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第47話 神様からのプレゼント
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「落ち着いた?」
男の人は私が落ち着くまでずっと頭を撫でて待っていてくれた。
「はい。あの、本当にありがとうございました。私は結城アリスって言います。」
「俺は田辺慎太郎。よろしくね、アリスちゃん。」
「よろしくお願い致します、田辺さん。」
「名字で呼ばれ慣れてないから変な感じだな。タロウでいいよ、親しいやつはそう呼ぶからさ。」
「わ、わかりました。私もアリスでいいです。」
タロウさんに名前で呼ばれる事に嫌悪感は全く無い。むしろ呼ばれたいとさえ思ってしまった。この短時間の間に男の人にすごく嫌な事をされ続けてきたから男の人は怖い。でもタロウさんにはそんな感情は全く無い。それはこの人が出す優しい空気が私を安心させてくれるからだと思う。決して見た目で判断してるわけでは無い。確かに小林や佐々木、沼田の見た目はお世辞にも良いとは言えないがタロウさんはすごくカッコいい。でも優しい空気だけは狙って出せるものでは無い。どんなにカッコよくて清潔感があっても安心させる空気が無かったら私は絶対に心を開かない。タロウさんにはそれがあった、だから私は心を開いたんだ。
何よりタロウさんはお父さんに似ている。顔が似てるわけではない。雰囲気がすごい似てるのだ。だから私はこんなにもこの人に惹かれてしまうのだ。
「わかった。アリス、よかったら俺と一緒に来ないか?1人でいるのは危険だ。…あ、あれだよ?騙して何かしようとか思ってないよ?」
「ふふっ!大丈夫です。タロウさんはそんな事するような人じゃないと思います。」
さっきまでキリッとしてたのに急にアタフタするからつい笑ってしまった。笑ったのなんて久しぶりだな。
「…タロウさんについていってもいいですか?」
「ああ!俺がアリスを必ず守るよ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私たちはタロウさんのアジトへと向かった。岩場から少し離れた所にある洞窟を利用しているらしい。少し歩くとすぐに洞窟に着いた。洞窟の中は暗くてよく見えないが人の気配がする。誰かいるのだろうか。
そう思っていると中から人が出てくるーー
「お帰りなさいタロウさんっ!無事でよかったですっ!」
「ただいま。バルムンクを使わないで済んだからよかったよ。」
中から出て来たのは女の人だった。それもすごい綺麗な人だ。こんなに綺麗な人は見た事がない。女の私でも見惚れてしまうぐらいの美しさだ。
「わー!すごい可愛い子ですねっ!初めまして!私は相葉美波です!」
「あっ、私は結城アリスです!よ、よろしくお願い致します!」
「アリスちゃんだね。よろしくね!私の事は美波って呼んでね。」
「はい!」
「さて、とりあえず中に入りながら話をしようか。」
「そうですね。アリスちゃん、入って入って。」
「はい、失礼します。」
中へ入ると洞窟内は当然ながら真っ暗だ。だがタロウさんたちは懐中電灯を持っているわけではない。この暗い中でどうやって進むのだろう?そんな事を思いながら一歩踏み出した時、突如として視界が明るくなる。明るいといっても照明ほどの明るさがあるわけではない。でも懐中電灯よりも遥かに明るいであろうオレンジ色の光が洞窟の奥からここまで漏れている。そして奥へ入るとランプのような物が壁に掛かりオレンジ色の光を放出していた。
「こっ、これって…!?」
「やっぱり驚くよな。俺たちのラウムの中に『洞窟用ランプ』ってのが入ってたんだよ。効果として、洞窟の外に明かりが漏れないってやつなんだ。なかなかの便利グッズだよね。」
「すっ、すごいですね…」
私のラウムの中には剣とコッペパン3個とお水1本しか無かった。中身がランダムとは考えにくい。恐らくは今までの成績によって変わるんじゃないだろうか。きっとタロウさんたちはすごい人たちなんだ。だからこんなにすごいアイテムを持っているんだ。
「でさ、アリスのラウムの中は何だった?」
「えっと…コッペパン3個とお水です…」
さっき小林に言われた事が頭に浮かんでしまう。タロウさんがそんな事を思うわけがないとわかっていてもどうしても浮かんでしまう。
「それじゃまだ食事はしてないね。アリスはカレーでいい?」
「はい…?」
タロウさんの言っている意味がわからない。カレーってあのカレーかな?
