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『風が感じる憧憬と快感(3)』
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『風が感じる憧憬と快感(3)』
「うーん。薫ちゃんはエッチだねぇ。オナニーでそんなに感じちゃうんだ? だけどボクの方もちゃんとお世話してね?」
「ち、ちがっ、うぐっ」
今度はやや強引に口の中にペニスをねじ込まれた。
強引にされると、快感がさらに強くなる。
ノドを突かれるたびに、手も足も力が抜けてしまって、糸の切れた人形のようになってしまう。
くわえこんだペニスに吸い付くだけで精いっぱい。
頭もボーっとして、耳も遠くなっていく。
「あらら。薫ちゃんにはまだ二発続けては早かったかな? 夏木さんでも慣れるまで時間がかかったしね」
「ふぁ……」
青葉センパイ。あの人も最初は……こうだったんだ?
だったら加減してくれる。今日はもうおしまいにしてもらえる。
そう思った。ウチは甘かった。
「習うより慣れろ、って言うし。今日はボクにまかせて、薫ちゃんはお口だけ開けていればいいよ?」
イヤな予感がした。
けれどそのイヤな予感は、それ以上の快感となって、ウチの口の中を犯し始めた。
頭ではなくて、髪を掴んだ京センパイ。
ペニスがウチの口の中を好き放題に暴れる。
「げほっ、ごほっ! ううっ!」
ウチがどれだけ苦しそうにしても、まったくお構いなし。
涙目で見上げると、意地悪な笑顔を浮かべた京センパイがウチを見下ろしている。
……ゾクっとした。それだけでイッた。
ウチはどうしても、こういうシチュエーションに弱いみたいだ。
「二発目、イクよ?」
「うぅ」
なすがままにされ、二回目の精液がウチの口の中で熱く飛び散る。
「……あ、はっ」
ウチが覚えていたのはそこまでだった。
***
「ごめんね、薫ちゃん。ちょっと無茶しちゃったね? 大丈夫?」
目が覚めた時、ウチは隣に座っていた京センパイの肩に寄りかかっていた。
「あ、し、失礼しました! 大丈夫ッス!」
慌てて肩から体をどかすものの、視界がフラつく。
「いいからいいから。さっきはボクが悪かった。もう少し休んでいて。お店のお手伝いの時間、まだ大丈夫でしょ?」
「は、はい。では、その失礼します……」
ウチはお言葉に甘えて、再び京センパイの肩によりかかる。
できればその大きな肩に横顔をのせたかったけれど、身長差によりとても無理。
ショーコぐらいあればなんとか、青葉センパイならサマになる、それぐらいの身長が必要だ。
背も胸も、デカい女は損をする。それが常識だけど今はもう少しだけ背が欲しかった。
身長ギリギリ149センチ。ウチの唯一の自慢が今は空しい。
「けど京センパイこそ、その、いいんスか? 自分なんかと一緒にいる所なんて誰かに見られたら。写真を撮られたりするかもですし……」
放課後とはいえ、まだ部活をやっている連中はたくさんいる。
グラウンドからずいぶん離れたこの自販機コーナーまでやってくるヤツはいないと思うけど、文化部の連中ならわからない。
「ああ、そんなの別に。ボクとツーショットの写真なんて珍しくもないよ? クラスの子たちとだったら撮らない日はないからね。その子たちが送ってきた写真、見せようか?」
そういって京センパイは自分のケータイを見せてくれた。
写真フォルダには色々な女生徒と、肩を組んだり、腕を組んだり、顔をよせあったりしたツーショットがたくさん入っている。
「あの、京センパイ」
「ん?」
「このセンパイら、とも、その、こういう関係を?」
ウチと青葉センパイ以外にもセフレはいると思っているけど、モノには限度がある。
今のウチの状況は確かにおいしいけれど、他の女との嫉妬や争いに巻き込まれるのはカンベンしてもらいたい……。
「あー、さすがにそれはないよ。ボクの事、ビッチか何かだと思ってる?」
「い、いえ、そんなこと思ってない……ッス……よ?」
本当は思ってるけど、はいそーです、とは言えませんって。
「いや、ビッチの自覚はあるから、それはいいんだけどね?」
「あるんスか……」
「けど、見境なしってわけじゃないから。ボクは気に入った子にしか迫らない。ボクのセフレ採用基準はなかなか厳しいよ?」
京センパイがウチの顔を見る。
少しは、か、かわいい、とか思ってくれていたりするんスかね?
と思っていると、京センパイの視線が少し下に向いた。
……胸ッスか。本当に胸なんスか?
いや、ウチとしては嬉しいですけど、京センパイって変わり者ですよね……。
「だからボクと一緒にいるところを写真で撮られるとか、そういうのは気にしなくていいよ」
そういうわけで大丈夫だよと、よりかかっているウチの髪をまた梳いてくれた。
髪を撫でるのって、京センパイのクセなんスかね?
「んー。こういう時間もいいよね」
「え?」
「ほら。セフレって別に体だけの関係だけじゃなくて。こうやって横に並んでジュース飲んでる時間もいいなって。お互いの事を色々と知れば、もっと仲良くなれるでしょ? もちろんカオルちゃんがイヤじゃなければだけど」
「ウ、ウチは大歓迎ッス!」
断る理由なんてない。
まるで恋人同士のような錯覚に浸れる、最高の時間なので!
