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3.ワクワク!待ちに待ってた学園生活!
嬉しい再会と予期せぬ来襲
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エドワードも、そしてカルロスも、エリザベスの記憶に欠けがあったことに気付いていなかったらしい。というのも、詳しく訊いてみれば”カノン”に関する部分だけすっぽりなくなっているとのこと。
それ以外には特別忘れている相手もいないようであったが、一通り確認は必要だろうと急遽呼び出しはここでお開きとなった。
「すまなかったな」と少々焦り気味に告げたカルロスから用意されている食事は好きに食べてもいいと言われ、残された俺とエドワードは豪華な中庭でのんびり昼食中である。
それにしても、なんで俺だけ忘れられてたんだろうか。アルベント侯爵領へエドワードと共に頻繁に遊びに来ていたこと自体は覚えているらしかったので、本当にまるっと俺の存在だけ抜けているようだった。
まぁそのおかげで昨日俺とエリザベスがあの渡り廊下でこっそり密会、というか俺が幼馴染という立場を使ってエリザベスを人気のない場所に呼び出したのでは疑惑が晴れたので良かったんだけど。ついでに、チラッと見えた赤毛がエリザベスのものだって分かり、出会いイベントを妨害した訳ではないとも知れたし。
「そういや、俺とエドが婚約した、ってのも手紙で伝えてたんだろ? その時はなんか変じゃなかったのか?」
「……『幼馴染のカノンと婚約した』、と。それで分かると思ったんだ」
「あぁ……それだと幼馴染ってのは『二人の』とも『エドだけの』とも取れるな」
「その後の手紙では、あまりカノンのことに触れなかったしな……」
食後のお茶までいただきつつ、2人して首を捻る俺たち。しかし結局理由なんてわからず、予鈴に促されて教室へと帰っていった。
初日に比べればかなりマシになったとはいえ、電池切れ間近の卓上ライトくらいには明るいヒロインを始めとしたクラスメイトと授業を受け、あっという間に放課後。
いきなりの呼び出しでバタバタしていたが、放課後だ。そう、推しについての情報が得られるかもしれない放課後なのだ!
「ふふっ。どうかなぁ、見つかったかなぁ」
「……あまり、期待しすぎるのも……」
「ん、まぁそうだけどね。でも、しちゃうんだよね!」
「……そうか」
どことなく足取りの重いエドワードを急かして、俺たちがやってきたのは食堂である。二つの棟の中央に位置するいくつかの施設の内、共有中庭と一番人気を争っている場所。安くてうまくて量が多い、学生の味方だ。
昼間であれば食券片手にカウンターに並ぶ下位貴族とお弁当を机に広げる高位貴族とでごった返す食堂も、放課後ともなれば人もまばら。そんな中、4人掛けの机にこちらに背を向けた状態でぽつりと座っている生徒の元へ、エドワードがのろのろと歩いていった。
近づくにつれ見えてきた鮮やかな緑の髪には見覚えがあり、俺たちの接近に気が付き振り向いた顔に思わず俺は声を弾ませる。
「やっぱり、エディ!」
「お久しぶりですカノン様!」
立ち上がってにっこりと俺たちに向かってお辞儀をしたのは、あの領地で出会った少年、エディだった。
出会ったときは窶れていたエディであるが、今は血色は良く髪もつやつやですっかり健康そう。ボロボロな私服だったのが綺麗な制服姿になったエディを見るとまた違った感動が沸き上がってしまうが、そこはグッと涙を耐えた。
太い三つ編みを右肩から前へと垂らす姿は立ち絵のまま、しかし相変わらず髪色は違う。成長と共に色が変わることも無くはないため入学あたりで色が濃くなるのかと想像したりもしてたが、そんなことはなかった。
ていうかそもそも『フォーリン』ではないけれど、エディはどういった立場になったんだろうか。
「どう? 元気にしてた? あの後お母様の具合は大丈夫?」
「はい、おかげさまで家族みな息災に過ごしております。母など今までの分を取り戻すのだ、と仕事に明け暮れていますよ」
「そっか……よかった」
「ええ。新たに母が立ち上げた商会もうまく軌道に乗りまして。こうして学園に入学出来るまでになりました」
「うん、うん!」
「改めまして、あの時は救っていただきありがとうございます。こんなに幸せになれたのも、カノン様方に手を差し伸べていただいたからです」
「そんな! それはエディたちが頑張ったからだよ」
「いえ、その頑張るチャンスを与えてくださったのがカノン様方ですよ」
「そうだとしても、そのチャンスをものにしたのはエディたちで……」
「……もう、いいか? エディ、感謝は充分伝わっているから、大丈夫だ。カノンも、素直に受け取ってやれ」
「あ……そう、だね。とにかく、良かったよ」
恐らくエドワードがエディにお願いをしに行ったときもこうだったんだろう、永遠に相手を褒め合いそうな勢いだった俺たちをエドワードが止める。促すような視線は俺に本来の目的を思い出させ、咳払いと共に気を取り直してエディに向き直った。
「それで……エディ、頼んでいたことって……」
「ああ、人探し、ですね」
「そう! で、どうだった……?」
「……それが、下位貴族棟にもお伝えされたような人物は見当たらず……」
「そ……そっか…………」
「申し訳ありません……」
「あ! いや、エディが謝ることではないよ! でも、うん……いないのか……」
「カノン……」
力になれなかったと項垂れるエディ、推しの存在を未だつかめず悲しむ俺、そしてそんな俺を慰めるエドワード。数分前までの明るい空気から一転して重苦しい雰囲気になってしまったが、それではいけないと俺は勢いよく顔を上げた。
そうだよな。例え推しが学園にいなくたって、この世界のどこかにはいるはずだ。
今見つからなくたって学年がずれて入学するなんてこともあり得るし、そもそも推しの見た目が俺の知っているものから変わっている可能性だって大いにある。
きっと推しなら来年進級する時には成績上位クラスに入るはずだから、その時に探したって決して遅くはない。秋までに仲良くなって、あのイベントの時に俺が守れるなら……!
