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火の章
義信の初陣
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天文二十二年(1553年)十二月。太郎は名乗り披露を行いその名を【義信】と改めた。
「若殿、皆にお言葉を……」
傅役の虎昌に促され義信は立ち上がる。大広間に集まった家臣の顔を一人一人見回しながら、義信は大きく息を吸い込む。そして、それを吐き出すと力強く宣言をした。
「今日より私は義信と名乗ることと相成った。公方様より将軍家の……。そして、源氏の通字である【義】の字をいただいたからには忠勤に励まねばならぬ」
そこで一度言葉を切り、目を閉じる。一つ深呼吸をして目を見開けば、自分の次の言葉を待ち、息を飲む家臣の姿がある。
「だが、我が武田は闇雲に幕府に従うつもりはない!」
その言葉に一同響めく。それを手で制し、義信は続ける。
「幕府に力ないと分かったそのときには……」
「そのときには?」
「我が武田が取って代わる!」
「おお!!!」
その宣言に一同が歓喜の雄叫びを上げる。息子の成長した姿に晴信は笑みを浮かべるのだった。
明けて、天文二十三年(1554年)。
晴信は義信と共に信濃の仕置きと内政に時間を割いた。【甲州法度之次第】に追加条項を加え、全五十七箇条とするなど精力的に動く。
その間も村上の蠢動は収まらない。だが、晴信は動じることなく、粛々と仕置きを進め、春が過ぎ、季節は夏へと移り変わったのである。
「佐久の掃討と下伊那・木曽の制圧を同時に行う」
「御館様、本気でございますか?」
「本気だ。村上の蠢動を抑えるには佐久の掃討は必要不可欠。だが、それを見越して伊那の知久頼元が背後を突いてくるかもしれぬ」
「なるほど……」
「ならば、同時に対処するしかない」
晴信の意見に一同は納得する。とはいえ、二面作戦のどちらかは別の者に大将を任せなければならない。皆は信繁か信廉に任せる者だと考えているようだ。だが、晴信は意表を突くように笑みを浮かべ告げる。
「まず、佐久の掃討だが……」
皆が息を飲むのが分かる。晴信はかねて考えていたことを口にする。
「義信に任せることとする」
「え?」
「義信の初陣である。皆、抜かりなく支度せよ」
その言葉に皆が色めき立つ。ただ一人、義信だけは呆然としていた。それを晴信が背を叩いて気合いを入れる。
「どうした?」
「いえ。突然言われたので驚いただけで……」
「期待しておるぞ」
「はい!」
肩をポンポンと叩けば、義信の顔に赤みが差す。初陣に思いを馳せ、高揚しているのだ。
こうして、晴信の二面作戦が義信の初陣となる事が決まった。
義信は初陣が決まったことを母に伝えるために北の方を訪れる。
「そうですか。いよいよですね」
「はい!」
「ですが、無理は禁物ですよ」
「勿論です。支度には抜かりありませぬ」
我が子の自信に満ちた表情に三条は用を見て涙がこぼれ落ちる。それを見て、義信は慌てるが、三条は笑みを浮かべて【嬉し涙です】と告げたのである。その言葉に義信はホッとするのであった。
「兄上、いよいよですな」
「ああ。次はお前だぞ、信親」
「自分はまだまだ先でしょう」
義信の言葉に次郎改め海野信親は謙遜して肩をすくめる。信親も元服を果たしたが初陣はまだであった。
「佐久を平定すれば、お前も初陣だろう」
「そうでしょうか?」
「海野の本拠・小県郡と接しているのは佐久郡だ。お前は海野の名跡を継いだのだから、北信濃へ攻め込む際はお前も出ることになるだろう」
「では、それに備えておきます」
義信は信親の肩を叩き、励ます。それに対して信親は眉を下げて苦笑いを浮かべる。だが、義信はすぐに顔を険しくする。信親は訝しみ、首をかしげた。
