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第479話 芹澤楓 VS 霧島茜 1
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【楓・みく 組 2日目 PM 9:29 市街地D地区 】
二つの剣がぶつかり合う。互いに人間の力を大きく超えた超人的な剣速。通常の人間ならばその速さについていくことすら出来ない。だが私たちは違う。この速度をもってしても様子見の小手調べにしか過ぎない。
「すごいすごい!!この速度でも全然余裕でついてくるんだね!!」
「私の事バカにしてんのかしら?こんなもの準備運動でしょ。」
だが、この斬り返しですでに理解した。
『私ではこの女に勝てない』
ただのウォーミングアップ的な剣の交わりだが相手の力量はわかる。この女、霧島茜の剣の腕は相当なものだ。レイピア形を所持している事からフェンシングの心得でもあるのだろう。その斬れ味は間違いなく達人級だ。
それに加えて最終解放のゼーゲン。これが一番厄介。最終解放と私の3段階解放とでは埋めようがない程の絶望的な差がある。剣の腕だけなら負けるとは思わないが、総合的にみれば奇跡が起きても霧島茜を上回るどころか並ぶ事すらできない。それが私とこの女の現実的な差だ。
でも、
それと勝敗は別だ。
「悪いけど、サシの戦いはしないわ。これは決闘じゃないのでね。」
私の身体から金色のエフェクトが弾け飛ぶ。それと同時に前方に魔法陣が展開され、ブルドガングが現れると、間髪入れずに聖剣を手にして霧島茜へと剣を向ける。
「剣帝ブルドガング!!」
『あら?アタシの事知ってんのね?』
2人が高速の動きで激しい斬り返しを行う。その速度は私に対して行っていたものより明らかに速い。それでもまだ全力とは程遠い。この女、底が知れない。
「そりゃー知ってるよ!!かの有名な剣帝と戦えるとはね!!」
『ふーん。でも残念。アタシはもう剣帝じゃないのよ。』
「え?」
ブルドガングの纏う雷のエフェクトが強さを増し、聖剣にまでそのエフェクトが及び出す。
『アタシは雷神ブルドガング、覚えておきなさい。』
ブルドガングが聖剣を横に振り、電撃を帯びた衝撃波を放つ。霧島茜はゼーゲンを前に出し、身体を丸めて防御の体勢を取り、衝撃波に逆らう事なく吹き飛ばされる。立ち並ぶ家々に突き刺さるようにしてその姿は見えなくなった。
「ナイス連携ね。」
私はブルドガングの元へと移動し彼女をねぎらう。
『カエデ、あの女、強いわよ。ウコンバサラを大きく上回っているわ。』
「わかってる。」
『なんかアタシらって強敵とのマッチ多くない?』
「それが宿命なのかもね。」
『いやな宿命ね。』
ーードゴォン
ーー楓たちの前方にある家が吹き飛び、楽しそうな顔をしながら霧島茜が闊歩する。
「まさか”神”の座に君臨していたんだ。本当にすごいねキミたち。」
あの程度じゃダメージは与えられないか。何より霧島茜はまだスキルを使っていない。手の内をまだ全く見せていないのよ。先ずはあの女の引き出しを開ける事からね。
『さぁーて、いくわよカエデ。』
「ええ。」
ーー楓とブルドガングの身体から力が解放されていく。
「うん、イイね。すごくイイ!!さあ!!もっと楽しもうよ!!」
ーー楓とブルドガングが地を蹴る。ブルドガングを先頭に2人は連撃を重ねる。心の通じ合う2人がシンクロし、攻撃する様は何かの競技かと錯覚させるほど美しい。そしてその見事なまでのコンビネーションは2人の力を2倍にも3倍にも高めている。
だが霧島茜は動じない。2人の攻撃を終始変わらない楽しそうな顔で受け流す。
「芹澤さんの動きも更に良くなったね!!召喚系アルティメットの付帯効果で身体能力が強化されたからか!!すごいすごい!!」
「ウフフ、随分と余裕ね。あなたもさっさとアルティメットを使ったら?あるんでしょ?それともサブスキルでも使う気なのかしら?手の内を見せないでいると、死ぬわよ?」
私はブルドガングの身体で霧島茜の視界を遮り、一瞬の油断を誘う。僅かな呼吸のズレを生み出し天使の羽により一気に霧島茜の背後へと回り込み剣を滑らせる。私の剣が届くかと思われたが、霧島茜の姿がそこから忽然と消える。
