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『夏と風のアイロニー(1)』
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『夏と風のアイロニー(1)』
オレの足の間で、金髪のポニーテールが揺れている。
「う、はふっ……」
放課後の校舎裏。いつもの男子トイレ、いつもの奥の個室。
夏にはまだ早い時期だが、本来は一人で利用する個室に二人でいれば息もこもる。
いや、こもるのは息と熱気だけじゃない。
「ひもち……いいか?」
「夏木さん、気持ちいいよ。続けて?」
フタをした便座に座るオレの足の間にひざまずく夏木さんが、上目遣いでオレを見る。
長いスカートが床に広がり、ポニーテールに結われた長い金髪がゆらゆら揺れる。
見慣れてきた光景。
だがこの景色がどれほど貴重で、どれほど得難いものか。
オレはしっかりと認識している。オレは決して驕らない。
鼻持ちならない高慢なビッチというのは、前世のオレの好みではない。
いつでも快くヤラせてくれる都合のいいビッチ、それでいて決して誰かのモノにはならないビッチ。
それこそオレが目指すビッチ像だ。
この理想に至るには、きっと難しい道のりを歩むことになるだろう。
それを覚悟で、オレは全ての女の子の前でいい顔をして、しかし決して後ろから刺される事のない八方美人、否、全方向ビッチになってみせる。
最初のセフレとして夏木さんに出会えたのは、オレにとって幸運だったと思う。
ツッパリヤンキーのくせに純情で、しかしお年頃という事もあり、オレのビッチ宣言を受け入れてなお、関係を受けいれた。
逆の立場だったらオレも即答でうなずくが、ビッチ初心者のオレにとって初めて同士の相手というのは、実に良い相手だった。
もし最初の相手が冬原先生だったら、この世界における年上女性のがっつき具合を知らず、あんなふうにあしらえなかっただろう。
きっと今頃、毎週末ごとに先生の部屋に泊まり込み、卒業後は結婚して、子供は何人欲しい? なんて睦まじくもイケない学園生活に突入していたはずだ。
そして、春日井さんが最初の相手になっていたら……オレはこの世界の女性に対し、性的な意味で恐怖を抱いていただろう。
ビッチになる野望は秒でかききえ、今頃は彼女の『ご主人様』として、調教されていたに違いない。
……まぁ、どちらも悪くはないが、男たるもの一度は世界の頂きを目指したい。
ビッチという山の頂きから望む景色はどんなものだろうか。
などと、壮大な夢の果てをトイレの天井に見ていたら。
「……いたっ。夏木さん、噛まないでよ」
ペニスに歯型がつくのでは、というぐらい強めの甘噛みをされた。
夏木さんの無言の抗議だ。
おおかたオレが考え事をして、気が散っているのが気に食わなかったのだろう。
「ふふ。夏木さんは可愛いね。よしよし」
「……ッ、んっ……」
オレは優しく頭を撫で、髪を梳く。
「ごめんね。撫でてあげるから許してね?」
「……んっ」
エッチの時に甘やかしてくれる美少女(夏木さんにとってはイケメン)とか最高だよな?
