154 / 539
第154話 異常者
しおりを挟む
食事が終わった時だった。
視界が歪むので瞼を閉じる。数秒の後に瞼を開けると真っ暗な空間にぽつんと円卓と椅子が置かれている。もう見慣れた場所に私はいた。本来ならこの状況に戸惑いもするだろうが前もってタロウさんから聞いていた為、予測する事が出来た。
ーー
ーー
ーー
『そうだ、牡丹。』
『はい、あなたの牡丹です。』
『……。今日だけど”闘神”の会合があると思う。』
『そうなのですか?』
『さっきアリスがシーンで聞いて来たんだ。明後日にトート・シュピールが行われるらしい。いつものパターンなら2日前に”闘神”たちには伝えられるはずだから今日中に牡丹と楓さんは集められる事になるよ。』
『またイベントが始まるのですね、わかりました。私が必ずあなたをお守り致します。タロウさんは私の背後に隠れていて下さい。』
『いや、俺も頑張るから!!俺は姫ポジションじゃないならな!?』
ーー
ーー
ーー
やはり情報の共有というのは大事ですね。夫婦になるのですからお互い全てを知るのが当然です。ふふふ。
「こんにちは牡丹ちゃん。」
右隣を見ると楓さんが椅子に座っている。彼女は私の大切な仲間であり、親友である、そして好敵手である楓さんだ。やはりとても綺麗な方です。この方と美波さんが好敵手というのはとてつもなく恐ろしいですが絶対に負けません。
「こんにちは楓さん。2日ぶりですね。」
「そうね。どう?タロウさんの家は慣れた?」
「はい、毎日が幸せです。」
「ウフフ、それなら良かったわね。それと…タロウさんから聞いたかしら?」
「はい。私たちは好敵手ですね。」
「そうね。牡丹ちゃんの事は大好きだけどこれだけは譲れないわ。ごめんね。」
「いえ、私も楓さんの事が大好きです。でも負けません。」
「ウフフ、恨みっこ無しよ?」
「はい。あ、美波さんも参戦されるそうです。」
「…やっぱり美波ちゃんも来たわね。望むところよ。絶対私が勝つわ。」
親友であり好敵手、良いですねこの関係性。青春を感じます。
「んー?なになにー?何の話ー?」
私の左隣からみくちゃんが声をかけてくる。
みくちゃんとはこの前の入替戦の時から仲良くなった。毎日数回ラインのやり取りをしている程の関係だ。つまりは親友である。
ふふふ、友人が増えるのは良いものですね。
「なんでもないわよ。」
「あー!!楓チャン酷い!!ウチだけ除け者にしよーとしてるー!!牡丹チャン!!助けて!!」
「イベントを頑張ろうという話をしていたのですよ。みくちゃんも頑張りましょうね。」
「なんだそういうことかー!もう!楓チャンがイジワルするからー!」
「ウフフ、みくちゃんはイジメがいがありそうだったから、ついね。」
みくちゃんには申し訳ありませんがここで私と楓さんが同じクランというのは伏せた方が良いですからね。情報は敵には与えない、これは鉄則です。みくちゃんにはラインで伝えてもいいかもしれませんがうっかり話されても困りますからね。許して下さい。
「みくちゃんの席、しれっと牡丹ちゃんの隣に変わってるわね。」
「きっとツヴァイチャンが変えてくれたんだよー!気が利くねー。」
気が利く…本当にそうでしょうか…?何か意図があって動いているようにしか私には感じない。あのツヴァイというモノは信用ならないと前々から思っている。あのようなモノは自分の得になる事でしか動かないタイプだ。それなのに気を利かせての事なんて考えられない。注意深く監視しないと。
「それよりもさ…あの三間坂って奴やっぱりいるんだね…」
みくちゃんが不快感を表しながら見つめる先には先日の入替戦で七原を討ち取り”闘神”の座を手にした三間坂が円卓に座っている。七原との戦いを見る限りでは相当な強さなのは言うまでもない。何よりあの男のスキル《初期化》が厄介だ。効果範囲がわからないが、クラウソラスや《水成》も消されてしまうのだろうか?でもそこまで便利なスキルだとしたら最強という事になる。いくらなんでもそれは無い。きっと何か条件や制約があるはず。それを見極めないと。