「兄上?」
「信親、私がいない間は四郞と香姉様のことを……」
「分かっております」
「そうか、それなら良い」
「兄上はご自身のことを第一にお考え下さい」
信親の言葉に義信は安堵の表情を浮かべたのだった。
その夜、西曲輪の自室にて嶺と初陣について話す。そこで初陣に際しての不安を吐露する。
「義信様でも不安になるのですか?」
「当然だ。華々しく飾りたいと思う反面、恐ろしくある」
「そうですね……」
「とはいえ、避けては通れぬ道。やるしかない」
「では、私は義信様のご武運を祈るだけです」
「嶺……」
義信は嶺を抱き寄せて口づける。嶺はそれに応えて寄り添うのだった。
七月二十四日、いよいよ出陣の日を迎える。義信は深紅の鎧に身を包み、傅役の飯富虎昌と共に廊下を進む。すると、途中で柱の陰に隠れる四郞の姿が見えた。
「四郞?」
義信が近づけば四郞は身を強ばらせて、真田幸綱の後ろに隠れてしまった。
「四郞様、それではお渡し出来ませんぞ」
「で、でも……」
「大丈夫です。若殿は受け取って下さいます」
幸綱が優しく背中を押してやれば四郞は意を決して義信に近づく。そして、手にしていた者を義信に差し出した。
「これは?」
「お守り、です……」
それは小さな黒い石であった。恐らくは信濃でよくとれる黒曜石であろう。義信は膝をつき、四郞と視線を合わせそれを受け取ると微笑んだ。つられるように四郞も笑みを浮かべる。
「ご、ご武運をお祈りしております」
「四郞のお守りがあれば百人力だ」
「兄上……」
「私がいない間は信親を頼れ。いいな」
「はい……」
義信の言葉に四郞は力強く頷いた。そして、そのまま自室のある方へと駆け出したのだった。それを見送りつつ、義信は幸綱へと視線を送る。幸綱も何かしら心得ているようでただ頷き、四郞の後を追うように去って行った。
その後、義信は晴信と共に出陣する。
「遅かったな」
「申し訳ありません」
「何かあったか?」
信濃へと向かう馬上で晴信は義信に声をかけた。右手に何かを持っているようで気になったからだ。
「四郞からお守りを貰いまして……」
「そうか」
「父上、四郞のことは信親にも頼んで参りました」
「すまぬ」
「いえ、母は違えど弟であることには変わりありませぬ」
義信が晴れやかな顔で告げれば晴信の心も晴れる。そして、此度の戦の勝利を必ずもぎ取ると決意したのであった。
八月に入り、義信率いる軍勢は小室・内山へ侵攻する。
「若殿、いよいよですな!」
「ああ……」
義信にとっては初めての戦。緊張は隠しきれないようで掌には大量の汗がにじみ出ている。両拳を握りしめては深呼吸をする。
「よし。一気に攻めるぞ!!」
「おお!!」
鬨の声が上がり、義信率いる武田の騎馬隊が攻め上がる。義信の初陣を勝利で飾りたいとの思いが全軍に伝わったかのように次々と戦果を上げていった。その報が晴信にもたらされる。
「若殿もやりますな」
「我々も後れを取るわけにはいかん」
「ですな」
「一気に攻めるぞ!!」
晴信の号令一下。武田軍は伊那へと雪崩れ込み、神之嶺城の知久頼元の領地である知久郷を焼く。これには頼元も抗いきれず、武田に降伏したのであった。
「これよりは武田に従いまする」
「知久殿……」
この動きを見て、木曽義康も武田に降ってきた。
「知久殿が降るのであれば我らが抗う必要はありませぬ」
「義康殿、出来れば誼を結びたい」
「なんと?!」
「ご子息の義昌殿が成人された暁には我が娘を輿入れさせたいと思いますが、如何か?」
「断る理由がありませぬ」
こうして、晴信は木曽との縁を結ぶ。それにより下伊那・木曽を完全掌握し、佐久郡も手にしたのであった。
晴信は更に領国化を推し進めるために小県郡の海野氏旧領に信親を入れる。そして、下伊那の抑えとして四郞を高遠城に移し、上原の諏訪惣領家と連携出来るようにしていった。こうして、信濃は武田領として組み込まれたのであった。
