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第462話 慎太郎の騎士様
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「そんじゃ後でね牡丹。」
「わかりました。」
ーー慎太郎と牡丹は路地を二手に別れる。それをリッターの男たちはターゲットを補足し追いかける。
ーーハオランは牡丹に。
ーーユウチェンは慎太郎に。
ーー当然最初は慎太郎の戦いから見てみよう。
ーー慎太郎は路地を抜ける。そこは建物街の一角の中で一際大きなスペースの空いたロータリーのような場所へとたどり着いた。
オペラでも観るような大きな劇場、そして異様に大きな噴水のある、美しもあり歪な場所。彼らを見下ろすように漆黒の空に輝く三日月がまた不気味だ。
「女を追いかけ回すのは性に合わない。悪いが潔く死んでくれ。」
ーー金色のオーラを纏い、涼しい顔をしながらユウチェンが慎太郎を背後から見つめる。
「悪いけど簡単に死ぬわけにはいかねーんだよ。こちとらメンバー5人の人生背負ってるんでね。」
ーー慎太郎が振り向き、ここ一番のキメ顔でユウチェンを見る。うん、可愛いね。もうアンタ女でいいよ。
「口が悪い女だな。シマムラボタンのように清楚な方が良いのではないか?それとも今時の日本の女はこんなものか?」
「さあ?俺が口悪いだけじゃね?そもそも俺は女じゃねーし。」
「ハハッ、面白いジョークだ。お前のどこをどう見ても女にしか見えないが。タオを見てもそれは明らかだ。」
「タオ?あー、気みたいなもんだっけ?だったらお前のタオってのもアテにならねーのな。」
ーー慎太郎の言葉を不快に感じたのかユウチェンの顔が険しくなる。
「図に乗る典型的な学の無い馬鹿女ということか。もういい。喋るな。さっさと終わらそう。」
「お前がゴチャゴチャ言ってきたんだけど?もう忘れたの?痴呆入ってんじゃね?病院行った方がいいんじゃーー」
「ーー黙れ。」
ーーユウチェンが一瞬で慎太郎の間合いに入り剣を滑らす。慎太郎の右側からユウチェンのゼーゲンが迫り来る。慎太郎の身体は金色のオーラに覆われていない。いや、それどころかオーラすら出ていない。ユウチェンは首を刎ねる事を確信した。
ーーだが、
ガキィン
ーーユウチェンの刃は慎太郎に届かない。だって、慎太郎を守護するモノがいるのだから。
「なにっ…!?」
『その程度の剣速で我が主君に届くとでも思っているのか?』
ーー慎太郎の守護者、剣聖バルムンクが鋭い眼光でユウチェンを牽制する。その手に持つのは聖剣…とは形容し難い禍々しい紫色のオーラを纏った剣、形状すらも漆黒に彩られた黒い剣、柄にはめ込まれた蒼い石が霞んでしまいその美しももはや失われている。どちらかといえば魔剣や呪剣と呼んだ方がしっくりくる、そんな剣だ。
ーーそして何よりバルムンク自身の身体も紫色のオーラに包まれている。金色では無く紫色。他の英傑たちとは違うなんともいえない恐ろしいオーラをバルムンクは出している。
ーーユウチェン自身も恐ろしさを感じたのか即座にバルムンクから距離をとり始める。
ーーユウチェンの背中に冷たい嫌な汗がつたう。バルムンクの異様なプレッシャーにもだが、現に奇怪なのは慎太郎がスキルを使った様子が無いことだ。スキルを使う時はもれなくエフェクトが発動する。それはレアリティによって変わる事は無い。必ず何かしらの前兆が現れるのだ。それなのに慎太郎は何をする事もなくバルムンクを召喚した。それがユウチェンにとって最も恐怖を感じていた。
「き…貴様…!?いつの間に英傑の召喚を…!?」
「…さあ?」
俺だって知らねーよ。なんか知らんけどいきなりバルムンクさん現れたんだし。あれじゃね?ノートゥングの奴と同じでひょいひょい出て来られるんじゃねーの?
