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『二年一組の朝(3)』
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『二年一組の朝(3)』
「……チッ」
舌打ちを一つした夏木さんが立ち上がり、教室から出ていく。
二人は幼馴染という事だが、昔に仲たがいをしたままらしく、今では互いに関わらないという距離感らしい。
オレと春日井さんが話し始めれば、サンドイッチを渡すタイミングもないと判断して、どこかへ行ってしまったのだ。
今の所、互いに自身がオレのセフレであるという事を知らないが、できれば仲直りをして欲しいところだ。
春日井さんは特に何も言わないと思うが、夏木さんは色々とヘソを曲げそうでもある。
「それで、何か用だった?」
「ええ。これを渡しておこうと思って」
春日井さんはオレに一枚のプリントを差し出した。
「……入部届け?」
「ええ。宮城君が転入してくる前に、一年生向けの部活紹介も終わってしまったけれど、もし興味があるならどうかと思って」
部活。クラブ活動か。
前世では帰宅部だったが、今回はどうしたものか。
「ちなみに強制でどこかに所属とか、そういう話かな?」
夏木さんが部活に入っている様子はないが、一応、あの子も不良娘だ、参考にならない。
「そうね、特に理由がなければ半強制に近いけれど……」
オレが夏木さんの机を見ていたため、春日井さんもその視線の意味に気付く。
「夏木さんは、お家のお手伝いもあるから」
「ああ、なるほど」
正当な理由ではあるが、強制といっても、なかなか緩いものらしい。
「ただ、内申点を期待して副委員長を希望していたでしょう? だからクラブ活動もそういう面では加点対象だと思うから」
そういえば、そんな建前だった。
それは春日井さんに近づく為の方便だったが、案外、この子も純粋である。
「それとも……私みたいな真面目な女をペットにする為に近づく理由づくりだった? だとしたら、外見通りでなくてガッカリした?」
周囲に聞こえないほどの小声で笑う春日井さん。
バレてーら。
「ふふ、どうかな。でもガッカリなんてしてないよ?」
驚きはしたけど。
「けど、部活か。面白そうだし、考えておくね」
「参考までに。男子生徒で部活に参加している人は半分もいないし、そのほぼ全てが幽霊部員よ」
なるほど。
それでも内申点に加点されるあたり、歪んだ男性優遇である。
しかし、せっかくならちゃんと参加したい。
スポーツで汗を流す女のコというのは魅力的だ。
男女逆転となると、やはりオレのポジションはマネージャーだろうか。
部のみんなからチヤホヤされる、そんな世界が空想の中で広がっていく。
そんな心地よい妄想に浸っていると、春日井さんからのアドバイスで現実に引き戻される。
「これも参考までに。宮城君の性格から女のコに囲まれて、みんな仲良くと考えているでしょうけど」
「うん、そうだね」
「確実に部が崩壊するから気を付けてね? このクラスは暗黙の了解で成り立っているけれど、平和なクラブ活動はまず無理よ。宮城君に気に入られようとして、活動そのものがおろそかになるわね」
「……」
「他に考えられるのは、三年生の先輩に無理やり迫られたりとかかしら。宮城君、自覚はないと思うけど、女生徒に優しい男子って事でかなり有名よ?」
む。それはそれでウエルカムだが。
「別に構わないって顔してるけれど。もしそれが表ざたになったらその先輩は退学だけではすまないし、部活も廃部でしょうね」
……そう言われると、オレにクラブ活動って無理なんじゃないかと思えてきた。
せっかくの男女逆転の世界なのに、ユニフォームを着た女のコたちに囲まれてキャッキャッウフフができないというのは、あまりにも辛い現実ではなかろうか。
「というわけで、内申点を気にするのなら、こういうのはどうかしら?」
春日井さんは、もう一枚、似たようなプリントをオレに差し出した。
「……生徒会役員、入会希望届け?」
「ええ。私、今期から先輩書記のお手伝いという形で入会しているの。書記補佐ね。受験シーズンの夏になったら、三年生が抜けて交代の予定よ」
「クラス委員もやってるのに?」
「宮城君と同じで、私も内申目的だから。クラス委員になったのも生徒会に入るためのステップよ」
春日井さんも、色々と考えていたらしい。
こういった所は、見た目通り、真面目な学生さんなんだけどなぁ。
その実、露出癖とマゾっ気を高いレベルで兼ね備えた淫乱ちゃんである。
夏木さんより冬原先生よりも、斜め上に突き抜けてエロい子なのだ。
「もし興味があれば私に言ってね。きっと気に入ると思うわ」
気に入る? 生徒会活動が?
そんな疑問が顔に出ていたのか、春日井さんはクスリと笑ってオレの耳に口を近づけた。
「生徒会長はとても真面目でお堅い先輩よ。私みたいに見た目だけじゃなくて。もし会長が宮城君の好みなら、私、協力するからね?」
そう言って、春日井さんは笑った。
春日井さんの考えが読めない。
オレがセフレを増やす事に抵抗はないのだろうか?