「あれ?カレーは嫌い?」
「いえっ!あの…好きですけど…」
「それじゃ…はい、これ。」
タロウさんがラウムを開き中からスーパーで売ってるお弁当のような物を取り出し私に渡してきた。カツカレーだ。
「ど、どうしてカレーを持ってるんですか…?」
「ラウムってのはこれまでの成績によって中身が変わるんだ。だからカレーがあるんだよ。」
やっぱりそうだったんだ。でも何日戦うかもわからないのに貴重な食糧をもらうわけにはいかない。
「…これは頂けません。お気持ちだけで大丈夫です。ありがとうございます。」
「うーん、どうして?」
「何日戦うかもわからないのに貴重な食糧は頂けません。タロウさんのお気持ちはすごく嬉しいです。ありがとうございます。」
「つまりは申し訳なくてもらえないって事?」
「…はい。」
「そっか。じゃあアリスがそのカレーを食べるのが嫌なら返してよ。」
「えっ…?」
「俺があげた行為がウザくて迷惑で食べたくもないなら返してよ。」
「そ、そんな事ありません!迷惑だなんて…思ってもいません…」
「じゃあ俺に返す事はできないね。残念だけどアリスはカレーを食べるしかないってわけだ。」
そう言ってタロウさんは勝ち誇った顔でにやっと笑った。
「でも…」
「アリス、いいんだよ。俺がしたくてしてるんだからさ。俺はアリスが食べてくれたら嬉しいな。」
「どうして…?どうしてそんなに優しくしてくれるんですか…?」
私はまた涙が出そうになるのを必死に堪えてタロウさんに尋ねてみた。私はお父さんとお母さん以外に優しくしてもらった事なんてない。人は建前で優しくしたり親切にしたりする事はある。でも、こういう状況に置かれれば本性が出る。期間が定められていない以上は逆算して食糧配分を考える事はできない。余るなんて事はないのだ。食糧は多いに越した事はないの。それなのにこの人はどうして出会ったばかりの私にここまでしてくれるのだろう。
「俺がしたくてしてるだけだよ。強いて言うならアリスを守るって約束したからだな。だからさ、食べようよ。アリスが一緒に食べたいって思ってくれるなら食べようよ。」
堪えられなくて涙がまた出てしまった。優しくしてもらえる事がこんなに暖かいなんてもう忘れていた。すごく暖かい。この人はすごく暖かい。
「ほら、目が腫れちゃったじゃないか。せっかくの可愛い顔が台無しだぞ。」
そう言いながらタロウさんは手で私の涙を拭ってくれる。こんなにも優しくしてくれるタロウさんの想いにしっかりと応えないといけない。
「頂いてもいいですか?一緒に食べたいです。」
「もちろん。じゃあ食べようか。あ、飲み物忘れてた。お茶と水とどっちがいい?」
「だ、大丈夫です!飲み物は持ってますから!」
そこまで甘えるわけにはいかない。ごはんを頂けるだけでも有り難いのに飲み物まではもらえない。
「よし、アリスはお茶ね。はい。」
タロウさんがお茶のペットボトルを差し出してくる。
「でも…」
「遠慮しない。アリスが飲んでくれると嬉しいなー。」
「また泣いちゃいそうです。」
「そうしたら頭を撫でて宥めるよ。」
「ふふっ!」
「笑ってくれたな。アリスは笑ってる顔が似合ってるよ。」
タロウさんが頭を撫でてくれる。すごい心地良い。幸せを感じる。何年振りかの幸せを確かに私は感じている。
「お茶頂いてもいいですか?」
「もちろん。じゃあ今度こそ食べようか。」
「はい!」
「そうですねっ!」
「「「いただきます。」」」
私は神様を信じなかった。
でも…今は信じられる。
きっとタロウさんとの出会いは神様が私にくれたプレゼントなんだ。
男の人は私が落ち着くまでずっと頭を撫でて待っていてくれた。
「はい。あの、本当にありがとうございました。私は結城アリスって言います。」
「俺は田辺慎太郎。よろしくね、アリスちゃん。」
「よろしくお願い致します、田辺さん。」
「名字で呼ばれ慣れてないから変な感じだな。タロウでいいよ、親しいやつはそう呼ぶからさ。」
