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火の章
手負いの虎は父と邂逅す
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甲府に戻った晴信は傷を癒やすために隠し湯のある別邸に籠もる。体に受けた傷はたいしたことはなかったが、心に負った傷は相当に深かった。
「信方……、虎康……」
湯に浸かりながら、思い浮かぶは厳しくも優しく常に共にあってくれた老臣の顔だった。晴信はバシャバシャと顔に湯をかけ溢れ出る涙を誤魔化そうとした。
「はっはっはっ、随分手ひどくやられたのぉ」
その声に驚いて晴信は立ち上がった。
(まさか、そんなはずは……)
そんな思いで振り返れば、別れた頃より髪に白いものが増えた父・信虎の姿があった。
「折角の湯じゃ。浸かろうではないか」
「はい……」
晴信は信虎に薦められるまま並んで湯に浸かる。何を話して良いかも分からず、じっと湯を見つめる。信虎はそんな息子を諭すように語りかける。
「義清にしてやられたそうじゃな」
「……」
「人生、順風満帆とはいかぬものよ」
「左様でございますな……」
「晴信。いつまでも信方や虎康の死にとらわれるな」
「しかし!」
晴信は父の冷たい言葉に反論する。だが、信虎は気にせず話を続けた。
「生きていればいずれ死ぬ。だから、後悔なく生きねばならぬ」
「それは……」
「晴信よ。信方も虎康も悔いを残して死んだと思うか?」
「断じてそのようなことは!!」
「その通り。あの二人は武田の行く末に何の疑いもなく死を選び、礎となったのだ」
「父上」
「そなたはその思いに答えねばならぬ。一度負けたくらいで評価が下がることはない」
「そうでしょうか?」
「そなたは若いのじゃ!一度や二度の失敗など通過儀礼よ」
信虎はカラカラと笑って晴信を慰める。晴信は心が軽くなった気がした。
「次、勝てばよい。今はそのときのために力を蓄えよ」
「はい」
晴信は力強く返事をした。信虎は満足げに頷いている。ふと、その目が湯の中に向けられる。晴信はその視線が自分の逸物に向けられていると気づき、慌てて手ぬぐいで隠す。
「な、な、なんですか?!」
「恥ずかしがることもなかろう」
「そ、そういう問題ではござらぬ!」
「なかなか立派な物を持っておるようじゃ」
「ええ、まぁ。それなりに……」
「で、何人落とした?」
「はぁ?!」
信虎はニヤニヤしながら晴信に耳打ちする。父の意味するところを理解して晴信は顔を赤くして俯いた。そして、小さく【三条を除いては一人……】と呟いた。
「そんなに立派な物を持っていながら一人じゃと?!」
「い、いけませぬか?]
「勿体ない。そなたなら女子どもが寄ってくるであろうに……」
「いりませぬ」
「いらぬと?!」
「三条と香がおればそれでよいのです」
「たった、二人で良いとは……」
「二人もおれば十分でございます!」
「欲のない男じゃ」
少々呆れ顔の信虎に晴信は【二人で十分】と言い切った。信虎は顎に手を当て、どうしたものかと悩むがため息一つついて諦めた。
「そなたがそれでいいのなら仕方あるまい」
「父上?」
「花街にでもと思うたが、必要ないようじゃ」
「花街?!」
「違う女子を抱けば気分も変わるからのぉ」
「け、結構です!!」
「はっはっはっ。そのようじゃ」
信虎は大声で笑い湯から上がる。晴信もそれに続いて上がったのである。
二人は夕餉を共にしながら月を見上げる。未だ風は冷たいが湯で温まった体にはちょうど良かった。信虎が杯を差し出すが、晴信は遠慮した。薬師から傷に障るからと止められていたのだ。
「晴信、京は酷い有様であった」
「父上?」
「公方様の権威は失墜し、京を追われていらっしゃる」
「左様ですか」
「知っておるか? そなたに偏諱を与えて下された義晴様は幼いご子息に将軍職を譲られた」
「それは聞き及んでおります」
今より二年前。時の将軍であった義晴は息子の菊童丸にその職を譲ったのである。自身が健在な内にその地位を譲っておこうとの判断であろう。
だが、それは将軍家の存在が軽んじられている証拠でもある。現に義晴は亡命先である近江国坂本で再起の為の準備をしているのだ。
「足利が滅びるはそう遠くないかもしれぬ」
「左様、ですか……」
「そこでじゃ。如何に他家を出し抜くかにかかっておる」
「父上は何か策がおありなのですか?」
「甲州の金よ」
信虎は、京の困窮ぶりを聞かせる。今や銭さえ積めば官位は思いのままだというのだ。収入が激減する公家たちの苦肉の策であった。それは将軍家にも言えることである。彼らの求めに応じればそれ相応の見返りが見込める。確かにそれは名ばかりかもしれない。しかし、その名ばかりの地位が自らの利を生むこともあるのだ。信虎は畿内周遊でそれを痛感したのである。
