70 / 153
進路変更
しおりを挟む
伸太たちが車で逃亡して数分。
キャンプ場では、血まみれで横たわる浅間ひよりと、その体を必死に揺らす1人の少女の姿があった。
その少女の名は……黒のビショップ、旋木天子であった。
「ひより! ねぇ! 起きてよ……ひより! ひより!!」
天子は、横たわるひよりの肩を必死に揺らす。だが、もちろんのこと、浅間ひよりは目覚めない。そんなことで目覚めていたら、どんな人でも救えている。
「そうだ……息は……」
天子は必死な顔になり、息を確認する。その表情からは、とても黒のビショップとは思えない悲痛な表情していた。
「……! ある! まだ……まだ!!!」
どうやら息はまだあったようで、悲痛な表情が明るい表情に変わる。なんとも顔に現れやすい子だ。そういうところも人気の1つなのだろうか。
「でも急がないと……! この量の血じゃあ……」
確かに息はある。だが、体いっぱいに広がる血、しかも手首からの出血だ。いくら息があると言っても、ちんたらしていると失血死してしまう。
「生きててね……すぐに治るから!」
天子はひよりをおんぶする姿勢で持ち上げる。
すると…………
「ふん、ぬっ!!!」
天子はひよりをおんぶした状態で、空へと跳躍する。伸太の足に反射を込めた高速移動とは違う、完全な高速飛行。旋木天子はそれを可能にしていた。
天子は、さらに速く、もっと速く飛行する。1分1秒でも早く、友を助けるために。
――――
「むう……ここもか……」
ワシは目の前の状況に、もう飽きたと言う表情になってしまう。なぜそんな表情になるのか。それは、さっきから何度も見るこの現場にあった。
「すいません! 神奈川の安全のため、おひとつ協力していただきたいことが……」
「東京へはどういった用件で……」
目の前では、東京と神奈川の県境で、他の車が検問に引っかかっていた。
他の所もそうである。どの通路にも、しっかりと検問が配置されており、これで何度目かもわからないほどの遭遇だった。おそらく、ワシらが起こした事件に紛れ、逃亡されるのを嫌ったのだろう。
「これではたどり着けん……」
検問を切り抜けようにも、伸太は重傷だ。無理矢理隠しては、傷を悪化させてしまうかもしれない。何とか隠せたとしても、誰も乗っていないリムジンに1人仮面男が運転していては、怪しいことこの上ない。間違いなく時間をかけて車内を探されてしまう。伸太が見つかるのは必定だろう。
このままでは時間が流れるだけである。ここは一旦離れ、考え直すことにした。
「ここら辺ならいいか……」
ワシは横道にあるパーキングエリアに目をつけ、そこにリムジンを駐車し神奈川の地図を広げ、これからの進路を練り直すことにした。
(神奈川A市からの東京への通路は、ワシが行ったところは全てに検問が配置されていた……その徹底具合から見て、他の通路にも検問か何かが配置されている事は間違いないじゃろう。つまり、神奈川A市から車で東京に戻るのは、実質不可能と言うことか……)
つまり、最短ルートは完璧に封じられていると言う事だ。A市以外から抜けるとなると、最低でも1日はかかってしまう。
「たとえ抜けられたとしても……肝心の伸太が生きているかどうか……」
きわどいところだろう。伸太は回復系のスキル持ちではない。よって、傷の治る速度は常人とそう変わらない。包帯やら何やらで止血、応急処置はしているが、何十時間もつか……少なくともこのままでは、2日もかかれば死んでしまう。
つまり……今後のルートとしては。
1日かけ、東京に戻ってから伸太を病院かどこかで治療するしかない。あの時の警察虐殺事件で、顔が知られている可能性があるが、おそらくその可能性は低いだろう。何故かと言えば、あの事件がばれてしまえば、謝罪会見などでマスコミによって言及され、レベルダウン壊滅の事実にこぎつけられる可能性がある。そうなれば、大騒ぎも大騒ぎだ。なのであの時の事件の犯人は不明、マスコミにも圧力をかけている可能性がある。事実、東京派閥からそういった大きな話題は聞こえてこない。つまり、東京派閥自体が隠蔽している可能性が高いと言うことだ。
