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第9話
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斗馬は酷い頭痛で目を覚ます。こめかみがズキズキと疼く。体を起こし、頭を押さえていると隣で眠る女性に気付いた。
「え?」
あまりの驚きに上掛けを跳ね上げると眠っているのは仁菜だった。どういうわけか、自分のシャツを着ている。自分の姿をよく見れば、ボクサーパンツ一枚だ。驚いて後ずさった拍子にベッドから転げ落ちてしまった。
「イテテ……」
後ろ頭をさすりながら体を起こすと、そこら中に自分の着ていた物が散らばっている。視線の先には仁菜が着ていたドレスも落ちていた。斗馬は混乱して顔面蒼白となる。そこへベッドからクスクスと笑う仁菜の声が聞こえた。
「仁菜?」
「おはよう」
仁菜は優しげに微笑んでいる。ひとしきり笑った仁菜は伸びをしている。
「仁菜、昨夜僕は……」
「うん、私のことを押し倒したよ」
その言葉に斗馬は血の気が引いていく。両手で頭をかきむしった。その後、顔を上げて謝ろうとしたら、何故か頬にキスをされた。
「何もなかったわよ」
「え?」
「あなた、途中で寝ちゃったんだもの」
それを聞いて更に呆然となる。
(仁菜を押し倒しておきながら寝てしまったのか?)
呆然と床に座り込んでいるもう一度キスされた。今度は唇に……。
「仁菜?」
「その気にさせておいて、置き去りにされたから意地悪しただけ」
「……」
「さぁ、今日はフランスに向かうんでしょ? シャワー浴びてさっぱりしてきなさいよ」
「ああ、そうする」
斗馬は軽くため息をつき、立ち上がる。振り返ると仁菜もベットを降りて、着替えようとしている。
「……」
斗馬は彼女に近づき、後ろから抱きすくめ、彼女のうなじに唇を這わせた。
「斗馬?」
「君が欲しい……」
そう囁いた斗馬の瞳は欲望の炎が灯っていた。仁菜はそこから逃れようとしたが、予想以上に鍛え抜かれたその腕はびくともしない。気付けば、横抱きに抱えられ、バスルームへと連れ去られた。
「斗馬、時間が……」
「心配ない。レースまでにロンシャン競馬場まで着ければいい」
「ここは、ロンドンじゃないのよ!」
仁菜はどうにか止めさせようとした。だが、斗馬は止めるどころか、仁菜の体に手を這わせる。あっという間に裸にされ、深く官能的なキスを仕掛けてくる。更に脚の付け根に潜り込んだ彼の指は熱く潤んだ場所を的確に探り、仁菜の快感を呼び起こす。
「斗馬、お願い……」
仁菜の懇願に斗馬は笑みを浮かべ、欲望の証を彼女の中に埋める。仁菜にとって初めて味わうその感覚に体が強張る。だが、それはすぐに新たな快感を呼び寄せた。気付けば、彼の腰に足を絡め、その先をねだっていた。
「仁菜、もっと僕をねだってくれ」
「と、斗馬……」
斗馬が激しく腰を突き上げる度に仁菜は喘ぎを漏らした。やがて、それは二人を天国へと導く。仁菜の甲高い嬌声と斗馬のうめき声が重なると二人は同時に果てたのだった。
シャワールームから出た後、『まだ足りない』と斗馬が囁き、ベッドへと逆戻りさせられた。そして、彼が満足するまで仁菜は貪られたのだった。
と、部屋の呼び鈴が鳴った。それに反応した仁菜は時計を見る。時計の針は10時を指していた。
「多分、頼んでおいた朝食だと思う」
「仕方ない。僕が取ってくるよ」
斗馬はバスローブを羽織り、応対のため寝室を後にした。その間に仁菜は身支度を調える、
(スーツケースを持ってきておいて良かったわ)
ため息を一つつくと、ベッドの脇に置かれたままだったスーツケースを開けた。その中からジーンズとニットのセーターを取り出す。チラリとバスルームの方を見やれば、先程まで羽織っていた斗馬のシャツが目に入る。なんとなく、それを拾い上げ身に纏ったのだった。
「随分と豪勢な朝食を頼んだんだな」
テーブルにはサンドイッチとコーヒー。そして、オレンジジュースに牛乳。温かいポタージュスープにグリーンサラダが並べられていた。
「うちの朝食に比べたら少ない方よ」
仁菜が牛乳を注いだグラスを斗馬に差しだした。受け取りながら、斗馬は牧場の仕事風景を思い出した。グラスに口を付けながら、テーブルに並んだ料理に目を落とす。確かにこの量ではあの力仕事には足りない。
「ウチには期待の種牡馬が2頭もいるからね」
「アレクサンドロス以外にもいるのか?」
「気むずかし屋の種牡馬がね。今年ようやくG1馬を輩出したの。来年は種付け頭数が増えると期待しているわ」
「へぇ、それは楽しみだ」
会話は思いのほか弾んだ。斗馬にとってこれほど穏やかで、楽しい朝食は暫く経験していない。いつぶりだったかと思いを巡らせれば、あの大学時代に自分探しと称して天野牧場に世話になっていた頃だった。
「斗馬?」
「あ……」
「どうしたの? ぼんやりして……」
「ちょっと考え事だ」