「別に七原クンの事が気に入ってたわけでも何でもないんやけど、ここでよく喋ってたから気分は良くないなぁ。」
「あれだけ猟奇的な光景を見せられたら気分なんて良くないのが当然よ。」
「そうだよね。だから、はいあなた”闘神”ね、って言われても納得いかない。」
「おや?レディーたちが僕に何かご用ですか?」
三間坂がこちらの会話に気づき話に割り込んで来る。
「…別に。」
「おやおや、嫌われてしまいましたね。悲しいです。」
三間坂が両手を肩のところまで持って来てお手上げ状態のようなジェスチャーをする。
「そう言う言葉遣いもイケメンじゃないと似合わないと思うんですけどー。」
「そうですか?自分で言うのもなんですが、僕はそれなりにイケてると思うのですが。」
「普通かな!ふ!つ!う!ウチのイケメンセンサーに反応せーへんもん!」
「これは手厳しい。蘇我さんぐらいでないとみくちゃんのお眼鏡にかなわないという事ですね。」
「下の名前で呼ぶな!」
「ははっ、いいじゃないですか。蘇我さん。蘇我さんはやはりモテモテの人生だったのですか?」
「……」
蘇我さんは三間坂の質問には一切答えない。腕を組み目を瞑ったまま微動だにしない様相だ。この集まりで蘇我さんを見て来たがいつも変わらず同じような姿勢でここにいる。私には他人に…いえ、人に関心が無いように思える。
「お話をしましょうよ蘇我さん。僕はあなたを尊敬しているんです。”五帝”と”闘神”に君臨し、尚且つそのルックス。あなたのような方が主人公属性というのだと思います。他の有象無象たちとは纏っている空気感が違う。きっと僕たちは分かり合えると思うんです。」
三間坂は饒舌に蘇我さんに話しかけている。だが私にはその饒舌さが薄っぺらく感じてしまう。ツヴァイ同様にこの男もまた信用ならない。
「俺に話しかけるな。それにお前と馴れ合うつもりは無い。」
蘇我さんは閉じた瞼を開ける事なく三間坂に答える。
「ははっ、その姿勢がまたいいですよね。蘇我さんって昔からそうなんですか?」
それでも御構い無しに三間坂は話を続ける。空気が読めないのだろうか。
「空気読めない男って最悪だよねー、ないわー。」
みくちゃんが苛立ちながら私たちに言ってくる。まあ私としてはタロウさんが空気を読めなくても何とも思いませんが。
「ははっ、いいですね!僕はみくちゃんみたいなレディーは好みですよ!」
「だから下の名前で呼ぶな!!それにウチは全然好みじゃない!!アンタみたいな性格の奴は仮にイケメンでも無理!!」
「ははっ、僕がオレヒスをクリアした暁にはあなた方のような美しいレディーは僕の彼女にしてあげますよ!今の内に僕と親しくしておけば待遇を一考して差し上げますよ?」
「結構です!!それにクリアはウチがするからアンタの野望は達成できませーん!!」
「みくちゃんには無理ですよ。そちらの島村さんと芹澤さんならクリアの可能性はありますがキミには無理だ。あ、決してみくちゃんを馬鹿にしているわけではありませんよ?それはここにいる他の方も同様です。”五帝”の蘇我さん、島村さん、芹澤さん以外は言って仕舞えば雑魚です。ははっ。」
「おいおい、新入りがあんまり調子に乗ってんなよ。」
蘇我さん同様に普段からあまり話さずに寝ている坂本さんが声を荒げる。
「気分を害されましたか?それは申し訳ありません。僕はつい本音を言ってしまう癖があるんです。ははっ。」
「喧嘩売ってんなら買ってやるぞ。」
「えっと…坂本さん…でしたっけ?結構沸点が低いんですね?いつも寝たフリをしているようですがカッコつけですか?そんな事しても蘇我さんみたいなイケメンじゃないと痛いだけですよ?あ!それともボッチすぎて人とのコミュニケーション取れない感じですか?あなた大学生ですよね?そんなんじゃ世の中に出たら苦労しますよ?それともまさかニートですか?親に寄生して生きてるんですか?情けないと思いませんか?あなたのような方がこの日本をダメにしていくんですよ?わかりますか?馬鹿すぎてわかりませんか?」