私は気配のする方へ間髪入れずに目を向ける。上空だ。
「あっぶなー!!まさかエンゲル装備してるなんて思わなかった。流石は”闘神”だね!!」
ーー霧島茜の言葉に、言う程の危なさはこもっていない。まだまだ全然余裕がある。
「こっちも思わなかったわ。あなたも”それ”持ってるなんてね。ていうか、何ソレ?私のと随分違うじゃない?」
ーー楓が指すそれとは霧島茜が装備している天使の羽、エンゲルの事だ。だが霧島茜が羽ばたかせているエンゲルは楓のものとは全く違う。神々しさもさる事ながら、何より翼の枚数が違う。楓は2枚の大きな翼。霧島茜は4枚の大きな翼。
「あ、コレ?コレはね、エンゲルだよ。芹澤さんのと同じエンゲル。”特殊装備”ってね、所持者の魔力によって力が解放されるんだよ。だから芹澤さんもゼーゲン最終解放させたりすればエンゲルの解放が始まるよ。」
「へぇ。」
単純に考えてこれは相当厄介よ。ただでさえこの女との間に力の差があるのにエンゲルにも差があるって事はスピードが更に離される。この女のスピードはブルドガングと良い勝負。それにエンゲルまで組み合わさればブルドガングを上回るかもしれない。
『…カエデ、力の温存なんか出来ないわよ。場合によっちゃ『ゼレ』も使う。この女はそれぐらいの相手よ。』
「…そうね。温存してやられちゃ世話ないものね。わかった、本気でやるわ。でも『ゼレ』は合図するまで使わないで。」
『りょーかい!!』
ーー楓とブルドガングの出す空気が変わる。それを霧島茜も感じたのだろう。笑みが消え、鋭い眼差しで2人を見る。
「いくわよ、おいで、グローリエ。」
ーー楓の周囲四つのラウムが開き、グローリエ4機が姿を現わす。規則性のない動きをしながら楓の周りを警護するように旋回する。
「グローリエ…!?『神具』まで使えるなんて…!?すごい…すごいよっ!!すごすぎる!!」
ーー霧島茜が内から溢れ出るような歓喜に包まれ、なんともいえない顔で身体を震わす。
「それなら私も力を使わないとダメだね!!見せてあげるよ時空系アルティメットスキル《刻オクリ》を!!」
ーー霧島茜の身体から金色のエフェクトが弾け飛ぶ。そして上空に魔法陣が展開し、霧島茜を包むオーラがより輝きを強める。
ーー芹澤楓と霧島茜の戦いは次のフェイズに移行する。
二つの剣がぶつかり合う。互いに人間の力を大きく超えた超人的な剣速。通常の人間ならばその速さについていくことすら出来ない。だが私たちは違う。この速度をもってしても様子見の小手調べにしか過ぎない。
「すごいすごい!!この速度でも全然余裕でついてくるんだね!!」
「私の事バカにしてんのかしら?こんなもの準備運動でしょ。」
だが、この斬り返しですでに理解した。
『私ではこの女に勝てない』
ただのウォーミングアップ的な剣の交わりだが相手の力量はわかる。この女、霧島茜の剣の腕は相当なものだ。レイピア形を所持している事からフェンシングの心得でもあるのだろう。その斬れ味は間違いなく達人級だ。
それに加えて最終解放のゼーゲン。これが一番厄介。最終解放と私の3段階解放とでは埋めようがない程の絶望的な差がある。剣の腕だけなら負けるとは思わないが、総合的にみれば奇跡が起きても霧島茜を上回るどころか並ぶ事すらできない。それが私とこの女の現実的な差だ。
でも、
それと勝敗は別だ。
「悪いけど、サシの戦いはしないわ。これは決闘じゃないのでね。」
私の身体から金色のエフェクトが弾け飛ぶ。それと同時に前方に魔法陣が展開され、ブルドガングが現れると、間髪入れずに聖剣を手にして霧島茜へと剣を向ける。
「剣帝ブルドガング!!」
『あら?アタシの事知ってんのね?』
2人が高速の動きで激しい斬り返しを行う。その速度は私に対して行っていたものより明らかに速い。それでもまだ全力とは程遠い。この女、底が知れない。
「そりゃー知ってるよ!!かの有名な剣帝と戦えるとはね!!」
『ふーん。でも残念。アタシはもう剣帝じゃないのよ。』
「え?」
ブルドガングの纏う雷のエフェクトが強さを増し、聖剣にまでそのエフェクトが及び出す。
『アタシは雷神ブルドガング、覚えておきなさい。』
ブルドガングが聖剣を横に振り、電撃を帯びた衝撃波を放つ。霧島茜はゼーゲンを前に出し、身体を丸めて防御の体勢を取り、衝撃波に逆らう事なく吹き飛ばされる。立ち並ぶ家々に突き刺さるようにしてその姿は見えなくなった。
