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第11話
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10月某日、フランス・ロンシャン競馬場。遂に決戦の舞台、凱旋門賞の日を迎えた。仁菜は凱旋門賞意外にも騎乗依頼があり、朝から忙しくしていた。
そんな中、ジュリアンと話をしている津島直哉を見かける。仁菜は彼が苦手だった。だから、気付かれないようにその場を離れようとしたのだが、ジュリアンと目が合ってしまい声をかけられてしまった。さすがに無視をするわけにはいかず、ため息をついて二人に近づいた。
「チームメイトだっていうのに、僕のことを無視するなんてひどいじゃないか」
ジュリアンが大げさに身振りをつけてため息をつく。仁菜は困ったような笑みを浮かべ、返答に窮した。
「どうやら、今回の騎乗依頼で嫌われてしまったようだね」
「そういうわけではないです」
「なら、どうして僕を避けるんだい?」
どう答えるべきか、悩んでいるとジュリアンが助け船を出してくれた。
「ナオヤ、君のように何でもスマートにこなせるヒーローが苦手な女性もいるってことじゃないかな?」
「僕だって出来ないことの一つや二つあるさ」
「どうせ、料理だとか洗濯だとか言うつもりだろ?」
「ははは……」
ジュリアンが上手いこと話を逸らしてくれた。話題はいつの間にやら直哉と妻の馴れ初め話になっていた。
「驚きだ。雑誌の対談がきっかけで知り合って、そのままゴールインしたとは……」
「そういう、ジュリアンの妻だって、モデルをしていたんだろう?」
「昔の話だ。今は三人の息子の母親で、子育て真っ最中さ」
「君は幸せそうで何よりだよ」
「ナオヤだってもうすぐだろう?」
直哉は苦笑する。聞けば、予定日が近いのだという。今回の依頼は断るつもりだったらしいが、裏から手を回されて受けるしかなくなったのだという。
「日本人初の凱旋門賞制覇を手土産にするって言うのも悪くないと思って受けることにしたんだ」
「ハハハ、大きく出たな」
「それくらいで挑まなければ獲れないからね」
「恐い恐い。ニーナも注意しろよ」
「あ、はい……」
そこで会話は終わり、その場を離れたのだった。それからウォーミングアップをしたり、イメージトレーニングをしたりしているうちに時間は過ぎる。
遂に運命の時間がやってきた。仁菜はソレイユ・ノアールの背に跨がり、手綱を操る。出走馬が続々と本馬場に入場していく。
「ソレイユ・ノアール、今日も頼むわよ」
仁菜は首筋をパンパンと叩く。ソレイユ・ノアールは『任せろ』と言わんばかりに首を振り、鼻を鳴らした。視線を上げると、ヴァイザァブリッツに跨がる直哉の緊張した顔が目に入る。
(私は私のすべきことをするだけよ)
仁菜はゴーグルを被りながら、自身を叱咤した。
ゲート入りが始まり、全馬が収まると同時にゲートが開いた。先行したのはヴァイザァブリッツ。それをピッタリとマークするようにソレイユ・ノアールが並ぶ。シャンデル・ドゥ・グラスとサクル・サハールが中団やや後ろからレースを進める。
「くっ!」
向こう正面で直哉は焦っていた。仁菜の駆るソレイユ・ノアールによってヴァイザァブリッツは芝の荒れたところを走らされているからだ。芝の良い方へ導こうにもピタリと併走しているために外に持ち出すことが出来ない。そのため、3コーナーを回った段階でかなり息が上がっており、4コーナーを回ったところで既にスパートをかける【脚】は残っていなかった。
「このレースは【天才】に乗り変わったくらいでは勝てない」
仁菜はそう呟くとソレイユ・ノアールにラストスパートの合図とばかりに鞭を入れた。ズルズルと後退するヴァイザァブリッツと対照的にソレイユ・ノアールは加速する。それに迫るのはジュリアンのシャンデル・ドゥ・グラスとヴァネッサのサクル・サハールだ。内からシャンデル・ドゥ・グラスが、外からサクル・サハールが迫る。最後の直線は三つ巴の争いになった。
「ははは、僕は何の為にここまできたんだ」
直哉は悔しさを滲ませた。鷲尾兵馬の脅しに屈し、騎乗依頼を受けた。だが、結果がこれでは斗馬にも雪子にも顔向けが出来ない。何より笑顔で送り出してくれた妻に申し訳なかった。きっと今頃、出産の不安から心細く思っていることだろう。
と、その時。ヴァイザァブリッツの耳が何かを捕らえピンと立つ。次の瞬間、ハミをしっかり取り、加速し始めた。直哉は何が起きたのかと思った。チラリと視線を観客席に向ければ遠くに雪子の姿が見える。彼女は必死に叫んでいるようだった。