「晴信よ。今のままでは婿殿に先を越されてしまう。かというて、今動けばあっという間にひねり潰されるであろう」
信虎の言う通りである。上田原での手痛い敗北は晴信の天下人への道筋をねじ曲げている。それをどのように修正するべきか、頭を悩ませているのだ。
「儂は密かに公方様に渡りを付けておる。晴信、そなたはいつでも応えられるよう支度をしておくのだ」
「はい」
「金山もそうだが、何と言っても米じゃ」
「どうすれば……」
「田畑の開墾だけではない。治水も必要じゃ。とくに甲斐は氾濫も多い。釜無川に笛吹川。これを如何に制するかで変わってくるはず」
「確かに……」
「何、そなたは幼い頃から書物を読むのが好きであったろう?」
「ええ、まぁ」
「すぐに良い策が浮かぶであろう。それが終われば軍備の増強だ」
「上手くいきましょうか?」
「上手くいくかどうかではない」
「え?」
「やらねばならぬのじゃ。やらねば甲斐は隣国の草刈り場になろう」
晴信の背筋を冷たいものが流れ落ちる。若さと勢いだけでは武田はすぐに潰れてしまうのだ。地に足をつけて盤石な基盤を持たねばならない。信虎はそれを肌で感じ、晴信に説いてくれているのだ。
「一筋縄ではいかぬが、心配はいらぬ。武田には金と馬がある」
「金と馬……」
「金を使い商いを奨励し、馬を使って最強の騎馬軍団を作れ。さすれば誰にも負けぬ」
「分かりました。早速明日から……」
すぐにでも飛び出そうとする晴信の襟ぐりを信虎は掴んで座らせた。父の行動の意味を読み取れず困惑する晴信。そんな息子に笑顔を向ける信虎。
「慌てるな。まずは傷を癒やすことが先決ぞ」
「それは……」
「あと、そなたには女子の扱い方をもう少し伝授せねばならぬのぉ」
「い、いえ、それは。え、遠慮いたします!」
「まぁまぁ、そう言わずに。儂の武勇伝でも聞かせてやろう」
晴信は三条との婚姻が決まった頃を思い出す。あのときも夜が明けるまで父の武勇伝を聞かされた。まさかこの年になってまで聞かされる羽目になるとは……。
だが、悪い気はしなかった。それは信虎が楽しげに話しているからだ。
(本来、親子とはこうあるべきなのだろう)
そう思うと晴信は信虎の話に耳を傾けるのだった。
「信方……、虎康……」
湯に浸かりながら、思い浮かぶは厳しくも優しく常に共にあってくれた老臣の顔だった。晴信はバシャバシャと顔に湯をかけ溢れ出る涙を誤魔化そうとした。
「はっはっはっ、随分手ひどくやられたのぉ」
その声に驚いて晴信は立ち上がった。
(まさか、そんなはずは……)
そんな思いで振り返れば、別れた頃より髪に白いものが増えた父・信虎の姿があった。
「折角の湯じゃ。浸かろうではないか」
「はい……」
晴信は信虎に薦められるまま並んで湯に浸かる。何を話して良いかも分からず、じっと湯を見つめる。信虎はそんな息子を諭すように語りかける。
「義清にしてやられたそうじゃな」
「……」
「人生、順風満帆とはいかぬものよ」
「左様でございますな……」
「晴信。いつまでも信方や虎康の死にとらわれるな」
「しかし!」
晴信は父の冷たい言葉に反論する。だが、信虎は気にせず話を続けた。
「生きていればいずれ死ぬ。だから、後悔なく生きねばならぬ」
「それは……」
「晴信よ。信方も虎康も悔いを残して死んだと思うか?」
「断じてそのようなことは!!」
「その通り。あの二人は武田の行く末に何の疑いもなく死を選び、礎となったのだ」
「父上」
「そなたはその思いに答えねばならぬ。一度負けたくらいで評価が下がることはない」
「そうでしょうか?」
「そなたは若いのじゃ!一度や二度の失敗など通過儀礼よ」
信虎はカラカラと笑って晴信を慰める。晴信は心が軽くなった気がした。
「次、勝てばよい。今はそのときのために力を蓄えよ」
「はい」
晴信は力強く返事をした。信虎は満足げに頷いている。ふと、その目が湯の中に向けられる。晴信はその視線が自分の逸物に向けられていると気づき、慌てて手ぬぐいで隠す。
「な、な、なんですか?!」
「恥ずかしがることもなかろう」
「そ、そういう問題ではござらぬ!」
「なかなか立派な物を持っておるようじゃ」
「ええ、まぁ。それなりに……」
「で、何人落とした?」
「はぁ?!」
信虎はニヤニヤしながら晴信に耳打ちする。父の意味するところを理解して晴信は顔を赤くして俯いた。そして、小さく【三条を除いては一人……】と呟いた。
「そんなに立派な物を持っていながら一人じゃと?!」
「い、いけませぬか?]