…この前七原を倒した時のような異常な空気が三間坂から出てくる。この男は何かが破綻してるというか壊れているような性格だ。うまく表現できないが、自然に生まれたというより造られたような…そんな感じだ。
「…いつもはそんな口車に乗せられたりはしねぇが買ってやるよ。来い。」
「やれやれ。これだから馬鹿は嫌いなんですよ。すぐに暴力で解決しようとする。嫌だな僕は。どうしてそれしか頭に無いんですか?暴力で全てが解決するとでも?人間は昔からそうです。それしかできない。話し合いができないんです。そのような人間が消えれば少しは良い世の中になると思いませんか?あ!あなたのようなクズには理解できませんよね。すみません。でもそれを矯正するのも力のある者の使命ですよね。うん、なら仕方ないか。僕が社会のゴミを取り除いてあげます。とりあえず死ね。」
三間坂が立ち上がり金色のエフェクトを発動させる。
対する坂本さんも金色のエフェクトを発動させ応戦の構えをする。
戦いは免れない。楓さんと目配せをし、万一の事態に備えようとする。
だがーー
『”闘神”同士の争いは禁止だと申したはずですガ?』
ーー2人の間にツヴァイが割り込み、戦闘を中断させる。
「僕は悪くありませんよ。坂本さんが絡んで来たので応戦しただけです。」
「お前が喧嘩売って来たんだろ!?」
『幼稚な争いはやめなさイ。』
ツヴァイから剣気に似た圧力なようなものが放たれ、2人の行動を制止させる。
『三間坂サマ、次はありませんヨ。”闘神”同士で争いを起こした際には処断致しまス。』
「…わかりましたよ。」
『…さテ、では明後日に行われるイベントについて御説明致しまショウカ。』
視界が歪むので瞼を閉じる。数秒の後に瞼を開けると真っ暗な空間にぽつんと円卓と椅子が置かれている。もう見慣れた場所に私はいた。本来ならこの状況に戸惑いもするだろうが前もってタロウさんから聞いていた為、予測する事が出来た。
ーー
ーー
ーー
『そうだ、牡丹。』
『はい、あなたの牡丹です。』
『……。今日だけど”闘神”の会合があると思う。』
『そうなのですか?』
『さっきアリスがシーンで聞いて来たんだ。明後日にトート・シュピールが行われるらしい。いつものパターンなら2日前に”闘神”たちには伝えられるはずだから今日中に牡丹と楓さんは集められる事になるよ。』
『またイベントが始まるのですね、わかりました。私が必ずあなたをお守り致します。タロウさんは私の背後に隠れていて下さい。』
『いや、俺も頑張るから!!俺は姫ポジションじゃないならな!?』
ーー
ーー
ーー
やはり情報の共有というのは大事ですね。夫婦になるのですからお互い全てを知るのが当然です。ふふふ。
「こんにちは牡丹ちゃん。」
右隣を見ると楓さんが椅子に座っている。彼女は私の大切な仲間であり、親友である、そして好敵手である楓さんだ。やはりとても綺麗な方です。この方と美波さんが好敵手というのはとてつもなく恐ろしいですが絶対に負けません。
「こんにちは楓さん。2日ぶりですね。」
「そうね。どう?タロウさんの家は慣れた?」
「はい、毎日が幸せです。」
「ウフフ、それなら良かったわね。それと…タロウさんから聞いたかしら?」
「はい。私たちは好敵手ですね。」
「そうね。牡丹ちゃんの事は大好きだけどこれだけは譲れないわ。ごめんね。」
「いえ、私も楓さんの事が大好きです。でも負けません。」
「ウフフ、恨みっこ無しよ?」
「はい。あ、美波さんも参戦されるそうです。」
「…やっぱり美波ちゃんも来たわね。望むところよ。絶対私が勝つわ。」
親友であり好敵手、良いですねこの関係性。青春を感じます。
