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『夏と風のアイロニー(2)』
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『夏と風のアイロニー(2)』
「ぐっ、げふっ!」
苦し気な表情は、あくまで苦し気であって、夏木さんの瞳はますます潤っていく。
涙となってそれが頬を伝っていくが、かまわず、オレは何度も夏先のノドを尽き続ける。
そして。
「そろそろ出すよ? どこに欲しい?」
夏木さんは一瞬でもペニスを口から離したくないのか、返事のかわりにペニスにさらに吸い付く。
「いいよ。じゃあ、最後は夏木さんが動いてくれる? 最後の一滴まで飲み込むんだよ?」
ポンポンと頭を撫でると、強く吸い付いたまま、夏木さんは頭を前後に動かし始めた。
ずずっ、ずずっ、というペニスを濡らす自分の唾液をすする音が、いっそう激しくなっていく。
夏木さんが大きく足を開きながら、あいている手でオレの足をさすった。
「ん? ああ。こうして欲しいのかな?」
「んっ、ふっ、ふっ、んんっ!」
長いスカートの中へ、オレは足をもぐらせる。
すぐに夏木さんがオレの靴の上に乗りかかって、押し付けてきた。
ナニを? もちろん濡れに濡れた敏感な所だ。
「気持ちいい?」
「ん、んん、んっ!」
硬い革靴が強い刺激になって、夏木さんの体をビクビクと震わせる。
それでもペニスを飲み込んだ唇は離れる事はない。
逆に強く吸い付き、乱れる髪にかまわず頭を振り続ける。
「はっ、はっ……はぶっ、んんっ」
オレの靴にかかる体重が増し、腰をこする動きも大きくなる。
クラスでは近づきがたい空気をまとった夏木さんが、こんな事をしているなんて誰も想像しないだろう。
そんな淫らな姿に一層の興奮を覚えたオレは、オレは夏木さんの髪を強くつかみあげる。
腰の奥からの熱い射精の予兆。
「行くよ」
最後の一突きとばかりに、軽く引いた腰を一気に押し込んだ。
「う゛っ! ふっ、うっ! ふううぅうう……」
苦し気にうめく夏木さんの口の中に、ドクドクと放たれる熱い感覚。
精液が放たれるたび、夏木さんの肩もビクビクと跳ねる。
口から走る快感に耐えるよう、目をぎゅっとつむっている夏木さん。
肉体的な感触とあわせて、いつも強気な夏木さんのこの表情がたまらない。
征服感というか、そういうSっぽい快感が実にクセになる。キャップは大事。
音のない個室の中で、夏木さんがノドを鳴らす小さな音だけが響く。
全てを飲み込んだ夏木さんの頬を撫でる。
目を薄く開けた夏木さんが、涙をためた瞳で見上げてくる。
「夏木さん。そのまま口を放さずにお掃除して?」
「……ん」
濡れた唇がゆっくり前後する。軽く舌をからめるようなスロート。
「ありがとう、もういいよ」
「あ……ふっ」
ちゅぽん、と最後まで吸い付いていたペニスが音を立てて、夏木さんの口から抜けた。
オレは立ち上がり、ズボンをあげる。
「あ……」
跪いたままの夏木さんが切ない声を漏らした。
いつもならこのまま口でもう一回、その後に前から後ろからという流れだが、あえてオレは何も言わず身支度を整えた。
「言ってなかったけど、実はこの後に少し用事があるんだ。続きはまた今度ね?」
「な、なんだよ。そうか。なら言ってくれれば、今日は別に……」
今日はおしまいと言われて、夏木さんがいつものキツめの表情に戻って立ち上がった。
中途半端に終わらされて悶々としているのか、最後は恨めしそうな口調だった。
「ごめんね。ボクがどうしても夏木さんの口を楽しみたくて。中途半端はイヤだったよね? 今度から時間がない時はやめておくよ」
申し訳ないという顔を作って夏木さんに謝る。すると、夏木さんは慌てて。
「べ、別にイヤじゃないぞ! いつでもシテやるっていうか、アタシの方がさせてもらってるんだしな! 口でもなんでもつきあってやるって」
出会ってからの時間は短いが、お付き合いの深さは戻字通り深くなった。
とはいえ、ここは男女比がひどく偏った世界だ。
夏木さんも自分の幸運に自覚があるんだろう。
前世で言えば、転入してきた美少女が実は淫乱で、いつでもヤレるセフレになった、そんな関係だ。
ささいな事でも、オレに心変わりをされてはまたらないと、こうしてすぐにフォローが入る。
オレはオレで、こういう反応が返ってくるとわかっていて、夏木さんにちょっかいをかけている。
だって可愛いからね。
「うん。ありがと。じゃあ三分くらいでいいかな? ボクが先にトイレから出るから、夏木さんは後から出てね。じゃあ、また明日」
「お、おう。また明日な」
そうしてオレはいつもの校舎裏のトイレから出て……そのままトイレの裏に隠れた。
三分後。
「誰もいないよな?」
女生徒が男子トイレから出で来る所を見られたら、退学で済むかどうか。
夏木さんは周囲に人気がない事を確認すると、慎重に、しかし素早くトイレから出てくる。
「はぁ。くそ。口だけでもイクなんて、本当にアタシ、やばくないか……」
スカートのシワを伸ばしつつ、溜息をついている夏木さん。その不安、わからない事ともないが、健康を害するものではないのでご安心を。
夏木さんが肩で風をきりながら、正門の方へと向かっていく。