「そうだな。ここで負けるわけにはいかない。踏ん張れブリッツ!!」
直哉は鞭を入れヴァイザァブリッツを叱咤した。それに応えるようにグングン加速していく。大外から先頭の三頭に追いついた。
「嘘!?」
「そうでなくては面白くない!」
「津島さん……」
三者三様の反応が勝負を分けた。
ヴァイザァブリッツが交わすかと思われた瞬間、無情にもゴール板を過ぎた。ハナ差で勝ったのは大本命のシャンデル・ドゥ・グラス。ヴァイザァブリッツは健闘もむなしく二着に敗れた。そして、三着はソレイユ・ノアールとサクル・サハールの同着となった。近年まれに見る大激戦で凱旋門賞はその幕を閉じたのだった。
レース後、行われた表彰式では生産者としてケネスとゲイリーも参加し、みな笑顔に溢れていた。仁菜はその様子を遠くから眺めながめ、誇らしく思った。だが、後ろから直哉を叱責する怒鳴り声が聞こえてきて喜びは半減した。日本語で叱責していたため、周りにいる者たちには何を言っているかは分からない。だが、雰囲気からただ事ではないことを察したのか、遠巻きにしている。
「津島君、君を信じて依頼したというのになんだこの様は!」
「父さん、こんなところで止めて下さい。今回、負けたのは直哉のせいじゃない」
「斗馬、いいんだ。今回は僕の判断ミスだ」
「直哉!」
「申し訳ありません」
直哉は兵馬に深々と頭を下げた。その様子を見ていた雪子が飛び出そうとした。それを止めたのは仁菜だった。その目は怒りで煮えたぎっている。今まで見たことのない仁菜の形相に雪子は背筋が寒くなった。
「黙れ……」
未だかつて聞いたことのない低い声が仁菜の口から漏れる。余りにも怒りに満ちたその声に斗馬や直哉だけでなく、兵馬も振り返った。そんな三人に近づきながら、仁菜は嵌めていたグローブを外す。そして、握りしめたそれを兵馬に投げつけた。
「さっさと立ち去りなさい! ここはあなたのような俗物が立ち入って良い場所じゃない」
「牧場の経営も満足に出来なかった男の娘が何を偉そうに……」
「それとこれとは関係ない。健闘したものは皆等しく讃えられるべきです。それが出来ないあなたはここにいる資格はないわ」
仁菜は言い切る。兵馬は言い返そうとしたが周りが仁菜に同調するような視線を向けていたので口籠もる。
「ふん! だったら、日本に来るがいい。お前の馬などひねり潰してやる!!」
ありきたりな捨て台詞を吐いて兵馬は立ち去った。その後ろ姿を見つめながら仁菜は呟いた。
「言われなくても乗り込んでやるわよ……」
「仁菜?」
その呟きに気付いた斗馬の目は説明を求めていた。仁菜は肩をすくめると種明かしをした。
「ソレイユ・ノアールでジャパンカップに乗り込むわ」
「それ、本当ですか!?」
真っ先に反応したのは雪子だった。嬉しそうに目を輝かせている。仁菜は微笑みを浮かべる。
「正真正銘、人馬一体となったヴァイザァブリッツと勝負してみたいからね」
「仁菜さん……」
「だったら、僕は古馬最強のユキノライジンで迎え撃とうかな?」
「津島さん?」
「直哉はユキノライジンの主戦なんだ」
斗馬の説明に苦笑する津島。先程の険悪な雰囲気は薄れていた。そこにヴァネッサが現れる。
「あらあら、何のご相談かしら?」
「相談っていうか、今度日本のG1に参戦するって話をしていたの」
「日本のG1?」
「11月に東京で行われる国際招待レースのことだ」
サイードがそう付け加えた。ヴァネッサは興味をそそられたようで、そのレースがどんなものか仁菜や斗馬にあれこれと質問し始めた。
「面白そうじゃない」
「ヴァネッサ?」
ジャパンカップのことを聞き終わったヴァネッサの瞳が好奇心に輝いている。サイードは嫌な予感がした。こういう目をしたときのヴァネッサが何を言い出すか分かっているからだ。
「ねぇ、サイード。私たちも参加しましょうよ!」
サイードはため息をつきつつも了承するのだった。実際、あちらから招待は来ていたが、凱旋門賞の結果次第ということで保留にしていたのだ。
「では、招待を受けると返事をしておくよ」
サイードは肩をすくめる。そんな彼に抱きついて、キスをするヴァネッサ。その喜びようにサイードも満更ではないようだった。
「では、次に会うのは日本と言うことになるかしら?」
「そうね」
「なら、僕は短期免許を申請しておこう」
表彰式が終わったらしいジュリアンがやってきた。どうやら、先程の一件を横目に見ていたらしい。