「そうだ、そうだな! まだまだ時間はある!」
「カノン様?」
「探してくれてありがとう、エディ。多分、これは俺の覚悟が試されているんだと思う。ここで投げ出さず、訓練を続けるんだ!」
「……なんだかよくわからないが、元気は出たんだなカノン」
「エドも、ありがとう。ずっと俺が気にしてたから、見つからなかった時のことを心配させちゃってたよね」
「っ……そう、だな」
「でも大丈夫! これから俺は、いつ推しと対面しても恥ずかしくないくらい日々前向きに努力を重ねるから!!」
「…………諦めては、いないのか……」
「ん? エド、何か言った?」
「何でもない……」
どことなく虚ろな目をしたエドワードと、困ったように俺たちを見比べるエディに俺は首を傾げる。何かおかしなことを口走ったかと視線で尋ねれば、エディは苦笑しますます状況が分からなくなった。
ともあれ、ここで一旦推しの捜索は終了。気持ちを切り替えるべくエディと近況を語り合ったり、リディさんの叩き上げ商人列伝を聞いたり、と思い返せばあまりしてこなかった同年代との語らいを楽しんでいた俺たち。
人も少ないこともあり、食堂の奥まった場所だというのに少々目立っていた俺たちを、目ざとく見つけた人物がいた。
「あっ! エディ!……だよね?」
良く通る高い声にエドワードと共に振り向けば、こちらに向かってくる女生徒が見える。ふわふわの赤い髪に、やっぱり薄ぼんやりと光る体。
俺とエドワードの姿など見えないかのようにまっすぐエディだけを瞳に映して近づいてくるのは、ご存じクラスメイトのヒロインだった。
それ以外には特別忘れている相手もいないようであったが、一通り確認は必要だろうと急遽呼び出しはここでお開きとなった。
「すまなかったな」と少々焦り気味に告げたカルロスから用意されている食事は好きに食べてもいいと言われ、残された俺とエドワードは豪華な中庭でのんびり昼食中である。
それにしても、なんで俺だけ忘れられてたんだろうか。アルベント侯爵領へエドワードと共に頻繁に遊びに来ていたこと自体は覚えているらしかったので、本当にまるっと俺の存在だけ抜けているようだった。
まぁそのおかげで昨日俺とエリザベスがあの渡り廊下でこっそり密会、というか俺が幼馴染という立場を使ってエリザベスを人気のない場所に呼び出したのでは疑惑が晴れたので良かったんだけど。ついでに、チラッと見えた赤毛がエリザベスのものだって分かり、出会いイベントを妨害した訳ではないとも知れたし。
「そういや、俺とエドが婚約した、ってのも手紙で伝えてたんだろ? その時はなんか変じゃなかったのか?」
「……『幼馴染のカノンと婚約した』、と。それで分かると思ったんだ」
「あぁ……それだと幼馴染ってのは『二人の』とも『エドだけの』とも取れるな」
「その後の手紙では、あまりカノンのことに触れなかったしな……」
食後のお茶までいただきつつ、2人して首を捻る俺たち。しかし結局理由なんてわからず、予鈴に促されて教室へと帰っていった。
初日に比べればかなりマシになったとはいえ、電池切れ間近の卓上ライトくらいには明るいヒロインを始めとしたクラスメイトと授業を受け、あっという間に放課後。
いきなりの呼び出しでバタバタしていたが、放課後だ。そう、推しについての情報が得られるかもしれない放課後なのだ!