斗馬は肩をすくめて、曖昧な笑みを浮かべる。仁菜は首をかしげたが、食欲には勝てないようでサンドウィッチを手に取り、口に運んだ。美味しそうに頬張るその姿に釣られたのか、斗馬の腹の虫が盛大に鳴った。
「どうやら、僕も腹ぺこらしい」
「そうね、あれだけ激しく……」
仁菜が頬を赤らめ、俯く。どうやら、先程の情事を思い出したらしい。斗馬は彼女の隣に移動して、その頬にキスをする。
「そんな顔をされると、続きをしたくなるよ」
そう囁かれて、仁菜は耳まで赤くした。そんな彼女にもう一度キスをすると、斗馬は楽しげに笑い、サンドウィッチを手に取った。
「でも、さすがにこれ以上は時間切れだ」
彼女から体を離すと、斗馬は食事に集中した。仁菜はホッとしたような、残念なような複雑な表情を浮かべたのだった。
「じゃ、行くから」
二人はダブリン空港に来ていた。結局、斗馬はシャルル・ド・ゴール空港へのプライベートジェットをチャーターした。
「あなたが相当な資産家だということを忘れていたわ」
「思い出してくれてありがとう。君が望めば地球の裏側からだって飛んでくるよ」
彼女の頬にキスをしながら斗馬は囁いた。仁菜は照れ隠しに彼の胸を小突いた。
「次に会うのは凱旋門賞のレセプションかしら?」
「そうなるだろうね」
仁菜はここから先はライバル同士だと言わんばかりに厳しい表情をする。実際、ここから二人はライバル同士だ。だからこそ、今朝までの親密な雰囲気は断ち切る。
「斗馬、一つだけお願いがあるの」
「なんだ?」
仁菜はどうしても頼みたかったことを斗馬にお願いした。それを彼は快く引き受けてくれる。仁菜はホッとしたように笑みを浮かべたのだった。
仁菜が牧場に着いた頃、皆はテレビにかじりついていた。雪子が騎乗するヴァイザァブリッツのレースを見るためだ。
「いよいよね」
「ああ、あの芦毛の馬がユキコのヴァイザァブリッツだ」
日本からやってきたその馬は他の馬に比べて小柄だった。それでも、筋肉の張りは素晴らしい。何より、尻尾を振って楽しそうにしている。
「この分なら大丈夫かもしれんな」
ロンシャン競馬場。雪子はヴァイザァブリッツが『速く走らせて』と言っているのを体で感じていた。
「やぁ、マドモワゼル。調子はどうだい?」
若手のフランス人騎手、オリビエ・デュマに声をかけられる。その顔には嘲笑が浮かんでいる。雪子はニコリと微笑み、完璧は発音で答えた。
「絶好調よ」
自信に満ちたその答えにデュマは苦虫を潰した顔になる。ここ数年、日本からの遠征も増えているせいか、観客席も期待と嘲笑が混じっているのは分かっていた。だが、雪子はそんな周囲の反応をものともせず、毅然と立ち向かう。
ゲートが開くとヴァイザァブリッツは飛び出した。初めての深い芝などものともせず、スタートダッシュを決める。出走頭数が六頭という経験のない状況にもなんなく対応し、影を踏ませることもなく最終コーナーを回る。直線に入り追い上げてくる他馬を一蹴して先頭でゴール板を駆け抜けたのだった。
「やっぱ、ユキコはすごい!!」
リーアムやマリーが我が事のように喜ぶ一方、ケネスとゲイリーが不満顔になる。
「あれで、凱旋門賞に乗せないのはいうのは納得がいかん」
テレビ中継を見ていたケネスが鼻息も荒く、テーブルを叩く。皆もそれに同意して同意して頷き合う。一人、仁菜だけは諦めの表情でため息をついた。
「それがヒョーマ・ワシオという男だ」
叔父のゲイリーが腹の底からこみ上げてくるような低い声で告げた。その瞳には怒りと嫌悪の炎が燻っている。エクレールの件で何度か来日したことのある彼は鷲尾兵馬とも面識があった。勿論、それは友好的なものではない。
「そうか。ゲイリーは面識があったな」
「じゃ、益々負けられない」
「そうよ。あの男の判断が間違いだったとはっきり分からせてやる」
仁菜が力強く宣言をすれば、仲間たちもそれに同調した。マグワイアファームの結束が更に強くなった瞬間だった。
「え?」
あまりの驚きに上掛けを跳ね上げると眠っているのは仁菜だった。どういうわけか、自分のシャツを着ている。自分の姿をよく見れば、ボクサーパンツ一枚だ。驚いて後ずさった拍子にベッドから転げ落ちてしまった。
「イテテ……」
後ろ頭をさすりながら体を起こすと、そこら中に自分の着ていた物が散らばっている。視線の先には仁菜が着ていたドレスも落ちていた。斗馬は混乱して顔面蒼白となる。そこへベッドからクスクスと笑う仁菜の声が聞こえた。
「仁菜?」
「おはよう」
仁菜は優しげに微笑んでいる。ひとしきり笑った仁菜は伸びをしている。
「仁菜、昨夜僕は……」
「うん、私のことを押し倒したよ」
その言葉に斗馬は血の気が引いていく。両手で頭をかきむしった。その後、顔を上げて謝ろうとしたら、何故か頬にキスをされた。
「何もなかったわよ」
「え?」
「あなた、途中で寝ちゃったんだもの」
それを聞いて更に呆然となる。
(仁菜を押し倒しておきながら寝てしまったのか?)