普段の夏木さんにこんな事をしようものなら拳が飛んでくるが、今はオレの手を受け入れている。
代われば代わるものである。まぁ、それだけ人生が変わるほどの体験を互いに重ねてきたわけだから、不思議じゃない。
「お互い初めて同士だったのに、夏木さんはすっかりエッチになったね?」
「そ、それは、お前がっ!」
聞き捨てならなかったのか、夏木さんが口からペニスを抜いて、オレの足の間から見上げて抗議してくる。
唇の端から垂れる、泡立った唾液が実にエロい。
「ボクはエッチな夏木さんが好きだよ? さ、続けて?」
「う……うん」
何か言いたそうに。けれども、その唇は言葉ではなく、オレのペニスをくわえる為に開かれた。
「夏木さんがエッチにペニスをくわえる顔、とっても可愛いよ」
嬉しいのか、オレのペニスにはわす舌の動きが激しくなった。
このあたり過去の自分の立場だと、どういう褒められ方をしているのか想像しがたい。
クンニをしていたら同級生の美少女にかわいいと褒められる……というのも微妙に違う気がするし。
まぁ、本人が喜んでいるので、それでヨシ、だ。
「女神様、今日もありがとうございます」
そしてクソ女神様への感謝も忘れない。
性格はクソだが、それはそれ、これはこれ。
オレは恩知らずのピッチにもなる気はない。
「うんむ?」
「ふふ、なんでもないよ、続けて?」
オレの独り言に、ペニスをくわえたままの夏木さんが首をかしげる。
ちゅばちゅば、と。
時折、ずるる、と。
夏木さんは、自身のヨダレでべとべとになった唇で、吸って、飲みこんで、大きく音を立てる。
無人のトイレに淫らな音と。
「ふっ、はっ……んっ」
喉の奥までペニスを飲み込んだまま、夏木さんがスカートの中に手を入れ、ますます息が荒くなっていく。
「……ん、いくよ? もっと奥まで飲み込んで?」
「う、うっぐ……」
オレの下腹部で夏木さんの鼻がつぶれ、それでもなおぐいぐいと自分からペニスを奥へ奥へと飲み込もうとする。
オレはポニーテールの根本を、意識して乱暴につかみ、夏木さんの視線をこちらへ向けさせる。
「んっ! んっ……」
一瞬の痛みに目を細めるが、すぐにその瞳はとろんと溶ける。
女神スキルによって性感帯と化した口内をペニスで埋められる快感は、髪をつかみあげられる痛みよりも勝るのだろう。
だが、夏木さん自身、なかなかのマゾっ気がある証拠ともいえるのが、この表情だ。
普段の強気な態度や振舞いがあるからこそ、男子トイレでひざまずき、ペニスをくわえこむというギャップが実に良い。
オレは髪をつかんで夏木さんの顔を引き寄せたまま、腰を軽く引き。
一気に突き込んだ。
オレの足の間で、金髪のポニーテールが揺れている。
「う、はふっ……」
放課後の校舎裏。いつもの男子トイレ、いつもの奥の個室。
夏にはまだ早い時期だが、本来は一人で利用する個室に二人でいれば息もこもる。
いや、こもるのは息と熱気だけじゃない。
「ひもち……いいか?」
「夏木さん、気持ちいいよ。続けて?」
フタをした便座に座るオレの足の間にひざまずく夏木さんが、上目遣いでオレを見る。
長いスカートが床に広がり、ポニーテールに結われた長い金髪がゆらゆら揺れる。
見慣れてきた光景。
だがこの景色がどれほど貴重で、どれほど得難いものか。
オレはしっかりと認識している。オレは決して驕らない。
鼻持ちならない高慢なビッチというのは、前世のオレの好みではない。
いつでも快くヤラせてくれる都合のいいビッチ、それでいて決して誰かのモノにはならないビッチ。
それこそオレが目指すビッチ像だ。
この理想に至るには、きっと難しい道のりを歩むことになるだろう。
それを覚悟で、オレは全ての女の子の前でいい顔をして、しかし決して後ろから刺される事のない八方美人、否、全方向ビッチになってみせる。
最初のセフレとして夏木さんに出会えたのは、オレにとって幸運だったと思う。
ツッパリヤンキーのくせに純情で、しかしお年頃という事もあり、オレのビッチ宣言を受け入れてなお、関係を受けいれた。
逆の立場だったらオレも即答でうなずくが、ビッチ初心者のオレにとって初めて同士の相手というのは、実に良い相手だった。
もし最初の相手が冬原先生だったら、この世界における年上女性のがっつき具合を知らず、あんなふうにあしらえなかっただろう。
きっと今頃、毎週末ごとに先生の部屋に泊まり込み、卒業後は結婚して、子供は何人欲しい? なんて睦まじくもイケない学園生活に突入していたはずだ。
そして、春日井さんが最初の相手になっていたら……オレはこの世界の女性に対し、性的な意味で恐怖を抱いていただろう。
ビッチになる野望は秒でかききえ、今頃は彼女の『ご主人様』として、調教されていたに違いない。
……まぁ、どちらも悪くはないが、男たるもの一度は世界の頂きを目指したい。
ビッチという山の頂きから望む景色はどんなものだろうか。
などと、壮大な夢の果てをトイレの天井に見ていたら。
「……いたっ。夏木さん、噛まないでよ」
ペニスに歯型がつくのでは、というぐらい強めの甘噛みをされた。
夏木さんの無言の抗議だ。
おおかたオレが考え事をして、気が散っているのが気に食わなかったのだろう。
「ふふ。夏木さんは可愛いね。よしよし」
「……ッ、んっ……」
オレは優しく頭を撫で、髪を梳く。
「ごめんね。撫でてあげるから許してね?」
「……んっ」
エッチの時に甘やかしてくれる美少女(夏木さんにとってはイケメン)とか最高だよな?