「若殿、皆にお言葉を……」
傅役の虎昌に促され義信は立ち上がる。大広間に集まった家臣の顔を一人一人見回しながら、義信は大きく息を吸い込む。そして、それを吐き出すと力強く宣言をした。
「今日より私は義信と名乗ることと相成った。公方様より将軍家の……。そして、源氏の通字である【義】の字をいただいたからには忠勤に励まねばならぬ」
そこで一度言葉を切り、目を閉じる。一つ深呼吸をして目を見開けば、自分の次の言葉を待ち、息を飲む家臣の姿がある。
「だが、我が武田は闇雲に幕府に従うつもりはない!」
その言葉に一同響めく。それを手で制し、義信は続ける。
「幕府に力ないと分かったそのときには……」
「そのときには?」
「我が武田が取って代わる!」
「おお!!!」
その宣言に一同が歓喜の雄叫びを上げる。息子の成長した姿に晴信は笑みを浮かべるのだった。
明けて、天文二十三年(1554年)。
晴信は義信と共に信濃の仕置きと内政に時間を割いた。【甲州法度之次第】に追加条項を加え、全五十七箇条とするなど精力的に動く。
その間も村上の蠢動は収まらない。だが、晴信は動じることなく、粛々と仕置きを進め、春が過ぎ、季節は夏へと移り変わったのである。
「佐久の掃討と下伊那・木曽の制圧を同時に行う」
「御館様、本気でございますか?」
「本気だ。村上の蠢動を抑えるには佐久の掃討は必要不可欠。だが、それを見越して伊那の知久頼元が背後を突いてくるかもしれぬ」
「なるほど……」
「ならば、同時に対処するしかない」
晴信の意見に一同は納得する。とはいえ、二面作戦のどちらかは別の者に大将を任せなければならない。皆は信繁か信廉に任せる者だと考えているようだ。だが、晴信は意表を突くように笑みを浮かべ告げる。
「まず、佐久の掃討だが……」
皆が息を飲むのが分かる。晴信はかねて考えていたことを口にする。
「義信に任せることとする」
「え?」
「義信の初陣である。皆、抜かりなく支度せよ」
その言葉に皆が色めき立つ。ただ一人、義信だけは呆然としていた。それを晴信が背を叩いて気合いを入れる。
「どうした?」
「いえ。突然言われたので驚いただけで……」
「期待しておるぞ」
「はい!」
肩をポンポンと叩けば、義信の顔に赤みが差す。初陣に思いを馳せ、高揚しているのだ。
こうして、晴信の二面作戦が義信の初陣となる事が決まった。
義信は初陣が決まったことを母に伝えるために北の方を訪れる。
「そうですか。いよいよですね」
「はい!」
「ですが、無理は禁物ですよ」
「勿論です。支度には抜かりありませぬ」
我が子の自信に満ちた表情に三条は用を見て涙がこぼれ落ちる。それを見て、義信は慌てるが、三条は笑みを浮かべて【嬉し涙です】と告げたのである。その言葉に義信はホッとするのであった。
「兄上、いよいよですな」
「ああ。次はお前だぞ、信親」
「自分はまだまだ先でしょう」
義信の言葉に次郎改め海野信親は謙遜して肩をすくめる。信親も元服を果たしたが初陣はまだであった。
「佐久を平定すれば、お前も初陣だろう」
「そうでしょうか?」
「海野の本拠・小県郡と接しているのは佐久郡だ。お前は海野の名跡を継いだのだから、北信濃へ攻め込む際はお前も出ることになるだろう」
「では、それに備えておきます」
義信は信親の肩を叩き、励ます。それに対して信親は眉を下げて苦笑いを浮かべる。だが、義信はすぐに顔を険しくする。信親は訝しみ、首をかしげた。
「兄上?」
「信親、私がいない間は四郞と香姉様のことを……」
「分かっております」
「そうか、それなら良い」
「兄上はご自身のことを第一にお考え下さい」
信親の言葉に義信は安堵の表情を浮かべたのだった。