「わ、わかりました。私もアリスでいいです。」
タロウさんに名前で呼ばれる事に嫌悪感は全く無い。むしろ呼ばれたいとさえ思ってしまった。この短時間の間に男の人にすごく嫌な事をされ続けてきたから男の人は怖い。でもタロウさんにはそんな感情は全く無い。それはこの人が出す優しい空気が私を安心させてくれるからだと思う。決して見た目で判断してるわけでは無い。確かに小林や佐々木、沼田の見た目はお世辞にも良いとは言えないがタロウさんはすごくカッコいい。でも優しい空気だけは狙って出せるものでは無い。どんなにカッコよくて清潔感があっても安心させる空気が無かったら私は絶対に心を開かない。タロウさんにはそれがあった、だから私は心を開いたんだ。
何よりタロウさんはお父さんに似ている。顔が似てるわけではない。雰囲気がすごい似てるのだ。だから私はこんなにもこの人に惹かれてしまうのだ。
「わかった。アリス、よかったら俺と一緒に来ないか?1人でいるのは危険だ。…あ、あれだよ?騙して何かしようとか思ってないよ?」
「ふふっ!大丈夫です。タロウさんはそんな事するような人じゃないと思います。」
さっきまでキリッとしてたのに急にアタフタするからつい笑ってしまった。笑ったのなんて久しぶりだな。
「…タロウさんについていってもいいですか?」
「ああ!俺がアリスを必ず守るよ。」
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私たちはタロウさんのアジトへと向かった。岩場から少し離れた所にある洞窟を利用しているらしい。少し歩くとすぐに洞窟に着いた。洞窟の中は暗くてよく見えないが人の気配がする。誰かいるのだろうか。
そう思っていると中から人が出てくるーー
「お帰りなさいタロウさんっ!無事でよかったですっ!」
「ただいま。バルムンクを使わないで済んだからよかったよ。」
中から出て来たのは女の人だった。それもすごい綺麗な人だ。こんなに綺麗な人は見た事がない。女の私でも見惚れてしまうぐらいの美しさだ。
「わー!すごい可愛い子ですねっ!初めまして!私は相葉美波です!」
「あっ、私は結城アリスです!よ、よろしくお願い致します!」
「アリスちゃんだね。よろしくね!私の事は美波って呼んでね。」
「はい!」
「さて、とりあえず中に入りながら話をしようか。」
「そうですね。アリスちゃん、入って入って。」
「はい、失礼します。」
中へ入ると洞窟内は当然ながら真っ暗だ。だがタロウさんたちは懐中電灯を持っているわけではない。この暗い中でどうやって進むのだろう?そんな事を思いながら一歩踏み出した時、突如として視界が明るくなる。明るいといっても照明ほどの明るさがあるわけではない。でも懐中電灯よりも遥かに明るいであろうオレンジ色の光が洞窟の奥からここまで漏れている。そして奥へ入るとランプのような物が壁に掛かりオレンジ色の光を放出していた。
「こっ、これって…!?」
「やっぱり驚くよな。俺たちのラウムの中に『洞窟用ランプ』ってのが入ってたんだよ。効果として、洞窟の外に明かりが漏れないってやつなんだ。なかなかの便利グッズだよね。」
「すっ、すごいですね…」
私のラウムの中には剣とコッペパン3個とお水1本しか無かった。中身がランダムとは考えにくい。恐らくは今までの成績によって変わるんじゃないだろうか。きっとタロウさんたちはすごい人たちなんだ。だからこんなにすごいアイテムを持っているんだ。
「でさ、アリスのラウムの中は何だった?」
「えっと…コッペパン3個とお水です…」
さっき小林に言われた事が頭に浮かんでしまう。タロウさんがそんな事を思うわけがないとわかっていてもどうしても浮かんでしまう。
「それじゃまだ食事はしてないね。アリスはカレーでいい?」
「はい…?」
タロウさんの言っている意味がわからない。カレーってあのカレーかな?
