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『高嶺の花にはトゲがある(1)』
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『高嶺の花にはトゲがある(1)』
「会長。そんな要件で放課後に呼び出したの? ボクもヒマじゃないんだけど」
機嫌は損ねるだろうと予想はしてたけど、それ以上に彼の態度は硬化する。
それでも彼はすぐに立ち去らなかった。
生徒会長と副会長という、かろうじてのつながりで、あと一言を聞いてもらえる。
「け、けれど、貴方にとっても悪い話ではないと思うわ」
私にとって、いえ、私の家から出せるだけの条件は出した。
母と祖母も無理をして親戚筋を説得している。
けれど彼の口から出た言葉は。
「ボクは進学予定なんだ。それに、こんな田舎じゃなくて都会の大学に進めばもっと良い話だってあるかもしれない。そう考えると会長の話に乗る事が最良とは言い切れないでしょ?」
ため息をともなった、否定的なものだった。
「それは……そうかもしれないけど……」
そして、私はそれを否定できなかった。
「確かに会長のご実家はボクでも知ってる資産家だよ。もともとここいらの大地主だものね。士業に就かれているご家族だって多い。それでも会長がつけた条件付きの交際なんて簡単に飲めるものじゃないって」
そう。私は彼に交際を迫っていた。
私側の要望としていくつか条件がついているが、それ以上の好条件を立てたつもりだ。
一年間を通し円滑に生徒会活動をともにした彼ならば、と望みもあった。
だが現実はこんなもの。
彼にとって私の家が出した条件というのは、さほど良いものとは映らなかった。
妊活を前提とした交際で、無事出産の暁にはさらに報酬を。
ただしそれは男児に限り、女児の出産の場合は最長五年を目途に妊活の継続。
可能であればその間は入籍して夫婦として過ごすこと。
その場合は、さらに報酬の上乗せと私の実家から可能な限りの様々なサポートを約束する。
これが私の、いや、私の実家が出した子の条件だった。
それが彼の眉をひそめさせた。
男児を得るための種馬扱いととらえられても仕方ない話。
そのための破格の報酬でもあったが、彼の琴線に触れる事はなかった。
「そ、そう。だけど、もし良かったら、もう少し考えてみてほしいの。お互い、卒業まで一年近くあるのだから。ね?」
「ん、まぁ、考えとくよ。話はそれだけ?」
「……ええ」
「じゃあね」
そういって彼は私を残し、生徒会室から出ていった。
一度も振り返る事なく。
廊下を歩いている彼にとって、もはや私が持ち掛けた話は忘れ去られているだろう。
「……はぁ。どうしようかしら」
母と祖母が悲しむ顔が目に浮かぶ。
私の高校生活の時間は、すでに残り一年を切っている。
一般に、女が人生で複数の男性と最も接する機会と言われる高校三年間。
私なりに色々と努力した二年間だったけど、特定の男子生徒と距離を縮められた事はない。
デートと称して食事に誘ったりした事はあったものの、結局、その場で終わってしまう話ばかり。
それだけでも十分に恵まれた方だと思う。
けれど私は、ただ自分が男児を欲しているわけじゃない。
三代続けて男子に恵まれない、もしくは伴侶を得られないなら、親戚筋から婚約者を出す、と親族会議で決められているから。
それは私が女として生まれた時に決まった事であり、今さらどうしうようもないもの。
元は百姓だったものの、その才覚により一代で代を築いた祖母。
今や立志伝中の人と言われるだけあって、苛烈な性格。
代を次いだ母は、祖母の会社や事業を十倍の規模にした。
母もまた豪胆な性格ながらも、多くの人に慕われ頼られている。
そんな二人には夢があった。
優しい男の人と睦まじく暮らし、可愛い男の子を授かる事。
とはいえ、祖母は娘であった母を愛していたし、母も娘である私を愛してくれている。
私も二人と同じく仕事に生きるつもりではあったものの、あの二人はたとえ短い間でも、例えお金での契約上のものであっても、男性との夫婦生活の上で、私に子供を授かる幸せを得てほしいと願っている。