その夜、西曲輪の自室にて嶺と初陣について話す。そこで初陣に際しての不安を吐露する。
「義信様でも不安になるのですか?」
「当然だ。華々しく飾りたいと思う反面、恐ろしくある」
「そうですね……」
「とはいえ、避けては通れぬ道。やるしかない」
「では、私は義信様のご武運を祈るだけです」
「嶺……」
義信は嶺を抱き寄せて口づける。嶺はそれに応えて寄り添うのだった。
七月二十四日、いよいよ出陣の日を迎える。義信は深紅の鎧に身を包み、傅役の飯富虎昌と共に廊下を進む。すると、途中で柱の陰に隠れる四郞の姿が見えた。
「四郞?」
義信が近づけば四郞は身を強ばらせて、真田幸綱の後ろに隠れてしまった。
「四郞様、それではお渡し出来ませんぞ」
「で、でも……」
「大丈夫です。若殿は受け取って下さいます」
幸綱が優しく背中を押してやれば四郞は意を決して義信に近づく。そして、手にしていた者を義信に差し出した。
「これは?」
「お守り、です……」
それは小さな黒い石であった。恐らくは信濃でよくとれる黒曜石であろう。義信は膝をつき、四郞と視線を合わせそれを受け取ると微笑んだ。つられるように四郞も笑みを浮かべる。
「ご、ご武運をお祈りしております」
「四郞のお守りがあれば百人力だ」
「兄上……」
「私がいない間は信親を頼れ。いいな」
「はい……」
義信の言葉に四郞は力強く頷いた。そして、そのまま自室のある方へと駆け出したのだった。それを見送りつつ、義信は幸綱へと視線を送る。幸綱も何かしら心得ているようでただ頷き、四郞の後を追うように去って行った。
その後、義信は晴信と共に出陣する。
「遅かったな」
「申し訳ありません」
「何かあったか?」
信濃へと向かう馬上で晴信は義信に声をかけた。右手に何かを持っているようで気になったからだ。
「四郞からお守りを貰いまして……」
「そうか」
「父上、四郞のことは信親にも頼んで参りました」
「すまぬ」
「いえ、母は違えど弟であることには変わりありませぬ」
義信が晴れやかな顔で告げれば晴信の心も晴れる。そして、此度の戦の勝利を必ずもぎ取ると決意したのであった。
八月に入り、義信率いる軍勢は小室・内山へ侵攻する。
「若殿、いよいよですな!」
「ああ……」
義信にとっては初めての戦。緊張は隠しきれないようで掌には大量の汗がにじみ出ている。両拳を握りしめては深呼吸をする。
「よし。一気に攻めるぞ!!」
「おお!!」
鬨の声が上がり、義信率いる武田の騎馬隊が攻め上がる。義信の初陣を勝利で飾りたいとの思いが全軍に伝わったかのように次々と戦果を上げていった。その報が晴信にもたらされる。
「若殿もやりますな」
「我々も後れを取るわけにはいかん」
「ですな」
「一気に攻めるぞ!!」
晴信の号令一下。武田軍は伊那へと雪崩れ込み、神之嶺城の知久頼元の領地である知久郷を焼く。これには頼元も抗いきれず、武田に降伏したのであった。
「これよりは武田に従いまする」
「知久殿……」
この動きを見て、木曽義康も武田に降ってきた。
「知久殿が降るのであれば我らが抗う必要はありませぬ」
「義康殿、出来れば誼を結びたい」
「なんと?!」
「ご子息の義昌殿が成人された暁には我が娘を輿入れさせたいと思いますが、如何か?」
「断る理由がありませぬ」
こうして、晴信は木曽との縁を結ぶ。それにより下伊那・木曽を完全掌握し、佐久郡も手にしたのであった。
晴信は更に領国化を推し進めるために小県郡の海野氏旧領に信親を入れる。そして、下伊那の抑えとして四郞を高遠城に移し、上原の諏訪惣領家と連携出来るようにしていった。こうして、信濃は武田領として組み込まれたのであった。
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