「あれ?カレーは嫌い?」
「いえっ!あの…好きですけど…」
「それじゃ…はい、これ。」
タロウさんがラウムを開き中からスーパーで売ってるお弁当のような物を取り出し私に渡してきた。カツカレーだ。
「ど、どうしてカレーを持ってるんですか…?」
「ラウムってのはこれまでの成績によって中身が変わるんだ。だからカレーがあるんだよ。」
やっぱりそうだったんだ。でも何日戦うかもわからないのに貴重な食糧をもらうわけにはいかない。
「…これは頂けません。お気持ちだけで大丈夫です。ありがとうございます。」
「うーん、どうして?」
「何日戦うかもわからないのに貴重な食糧は頂けません。タロウさんのお気持ちはすごく嬉しいです。ありがとうございます。」
「つまりは申し訳なくてもらえないって事?」
「…はい。」
「そっか。じゃあアリスがそのカレーを食べるのが嫌なら返してよ。」
「えっ…?」
「俺があげた行為がウザくて迷惑で食べたくもないなら返してよ。」
「そ、そんな事ありません!迷惑だなんて…思ってもいません…」
「じゃあ俺に返す事はできないね。残念だけどアリスはカレーを食べるしかないってわけだ。」
そう言ってタロウさんは勝ち誇った顔でにやっと笑った。
「でも…」
「アリス、いいんだよ。俺がしたくてしてるんだからさ。俺はアリスが食べてくれたら嬉しいな。」
「どうして…?どうしてそんなに優しくしてくれるんですか…?」
私はまた涙が出そうになるのを必死に堪えてタロウさんに尋ねてみた。私はお父さんとお母さん以外に優しくしてもらった事なんてない。人は建前で優しくしたり親切にしたりする事はある。でも、こういう状況に置かれれば本性が出る。期間が定められていない以上は逆算して食糧配分を考える事はできない。余るなんて事はないのだ。食糧は多いに越した事はないの。それなのにこの人はどうして出会ったばかりの私にここまでしてくれるのだろう。
「俺がしたくてしてるだけだよ。強いて言うならアリスを守るって約束したからだな。だからさ、食べようよ。アリスが一緒に食べたいって思ってくれるなら食べようよ。」
堪えられなくて涙がまた出てしまった。優しくしてもらえる事がこんなに暖かいなんてもう忘れていた。すごく暖かい。この人はすごく暖かい。
「ほら、目が腫れちゃったじゃないか。せっかくの可愛い顔が台無しだぞ。」
そう言いながらタロウさんは手で私の涙を拭ってくれる。こんなにも優しくしてくれるタロウさんの想いにしっかりと応えないといけない。
「頂いてもいいですか?一緒に食べたいです。」
「もちろん。じゃあ食べようか。あ、飲み物忘れてた。お茶と水とどっちがいい?」
「だ、大丈夫です!飲み物は持ってますから!」
そこまで甘えるわけにはいかない。ごはんを頂けるだけでも有り難いのに飲み物まではもらえない。
「よし、アリスはお茶ね。はい。」
タロウさんがお茶のペットボトルを差し出してくる。
「でも…」
「遠慮しない。アリスが飲んでくれると嬉しいなー。」
「また泣いちゃいそうです。」
「そうしたら頭を撫でて宥めるよ。」
「ふふっ!」
「笑ってくれたな。アリスは笑ってる顔が似合ってるよ。」
タロウさんが頭を撫でてくれる。すごい心地良い。幸せを感じる。何年振りかの幸せを確かに私は感じている。
「お茶頂いてもいいですか?」
「もちろん。じゃあ今度こそ食べようか。」
「はい!」
「そうですねっ!」
「「「いただきます。」」」
私は神様を信じなかった。
でも…今は信じられる。
きっとタロウさんとの出会いは神様が私にくれたプレゼントなんだ。
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