できれば、男の孫、ひ孫を抱きたい、という思いもあるだろう。
男性出生率が精子バンクからではなく、男性からの直接妊娠による事で大きく確率があがるという事はよく知られている結果だ。
もちろん、確実というわけではないけれど、可能性を上げるためのもっとも確実な努力と言われている。
祖母と母は、その為ならば可能な限りの条件を出すとも言っていた。
そこで話は戻るが、だからと言って親戚筋の男はいけない。
明らかに金目的。
私も正月などに候補となっている親戚の男に何度か会ったことがあるが、実に性根の悪い人ばかりだった。
今、去っていった副会長のように、まともな性格の男性ではない事は確か。
しかし、綿しに結婚を強いる親戚筋の話も理解できる。
大きな家、大きな事業、大きな会社を維持するという点では、家長の夫がいるかいないかで外向けの話も変わってくるからだ。
祖母も母も商売敵や契約相手に男性が出てくると、どうしても遠慮せざるを得ない事が多いと言っていた。
女同士のビジネスであればすんなりと話がまとまるものでも、どちらかに男が絡んでくると厄介な種になることも多い。
女側が正当な主張をしても、男がそれを父性だなんだと騒ぎたてるだけで面倒な事になる。
だからせめて代を継ぐ私の側には男性を立たせておきたいと、苦労した二人は思っているのだろう。
今の私の状況はそういう所にある。
高校三年間の間に、婚約者を得られるかが、その後の私の人生、ひいては母と祖母の人生にも影響を与える。
私を優しく愛してほしい。
そこまで贅沢はいわないけれど、私をないがしろにせず、妻として扱ってくれ男性と出会える機会を得なければ。
「けれど、もう私に知り合い男の子なんていないし……はぁ」
誰もいなくなった生徒会室で、もはや何度目かわからなくなったため息をつく。
誰で彼でも声をかけるというわけにはいかない。
家の名誉というものもあるし、そもそも近しくもない男の子に婚約を迫るなんて、セクハラもいいところだ。
今回の件だって私が会長の立場を使って私的な理由で呼び出したと言って彼が大ごとにすれば、私は確実に何日かの停学を受けるだろう。
最悪、退学処分になってもおかしくない。
そう考えると彼より優しい男の子をあと一年で見つけるというのは……絶望的だ。
三学年合わせても男子生徒の数はそう多くないし、そもそも在校の男子生徒の概要は調査済でもある。
そうなると、学外の男子生徒、もしくは男性を探すしかなくなるが、私はいまいちSNSにうとく、出会い系の類は苦手だ。
「はぁ。どうしたらいいのかしら」
焦ってしまう。
残り少ない時間、何か行動しなければと思っても、何をすればいいのかわからない。
会長のイスに座る。
といっても普通の机とイスで、机の上に生徒会長というプレートがおいてあるだけのママゴトのようなもの。
生徒会室も空き教室を利用したもので、半分は学園祭や体育祭で毎年使う看板や出し物の保管場所を兼ねている。
残り半分、教室の黒板側に私と副会長、書記の二人分の机が並んでいるだけだ。
生徒会役員は全員こので夏に引退予定。
書記にはそれぞれの補佐として二年生の女子がこの春からついていて、夏までに引き継ぎをして交代する予定になっている。
副会長は……男子生徒の為のお飾り枠なので希望者がいなければ特になし。
これまで通り、後任は随時、希望者を募る形。
生徒会長職に関しては私が夏までに二年生から後任を探すか、いなければ二年生の書記の子のどちらかが代理となってすすめる、もしくは私が卒業までの続投。
私の後釜のとこはどうでもいい。
さして興味もないし、副会長の彼もいなくなる生徒会長を続ける理由も余裕もない。
私は次にどうするかと、私の事でいっぱいいっぱいなのだから。
「はぁ……」
本当に何度目のため息だろうか。
自分でもイヤになる。
そんな時、生徒会室のドアがノックされ、扉が開く。
「失礼します。会長、お疲れ様です」
「あら、春日井さん。お疲れ様。どうしたの?