「んー?なになにー?何の話ー?」
私の左隣からみくちゃんが声をかけてくる。
みくちゃんとはこの前の入替戦の時から仲良くなった。毎日数回ラインのやり取りをしている程の関係だ。つまりは親友である。
ふふふ、友人が増えるのは良いものですね。
「なんでもないわよ。」
「あー!!楓チャン酷い!!ウチだけ除け者にしよーとしてるー!!牡丹チャン!!助けて!!」
「イベントを頑張ろうという話をしていたのですよ。みくちゃんも頑張りましょうね。」
「なんだそういうことかー!もう!楓チャンがイジワルするからー!」
「ウフフ、みくちゃんはイジメがいがありそうだったから、ついね。」
みくちゃんには申し訳ありませんがここで私と楓さんが同じクランというのは伏せた方が良いですからね。情報は敵には与えない、これは鉄則です。みくちゃんにはラインで伝えてもいいかもしれませんがうっかり話されても困りますからね。許して下さい。
「みくちゃんの席、しれっと牡丹ちゃんの隣に変わってるわね。」
「きっとツヴァイチャンが変えてくれたんだよー!気が利くねー。」
気が利く…本当にそうでしょうか…?何か意図があって動いているようにしか私には感じない。あのツヴァイというモノは信用ならないと前々から思っている。あのようなモノは自分の得になる事でしか動かないタイプだ。それなのに気を利かせての事なんて考えられない。注意深く監視しないと。
「それよりもさ…あの三間坂って奴やっぱりいるんだね…」
みくちゃんが不快感を表しながら見つめる先には先日の入替戦で七原を討ち取り”闘神”の座を手にした三間坂が円卓に座っている。七原との戦いを見る限りでは相当な強さなのは言うまでもない。何よりあの男のスキル《初期化》が厄介だ。効果範囲がわからないが、クラウソラスや《水成》も消されてしまうのだろうか?でもそこまで便利なスキルだとしたら最強という事になる。いくらなんでもそれは無い。きっと何か条件や制約があるはず。それを見極めないと。
「別に七原クンの事が気に入ってたわけでも何でもないんやけど、ここでよく喋ってたから気分は良くないなぁ。」
「あれだけ猟奇的な光景を見せられたら気分なんて良くないのが当然よ。」
「そうだよね。だから、はいあなた”闘神”ね、って言われても納得いかない。」
「おや?レディーたちが僕に何かご用ですか?」
三間坂がこちらの会話に気づき話に割り込んで来る。
「…別に。」
「おやおや、嫌われてしまいましたね。悲しいです。」
三間坂が両手を肩のところまで持って来てお手上げ状態のようなジェスチャーをする。
「そう言う言葉遣いもイケメンじゃないと似合わないと思うんですけどー。」
「そうですか?自分で言うのもなんですが、僕はそれなりにイケてると思うのですが。」
「普通かな!ふ!つ!う!ウチのイケメンセンサーに反応せーへんもん!」
「これは手厳しい。蘇我さんぐらいでないとみくちゃんのお眼鏡にかなわないという事ですね。」
「下の名前で呼ぶな!」
「ははっ、いいじゃないですか。蘇我さん。蘇我さんはやはりモテモテの人生だったのですか?」
「……」
蘇我さんは三間坂の質問には一切答えない。腕を組み目を瞑ったまま微動だにしない様相だ。この集まりで蘇我さんを見て来たがいつも変わらず同じような姿勢でここにいる。私には他人に…いえ、人に関心が無いように思える。
「お話をしましょうよ蘇我さん。僕はあなたを尊敬しているんです。”五帝”と”闘神”に君臨し、尚且つそのルックス。あなたのような方が主人公属性というのだと思います。他の有象無象たちとは纏っている空気感が違う。きっと僕たちは分かり合えると思うんです。」
三間坂は饒舌に蘇我さんに話しかけている。だが私にはその饒舌さが薄っぺらく感じてしまう。ツヴァイ同様にこの男もまた信用ならない。
「俺に話しかけるな。それにお前と馴れ合うつもりは無い。」
蘇我さんは閉じた瞼を開ける事なく三間坂に答える。