「シャンデル・ドゥ・グラスは参戦しない代わりに僕だけでも乗り込むよ」
「今年のジャパンカップは豪華になるわね」
ジュリアンは残っていた記者を呼び止めた。その記者にスクープだと言って今の会話を提供したのだった。
そんな中、ジュリアンと話をしている津島直哉を見かける。仁菜は彼が苦手だった。だから、気付かれないようにその場を離れようとしたのだが、ジュリアンと目が合ってしまい声をかけられてしまった。さすがに無視をするわけにはいかず、ため息をついて二人に近づいた。
「チームメイトだっていうのに、僕のことを無視するなんてひどいじゃないか」
ジュリアンが大げさに身振りをつけてため息をつく。仁菜は困ったような笑みを浮かべ、返答に窮した。
「どうやら、今回の騎乗依頼で嫌われてしまったようだね」
「そういうわけではないです」
「なら、どうして僕を避けるんだい?」
どう答えるべきか、悩んでいるとジュリアンが助け船を出してくれた。
「ナオヤ、君のように何でもスマートにこなせるヒーローが苦手な女性もいるってことじゃないかな?」
「僕だって出来ないことの一つや二つあるさ」
「どうせ、料理だとか洗濯だとか言うつもりだろ?」
「ははは……」
ジュリアンが上手いこと話を逸らしてくれた。話題はいつの間にやら直哉と妻の馴れ初め話になっていた。
「驚きだ。雑誌の対談がきっかけで知り合って、そのままゴールインしたとは……」
「そういう、ジュリアンの妻だって、モデルをしていたんだろう?」
「昔の話だ。今は三人の息子の母親で、子育て真っ最中さ」
「君は幸せそうで何よりだよ」
「ナオヤだってもうすぐだろう?」
直哉は苦笑する。聞けば、予定日が近いのだという。今回の依頼は断るつもりだったらしいが、裏から手を回されて受けるしかなくなったのだという。
「日本人初の凱旋門賞制覇を手土産にするって言うのも悪くないと思って受けることにしたんだ」
「ハハハ、大きく出たな」
「それくらいで挑まなければ獲れないからね」
「恐い恐い。ニーナも注意しろよ」
「あ、はい……」
そこで会話は終わり、その場を離れたのだった。それからウォーミングアップをしたり、イメージトレーニングをしたりしているうちに時間は過ぎる。
遂に運命の時間がやってきた。仁菜はソレイユ・ノアールの背に跨がり、手綱を操る。出走馬が続々と本馬場に入場していく。
「ソレイユ・ノアール、今日も頼むわよ」
仁菜は首筋をパンパンと叩く。ソレイユ・ノアールは『任せろ』と言わんばかりに首を振り、鼻を鳴らした。視線を上げると、ヴァイザァブリッツに跨がる直哉の緊張した顔が目に入る。
(私は私のすべきことをするだけよ)
仁菜はゴーグルを被りながら、自身を叱咤した。
ゲート入りが始まり、全馬が収まると同時にゲートが開いた。先行したのはヴァイザァブリッツ。それをピッタリとマークするようにソレイユ・ノアールが並ぶ。シャンデル・ドゥ・グラスとサクル・サハールが中団やや後ろからレースを進める。
「くっ!」
向こう正面で直哉は焦っていた。仁菜の駆るソレイユ・ノアールによってヴァイザァブリッツは芝の荒れたところを走らされているからだ。芝の良い方へ導こうにもピタリと併走しているために外に持ち出すことが出来ない。そのため、3コーナーを回った段階でかなり息が上がっており、4コーナーを回ったところで既にスパートをかける【脚】は残っていなかった。
「このレースは【天才】に乗り変わったくらいでは勝てない」
仁菜はそう呟くとソレイユ・ノアールにラストスパートの合図とばかりに鞭を入れた。ズルズルと後退するヴァイザァブリッツと対照的にソレイユ・ノアールは加速する。それに迫るのはジュリアンのシャンデル・ドゥ・グラスとヴァネッサのサクル・サハールだ。内からシャンデル・ドゥ・グラスが、外からサクル・サハールが迫る。最後の直線は三つ巴の争いになった。
「ははは、僕は何の為にここまできたんだ」
直哉は悔しさを滲ませた。鷲尾兵馬の脅しに屈し、騎乗依頼を受けた。だが、結果がこれでは斗馬にも雪子にも顔向けが出来ない。何より笑顔で送り出してくれた妻に申し訳なかった。きっと今頃、出産の不安から心細く思っていることだろう。
と、その時。ヴァイザァブリッツの耳が何かを捕らえピンと立つ。次の瞬間、ハミをしっかり取り、加速し始めた。直哉は何が起きたのかと思った。チラリと視線を観客席に向ければ遠くに雪子の姿が見える。彼女は必死に叫んでいるようだった。
「そうだな。ここで負けるわけにはいかない。踏ん張れブリッツ!!」