手に書類をもった二年生の女生徒があらわれた。
現、書記補佐。次期書記の春日井さんだった。
「会長。そんな要件で放課後に呼び出したの? ボクもヒマじゃないんだけど」
機嫌は損ねるだろうと予想はしてたけど、それ以上に彼の態度は硬化する。
それでも彼はすぐに立ち去らなかった。
生徒会長と副会長という、かろうじてのつながりで、あと一言を聞いてもらえる。
「け、けれど、貴方にとっても悪い話ではないと思うわ」
私にとって、いえ、私の家から出せるだけの条件は出した。
母と祖母も無理をして親戚筋を説得している。
けれど彼の口から出た言葉は。
「ボクは進学予定なんだ。それに、こんな田舎じゃなくて都会の大学に進めばもっと良い話だってあるかもしれない。そう考えると会長の話に乗る事が最良とは言い切れないでしょ?」
ため息をともなった、否定的なものだった。
「それは……そうかもしれないけど……」
そして、私はそれを否定できなかった。
「確かに会長のご実家はボクでも知ってる資産家だよ。もともとここいらの大地主だものね。士業に就かれているご家族だって多い。それでも会長がつけた条件付きの交際なんて簡単に飲めるものじゃないって」
そう。私は彼に交際を迫っていた。
私側の要望としていくつか条件がついているが、それ以上の好条件を立てたつもりだ。
一年間を通し円滑に生徒会活動をともにした彼ならば、と望みもあった。
だが現実はこんなもの。
彼にとって私の家が出した条件というのは、さほど良いものとは映らなかった。
妊活を前提とした交際で、無事出産の暁にはさらに報酬を。
ただしそれは男児に限り、女児の出産の場合は最長五年を目途に妊活の継続。
可能であればその間は入籍して夫婦として過ごすこと。
その場合は、さらに報酬の上乗せと私の実家から可能な限りの様々なサポートを約束する。
これが私の、いや、私の実家が出した子の条件だった。
それが彼の眉をひそめさせた。
男児を得るための種馬扱いととらえられても仕方ない話。
そのための破格の報酬でもあったが、彼の琴線に触れる事はなかった。
「そ、そう。だけど、もし良かったら、もう少し考えてみてほしいの。お互い、卒業まで一年近くあるのだから。ね?」
「ん、まぁ、考えとくよ。話はそれだけ?」
「……ええ」
「じゃあね」
そういって彼は私を残し、生徒会室から出ていった。
一度も振り返る事なく。
廊下を歩いている彼にとって、もはや私が持ち掛けた話は忘れ去られているだろう。
「……はぁ。どうしようかしら」
母と祖母が悲しむ顔が目に浮かぶ。
私の高校生活の時間は、すでに残り一年を切っている。
一般に、女が人生で複数の男性と最も接する機会と言われる高校三年間。
私なりに色々と努力した二年間だったけど、特定の男子生徒と距離を縮められた事はない。
デートと称して食事に誘ったりした事はあったものの、結局、その場で終わってしまう話ばかり。
それだけでも十分に恵まれた方だと思う。
けれど私は、ただ自分が男児を欲しているわけじゃない。
三代続けて男子に恵まれない、もしくは伴侶を得られないなら、親戚筋から婚約者を出す、と親族会議で決められているから。
それは私が女として生まれた時に決まった事であり、今さらどうしうようもないもの。
元は百姓だったものの、その才覚により一代で代を築いた祖母。
今や立志伝中の人と言われるだけあって、苛烈な性格。
代を次いだ母は、祖母の会社や事業を十倍の規模にした。
母もまた豪胆な性格ながらも、多くの人に慕われ頼られている。
そんな二人には夢があった。
優しい男の人と睦まじく暮らし、可愛い男の子を授かる事。
とはいえ、祖母は娘であった母を愛していたし、母も娘である私を愛してくれている。
私も二人と同じく仕事に生きるつもりではあったものの、あの二人はたとえ短い間でも、例えお金での契約上のものであっても、男性との夫婦生活の上で、私に子供を授かる幸せを得てほしいと願っている。
できれば、男の孫、ひ孫を抱きたい、という思いもあるだろう。
男性出生率が精子バンクからではなく、男性からの直接妊娠による事で大きく確率があがるという事はよく知られている結果だ。
もちろん、確実というわけではないけれど、可能性を上げるためのもっとも確実な努力と言われている。
祖母と母は、その為ならば可能な限りの条件を出すとも言っていた。
そこで話は戻るが、だからと言って親戚筋の男はいけない。
明らかに金目的。
私も正月などに候補となっている親戚の男に何度か会ったことがあるが、実に性根の悪い人ばかりだった。
今、去っていった副会長のように、まともな性格の男性ではない事は確か。
しかし、綿しに結婚を強いる親戚筋の話も理解できる。
大きな家、大きな事業、大きな会社を維持するという点では、家長の夫がいるかいないかで外向けの話も変わってくるからだ。
祖母も母も商売敵や契約相手に男性が出てくると、どうしても遠慮せざるを得ない事が多いと言っていた。
女同士のビジネスであればすんなりと話がまとまるものでも、どちらかに男が絡んでくると厄介な種になることも多い。
女側が正当な主張をしても、男がそれを父性だなんだと騒ぎたてるだけで面倒な事になる。
だからせめて代を継ぐ私の側には男性を立たせておきたいと、苦労した二人は思っているのだろう。
今の私の状況はそういう所にある。
高校三年間の間に、婚約者を得られるかが、その後の私の人生、ひいては母と祖母の人生にも影響を与える。
私を優しく愛してほしい。
そこまで贅沢はいわないけれど、私をないがしろにせず、妻として扱ってくれ男性と出会える機会を得なければ。
「けれど、もう私に知り合い男の子なんていないし……はぁ」
誰もいなくなった生徒会室で、もはや何度目かわからなくなったため息をつく。
誰で彼でも声をかけるというわけにはいかない。
家の名誉というものもあるし、そもそも近しくもない男の子に婚約を迫るなんて、セクハラもいいところだ。
今回の件だって私が会長の立場を使って私的な理由で呼び出したと言って彼が大ごとにすれば、私は確実に何日かの停学を受けるだろう。
最悪、退学処分になってもおかしくない。
そう考えると彼より優しい男の子をあと一年で見つけるというのは……絶望的だ。
三学年合わせても男子生徒の数はそう多くないし、そもそも在校の男子生徒の概要は調査済でもある。
そうなると、学外の男子生徒、もしくは男性を探すしかなくなるが、私はいまいちSNSにうとく、出会い系の類は苦手だ。
「はぁ。どうしたらいいのかしら」
焦ってしまう。
残り少ない時間、何か行動しなければと思っても、何をすればいいのかわからない。
会長のイスに座る。
といっても普通の机とイスで、机の上に生徒会長というプレートがおいてあるだけのママゴトのようなもの。
生徒会室も空き教室を利用したもので、半分は学園祭や体育祭で毎年使う看板や出し物の保管場所を兼ねている。
残り半分、教室の黒板側に私と副会長、書記の二人分の机が並んでいるだけだ。
生徒会役員は全員こので夏に引退予定。
書記にはそれぞれの補佐として二年生の女子がこの春からついていて、夏までに引き継ぎをして交代する予定になっている。
副会長は……男子生徒の為のお飾り枠なので希望者がいなければ特になし。
これまで通り、後任は随時、希望者を募る形。
生徒会長職に関しては私が夏までに二年生から後任を探すか、いなければ二年生の書記の子のどちらかが代理となってすすめる、もしくは私が卒業までの続投。
私の後釜のとこはどうでもいい。
さして興味もないし、副会長の彼もいなくなる生徒会長を続ける理由も余裕もない。
私は次にどうするかと、私の事でいっぱいいっぱいなのだから。
「はぁ……」
本当に何度目のため息だろうか。
自分でもイヤになる。
そんな時、生徒会室のドアがノックされ、扉が開く。
「失礼します。会長、お疲れ様です」
「あら、春日井さん。お疲れ様。どうしたの?
手に書類をもった二年生の女生徒があらわれた。
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