普段の夏木さんにこんな事をしようものなら拳が飛んでくるが、今はオレの手を受け入れている。
代われば代わるものである。まぁ、それだけ人生が変わるほどの体験を互いに重ねてきたわけだから、不思議じゃない。
「お互い初めて同士だったのに、夏木さんはすっかりエッチになったね?」
「そ、それは、お前がっ!」
聞き捨てならなかったのか、夏木さんが口からペニスを抜いて、オレの足の間から見上げて抗議してくる。
唇の端から垂れる、泡立った唾液が実にエロい。
「ボクはエッチな夏木さんが好きだよ? さ、続けて?」
「う……うん」
何か言いたそうに。けれども、その唇は言葉ではなく、オレのペニスをくわえる為に開かれた。
「夏木さんがエッチにペニスをくわえる顔、とっても可愛いよ」
嬉しいのか、オレのペニスにはわす舌の動きが激しくなった。
このあたり過去の自分の立場だと、どういう褒められ方をしているのか想像しがたい。
クンニをしていたら同級生の美少女にかわいいと褒められる……というのも微妙に違う気がするし。
まぁ、本人が喜んでいるので、それでヨシ、だ。
「女神様、今日もありがとうございます」
そしてクソ女神様への感謝も忘れない。
性格はクソだが、それはそれ、これはこれ。
オレは恩知らずのピッチにもなる気はない。
「うんむ?」
「ふふ、なんでもないよ、続けて?」
オレの独り言に、ペニスをくわえたままの夏木さんが首をかしげる。
ちゅばちゅば、と。
時折、ずるる、と。
夏木さんは、自身のヨダレでべとべとになった唇で、吸って、飲みこんで、大きく音を立てる。
無人のトイレに淫らな音と。
「ふっ、はっ……んっ」
喉の奥までペニスを飲み込んだまま、夏木さんがスカートの中に手を入れ、ますます息が荒くなっていく。
「……ん、いくよ? もっと奥まで飲み込んで?」
「う、うっぐ……」
オレの下腹部で夏木さんの鼻がつぶれ、それでもなおぐいぐいと自分からペニスを奥へ奥へと飲み込もうとする。
オレはポニーテールの根本を、意識して乱暴につかみ、夏木さんの視線をこちらへ向けさせる。
「んっ! んっ……」
一瞬の痛みに目を細めるが、すぐにその瞳はとろんと溶ける。
女神スキルによって性感帯と化した口内をペニスで埋められる快感は、髪をつかみあげられる痛みよりも勝るのだろう。
だが、夏木さん自身、なかなかのマゾっ気がある証拠ともいえるのが、この表情だ。
普段の強気な態度や振舞いがあるからこそ、男子トイレでひざまずき、ペニスをくわえこむというギャップが実に良い。
オレは髪をつかんで夏木さんの顔を引き寄せたまま、腰を軽く引き。
一気に突き込んだ。
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