直哉は鞭を入れヴァイザァブリッツを叱咤した。それに応えるようにグングン加速していく。大外から先頭の三頭に追いついた。
「嘘!?」
「そうでなくては面白くない!」
「津島さん……」
三者三様の反応が勝負を分けた。
ヴァイザァブリッツが交わすかと思われた瞬間、無情にもゴール板を過ぎた。ハナ差で勝ったのは大本命のシャンデル・ドゥ・グラス。ヴァイザァブリッツは健闘もむなしく二着に敗れた。そして、三着はソレイユ・ノアールとサクル・サハールの同着となった。近年まれに見る大激戦で凱旋門賞はその幕を閉じたのだった。
レース後、行われた表彰式では生産者としてケネスとゲイリーも参加し、みな笑顔に溢れていた。仁菜はその様子を遠くから眺めながめ、誇らしく思った。だが、後ろから直哉を叱責する怒鳴り声が聞こえてきて喜びは半減した。日本語で叱責していたため、周りにいる者たちには何を言っているかは分からない。だが、雰囲気からただ事ではないことを察したのか、遠巻きにしている。
「津島君、君を信じて依頼したというのになんだこの様は!」
「父さん、こんなところで止めて下さい。今回、負けたのは直哉のせいじゃない」
「斗馬、いいんだ。今回は僕の判断ミスだ」
「直哉!」
「申し訳ありません」
直哉は兵馬に深々と頭を下げた。その様子を見ていた雪子が飛び出そうとした。それを止めたのは仁菜だった。その目は怒りで煮えたぎっている。今まで見たことのない仁菜の形相に雪子は背筋が寒くなった。
「黙れ……」
未だかつて聞いたことのない低い声が仁菜の口から漏れる。余りにも怒りに満ちたその声に斗馬や直哉だけでなく、兵馬も振り返った。そんな三人に近づきながら、仁菜は嵌めていたグローブを外す。そして、握りしめたそれを兵馬に投げつけた。
「さっさと立ち去りなさい! ここはあなたのような俗物が立ち入って良い場所じゃない」
「牧場の経営も満足に出来なかった男の娘が何を偉そうに……」
「それとこれとは関係ない。健闘したものは皆等しく讃えられるべきです。それが出来ないあなたはここにいる資格はないわ」
仁菜は言い切る。兵馬は言い返そうとしたが周りが仁菜に同調するような視線を向けていたので口籠もる。
「ふん! だったら、日本に来るがいい。お前の馬などひねり潰してやる!!」
ありきたりな捨て台詞を吐いて兵馬は立ち去った。その後ろ姿を見つめながら仁菜は呟いた。
「言われなくても乗り込んでやるわよ……」
「仁菜?」
その呟きに気付いた斗馬の目は説明を求めていた。仁菜は肩をすくめると種明かしをした。
「ソレイユ・ノアールでジャパンカップに乗り込むわ」
「それ、本当ですか!?」
真っ先に反応したのは雪子だった。嬉しそうに目を輝かせている。仁菜は微笑みを浮かべる。
「正真正銘、人馬一体となったヴァイザァブリッツと勝負してみたいからね」
「仁菜さん……」
「だったら、僕は古馬最強のユキノライジンで迎え撃とうかな?」
「津島さん?」
「直哉はユキノライジンの主戦なんだ」
斗馬の説明に苦笑する津島。先程の険悪な雰囲気は薄れていた。そこにヴァネッサが現れる。
「あらあら、何のご相談かしら?」
「相談っていうか、今度日本のG1に参戦するって話をしていたの」
「日本のG1?」
「11月に東京で行われる国際招待レースのことだ」
サイードがそう付け加えた。ヴァネッサは興味をそそられたようで、そのレースがどんなものか仁菜や斗馬にあれこれと質問し始めた。
「面白そうじゃない」
「ヴァネッサ?」
ジャパンカップのことを聞き終わったヴァネッサの瞳が好奇心に輝いている。サイードは嫌な予感がした。こういう目をしたときのヴァネッサが何を言い出すか分かっているからだ。
「ねぇ、サイード。私たちも参加しましょうよ!」
サイードはため息をつきつつも了承するのだった。実際、あちらから招待は来ていたが、凱旋門賞の結果次第ということで保留にしていたのだ。
「では、招待を受けると返事をしておくよ」
サイードは肩をすくめる。そんな彼に抱きついて、キスをするヴァネッサ。その喜びようにサイードも満更ではないようだった。
「では、次に会うのは日本と言うことになるかしら?」
「そうね」
「なら、僕は短期免許を申請しておこう」
表彰式が終わったらしいジュリアンがやってきた。どうやら、先程の一件を横目に見ていたらしい。
「シャンデル・ドゥ・グラスは参戦しない代わりに僕だけでも乗り込むよ」
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