ーーそれは相当問題じゃない?
『シンタロウ、久方ぶりだな。息災か?』
「まあまあかな。女になっちゃったけど。」
『ふむ。経緯については中から見ておったから把握はしているがあまり良い事ではないな。』
「だよね。」
『お前の良さはやはり男であってこそ発揮されると思っている。早く戻ると良いな。』
「バルムンクは俺に対する評価激甘だよね。俺にそんな良さなんてないよ。」
『そんな事は無い。お前は我が認めた男だ。それに以前にも言ったはずだ。お前は必ず皆の中心となる。実力的な意味でな。』
「…ま、バルムンクの期待に応えられるようにがんばるよ。」
『フッ、そうか。』
ーーうーん、なんか良い雰囲気だな。他の面子とはまた違った空気が漂っている。これはこれで正妻っぽいんだよなぁ。
「バルムンク…?貴様、剣聖バルムンクかッ…!?」
ーーユウチェンが声を上ずらせながらバルムンクに尋ねる。冷静なように振舞っていた男が突如として取り乱し始める様はやや滑稽だ。
『ああ、我が名はバルムンク。剣聖と呼ばれるモノだ。』
「剣聖バルムンクはタナベシンタロウの英傑のはず、それを何故その女が使役しているッ!?」
「だから俺は男だって言ってんだろ。」
「訳の分からん事をほざくなッ!!貴様のタオは陰の氣しか出しておらんッ!!」
知らねーよそんなの。俺が陰キャラだからじゃねーの。ええ、そうですよ。どうせ俺は陰キャですよ。モテませんよ。
ーーやさぐれておりますな。
『おい、貴様。』
ーーバルムンクから剣呑な気配が漂う。
『ごちゃごちゃと喚くな。貴様も騎士ならばこちらで言葉を交わせ。我が相手をしてやろう。』
「えっ、俺は?2人でやんじゃないの?」
タイマンはまずくない?アイツってリッターな訳だろ?それも爵位だかなんだか持ってる強めな感じだろ?2人でフルボッコにしないとダメっていうか勝てなくない?俺は牡丹とか楓さんみたいな化物系じゃないんだから。
ーーお前それ結構失礼じゃない?
『シンタロウ、この前に相対した魔物ならばいざ知らず、奴は1人の人間だ。そうである以上、我はそのような卑怯な真似は出来ん。』
「騎士道精神ってのはまあ理解出来るけどさ、俺とアイツのゼーゲンに差があるよ?バルムンクの力の解放度低いんだよ?その時点でフェアではないよ?」
『我が負けると思うか?シンタロウにとって頼りない我か?』
「……その言い方はズルくね?」
『フッ、これでも我は女なのでな。女の狡い部分を使わせてもらった。だが我は負けんよ。主に情けない姿は見せない。だから見守っててくれないか?』
「……しゃーないな。頑固な騎士様が相棒だと苦労するぜ。」
ーー慎太郎とバルムンクが目を合わせ口元を緩ます。
「やっちまえバルムンク。そんな奴に手こずってたらオレヒスクリアなんて夢の話だもんな。圧倒的な強さで捩じ伏せてこい。」
『承知した。』
ーー思ったけどバルムンクって出番少ない割に慎太郎との親愛度凄くない?もう長年連れ添った夫婦みたいなんだけど。
ーーまあ、とりあえずそれは置いといて、2人のやり取りを聞いてたユウチェンが鬼の形相でイラ立ってんだよね。そりゃ、こんだけ小馬鹿にされたらそうなるよね。
「貴様ら…この俺を…爵位持ちであるリッターであるこの俺をここまで侮辱するとは…許す事は出来んッ!!」
ーーユウチェンの身体を包む金色のオーラが輝きを強めていく。超本気モードだね。
『始めようか。我はバルムンク。タナベシンタロウの騎士である。』
「その言い方やめようか。俺が姫ポジになるから。」
ーー剣聖バルムンク 対 男爵ユウチェンの戦いの火蓋が切って落とされた。
