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『男のアレと女のコレと』
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『男のアレと女のコレと』
「……え?」
「包茎。仮性、真正、カントン、色々あるけど、どう感じる?」
突然のオレからの話に、薫ちゃんは顔を赤くしながら口を開く。
「ウチは別に……その、個性というか、個人差ですし。しいて言うなら、好みの問題、なんスかね?」
相手を、いや、男を気遣うような、それでいて、触れてはいけないのでは? という顔でしどろもどろに答えている。
だいたい予想通りの反応だ。
「なら、コレも、個人差じゃない?」
オレはかくれんぼしている乳首を指でコリコリしつつ、薫ちゃんにたずねる。
「あ、んっ……そ、その、それは違うッスよ。そんなのカッコ悪いし、気持ち悪いから、男の人は敬遠するって……雑誌とかに書いてあったし……手術する人も多いって」
「エロ雑誌?」
「……ッ」
まさしくもって前世でいう、包茎のような扱いだ。
そういえば、この世界だと、タートルネックを目元まで引き上げた、マッシュルームカットの男性モデルの広告って見ないな。あれはあれはでなかなか秀逸だったけど。
ともかく、これはなかなかデリケートな展開だ。
薫ちゃんの陥没乳首はオレにとって、数ある憧れの一つ、かつて手にしたかった夢のひとかけらであるが、本人は恥ずかしいと思っている。
過去の自分を思い出す。
女性を知らずに終わった人生。
そんな過去でも、イメトレは怠っていなかっただろう?
どんな女に人に優しくされたかった?
コンプレックスを持つ自分にとって、都合のいい女の人とはどういう言葉と態度で、オレの妄想の中で輝いていた?
答えはこうだ。
「薫ちゃん」
「あ、はい」
「かわいいよ?」
「んはっ!」
オレは大きな乳房をすくいあげるようにして、その薄色の乳輪ごと隠れた先端を口に含む。
オレの妄想でいつも微笑んでいたあの子は、ただ、ただ全肯定してくれただろう。
それで何かが解決するわけじゃなかったが、一時の妄想であっても、オレの魂は救われた。
であれば、存在するイケメンが全肯定すれば、薫ちゃんの魂も救われるはずだ。
いや、救ってみせよう。
せめてオレの前では、何も恥ずかしがる事はなく、恥ずべきものではないのだと、胸を張ってもらえるように。
オレはその張られた胸に、飛びつきたいのだから。
オレは、自分の口の中にある、隠れた小さな乳首を舌でつつき、ときおり甘噛みして、愛撫する。
「うっ、はぁん、セ、センパイ、京センパイ、ダメっすよ! 男の人が、そんな事しちゃ……ッ!」
それまで経験した事ない快感といわんばかりに、薫ちゃんの息が切れていく。
そしてダメと言いながらも、無意識なのか、オレの頭を抱え込み、自分の胸にうずめようとする。
そう。
もっと、もっとと。薫ちゃんの”女”がオレを求めているのだ。
「薫ちゃん、本当にやめて欲しいのかな」
おっぱいで溺死しそうな中、ぷはっと顔を出して薫ちゃんを見つめる。
すぐそこにある小さなお顔は、すでに真っ赤になって、オレを見返してこう言った。
「や、やめて……欲しくないッス……」
「よくできました」
「ああん!」
オレ、再び、海底30センチのおっぱい海溝へと潜り込む。
時折、息継ぎとばかりに、右の胸を揉みながら左の乳首にキスしたり、左の胸を掴みながらも右の乳首を甘噛みしたりする。
「ふ、ふっ、うっ」
すでに左右の乳首には血が巡って、これ以上ないほどに立っていた。
薫ちゃんはそれを見て、自分のものではないような顔をしつつも、足らないとはがりにオレの顔を胸へと押し付ける。
どうやらも、お口でするのも、お口でされるのも、ハマってしまったようだ。
そうして、しばらくの間、オレは柔らかい谷間の中で生きているという実感を得つつ、薫ちゃんへ提案する。