「勿体ない。そなたなら女子どもが寄ってくるであろうに……」
「いりませぬ」
「いらぬと?!」
「三条と香がおればそれでよいのです」
「たった、二人で良いとは……」
「二人もおれば十分でございます!」
「欲のない男じゃ」
少々呆れ顔の信虎に晴信は【二人で十分】と言い切った。信虎は顎に手を当て、どうしたものかと悩むがため息一つついて諦めた。
「そなたがそれでいいのなら仕方あるまい」
「父上?」
「花街にでもと思うたが、必要ないようじゃ」
「花街?!」
「違う女子を抱けば気分も変わるからのぉ」
「け、結構です!!」
「はっはっはっ。そのようじゃ」
信虎は大声で笑い湯から上がる。晴信もそれに続いて上がったのである。
二人は夕餉を共にしながら月を見上げる。未だ風は冷たいが湯で温まった体にはちょうど良かった。信虎が杯を差し出すが、晴信は遠慮した。薬師から傷に障るからと止められていたのだ。
「晴信、京は酷い有様であった」
「父上?」
「公方様の権威は失墜し、京を追われていらっしゃる」
「左様ですか」
「知っておるか? そなたに偏諱を与えて下された義晴様は幼いご子息に将軍職を譲られた」
「それは聞き及んでおります」
今より二年前。時の将軍であった義晴は息子の菊童丸にその職を譲ったのである。自身が健在な内にその地位を譲っておこうとの判断であろう。
だが、それは将軍家の存在が軽んじられている証拠でもある。現に義晴は亡命先である近江国坂本で再起の為の準備をしているのだ。
「足利が滅びるはそう遠くないかもしれぬ」
「左様、ですか……」
「そこでじゃ。如何に他家を出し抜くかにかかっておる」
「父上は何か策がおありなのですか?」
「甲州の金よ」
信虎は、京の困窮ぶりを聞かせる。今や銭さえ積めば官位は思いのままだというのだ。収入が激減する公家たちの苦肉の策であった。それは将軍家にも言えることである。彼らの求めに応じればそれ相応の見返りが見込める。確かにそれは名ばかりかもしれない。しかし、その名ばかりの地位が自らの利を生むこともあるのだ。信虎は畿内周遊でそれを痛感したのである。
「晴信よ。今のままでは婿殿に先を越されてしまう。かというて、今動けばあっという間にひねり潰されるであろう」
信虎の言う通りである。上田原での手痛い敗北は晴信の天下人への道筋をねじ曲げている。それをどのように修正するべきか、頭を悩ませているのだ。
「儂は密かに公方様に渡りを付けておる。晴信、そなたはいつでも応えられるよう支度をしておくのだ」
「はい」
「金山もそうだが、何と言っても米じゃ」
「どうすれば……」
「田畑の開墾だけではない。治水も必要じゃ。とくに甲斐は氾濫も多い。釜無川に笛吹川。これを如何に制するかで変わってくるはず」
「確かに……」
「何、そなたは幼い頃から書物を読むのが好きであったろう?」
「ええ、まぁ」
「すぐに良い策が浮かぶであろう。それが終われば軍備の増強だ」
「上手くいきましょうか?」
「上手くいくかどうかではない」
「え?」
「やらねばならぬのじゃ。やらねば甲斐は隣国の草刈り場になろう」
晴信の背筋を冷たいものが流れ落ちる。若さと勢いだけでは武田はすぐに潰れてしまうのだ。地に足をつけて盤石な基盤を持たねばならない。信虎はそれを肌で感じ、晴信に説いてくれているのだ。
「一筋縄ではいかぬが、心配はいらぬ。武田には金と馬がある」
「金と馬……」
「金を使い商いを奨励し、馬を使って最強の騎馬軍団を作れ。さすれば誰にも負けぬ」
「分かりました。早速明日から……」
すぐにでも飛び出そうとする晴信の襟ぐりを信虎は掴んで座らせた。父の行動の意味を読み取れず困惑する晴信。そんな息子に笑顔を向ける信虎。
「慌てるな。まずは傷を癒やすことが先決ぞ」
「それは……」
「あと、そなたには女子の扱い方をもう少し伝授せねばならぬのぉ」
「い、いえ、それは。え、遠慮いたします!」
「まぁまぁ、そう言わずに。儂の武勇伝でも聞かせてやろう」
晴信は三条との婚姻が決まった頃を思い出す。あのときも夜が明けるまで父の武勇伝を聞かされた。まさかこの年になってまで聞かされる羽目になるとは……。
だが、悪い気はしなかった。それは信虎が楽しげに話しているからだ。
(本来、親子とはこうあるべきなのだろう)
そう思うと晴信は信虎の話に耳を傾けるのだった。
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