「わかりました。」
ーー慎太郎と牡丹は路地を二手に別れる。それをリッターの男たちはターゲットを補足し追いかける。
ーーハオランは牡丹に。
ーーユウチェンは慎太郎に。
ーー当然最初は慎太郎の戦いから見てみよう。
ーー慎太郎は路地を抜ける。そこは建物街の一角の中で一際大きなスペースの空いたロータリーのような場所へとたどり着いた。
オペラでも観るような大きな劇場、そして異様に大きな噴水のある、美しもあり歪な場所。彼らを見下ろすように漆黒の空に輝く三日月がまた不気味だ。
「女を追いかけ回すのは性に合わない。悪いが潔く死んでくれ。」
ーー金色のオーラを纏い、涼しい顔をしながらユウチェンが慎太郎を背後から見つめる。
「悪いけど簡単に死ぬわけにはいかねーんだよ。こちとらメンバー5人の人生背負ってるんでね。」
ーー慎太郎が振り向き、ここ一番のキメ顔でユウチェンを見る。うん、可愛いね。もうアンタ女でいいよ。
「口が悪い女だな。シマムラボタンのように清楚な方が良いのではないか?それとも今時の日本の女はこんなものか?」
「さあ?俺が口悪いだけじゃね?そもそも俺は女じゃねーし。」
「ハハッ、面白いジョークだ。お前のどこをどう見ても女にしか見えないが。タオを見てもそれは明らかだ。」
「タオ?あー、気みたいなもんだっけ?だったらお前のタオってのもアテにならねーのな。」
ーー慎太郎の言葉を不快に感じたのかユウチェンの顔が険しくなる。
「図に乗る典型的な学の無い馬鹿女ということか。もういい。喋るな。さっさと終わらそう。」
「お前がゴチャゴチャ言ってきたんだけど?もう忘れたの?痴呆入ってんじゃね?病院行った方がいいんじゃーー」
「ーー黙れ。」
ーーユウチェンが一瞬で慎太郎の間合いに入り剣を滑らす。慎太郎の右側からユウチェンのゼーゲンが迫り来る。慎太郎の身体は金色のオーラに覆われていない。いや、それどころかオーラすら出ていない。ユウチェンは首を刎ねる事を確信した。
ーーだが、
ガキィン
ーーユウチェンの刃は慎太郎に届かない。だって、慎太郎を守護するモノがいるのだから。
「なにっ…!?」
『その程度の剣速で我が主君に届くとでも思っているのか?』
ーー慎太郎の守護者、剣聖バルムンクが鋭い眼光でユウチェンを牽制する。その手に持つのは聖剣…とは形容し難い禍々しい紫色のオーラを纏った剣、形状すらも漆黒に彩られた黒い剣、柄にはめ込まれた蒼い石が霞んでしまいその美しももはや失われている。どちらかといえば魔剣や呪剣と呼んだ方がしっくりくる、そんな剣だ。
ーーそして何よりバルムンク自身の身体も紫色のオーラに包まれている。金色では無く紫色。他の英傑たちとは違うなんともいえない恐ろしいオーラをバルムンクは出している。
ーーユウチェン自身も恐ろしさを感じたのか即座にバルムンクから距離をとり始める。
ーーユウチェンの背中に冷たい嫌な汗がつたう。バルムンクの異様なプレッシャーにもだが、現に奇怪なのは慎太郎がスキルを使った様子が無いことだ。スキルを使う時はもれなくエフェクトが発動する。それはレアリティによって変わる事は無い。必ず何かしらの前兆が現れるのだ。それなのに慎太郎は何をする事もなくバルムンクを召喚した。それがユウチェンにとって最も恐怖を感じていた。
「き…貴様…!?いつの間に英傑の召喚を…!?」
「…さあ?」
俺だって知らねーよ。なんか知らんけどいきなりバルムンクさん現れたんだし。あれじゃね?ノートゥングの奴と同じでひょいひょい出て来られるんじゃねーの?