「ははっ、その姿勢がまたいいですよね。蘇我さんって昔からそうなんですか?」
それでも御構い無しに三間坂は話を続ける。空気が読めないのだろうか。
「空気読めない男って最悪だよねー、ないわー。」
みくちゃんが苛立ちながら私たちに言ってくる。まあ私としてはタロウさんが空気を読めなくても何とも思いませんが。
「ははっ、いいですね!僕はみくちゃんみたいなレディーは好みですよ!」
「だから下の名前で呼ぶな!!それにウチは全然好みじゃない!!アンタみたいな性格の奴は仮にイケメンでも無理!!」
「ははっ、僕がオレヒスをクリアした暁にはあなた方のような美しいレディーは僕の彼女にしてあげますよ!今の内に僕と親しくしておけば待遇を一考して差し上げますよ?」
「結構です!!それにクリアはウチがするからアンタの野望は達成できませーん!!」
「みくちゃんには無理ですよ。そちらの島村さんと芹澤さんならクリアの可能性はありますがキミには無理だ。あ、決してみくちゃんを馬鹿にしているわけではありませんよ?それはここにいる他の方も同様です。”五帝”の蘇我さん、島村さん、芹澤さん以外は言って仕舞えば雑魚です。ははっ。」
「おいおい、新入りがあんまり調子に乗ってんなよ。」
蘇我さん同様に普段からあまり話さずに寝ている坂本さんが声を荒げる。
「気分を害されましたか?それは申し訳ありません。僕はつい本音を言ってしまう癖があるんです。ははっ。」
「喧嘩売ってんなら買ってやるぞ。」
「えっと…坂本さん…でしたっけ?結構沸点が低いんですね?いつも寝たフリをしているようですがカッコつけですか?そんな事しても蘇我さんみたいなイケメンじゃないと痛いだけですよ?あ!それともボッチすぎて人とのコミュニケーション取れない感じですか?あなた大学生ですよね?そんなんじゃ世の中に出たら苦労しますよ?それともまさかニートですか?親に寄生して生きてるんですか?情けないと思いませんか?あなたのような方がこの日本をダメにしていくんですよ?わかりますか?馬鹿すぎてわかりませんか?」
…この前七原を倒した時のような異常な空気が三間坂から出てくる。この男は何かが破綻してるというか壊れているような性格だ。うまく表現できないが、自然に生まれたというより造られたような…そんな感じだ。
「…いつもはそんな口車に乗せられたりはしねぇが買ってやるよ。来い。」
「やれやれ。これだから馬鹿は嫌いなんですよ。すぐに暴力で解決しようとする。嫌だな僕は。どうしてそれしか頭に無いんですか?暴力で全てが解決するとでも?人間は昔からそうです。それしかできない。話し合いができないんです。そのような人間が消えれば少しは良い世の中になると思いませんか?あ!あなたのようなクズには理解できませんよね。すみません。でもそれを矯正するのも力のある者の使命ですよね。うん、なら仕方ないか。僕が社会のゴミを取り除いてあげます。とりあえず死ね。」
三間坂が立ち上がり金色のエフェクトを発動させる。
対する坂本さんも金色のエフェクトを発動させ応戦の構えをする。
戦いは免れない。楓さんと目配せをし、万一の事態に備えようとする。
だがーー
『”闘神”同士の争いは禁止だと申したはずですガ?』
ーー2人の間にツヴァイが割り込み、戦闘を中断させる。
「僕は悪くありませんよ。坂本さんが絡んで来たので応戦しただけです。」
「お前が喧嘩売って来たんだろ!?」
『幼稚な争いはやめなさイ。』
ツヴァイから剣気に似た圧力なようなものが放たれ、2人の行動を制止させる。
『三間坂サマ、次はありませんヨ。”闘神”同士で争いを起こした際には処断致しまス。』
「…わかりましたよ。」
『…さテ、では明後日に行われるイベントについて御説明致しまショウカ。』
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる