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『夜の公園、薫との練習』
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『夜の公園、薫との練習』
「薫ちゃんは、夏木さんとボクがどんな関係か知ってるよね?」
「え、ええっと……」
体の関係があるのは理解しているはずだ。
ただ、恋人関係と見ているとなると、それは薫ちゃんの精神衛生上、とても良くない。
事実を知らいな薫ちゃんからすれば、先輩の彼氏に誘惑されて、浮気をする事になってしまう。
もしかしたら、今もそんな罪悪感にとらわれているのかもしれない。
しかし真実を明かし、オレと夏木さんがセフレ関係と知ったら?
そしてオレが夏木さん以外にもセフレを求めているとすれば?
「誰にも言っちゃダメだよ。夏木さんとオボクはね、いわゆるセフレなんだ」
「セ……? セフ!?」
「しー」
オレは薫ちゃんの口に指を当てて黙らせる。
「そう。だから恋人同士とかじゃないし。なんならボクは夏木さん以外にもセフレが欲しいな、なんて思ってるんだ」
「そ、それって」
喋りかけた薫ちゃんの頬をゆっくり撫でる。
「薫ちゃん。ボクの女(セフレ)にならない?」
「……ッ」
オレは正面から薫ちゃんに問いかける。
「でも、突然すぎて返事ができないなら、最初はお試しなんてどうかな? ボクから最後の一線は越えないし、薫ちゃんがイヤになったらいつでも、関係を解消する」
「お、お試しッスか……?」
「そう。最初はこういうのなんてどうかな?」
頬を撫でていた手を少しずらし、小さな顔を包むようにしたまま、親指を小さな唇に触れる。
「くわえてみて?」
「……ッス」
おそるおそるオレの親指をくわえる。
「ボクの目を見ながら舐めてみて?」
「こ、こう、れふか……?」
温かい口の中に入ったオレの親指が、濡れた舌先でチロチロと舐められる。
「いいね。本番も上手にできそうだよ?」
オレは濡れた親指を薫ちゃんに、あえて見せつけながら言った。
「ほ、本番……ッスか?」
「今のがなんの練習かわからない?」
「え、ええっと」
エロトークにはめっきり弱いというのは一回目の喫茶店でわかっている事だが、あえて言葉で言わせるのも、上下関係をハッキリさせるプレイの一環として必要だ。
「何の練習か、わかるよね? もし、お利口に言えたら……」
「い、言えたら……?」
オレはこの人通りの少ない道の先に見える小さな公園を指さした。
「早速、本番をやってみようか?」
「ほっ!? ……ほん……」
「だけど今のが何の練習か言えないなら、ここでおしまい。さっき言っていた練習の関係もな無し。明日から学校で会っても、スレ違うだけのただの先輩と後輩だよ?」
「え?」
ここが決め時だ。
背中を押しつつも、あくまで薫ちゃんに意思決定をさせる。
だが、断られるとは微塵も思っていない。
薫ちゃんがオレを見る、その目が期待でうるんでいるからだ。
「さて。さっきは何の練習をしていたのかな?」
「……」
薫ちゃんがきゅっと唇をかんだ後。
「フェ……」
顔を真っ赤にして。
「フェラチオ……ッス」
「うん、よくできました。薫ちゃんは可愛いね。じゃ、行こうか」
ここからはもう、遠慮する必要はない。してはいけない。
薫ちゃんはあくまで、強引な先輩に言われて”やらされている”んだから。
オレは薫ちゃんの手を取り、それまでのように彼女の歩幅に合わせたゆっくりとした歩調ではなく、引っ張るようにして歩き出した。
「ちょ、えっ、待っ、京センパイ!?」
早足になったオレに引かれるようにしつつも、薫ちゃんはつないでいる手を振りほどくことは無い。その素振りもない。
小さな公園の入り口。
車止めを越えて中に入ると、古い電灯の弱々しい光が懐かしい遊具の数々を照らしている。
ところどころ錆びているが、まだ新しい手形や靴の泥の跡があるあたり、今も子供たちが遊んでいる公園なのだろう。