ーーそれは相当問題じゃない?
『シンタロウ、久方ぶりだな。息災か?』
「まあまあかな。女になっちゃったけど。」
『ふむ。経緯については中から見ておったから把握はしているがあまり良い事ではないな。』
「だよね。」
『お前の良さはやはり男であってこそ発揮されると思っている。早く戻ると良いな。』
「バルムンクは俺に対する評価激甘だよね。俺にそんな良さなんてないよ。」
『そんな事は無い。お前は我が認めた男だ。それに以前にも言ったはずだ。お前は必ず皆の中心となる。実力的な意味でな。』
「…ま、バルムンクの期待に応えられるようにがんばるよ。」
『フッ、そうか。』
ーーうーん、なんか良い雰囲気だな。他の面子とはまた違った空気が漂っている。これはこれで正妻っぽいんだよなぁ。
「バルムンク…?貴様、剣聖バルムンクかッ…!?」
ーーユウチェンが声を上ずらせながらバルムンクに尋ねる。冷静なように振舞っていた男が突如として取り乱し始める様はやや滑稽だ。
『ああ、我が名はバルムンク。剣聖と呼ばれるモノだ。』
「剣聖バルムンクはタナベシンタロウの英傑のはず、それを何故その女が使役しているッ!?」
「だから俺は男だって言ってんだろ。」
「訳の分からん事をほざくなッ!!貴様のタオは陰の氣しか出しておらんッ!!」
知らねーよそんなの。俺が陰キャラだからじゃねーの。ええ、そうですよ。どうせ俺は陰キャですよ。モテませんよ。
ーーやさぐれておりますな。
『おい、貴様。』
ーーバルムンクから剣呑な気配が漂う。
『ごちゃごちゃと喚くな。貴様も騎士ならばこちらで言葉を交わせ。我が相手をしてやろう。』
「えっ、俺は?2人でやんじゃないの?」
タイマンはまずくない?アイツってリッターな訳だろ?それも爵位だかなんだか持ってる強めな感じだろ?2人でフルボッコにしないとダメっていうか勝てなくない?俺は牡丹とか楓さんみたいな化物系じゃないんだから。
ーーお前それ結構失礼じゃない?
『シンタロウ、この前に相対した魔物ならばいざ知らず、奴は1人の人間だ。そうである以上、我はそのような卑怯な真似は出来ん。』
「騎士道精神ってのはまあ理解出来るけどさ、俺とアイツのゼーゲンに差があるよ?バルムンクの力の解放度低いんだよ?その時点でフェアではないよ?」
『我が負けると思うか?シンタロウにとって頼りない我か?』
「……その言い方はズルくね?」
『フッ、これでも我は女なのでな。女の狡い部分を使わせてもらった。だが我は負けんよ。主に情けない姿は見せない。だから見守っててくれないか?』
「……しゃーないな。頑固な騎士様が相棒だと苦労するぜ。」
ーー慎太郎とバルムンクが目を合わせ口元を緩ます。
「やっちまえバルムンク。そんな奴に手こずってたらオレヒスクリアなんて夢の話だもんな。圧倒的な強さで捩じ伏せてこい。」
『承知した。』
ーー思ったけどバルムンクって出番少ない割に慎太郎との親愛度凄くない?もう長年連れ添った夫婦みたいなんだけど。
ーーまあ、とりあえずそれは置いといて、2人のやり取りを聞いてたユウチェンが鬼の形相でイラ立ってんだよね。そりゃ、こんだけ小馬鹿にされたらそうなるよね。
「貴様ら…この俺を…爵位持ちであるリッターであるこの俺をここまで侮辱するとは…許す事は出来んッ!!」
ーーユウチェンの身体を包む金色のオーラが輝きを強めていく。超本気モードだね。
『始めようか。我はバルムンク。タナベシンタロウの騎士である。』
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