呆然と床に座り込んでいるもう一度キスされた。今度は唇に……。
「仁菜?」
「その気にさせておいて、置き去りにされたから意地悪しただけ」
「……」
「さぁ、今日はフランスに向かうんでしょ? シャワー浴びてさっぱりしてきなさいよ」
「ああ、そうする」
斗馬は軽くため息をつき、立ち上がる。振り返ると仁菜もベットを降りて、着替えようとしている。
「……」
斗馬は彼女に近づき、後ろから抱きすくめ、彼女のうなじに唇を這わせた。
「斗馬?」
「君が欲しい……」
そう囁いた斗馬の瞳は欲望の炎が灯っていた。仁菜はそこから逃れようとしたが、予想以上に鍛え抜かれたその腕はびくともしない。気付けば、横抱きに抱えられ、バスルームへと連れ去られた。
「斗馬、時間が……」
「心配ない。レースまでにロンシャン競馬場まで着ければいい」
「ここは、ロンドンじゃないのよ!」
仁菜はどうにか止めさせようとした。だが、斗馬は止めるどころか、仁菜の体に手を這わせる。あっという間に裸にされ、深く官能的なキスを仕掛けてくる。更に脚の付け根に潜り込んだ彼の指は熱く潤んだ場所を的確に探り、仁菜の快感を呼び起こす。
「斗馬、お願い……」
仁菜の懇願に斗馬は笑みを浮かべ、欲望の証を彼女の中に埋める。仁菜にとって初めて味わうその感覚に体が強張る。だが、それはすぐに新たな快感を呼び寄せた。気付けば、彼の腰に足を絡め、その先をねだっていた。
「仁菜、もっと僕をねだってくれ」
「と、斗馬……」
斗馬が激しく腰を突き上げる度に仁菜は喘ぎを漏らした。やがて、それは二人を天国へと導く。仁菜の甲高い嬌声と斗馬のうめき声が重なると二人は同時に果てたのだった。
シャワールームから出た後、『まだ足りない』と斗馬が囁き、ベッドへと逆戻りさせられた。そして、彼が満足するまで仁菜は貪られたのだった。
と、部屋の呼び鈴が鳴った。それに反応した仁菜は時計を見る。時計の針は10時を指していた。
「多分、頼んでおいた朝食だと思う」
「仕方ない。僕が取ってくるよ」
斗馬はバスローブを羽織り、応対のため寝室を後にした。その間に仁菜は身支度を調える、
(スーツケースを持ってきておいて良かったわ)
ため息を一つつくと、ベッドの脇に置かれたままだったスーツケースを開けた。その中からジーンズとニットのセーターを取り出す。チラリとバスルームの方を見やれば、先程まで羽織っていた斗馬のシャツが目に入る。なんとなく、それを拾い上げ身に纏ったのだった。
「随分と豪勢な朝食を頼んだんだな」
テーブルにはサンドイッチとコーヒー。そして、オレンジジュースに牛乳。温かいポタージュスープにグリーンサラダが並べられていた。
「うちの朝食に比べたら少ない方よ」
仁菜が牛乳を注いだグラスを斗馬に差しだした。受け取りながら、斗馬は牧場の仕事風景を思い出した。グラスに口を付けながら、テーブルに並んだ料理に目を落とす。確かにこの量ではあの力仕事には足りない。
「ウチには期待の種牡馬が2頭もいるからね」
「アレクサンドロス以外にもいるのか?」
「気むずかし屋の種牡馬がね。今年ようやくG1馬を輩出したの。来年は種付け頭数が増えると期待しているわ」
「へぇ、それは楽しみだ」
会話は思いのほか弾んだ。斗馬にとってこれほど穏やかで、楽しい朝食は暫く経験していない。いつぶりだったかと思いを巡らせれば、あの大学時代に自分探しと称して天野牧場に世話になっていた頃だった。
「斗馬?」
「あ……」
「どうしたの? ぼんやりして……」
「ちょっと考え事だ」
斗馬は肩をすくめて、曖昧な笑みを浮かべる。仁菜は首をかしげたが、食欲には勝てないようでサンドウィッチを手に取り、口に運んだ。美味しそうに頬張るその姿に釣られたのか、斗馬の腹の虫が盛大に鳴った。
「どうやら、僕も腹ぺこらしい」