これらの理由から、伸太自体を病院に連れて行くのは何ら問題ないだろうと思われる。
次に、肝心の東京までのルートだが……
「……内陸が好ましいのう」
もしものときの逃げ道を考えれば、内陸が1番いい。なので、とにかく内陸よりに動くことにしよう。
「……よし、逃走ルートはB市にするとしよう」
B市は、A市の左にある内陸地だ。交通手段も多く、逃走ルートの多さに優れている。これ以上の立地はないだろう。
ただ1つ、記念すべき点は……
(神奈川と東京も、同じことを考えている可能性がある)
神奈川と東京は最大派閥だ。いくら上層部が腐っていると言えど、身の安全ばかり考えているとは思えない。かなりの確率でB市にも手を伸ばしている事だろう。
だが、時間は有限。足踏みしていると伸太は死んでしまう。だとすれば、1分、1秒でも早くB市にたどりつかなくてはならない。
ワシは早速、パーキングを出て、B市へと車を進めた。
――――
一方、同時刻………
「長官! 今すぐにでも奴らを追うべきです!」
「だめだ! 奴は逃げたと思わせて、近くに潜んでいるかもしれない……我々の安全が確約されるまで、ここから離れる事は許さんぞ!」
東京派閥と神奈川派閥は、既に重要人物を近くの避難施設に退却させていた。
そこでは、長官とチェス隊による口論が行われている。
「長官! いい加減目を覚ましてください! 今回奴に奪われたものは、今までとはレベルが違います! どんなことに悪用されるかわからない……しかも、奴にはもう1人、仲間か何かがいることを確認しました。もし民間人だった場合、それが世間にバレればとんでもないことになりますよ! 今からでも、十分追う価値はあります!」
「だめだと言っているだろう! 確かにウルトロンは奪われた……だが! 当初の目的だった東京派閥との同盟は成立したのだ! ここで会場の爆破だけならまだしも、死傷者まで出してしまえば、神奈川の信用は地に落ちる! その民間人の話だって、バレなければ何の問題もないだろう!! 追うのは明日でもいい!! それともなんだ? 長官に逆らうのか!?」
「…………」
旋木天子は内心、歯ぎしりをしていた。ウルトロンを強奪され、友である浅間ひよりをも傷つけられた。チェス隊の中でも、伸太たちに対して、最も怒りを感じている人物だろう。
「それに、黒のポーンの1人は瀕死の状態で見つかっていたらしいじゃないか!」
「……っ!!」
「私に無断で追ったにもかかわらず、ズタズタになって帰ってくるとは……だから言ったのだ!! 追うべきではないと!!!」
「こんな大変な時に、無駄なことで人の手を煩わせるな!!!! チェス隊の失態は神奈川派閥の失態だ!! 少なくとも今日1日は別の場所へ行く事は許さん!! いいな!!!!」
長官はチェス隊に対して、大きく怒鳴り散らし、足早に施設の奥へと進んでいった。
「……っ」
「……天子ちゃん。今は耐えるのですよ」
私の肩を叩きながら、美代さんが励ましの言葉送ってくる。
「……わかっています」
わかっていると言いながら、その口からは一滴の血が垂れていた。
キャンプ場では、血まみれで横たわる浅間ひよりと、その体を必死に揺らす1人の少女の姿があった。
その少女の名は……黒のビショップ、旋木天子であった。
「ひより! ねぇ! 起きてよ……ひより! ひより!!」
天子は、横たわるひよりの肩を必死に揺らす。だが、もちろんのこと、浅間ひよりは目覚めない。そんなことで目覚めていたら、どんな人でも救えている。
「そうだ……息は……」
天子は必死な顔になり、息を確認する。その表情からは、とても黒のビショップとは思えない悲痛な表情していた。
「……! ある! まだ……まだ!!!」
どうやら息はまだあったようで、悲痛な表情が明るい表情に変わる。なんとも顔に現れやすい子だ。そういうところも人気の1つなのだろうか。
「でも急がないと……! この量の血じゃあ……」
確かに息はある。だが、体いっぱいに広がる血、しかも手首からの出血だ。いくら息があると言っても、ちんたらしていると失血死してしまう。
「生きててね……すぐに治るから!」
天子はひよりをおんぶする姿勢で持ち上げる。
