に残っていたためきっと先に帰っていると思っていたが、想像通り開いていた扉にドクン、と心臓が高鳴った。
「あ、柏木君、遅かったねぇ」
「……! も、茂部君……♡」
僕の部屋だというのに自分の部屋のようにくつろぐ男は、同級生の茂部君だ。茂部君は少し機械いじりができるそうだがそれ以外は可哀そうなほどバカで、少し賢い小学生の方がまだ物事を理解できるというほど頭が悪い。授業で当てられて返答にどもっている姿が無様で仕方がなく、見るのも耐えがたいほどの茂部君のことを僕は憐憫を通り越して軽蔑していた。
だけど、僕が知らなかっただけで茂部君は『僕の進路希望先について詳し』くて、茂部君は僕が軽蔑していたことを察しながらも『僕が卒業後望むところに行けるように先生役をして』くれているのだ。こうして2人だけでいるときは『茂部君の言葉は絶対』。それは3年生に上がる前、スマホのぐるぐるした画面を見せられた時からの決まり。
「さぁ柏木君、今回も1位だったご褒美をあげなきゃね」
「っ♡はい♡」
僕が1位であることで悔しがる他人の姿を見るのが僕の喜びだったのに、さらにご褒美までくれるなんて茂部君は優しい。ギリギリと何故か痛む頭を数回振り、僕は制服に手をかけた。
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