「そうね、あれだけ激しく……」
仁菜が頬を赤らめ、俯く。どうやら、先程の情事を思い出したらしい。斗馬は彼女の隣に移動して、その頬にキスをする。
「そんな顔をされると、続きをしたくなるよ」
そう囁かれて、仁菜は耳まで赤くした。そんな彼女にもう一度キスをすると、斗馬は楽しげに笑い、サンドウィッチを手に取った。
「でも、さすがにこれ以上は時間切れだ」
彼女から体を離すと、斗馬は食事に集中した。仁菜はホッとしたような、残念なような複雑な表情を浮かべたのだった。
「じゃ、行くから」
二人はダブリン空港に来ていた。結局、斗馬はシャルル・ド・ゴール空港へのプライベートジェットをチャーターした。
「あなたが相当な資産家だということを忘れていたわ」
「思い出してくれてありがとう。君が望めば地球の裏側からだって飛んでくるよ」
彼女の頬にキスをしながら斗馬は囁いた。仁菜は照れ隠しに彼の胸を小突いた。
「次に会うのは凱旋門賞のレセプションかしら?」
「そうなるだろうね」
仁菜はここから先はライバル同士だと言わんばかりに厳しい表情をする。実際、ここから二人はライバル同士だ。だからこそ、今朝までの親密な雰囲気は断ち切る。
「斗馬、一つだけお願いがあるの」
「なんだ?」
仁菜はどうしても頼みたかったことを斗馬にお願いした。それを彼は快く引き受けてくれる。仁菜はホッとしたように笑みを浮かべたのだった。
仁菜が牧場に着いた頃、皆はテレビにかじりついていた。雪子が騎乗するヴァイザァブリッツのレースを見るためだ。
「いよいよね」
「ああ、あの芦毛の馬がユキコのヴァイザァブリッツだ」
日本からやってきたその馬は他の馬に比べて小柄だった。それでも、筋肉の張りは素晴らしい。何より、尻尾を振って楽しそうにしている。
「この分なら大丈夫かもしれんな」
ロンシャン競馬場。雪子はヴァイザァブリッツが『速く走らせて』と言っているのを体で感じていた。
「やぁ、マドモワゼル。調子はどうだい?」
若手のフランス人騎手、オリビエ・デュマに声をかけられる。その顔には嘲笑が浮かんでいる。雪子はニコリと微笑み、完璧は発音で答えた。
「絶好調よ」
自信に満ちたその答えにデュマは苦虫を潰した顔になる。ここ数年、日本からの遠征も増えているせいか、観客席も期待と嘲笑が混じっているのは分かっていた。だが、雪子はそんな周囲の反応をものともせず、毅然と立ち向かう。
ゲートが開くとヴァイザァブリッツは飛び出した。初めての深い芝などものともせず、スタートダッシュを決める。出走頭数が六頭という経験のない状況にもなんなく対応し、影を踏ませることもなく最終コーナーを回る。直線に入り追い上げてくる他馬を一蹴して先頭でゴール板を駆け抜けたのだった。
「やっぱ、ユキコはすごい!!」
リーアムやマリーが我が事のように喜ぶ一方、ケネスとゲイリーが不満顔になる。
「あれで、凱旋門賞に乗せないのはいうのは納得がいかん」
テレビ中継を見ていたケネスが鼻息も荒く、テーブルを叩く。皆もそれに同意して同意して頷き合う。一人、仁菜だけは諦めの表情でため息をついた。
「それがヒョーマ・ワシオという男だ」
叔父のゲイリーが腹の底からこみ上げてくるような低い声で告げた。その瞳には怒りと嫌悪の炎が燻っている。エクレールの件で何度か来日したことのある彼は鷲尾兵馬とも面識があった。勿論、それは友好的なものではない。
「そうか。ゲイリーは面識があったな」
「じゃ、益々負けられない」
「そうよ。あの男の判断が間違いだったとはっきり分からせてやる」
仁菜が力強く宣言をすれば、仲間たちもそれに同調した。マグワイアファームの結束が更に強くなった瞬間だった。
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