陥没乳首でドタバタしてしまったが、本題はここからだ。
「さて、薫ちゃん。パイズリ、してみてくれるかな? パイズリって知ってる?」
「パ……イグリ?」
異世界にパイズリは存在していない。
そうとわかっていても、つい確かめたくなってしまう。
そして、オレはこうして再び、この世界に絶望するのだ。
「教えてあげよう。かがんでくれる? そう、ヒザをつけるようにして、可愛くて大きなおっぱいが前に出るようにしてね?」
「う、はい、ッス」
いまだ、自分の胸にコンプレックスを持つ薫ちゃんだが、オレに対して、もう見せるだけ見せてしまったということもあって、最初のころよりも大人しく従った。
「それで、こうしてね?」
「え、え、え?」
オレはちょうどペニスの前に来た白い双丘へ、硬くなったままのそれを押し付けた。
驚く薫ちゃんを後目に、両手でおっぱいをペニスに寄せて、挟み込む。
「せ、センパイ!? ダメっすよ、そんなことしたら、そんなの、そんなの」
「薫ちゃん。両手でペニスを挟んで、そのまま上下にこすってくれる?」
オレは構わず、薫ちゃんの手をとって胸に谷間を作らせ、その中にペニスをはさみこむ。
「え、本当に? そんなこと? あ、あの、こんなに強くして、痛くないんスか!?」
「いいから、いいから。もっと強くするくらい挟んでね」
「あ、う、はいッス」
ぎゅう、という音が聞こえるほど、胸を押しつぶす薫ちゃん。
オレのペニスの心配よりも、薫ちゃんのおっぱいこそ、痛そうだが大丈夫か?
「こ、このくらいッスか?」
「うん。いいね。じゃ、そのまま上下にシゴいてみて?」
「は、はい……」
ぎこちなくも、言われたままに、薫ちゃんが手を動かす。
銀色の髪、つのつむじが揺れ、慣れない手つきで懸命にオレを気持ちよくしようとがんばる薫ちゃん。
とても健気で、イジましい。
だというのに。
(やっぱり、気持ちよくない)
のである。
---お知らせ---
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
諸事情、鑑み、アルファポリスでの更新を停止、もしくは退会する事といたしました。
その理由と、今後についてなど近況ボードにのせております。
ご興味ある方は、お読み頂ければ幸いです。
長い間、お世話になりました。ありがとうございました。
「……え?」
「包茎。仮性、真正、カントン、色々あるけど、どう感じる?」
突然のオレからの話に、薫ちゃんは顔を赤くしながら口を開く。
「ウチは別に……その、個性というか、個人差ですし。しいて言うなら、好みの問題、なんスかね?」
相手を、いや、男を気遣うような、それでいて、触れてはいけないのでは? という顔でしどろもどろに答えている。
だいたい予想通りの反応だ。
「なら、コレも、個人差じゃない?」
オレはかくれんぼしている乳首を指でコリコリしつつ、薫ちゃんにたずねる。
「あ、んっ……そ、その、それは違うッスよ。そんなのカッコ悪いし、気持ち悪いから、男の人は敬遠するって……雑誌とかに書いてあったし……手術する人も多いって」
「エロ雑誌?」
「……ッ」
まさしくもって前世でいう、包茎のような扱いだ。
そういえば、この世界だと、タートルネックを目元まで引き上げた、マッシュルームカットの男性モデルの広告って見ないな。あれはあれはでなかなか秀逸だったけど。
ともかく、これはなかなかデリケートな展開だ。
薫ちゃんの陥没乳首はオレにとって、数ある憧れの一つ、かつて手にしたかった夢のひとかけらであるが、本人は恥ずかしいと思っている。
過去の自分を思い出す。
女性を知らずに終わった人生。
そんな過去でも、イメトレは怠っていなかっただろう?
どんな女に人に優しくされたかった?
コンプレックスを持つ自分にとって、都合のいい女の人とはどういう言葉と態度で、オレの妄想の中で輝いていた?