お家のお手伝いの時間もあるし、今日はもうここに戻ってくる事もないだろう。
「さて」
オレは再びトイレの中に戻った。
「ぐっ、げふっ!」
苦し気な表情は、あくまで苦し気であって、夏木さんの瞳はますます潤っていく。
涙となってそれが頬を伝っていくが、かまわず、オレは何度も夏先のノドを尽き続ける。
そして。
「そろそろ出すよ? どこに欲しい?」
夏木さんは一瞬でもペニスを口から離したくないのか、返事のかわりにペニスにさらに吸い付く。
「いいよ。じゃあ、最後は夏木さんが動いてくれる? 最後の一滴まで飲み込むんだよ?」
ポンポンと頭を撫でると、強く吸い付いたまま、夏木さんは頭を前後に動かし始めた。
ずずっ、ずずっ、というペニスを濡らす自分の唾液をすする音が、いっそう激しくなっていく。
夏木さんが大きく足を開きながら、あいている手でオレの足をさすった。
「ん? ああ。こうして欲しいのかな?」
「んっ、ふっ、ふっ、んんっ!」
長いスカートの中へ、オレは足をもぐらせる。
すぐに夏木さんがオレの靴の上に乗りかかって、押し付けてきた。
ナニを? もちろん濡れに濡れた敏感な所だ。
「気持ちいい?」
「ん、んん、んっ!」
硬い革靴が強い刺激になって、夏木さんの体をビクビクと震わせる。
それでもペニスを飲み込んだ唇は離れる事はない。
逆に強く吸い付き、乱れる髪にかまわず頭を振り続ける。
「はっ、はっ……はぶっ、んんっ」
オレの靴にかかる体重が増し、腰をこする動きも大きくなる。
クラスでは近づきがたい空気をまとった夏木さんが、こんな事をしているなんて誰も想像しないだろう。
そんな淫らな姿に一層の興奮を覚えたオレは、オレは夏木さんの髪を強くつかみあげる。
腰の奥からの熱い射精の予兆。
「行くよ」
最後の一突きとばかりに、軽く引いた腰を一気に押し込んだ。
「う゛っ! ふっ、うっ! ふううぅうう……」
苦し気にうめく夏木さんの口の中に、ドクドクと放たれる熱い感覚。
精液が放たれるたび、夏木さんの肩もビクビクと跳ねる。
口から走る快感に耐えるよう、目をぎゅっとつむっている夏木さん。
肉体的な感触とあわせて、いつも強気な夏木さんのこの表情がたまらない。
征服感というか、そういうSっぽい快感が実にクセになる。キャップは大事。
音のない個室の中で、夏木さんがノドを鳴らす小さな音だけが響く。
全てを飲み込んだ夏木さんの頬を撫でる。
目を薄く開けた夏木さんが、涙をためた瞳で見上げてくる。
「夏木さん。そのまま口を放さずにお掃除して?」
「……ん」
濡れた唇がゆっくり前後する。軽く舌をからめるようなスロート。
「ありがとう、もういいよ」
「あ……ふっ」
ちゅぽん、と最後まで吸い付いていたペニスが音を立てて、夏木さんの口から抜けた。
オレは立ち上がり、ズボンをあげる。
「あ……」
跪いたままの夏木さんが切ない声を漏らした。
いつもならこのまま口でもう一回、その後に前から後ろからという流れだが、あえてオレは何も言わず身支度を整えた。
「言ってなかったけど、実はこの後に少し用事があるんだ。続きはまた今度ね?」
「な、なんだよ。そうか。なら言ってくれれば、今日は別に……」
今日はおしまいと言われて、夏木さんがいつものキツめの表情に戻って立ち上がった。
中途半端に終わらされて悶々としているのか、最後は恨めしそうな口調だった。
「ごめんね。ボクがどうしても夏木さんの口を楽しみたくて。中途半端はイヤだったよね? 今度から時間がない時はやめておくよ」
申し訳ないという顔を作って夏木さんに謝る。すると、夏木さんは慌てて。
「べ、別にイヤじゃないぞ! いつでもシテやるっていうか、アタシの方がさせてもらってるんだしな! 口でもなんでもつきあってやるって」
出会ってからの時間は短いが、お付き合いの深さは戻字通り深くなった。
とはいえ、ここは男女比がひどく偏った世界だ。
夏木さんも自分の幸運に自覚があるんだろう。
前世で言えば、転入してきた美少女が実は淫乱で、いつでもヤレるセフレになった、そんな関係だ。
ささいな事でも、オレに心変わりをされてはまたらないと、こうしてすぐにフォローが入る。
オレはオレで、こういう反応が返ってくるとわかっていて、夏木さんにちょっかいをかけている。
だって可愛いからね。
「うん。ありがと。じゃあ三分くらいでいいかな? ボクが先にトイレから出るから、夏木さんは後から出てね。じゃあ、また明日」
「お、おう。また明日な」
そうしてオレはいつもの校舎裏のトイレから出て……そのままトイレの裏に隠れた。
三分後。
「誰もいないよな?」
女生徒が男子トイレから出で来る所を見られたら、退学で済むかどうか。
夏木さんは周囲に人気がない事を確認すると、慎重に、しかし素早くトイレから出てくる。
「はぁ。くそ。口だけでもイクなんて、本当にアタシ、やばくないか……」
スカートのシワを伸ばしつつ、溜息をついている夏木さん。その不安、わからない事ともないが、健康を害するものではないのでご安心を。
夏木さんが肩で風をきりながら、正門の方へと向かっていく。
お家のお手伝いの時間もあるし、今日はもうここに戻ってくる事もないだろう。
「さて」
オレは再びトイレの中に戻った。
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