そかな昼間の喧噪を漂わせる公園だが、夜を迎え、賑やかな場所から離れているという事もあり、人の気配はない。
「うーん、懐かしい光景」
オレは公園の中へ薫ちゃんを連れ込む。
手をひかれた薫ちゃんの声が、後ろからついてくる。
「あ、あの京センパイ? ほ、ほんとに、その、ここで?」
「ん? ダメ?」
「そ、それは、その、外ですし……いつ人が来るわかんないッスよ?」
まあ、普通はダメだよね。
「じゃあ、そこのトイレの裏に行こうか? 物陰になるから静かにやれば大丈夫だよ」
「う……うう、マジっすか……」
やはりこの子は押しに弱い。
あれよあれよという間に、トイレ裏の小さな場所に連れ込まれる薫ちゃん。
そこは公園を囲む木々により、道や公園の中からも死角になっている場所だ。
オレは薫ちゃんの肩に手をやり、その背をトイレの壁に押し付けた。
「ふふ。あの時もこんなふうだったね?」
「う、はい……そうッスね」
息がかかるほどの距離で目を合わせる。
頬は紅潮し、興奮と不安で呼吸が乱れている薫ちゃん。
「薫ちゃん、そこに跪いて?」
「う、は、はいッス」
観念したのか、薫ちゃんがオレの言葉に従う。
銀色に染められた髪、そのつむじを見下ろしながら、オレは自分のズボンのベルトに手をかけた。
夏木さんの時のように、薫ちゃんにズボンを脱がせるという事も考えた。
だが、おそらく恥ずかしがって進まないのと、ここまで強引に事を運んだ勢いがなくなってしまう。
オレはもったいぶる事なく、ストンと制服のズボンを地に落とした。
「あ、あ、あ……」
目の前で、男の先輩が下着姿をさらしているという状況に、薫ちゃんが言葉をつまらせる。
黒いボクサーパンツ。
そんなものを見るのも初めてだろうし、その中央がすでに隆起した輪郭を見せつけていればなおさらだ。
「ゴメンね? 薫ちゃんが可愛くて、もうこんなふうになっちゃった」
「う、ウチが可愛い……」
「さて。もう一回、復習しようか?」
オレは勃起したペニスの近くで、立てた親指を添えてみせた。
「薫ちゃんは、夏木さんとボクがどんな関係か知ってるよね?」
「え、ええっと……」
体の関係があるのは理解しているはずだ。
ただ、恋人関係と見ているとなると、それは薫ちゃんの精神衛生上、とても良くない。
事実を知らいな薫ちゃんからすれば、先輩の彼氏に誘惑されて、浮気をする事になってしまう。
もしかしたら、今もそんな罪悪感にとらわれているのかもしれない。
しかし真実を明かし、オレと夏木さんがセフレ関係と知ったら?
そしてオレが夏木さん以外にもセフレを求めているとすれば?
「誰にも言っちゃダメだよ。夏木さんとオボクはね、いわゆるセフレなんだ」
「セ……? セフ!?」
「しー」
オレは薫ちゃんの口に指を当てて黙らせる。
「そう。だから恋人同士とかじゃないし。なんならボクは夏木さん以外にもセフレが欲しいな、なんて思ってるんだ」
「そ、それって」
喋りかけた薫ちゃんの頬をゆっくり撫でる。
「薫ちゃん。ボクの女(セフレ)にならない?」
「……ッ」
オレは正面から薫ちゃんに問いかける。
「でも、突然すぎて返事ができないなら、最初はお試しなんてどうかな? ボクから最後の一線は越えないし、薫ちゃんがイヤになったらいつでも、関係を解消する」
「お、お試しッスか……?」
「そう。最初はこういうのなんてどうかな?」
頬を撫でていた手を少しずらし、小さな顔を包むようにしたまま、親指を小さな唇に触れる。
「くわえてみて?」
「……ッス」
おそるおそるオレの親指をくわえる。
「ボクの目を見ながら舐めてみて?」
「こ、こう、れふか……?」
温かい口の中に入ったオレの親指が、濡れた舌先でチロチロと舐められる。
「いいね。本番も上手にできそうだよ?」
オレは濡れた親指を薫ちゃんに、あえて見せつけながら言った。
「ほ、本番……ッスか?」
「今のがなんの練習かわからない?」
「え、ええっと」