すると…………
「ふん、ぬっ!!!」
天子はひよりをおんぶした状態で、空へと跳躍する。伸太の足に反射を込めた高速移動とは違う、完全な高速飛行。旋木天子はそれを可能にしていた。
天子は、さらに速く、もっと速く飛行する。1分1秒でも早く、友を助けるために。
――――
「むう……ここもか……」
ワシは目の前の状況に、もう飽きたと言う表情になってしまう。なぜそんな表情になるのか。それは、さっきから何度も見るこの現場にあった。
「すいません! 神奈川の安全のため、おひとつ協力していただきたいことが……」
「東京へはどういった用件で……」
目の前では、東京と神奈川の県境で、他の車が検問に引っかかっていた。
他の所もそうである。どの通路にも、しっかりと検問が配置されており、これで何度目かもわからないほどの遭遇だった。おそらく、ワシらが起こした事件に紛れ、逃亡されるのを嫌ったのだろう。
「これではたどり着けん……」
検問を切り抜けようにも、伸太は重傷だ。無理矢理隠しては、傷を悪化させてしまうかもしれない。何とか隠せたとしても、誰も乗っていないリムジンに1人仮面男が運転していては、怪しいことこの上ない。間違いなく時間をかけて車内を探されてしまう。伸太が見つかるのは必定だろう。
このままでは時間が流れるだけである。ここは一旦離れ、考え直すことにした。
「ここら辺ならいいか……」
ワシは横道にあるパーキングエリアに目をつけ、そこにリムジンを駐車し神奈川の地図を広げ、これからの進路を練り直すことにした。
(神奈川A市からの東京への通路は、ワシが行ったところは全てに検問が配置されていた……その徹底具合から見て、他の通路にも検問か何かが配置されている事は間違いないじゃろう。つまり、神奈川A市から車で東京に戻るのは、実質不可能と言うことか……)
つまり、最短ルートは完璧に封じられていると言う事だ。A市以外から抜けるとなると、最低でも1日はかかってしまう。
「たとえ抜けられたとしても……肝心の伸太が生きているかどうか……」
きわどいところだろう。伸太は回復系のスキル持ちではない。よって、傷の治る速度は常人とそう変わらない。包帯やら何やらで止血、応急処置はしているが、何十時間もつか……少なくともこのままでは、2日もかかれば死んでしまう。
つまり……今後のルートとしては。
1日かけ、東京に戻ってから伸太を病院かどこかで治療するしかない。あの時の警察虐殺事件で、顔が知られている可能性があるが、おそらくその可能性は低いだろう。何故かと言えば、あの事件がばれてしまえば、謝罪会見などでマスコミによって言及され、レベルダウン壊滅の事実にこぎつけられる可能性がある。そうなれば、大騒ぎも大騒ぎだ。なのであの時の事件の犯人は不明、マスコミにも圧力をかけている可能性がある。事実、東京派閥からそういった大きな話題は聞こえてこない。つまり、東京派閥自体が隠蔽している可能性が高いと言うことだ。
これらの理由から、伸太自体を病院に連れて行くのは何ら問題ないだろうと思われる。
次に、肝心の東京までのルートだが……
「……内陸が好ましいのう」
もしものときの逃げ道を考えれば、内陸が1番いい。なので、とにかく内陸よりに動くことにしよう。
「……よし、逃走ルートはB市にするとしよう」
B市は、A市の左にある内陸地だ。交通手段も多く、逃走ルートの多さに優れている。これ以上の立地はないだろう。
ただ1つ、記念すべき点は……
(神奈川と東京も、同じことを考えている可能性がある)
神奈川と東京は最大派閥だ。いくら上層部が腐っていると言えど、身の安全ばかり考えているとは思えない。かなりの確率でB市にも手を伸ばしている事だろう。
だが、時間は有限。足踏みしていると伸太は死んでしまう。だとすれば、1分、1秒でも早くB市にたどりつかなくてはならない。
ワシは早速、パーキングを出て、B市へと車を進めた。
――――
一方、同時刻………
「長官! 今すぐにでも奴らを追うべきです!」
「だめだ! 奴は逃げたと思わせて、近くに潜んでいるかもしれない……我々の安全が確約されるまで、ここから離れる事は許さんぞ!」