「そう? じゃあ近いうちに少し遠出もしてみない? 夏木さんも一緒に。せっかくだから泊まりでね」
そう思っていたら、京センパイがこんな事を言い出した。
「うーん。薫ちゃんはエッチだねぇ。オナニーでそんなに感じちゃうんだ? だけどボクの方もちゃんとお世話してね?」
「ち、ちがっ、うぐっ」
今度はやや強引に口の中にペニスをねじ込まれた。
強引にされると、快感がさらに強くなる。
ノドを突かれるたびに、手も足も力が抜けてしまって、糸の切れた人形のようになってしまう。
くわえこんだペニスに吸い付くだけで精いっぱい。
頭もボーっとして、耳も遠くなっていく。
「あらら。薫ちゃんにはまだ二発続けては早かったかな? 夏木さんでも慣れるまで時間がかかったしね」
「ふぁ……」
青葉センパイ。あの人も最初は……こうだったんだ?
だったら加減してくれる。今日はもうおしまいにしてもらえる。
そう思った。ウチは甘かった。
「習うより慣れろ、って言うし。今日はボクにまかせて、薫ちゃんはお口だけ開けていればいいよ?」
イヤな予感がした。
けれどそのイヤな予感は、それ以上の快感となって、ウチの口の中を犯し始めた。
頭ではなくて、髪を掴んだ京センパイ。
ペニスがウチの口の中を好き放題に暴れる。
「げほっ、ごほっ! ううっ!」
ウチがどれだけ苦しそうにしても、まったくお構いなし。
涙目で見上げると、意地悪な笑顔を浮かべた京センパイがウチを見下ろしている。
……ゾクっとした。それだけでイッた。
ウチはどうしても、こういうシチュエーションに弱いみたいだ。
「二発目、イクよ?」
「うぅ」
なすがままにされ、二回目の精液がウチの口の中で熱く飛び散る。
「……あ、はっ」
ウチが覚えていたのはそこまでだった。
***
「ごめんね、薫ちゃん。ちょっと無茶しちゃったね? 大丈夫?」
目が覚めた時、ウチは隣に座っていた京センパイの肩に寄りかかっていた。
「あ、し、失礼しました! 大丈夫ッス!」
慌てて肩から体をどかすものの、視界がフラつく。
「いいからいいから。さっきはボクが悪かった。もう少し休んでいて。お店のお手伝いの時間、まだ大丈夫でしょ?」
「は、はい。では、その失礼します……」
ウチはお言葉に甘えて、再び京センパイの肩によりかかる。
できればその大きな肩に横顔をのせたかったけれど、身長差によりとても無理。
ショーコぐらいあればなんとか、青葉センパイならサマになる、それぐらいの身長が必要だ。
背も胸も、デカい女は損をする。それが常識だけど今はもう少しだけ背が欲しかった。
身長ギリギリ149センチ。ウチの唯一の自慢が今は空しい。
「けど京センパイこそ、その、いいんスか? 自分なんかと一緒にいる所なんて誰かに見られたら。写真を撮られたりするかもですし……」
放課後とはいえ、まだ部活をやっている連中はたくさんいる。
グラウンドからずいぶん離れたこの自販機コーナーまでやってくるヤツはいないと思うけど、文化部の連中ならわからない。
「ああ、そんなの別に。ボクとツーショットの写真なんて珍しくもないよ? クラスの子たちとだったら撮らない日はないからね。その子たちが送ってきた写真、見せようか?」
そういって京センパイは自分のケータイを見せてくれた。
写真フォルダには色々な女生徒と、肩を組んだり、腕を組んだり、顔をよせあったりしたツーショットがたくさん入っている。
「あの、京センパイ」
「ん?」
「このセンパイら、とも、その、こういう関係を?」
ウチと青葉センパイ以外にもセフレはいると思っているけど、モノには限度がある。
今のウチの状況は確かにおいしいけれど、他の女との嫉妬や争いに巻き込まれるのはカンベンしてもらいたい……。
「あー、さすがにそれはないよ。ボクの事、ビッチか何かだと思ってる?」
「い、いえ、そんなこと思ってない……ッス……よ?」
本当は思ってるけど、はいそーです、とは言えませんって。
「いや、ビッチの自覚はあるから、それはいいんだけどね?」
「あるんスか……」
「けど、見境なしってわけじゃないから。ボクは気に入った子にしか迫らない。ボクのセフレ採用基準はなかなか厳しいよ?」
京センパイがウチの顔を見る。
少しは、か、かわいい、とか思ってくれていたりするんスかね?
と思っていると、京センパイの視線が少し下に向いた。
……胸ッスか。本当に胸なんスか?
いや、ウチとしては嬉しいですけど、京センパイって変わり者ですよね……。
「だからボクと一緒にいるところを写真で撮られるとか、そういうのは気にしなくていいよ」
そういうわけで大丈夫だよと、よりかかっているウチの髪をまた梳いてくれた。
髪を撫でるのって、京センパイのクセなんスかね?
「んー。こういう時間もいいよね」
「え?」
「ほら。セフレって別に体だけの関係だけじゃなくて。こうやって横に並んでジュース飲んでる時間もいいなって。お互いの事を色々と知れば、もっと仲良くなれるでしょ? もちろんカオルちゃんがイヤじゃなければだけど」
「ウ、ウチは大歓迎ッス!」
断る理由なんてない。
まるで恋人同士のような錯覚に浸れる、最高の時間なので!
「そう? じゃあ近いうちに少し遠出もしてみない? 夏木さんも一緒に。せっかくだから泊まりでね」
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