エロトークにはめっきり弱いというのは一回目の喫茶店でわかっている事だが、あえて言葉で言わせるのも、上下関係をハッキリさせるプレイの一環として必要だ。
「何の練習か、わかるよね? もし、お利口に言えたら……」
「い、言えたら……?」
オレはこの人通りの少ない道の先に見える小さな公園を指さした。
「早速、本番をやってみようか?」
「ほっ!? ……ほん……」
「だけど今のが何の練習か言えないなら、ここでおしまい。さっき言っていた練習の関係もな無し。明日から学校で会っても、スレ違うだけのただの先輩と後輩だよ?」
「え?」
ここが決め時だ。
背中を押しつつも、あくまで薫ちゃんに意思決定をさせる。
だが、断られるとは微塵も思っていない。
薫ちゃんがオレを見る、その目が期待でうるんでいるからだ。
「さて。さっきは何の練習をしていたのかな?」
「……」
薫ちゃんがきゅっと唇をかんだ後。
「フェ……」
顔を真っ赤にして。
「フェラチオ……ッス」
「うん、よくできました。薫ちゃんは可愛いね。じゃ、行こうか」
ここからはもう、遠慮する必要はない。してはいけない。
薫ちゃんはあくまで、強引な先輩に言われて”やらされている”んだから。
オレは薫ちゃんの手を取り、それまでのように彼女の歩幅に合わせたゆっくりとした歩調ではなく、引っ張るようにして歩き出した。
「ちょ、えっ、待っ、京センパイ!?」
早足になったオレに引かれるようにしつつも、薫ちゃんはつないでいる手を振りほどくことは無い。その素振りもない。
小さな公園の入り口。
車止めを越えて中に入ると、古い電灯の弱々しい光が懐かしい遊具の数々を照らしている。
ところどころ錆びているが、まだ新しい手形や靴の泥の跡があるあたり、今も子供たちが遊んでいる公園なのだろう。
そかな昼間の喧噪を漂わせる公園だが、夜を迎え、賑やかな場所から離れているという事もあり、人の気配はない。
「うーん、懐かしい光景」
オレは公園の中へ薫ちゃんを連れ込む。
手をひかれた薫ちゃんの声が、後ろからついてくる。
「あ、あの京センパイ? ほ、ほんとに、その、ここで?」
「ん? ダメ?」
「そ、それは、その、外ですし……いつ人が来るわかんないッスよ?」
まあ、普通はダメだよね。
「じゃあ、そこのトイレの裏に行こうか? 物陰になるから静かにやれば大丈夫だよ」
「う……うう、マジっすか……」
やはりこの子は押しに弱い。
あれよあれよという間に、トイレ裏の小さな場所に連れ込まれる薫ちゃん。
そこは公園を囲む木々により、道や公園の中からも死角になっている場所だ。
オレは薫ちゃんの肩に手をやり、その背をトイレの壁に押し付けた。
「ふふ。あの時もこんなふうだったね?」
「う、はい……そうッスね」
息がかかるほどの距離で目を合わせる。
頬は紅潮し、興奮と不安で呼吸が乱れている薫ちゃん。
「薫ちゃん、そこに跪いて?」
「う、は、はいッス」
観念したのか、薫ちゃんがオレの言葉に従う。
銀色に染められた髪、そのつむじを見下ろしながら、オレは自分のズボンのベルトに手をかけた。
夏木さんの時のように、薫ちゃんにズボンを脱がせるという事も考えた。
だが、おそらく恥ずかしがって進まないのと、ここまで強引に事を運んだ勢いがなくなってしまう。
オレはもったいぶる事なく、ストンと制服のズボンを地に落とした。
「あ、あ、あ……」
目の前で、男の先輩が下着姿をさらしているという状況に、薫ちゃんが言葉をつまらせる。
黒いボクサーパンツ。
そんなものを見るのも初めてだろうし、その中央がすでに隆起した輪郭を見せつけていればなおさらだ。
「ゴメンね? 薫ちゃんが可愛くて、もうこんなふうになっちゃった」
「う、ウチが可愛い……」
「さて。もう一回、復習しようか?」
オレは勃起したペニスの近くで、立てた親指を添えてみせた。
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