東京派閥と神奈川派閥は、既に重要人物を近くの避難施設に退却させていた。
そこでは、長官とチェス隊による口論が行われている。
「長官! いい加減目を覚ましてください! 今回奴に奪われたものは、今までとはレベルが違います! どんなことに悪用されるかわからない……しかも、奴にはもう1人、仲間か何かがいることを確認しました。もし民間人だった場合、それが世間にバレればとんでもないことになりますよ! 今からでも、十分追う価値はあります!」
「だめだと言っているだろう! 確かにウルトロンは奪われた……だが! 当初の目的だった東京派閥との同盟は成立したのだ! ここで会場の爆破だけならまだしも、死傷者まで出してしまえば、神奈川の信用は地に落ちる! その民間人の話だって、バレなければ何の問題もないだろう!! 追うのは明日でもいい!! それともなんだ? 長官に逆らうのか!?」
「…………」
旋木天子は内心、歯ぎしりをしていた。ウルトロンを強奪され、友である浅間ひよりをも傷つけられた。チェス隊の中でも、伸太たちに対して、最も怒りを感じている人物だろう。
「それに、黒のポーンの1人は瀕死の状態で見つかっていたらしいじゃないか!」
「……っ!!」
「私に無断で追ったにもかかわらず、ズタズタになって帰ってくるとは……だから言ったのだ!! 追うべきではないと!!!」
「こんな大変な時に、無駄なことで人の手を煩わせるな!!!! チェス隊の失態は神奈川派閥の失態だ!! 少なくとも今日1日は別の場所へ行く事は許さん!! いいな!!!!」
長官はチェス隊に対して、大きく怒鳴り散らし、足早に施設の奥へと進んでいった。
「……っ」
「……天子ちゃん。今は耐えるのですよ」
私の肩を叩きながら、美代さんが励ましの言葉送ってくる。
「……わかっています」
わかっていると言いながら、その口からは一滴の血が垂れていた。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
器用貧乏な赤魔道士は、パーティーでの役割を果たしてないと言って追い出されるが…彼の真価を見誤ったメンバーは後にお約束の展開を迎える事になる。
アノマロカリス
ファンタジー
【赤魔道士】
それは…なりたい者が限られる不人気No. 1ジョブである。
剣を持って戦えるが、勇者に比べれば役に立たず…
盾を持ってタンクの役割も出来るが、騎士には敵わず…
攻撃魔法を使えるが、黒魔道士には敵わず…
回復魔法を使えるが、白魔道士には敵わず…
弱体魔法や強化魔法に特化していて、魔法発動が他の魔道士に比べて速いが認知されず…
そして何より、他のジョブに比べて成長が遅いという…
これは一般的な【赤魔道士】の特徴だが、冒険者テクトにはそれが当て嵌まらなかった。
剣で攻撃をすれば勇者より強く…
盾を持てばタンクより役に立ち…
攻撃魔法や回復魔法は確かに本職の者に比べれば若干威力は落ちるが…
それを補えるだけの強化魔法や弱体魔法の効果は絶大で、テクトには無詠唱が使用出来ていた。
Aランクパーティーの勇者達は、テクトの恩恵を受けていた筈なのに…
魔物を楽に倒せるのは、自分達の実力だと勘違いをし…
補助魔法を使われて強化されているのにもかかわらず、無詠唱で発動されている為に…
怪我が少ないのも自分達が強いからと勘違いをしていた。
そしてそんな自信過剰な勇者達は、テクトを役立たずと言って追い出すのだが…
テクトは他のパーティーでも、同じ様に追い出された経験があるので…
追放に対しては食い下がる様な真似はしなかった。
そしてテクトが抜けた勇者パーティーは、敗走を余儀無くされて落ち目を見る事になるのだが…
果たして、勇者パーティーはテクトが大きな存在だったという事に気付くのはいつなのだろうか?
9月21日 HOTランキング2位になりました。
皆様、応援有り難う御座います!
同日、夜21時49分…
HOTランキングで1位になりました!
感無量です、皆様有り難う御座います♪
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる