【R18】転生先は男女比1:30の貞操逆転世界~ビッチを夢見る三十路の魂~

尾和 ハボレ

文字の大きさ
上 下
374 / 415

『夜の公園、薫との練習』

しおりを挟む
『夜の公園、薫との練習』

「薫ちゃんは、夏木さんとボクがどんな関係か知ってるよね?」
「え、ええっと……」

体の関係があるのは理解しているはずだ。

ただ、恋人関係と見ているとなると、それは薫ちゃんの精神衛生上、とても良くない。

事実を知らいな薫ちゃんからすれば、先輩の彼氏に誘惑されて、浮気をする事になってしまう。

もしかしたら、今もそんな罪悪感にとらわれているのかもしれない。

しかし真実を明かし、オレと夏木さんがセフレ関係と知ったら?

そしてオレが夏木さん以外にもセフレを求めているとすれば?

「誰にも言っちゃダメだよ。夏木さんとオボクはね、いわゆるセフレなんだ」
「セ……? セフ!?」
「しー」

オレは薫ちゃんの口に指を当てて黙らせる。

「そう。だから恋人同士とかじゃないし。なんならボクは夏木さん以外にもセフレが欲しいな、なんて思ってるんだ」
「そ、それって」

喋りかけた薫ちゃんの頬をゆっくり撫でる。

「薫ちゃん。ボクの女(セフレ)にならない?」
「……ッ」

オレは正面から薫ちゃんに問いかける。

「でも、突然すぎて返事ができないなら、最初はお試しなんてどうかな? ボクから最後の一線は越えないし、薫ちゃんがイヤになったらいつでも、関係を解消する」
「お、お試しッスか……?」
「そう。最初はこういうのなんてどうかな?」

頬を撫でていた手を少しずらし、小さな顔を包むようにしたまま、親指を小さな唇に触れる。

「くわえてみて?」
「……ッス」

おそるおそるオレの親指をくわえる。

「ボクの目を見ながら舐めてみて?」
「こ、こう、れふか……?」

温かい口の中に入ったオレの親指が、濡れた舌先でチロチロと舐められる。

「いいね。本番も上手にできそうだよ?」

オレは濡れた親指を薫ちゃんに、あえて見せつけながら言った。

「ほ、本番……ッスか?」
「今のがなんの練習かわからない?」
「え、ええっと」

エロトークにはめっきり弱いというのは一回目の喫茶店でわかっている事だが、あえて言葉で言わせるのも、上下関係をハッキリさせるプレイの一環として必要だ。

「何の練習か、わかるよね? もし、お利口に言えたら……」
「い、言えたら……?」

オレはこの人通りの少ない道の先に見える小さな公園を指さした。

「早速、本番をやってみようか?」
「ほっ!? ……ほん……」
「だけど今のが何の練習か言えないなら、ここでおしまい。さっき言っていた練習の関係もな無し。明日から学校で会っても、スレ違うだけのただの先輩と後輩だよ?」
「え?」

ここが決め時だ。

背中を押しつつも、あくまで薫ちゃんに意思決定をさせる。

だが、断られるとは微塵も思っていない。

薫ちゃんがオレを見る、その目が期待でうるんでいるからだ。

「さて。さっきは何の練習をしていたのかな?」
「……」

薫ちゃんがきゅっと唇をかんだ後。

「フェ……」

顔を真っ赤にして。

「フェラチオ……ッス」
「うん、よくできました。薫ちゃんは可愛いね。じゃ、行こうか」

ここからはもう、遠慮する必要はない。してはいけない。

薫ちゃんはあくまで、強引な先輩に言われて”やらされている”んだから。

オレは薫ちゃんの手を取り、それまでのように彼女の歩幅に合わせたゆっくりとした歩調ではなく、引っ張るようにして歩き出した。

「ちょ、えっ、待っ、京センパイ!?」

早足になったオレに引かれるようにしつつも、薫ちゃんはつないでいる手を振りほどくことは無い。その素振りもない。

小さな公園の入り口。

車止めを越えて中に入ると、古い電灯の弱々しい光が懐かしい遊具の数々を照らしている。

ところどころ錆びているが、まだ新しい手形や靴の泥の跡があるあたり、今も子供たちが遊んでいる公園なのだろう。

そかな昼間の喧噪を漂わせる公園だが、夜を迎え、賑やかな場所から離れているという事もあり、人の気配はない。

「うーん、懐かしい光景」

オレは公園の中へ薫ちゃんを連れ込む。

手をひかれた薫ちゃんの声が、後ろからついてくる。

「あ、あの京センパイ? ほ、ほんとに、その、ここで?」
「ん? ダメ?」
「そ、それは、その、外ですし……いつ人が来るわかんないッスよ?」

まあ、普通はダメだよね。

「じゃあ、そこのトイレの裏に行こうか? 物陰になるから静かにやれば大丈夫だよ」
「う……うう、マジっすか……」

やはりこの子は押しに弱い。

あれよあれよという間に、トイレ裏の小さな場所に連れ込まれる薫ちゃん。

そこは公園を囲む木々により、道や公園の中からも死角になっている場所だ。

オレは薫ちゃんの肩に手をやり、その背をトイレの壁に押し付けた。

「ふふ。あの時もこんなふうだったね?」
「う、はい……そうッスね」

息がかかるほどの距離で目を合わせる。

頬は紅潮し、興奮と不安で呼吸が乱れている薫ちゃん。

「薫ちゃん、そこに跪いて?」
「う、は、はいッス」

観念したのか、薫ちゃんがオレの言葉に従う。

銀色に染められた髪、そのつむじを見下ろしながら、オレは自分のズボンのベルトに手をかけた。
夏木さんの時のように、薫ちゃんにズボンを脱がせるという事も考えた。

だが、おそらく恥ずかしがって進まないのと、ここまで強引に事を運んだ勢いがなくなってしまう。

オレはもったいぶる事なく、ストンと制服のズボンを地に落とした。

「あ、あ、あ……」

目の前で、男の先輩が下着姿をさらしているという状況に、薫ちゃんが言葉をつまらせる。

黒いボクサーパンツ。

そんなものを見るのも初めてだろうし、その中央がすでに隆起した輪郭を見せつけていればなおさらだ。

「ゴメンね? 薫ちゃんが可愛くて、もうこんなふうになっちゃった」
「う、ウチが可愛い……」
「さて。もう一回、復習しようか?」

オレは勃起したペニスの近くで、立てた親指を添えてみせた。
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

転生したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...