答えはこうだ。
「薫ちゃん」
「あ、はい」
「かわいいよ?」
「んはっ!」
オレは大きな乳房をすくいあげるようにして、その薄色の乳輪ごと隠れた先端を口に含む。
オレの妄想でいつも微笑んでいたあの子は、ただ、ただ全肯定してくれただろう。
それで何かが解決するわけじゃなかったが、一時の妄想であっても、オレの魂は救われた。
であれば、存在するイケメンが全肯定すれば、薫ちゃんの魂も救われるはずだ。
いや、救ってみせよう。
せめてオレの前では、何も恥ずかしがる事はなく、恥ずべきものではないのだと、胸を張ってもらえるように。
オレはその張られた胸に、飛びつきたいのだから。
オレは、自分の口の中にある、隠れた小さな乳首を舌でつつき、ときおり甘噛みして、愛撫する。
「うっ、はぁん、セ、センパイ、京センパイ、ダメっすよ! 男の人が、そんな事しちゃ……ッ!」
それまで経験した事ない快感といわんばかりに、薫ちゃんの息が切れていく。
そしてダメと言いながらも、無意識なのか、オレの頭を抱え込み、自分の胸にうずめようとする。
そう。
もっと、もっとと。薫ちゃんの”女”がオレを求めているのだ。
「薫ちゃん、本当にやめて欲しいのかな」
おっぱいで溺死しそうな中、ぷはっと顔を出して薫ちゃんを見つめる。
すぐそこにある小さなお顔は、すでに真っ赤になって、オレを見返してこう言った。
「や、やめて……欲しくないッス……」
「よくできました」
「ああん!」
オレ、再び、海底30センチのおっぱい海溝へと潜り込む。
時折、息継ぎとばかりに、右の胸を揉みながら左の乳首にキスしたり、左の胸を掴みながらも右の乳首を甘噛みしたりする。
「ふ、ふっ、うっ」
すでに左右の乳首には血が巡って、これ以上ないほどに立っていた。
薫ちゃんはそれを見て、自分のものではないような顔をしつつも、足らないとはがりにオレの顔を胸へと押し付ける。
どうやらも、お口でするのも、お口でされるのも、ハマってしまったようだ。
そうして、しばらくの間、オレは柔らかい谷間の中で生きているという実感を得つつ、薫ちゃんへ提案する。
陥没乳首でドタバタしてしまったが、本題はここからだ。
「さて、薫ちゃん。パイズリ、してみてくれるかな? パイズリって知ってる?」
「パ……イグリ?」
異世界にパイズリは存在していない。
そうとわかっていても、つい確かめたくなってしまう。
そして、オレはこうして再び、この世界に絶望するのだ。
「教えてあげよう。かがんでくれる? そう、ヒザをつけるようにして、可愛くて大きなおっぱいが前に出るようにしてね?」
「う、はい、ッス」
いまだ、自分の胸にコンプレックスを持つ薫ちゃんだが、オレに対して、もう見せるだけ見せてしまったということもあって、最初のころよりも大人しく従った。
「それで、こうしてね?」
「え、え、え?」
オレはちょうどペニスの前に来た白い双丘へ、硬くなったままのそれを押し付けた。
驚く薫ちゃんを後目に、両手でおっぱいをペニスに寄せて、挟み込む。
「せ、センパイ!? ダメっすよ、そんなことしたら、そんなの、そんなの」
「薫ちゃん。両手でペニスを挟んで、そのまま上下にこすってくれる?」
オレは構わず、薫ちゃんの手をとって胸に谷間を作らせ、その中にペニスをはさみこむ。
「え、本当に? そんなこと? あ、あの、こんなに強くして、痛くないんスか!?」
「いいから、いいから。もっと強くするくらい挟んでね」
「あ、う、はいッス」
ぎゅう、という音が聞こえるほど、胸を押しつぶす薫ちゃん。
オレのペニスの心配よりも、薫ちゃんのおっぱいこそ、痛そうだが大丈夫か?
「こ、このくらいッスか?」
「うん。いいね。じゃ、そのまま上下にシゴいてみて?」
「は、はい……」
ぎこちなくも、言われたままに、薫ちゃんが手を動かす。
銀色の髪、つのつむじが揺れ、慣れない手つきで懸命にオレを気持ちよくしようとがんばる薫ちゃん。
とても健気で、イジましい。
だというのに。
(やっぱり、気持ちよくない)
のである。
---お知らせ---
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
諸事情、鑑み、アルファポリスでの更新を停止、もしくは退会する事といたしました。
その理由と、今後についてなど近況ボードにのせております。
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長い間、お世話になりました。ありがとうございました。
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