「ふふっ。どうかなぁ、見つかったかなぁ」
「……あまり、期待しすぎるのも……」
「ん、まぁそうだけどね。でも、しちゃうんだよね!」
「……そうか」
どことなく足取りの重いエドワードを急かして、俺たちがやってきたのは食堂である。二つの棟の中央に位置するいくつかの施設の内、共有中庭と一番人気を争っている場所。安くてうまくて量が多い、学生の味方だ。
昼間であれば食券片手にカウンターに並ぶ下位貴族とお弁当を机に広げる高位貴族とでごった返す食堂も、放課後ともなれば人もまばら。そんな中、4人掛けの机にこちらに背を向けた状態でぽつりと座っている生徒の元へ、エドワードがのろのろと歩いていった。
近づくにつれ見えてきた鮮やかな緑の髪には見覚えがあり、俺たちの接近に気が付き振り向いた顔に思わず俺は声を弾ませる。
「やっぱり、エディ!」
「お久しぶりですカノン様!」
立ち上がってにっこりと俺たちに向かってお辞儀をしたのは、あの領地で出会った少年、エディだった。
出会ったときは窶れていたエディであるが、今は血色は良く髪もつやつやですっかり健康そう。ボロボロな私服だったのが綺麗な制服姿になったエディを見るとまた違った感動が沸き上がってしまうが、そこはグッと涙を耐えた。
太い三つ編みを右肩から前へと垂らす姿は立ち絵のまま、しかし相変わらず髪色は違う。成長と共に色が変わることも無くはないため入学あたりで色が濃くなるのかと想像したりもしてたが、そんなことはなかった。
ていうかそもそも『フォーリン』ではないけれど、エディはどういった立場になったんだろうか。
「どう? 元気にしてた? あの後お母様の具合は大丈夫?」
「はい、おかげさまで家族みな息災に過ごしております。母など今までの分を取り戻すのだ、と仕事に明け暮れていますよ」
「そっか……よかった」
「ええ。新たに母が立ち上げた商会もうまく軌道に乗りまして。こうして学園に入学出来るまでになりました」
「うん、うん!」
「改めまして、あの時は救っていただきありがとうございます。こんなに幸せになれたのも、カノン様方に手を差し伸べていただいたからです」
「そんな! それはエディたちが頑張ったからだよ」
「いえ、その頑張るチャンスを与えてくださったのがカノン様方ですよ」
「そうだとしても、そのチャンスをものにしたのはエディたちで……」
「……もう、いいか? エディ、感謝は充分伝わっているから、大丈夫だ。カノンも、素直に受け取ってやれ」
「あ……そう、だね。とにかく、良かったよ」
恐らくエドワードがエディにお願いをしに行ったときもこうだったんだろう、永遠に相手を褒め合いそうな勢いだった俺たちをエドワードが止める。促すような視線は俺に本来の目的を思い出させ、咳払いと共に気を取り直してエディに向き直った。
「それで……エディ、頼んでいたことって……」
「ああ、人探し、ですね」
「そう! で、どうだった……?」
「……それが、下位貴族棟にもお伝えされたような人物は見当たらず……」
「そ……そっか…………」
「申し訳ありません……」
「あ! いや、エディが謝ることではないよ! でも、うん……いないのか……」
「カノン……」
力になれなかったと項垂れるエディ、推しの存在を未だつかめず悲しむ俺、そしてそんな俺を慰めるエドワード。数分前までの明るい空気から一転して重苦しい雰囲気になってしまったが、それではいけないと俺は勢いよく顔を上げた。
そうだよな。例え推しが学園にいなくたって、この世界のどこかにはいるはずだ。
今見つからなくたって学年がずれて入学するなんてこともあり得るし、そもそも推しの見た目が俺の知っているものから変わっている可能性だって大いにある。
きっと推しなら来年進級する時には成績上位クラスに入るはずだから、その時に探したって決して遅くはない。秋までに仲良くなって、あのイベントの時に俺が守れるなら……!
「そうだ、そうだな! まだまだ時間はある!」
「カノン様?」
「探してくれてありがとう、エディ。多分、これは俺の覚悟が試されているんだと思う。ここで投げ出さず、訓練を続けるんだ!」
「……なんだかよくわからないが、元気は出たんだなカノン」
「エドも、ありがとう。ずっと俺が気にしてたから、見つからなかった時のことを心配させちゃってたよね」
「っ……そう、だな」
「でも大丈夫! これから俺は、いつ推しと対面しても恥ずかしくないくらい日々前向きに努力を重ねるから!!」
「…………諦めては、いないのか……」
「ん? エド、何か言った?」
「何でもない……」
どことなく虚ろな目をしたエドワードと、困ったように俺たちを見比べるエディに俺は首を傾げる。何かおかしなことを口走ったかと視線で尋ねれば、エディは苦笑しますます状況が分からなくなった。
ともあれ、ここで一旦推しの捜索は終了。気持ちを切り替えるべくエディと近況を語り合ったり、リディさんの叩き上げ商人列伝を聞いたり、と思い返せばあまりしてこなかった同年代との語らいを楽しんでいた俺たち。
人も少ないこともあり、食堂の奥まった場所だというのに少々目立っていた俺たちを、目ざとく見つけた人物がいた。
「あっ! エディ!……だよね?」
良く通る高い声にエドワードと共に振り向けば、こちらに向かってくる女生徒が見える。ふわふわの赤い髪に、やっぱり薄ぼんやりと光る体。
俺とエドワードの姿など見えないかのようにまっすぐエディだけを瞳に映して近づいてくるのは、ご存じクラスメイトのヒロインだった。
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