「ナイス連携ね。」
私はブルドガングの元へと移動し彼女をねぎらう。
『カエデ、あの女、強いわよ。ウコンバサラを大きく上回っているわ。』
「わかってる。」
『なんかアタシらって強敵とのマッチ多くない?』
「それが宿命なのかもね。」
『いやな宿命ね。』
ーードゴォン
ーー楓たちの前方にある家が吹き飛び、楽しそうな顔をしながら霧島茜が闊歩する。
「まさか”神”の座に君臨していたんだ。本当にすごいねキミたち。」
あの程度じゃダメージは与えられないか。何より霧島茜はまだスキルを使っていない。手の内をまだ全く見せていないのよ。先ずはあの女の引き出しを開ける事からね。
『さぁーて、いくわよカエデ。』
「ええ。」
ーー楓とブルドガングの身体から力が解放されていく。
「うん、イイね。すごくイイ!!さあ!!もっと楽しもうよ!!」
ーー楓とブルドガングが地を蹴る。ブルドガングを先頭に2人は連撃を重ねる。心の通じ合う2人がシンクロし、攻撃する様は何かの競技かと錯覚させるほど美しい。そしてその見事なまでのコンビネーションは2人の力を2倍にも3倍にも高めている。
だが霧島茜は動じない。2人の攻撃を終始変わらない楽しそうな顔で受け流す。
「芹澤さんの動きも更に良くなったね!!召喚系アルティメットの付帯効果で身体能力が強化されたからか!!すごいすごい!!」
「ウフフ、随分と余裕ね。あなたもさっさとアルティメットを使ったら?あるんでしょ?それともサブスキルでも使う気なのかしら?手の内を見せないでいると、死ぬわよ?」
私はブルドガングの身体で霧島茜の視界を遮り、一瞬の油断を誘う。僅かな呼吸のズレを生み出し天使の羽により一気に霧島茜の背後へと回り込み剣を滑らせる。私の剣が届くかと思われたが、霧島茜の姿がそこから忽然と消える。
私は気配のする方へ間髪入れずに目を向ける。上空だ。
「あっぶなー!!まさかエンゲル装備してるなんて思わなかった。流石は”闘神”だね!!」
ーー霧島茜の言葉に、言う程の危なさはこもっていない。まだまだ全然余裕がある。
「こっちも思わなかったわ。あなたも”それ”持ってるなんてね。ていうか、何ソレ?私のと随分違うじゃない?」
ーー楓が指すそれとは霧島茜が装備している天使の羽、エンゲルの事だ。だが霧島茜が羽ばたかせているエンゲルは楓のものとは全く違う。神々しさもさる事ながら、何より翼の枚数が違う。楓は2枚の大きな翼。霧島茜は4枚の大きな翼。
「あ、コレ?コレはね、エンゲルだよ。芹澤さんのと同じエンゲル。”特殊装備”ってね、所持者の魔力によって力が解放されるんだよ。だから芹澤さんもゼーゲン最終解放させたりすればエンゲルの解放が始まるよ。」
「へぇ。」
単純に考えてこれは相当厄介よ。ただでさえこの女との間に力の差があるのにエンゲルにも差があるって事はスピードが更に離される。この女のスピードはブルドガングと良い勝負。それにエンゲルまで組み合わさればブルドガングを上回るかもしれない。
『…カエデ、力の温存なんか出来ないわよ。場合によっちゃ『ゼレ』も使う。この女はそれぐらいの相手よ。』
「…そうね。温存してやられちゃ世話ないものね。わかった、本気でやるわ。でも『ゼレ』は合図するまで使わないで。」
『りょーかい!!』
ーー楓とブルドガングの出す空気が変わる。それを霧島茜も感じたのだろう。笑みが消え、鋭い眼差しで2人を見る。
「いくわよ、おいで、グローリエ。」
ーー楓の周囲四つのラウムが開き、グローリエ4機が姿を現わす。規則性のない動きをしながら楓の周りを警護するように旋回する。
「グローリエ…!?『神具』まで使えるなんて…!?すごい…すごいよっ!!すごすぎる!!」
ーー霧島茜が内から溢れ出るような歓喜に包まれ、なんともいえない顔で身体を震わす。
「それなら私も力を使わないとダメだね!!見せてあげるよ時空系アルティメットスキル《刻オクリ》を!!」
ーー霧島茜の身体から金色のエフェクトが弾け飛ぶ。そして上空に魔法陣が展開し、霧島茜を包むオーラがより輝きを強める。
ーー芹澤楓と霧島茜の戦いは次のフェイズに移行する。
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