束縛されたいわけじゃないが、独占欲みたいなものが向けられないというのも、それはそれで寂しく感じてしまう。
「春日井さんはいいの? その、ボクが……」
小声とはいえ言葉を濁す。
すると春日井さんは、またも笑った。
「ふふ、宮城君の為なら何でもするって言ったじゃないの。だから私の事、ずっとかわいがってね?」
……なるほど、そういう考えなのか。
オレにもっと気に入られる為に、何でもするという事らしい。
独占欲とは違うもっと強い感情。
何が何でも離さない、離れない、そういった決意を感じる。
春日井さんからすると、生贄を捧げるような感覚だろうか?
「もちろん、誰でもいいってわけじゃないわ。少なくとも私が宮城君のセフレにふさわしいと思った人しか紹介しないから安心して?」
生贄にも春日井さんの基準を満たす必要はあるらしい。
安心して、と言われてもなかなか難しいが、好意の形というのは人それぞれだ。
「少し考えさせてもっらてもいい?」
「ええ、もちろん。その気になったいつでも私に言ってね?」
春日井さんはそう言い残し、自分の机に帰っていくとお弁当を広げ始めた。
「……ふーむ」
オレは机の上に並ぶ、部活と生徒会、二枚の申込書を見つめる。
そして味けないコンビニのパンをかじりながら、どうしたものかと考える。
……真面目でお堅い生徒会長、か。
興味があるといえば、あるに決まっている。
春日井さんをエロい感じに篭絡していこうという、当初の目論見は見事にスカされている。
真面目な子が実はエロかったというギャップ萌えは尊いものだが、それはそれ、これはこれだ。
しかも生徒会長は三年生の先輩だ。
冬原先生にはできなかった、真面目な年上に迫る、年下小悪魔ムーブをリベンジするチャンスでもある。
とはいえ部活も気になる。
春日井さんの言い分も納得できるものだったが、多少大げさに言っているかもしれない。
見学だけでもしてみて、ヤバそうな雰囲気であれば生徒会に舵にをきる方向でいってみようかな?
「……チッ」
舌打ちを一つした夏木さんが立ち上がり、教室から出ていく。
二人は幼馴染という事だが、昔に仲たがいをしたままらしく、今では互いに関わらないという距離感らしい。
オレと春日井さんが話し始めれば、サンドイッチを渡すタイミングもないと判断して、どこかへ行ってしまったのだ。
今の所、互いに自身がオレのセフレであるという事を知らないが、できれば仲直りをして欲しいところだ。
春日井さんは特に何も言わないと思うが、夏木さんは色々とヘソを曲げそうでもある。
「それで、何か用だった?」
「ええ。これを渡しておこうと思って」
春日井さんはオレに一枚のプリントを差し出した。
「……入部届け?」
「ええ。宮城君が転入してくる前に、一年生向けの部活紹介も終わってしまったけれど、もし興味があるならどうかと思って」
部活。クラブ活動か。
前世では帰宅部だったが、今回はどうしたものか。
「ちなみに強制でどこかに所属とか、そういう話かな?」
夏木さんが部活に入っている様子はないが、一応、あの子も不良娘だ、参考にならない。
「そうね、特に理由がなければ半強制に近いけれど……」
オレが夏木さんの机を見ていたため、春日井さんもその視線の意味に気付く。
「夏木さんは、お家のお手伝いもあるから」
「ああ、なるほど」
正当な理由ではあるが、強制といっても、なかなか緩いものらしい。
「ただ、内申点を期待して副委員長を希望していたでしょう? だからクラブ活動もそういう面では加点対象だと思うから」
そういえば、そんな建前だった。
それは春日井さんに近づく為の方便だったが、案外、この子も純粋である。
「それとも……私みたいな真面目な女をペットにする為に近づく理由づくりだった? だとしたら、外見通りでなくてガッカリした?」
周囲に聞こえないほどの小声で笑う春日井さん。
バレてーら。
「ふふ、どうかな。でもガッカリなんてしてないよ?」
驚きはしたけど。
「けど、部活か。面白そうだし、考えておくね」
「参考までに。男子生徒で部活に参加している人は半分もいないし、そのほぼ全てが幽霊部員よ」
なるほど。
それでも内申点に加点されるあたり、歪んだ男性優遇である。
しかし、せっかくならちゃんと参加したい。
スポーツで汗を流す女のコというのは魅力的だ。
男女逆転となると、やはりオレのポジションはマネージャーだろうか。
部のみんなからチヤホヤされる、そんな世界が空想の中で広がっていく。
そんな心地よい妄想に浸っていると、春日井さんからのアドバイスで現実に引き戻される。
「これも参考までに。宮城君の性格から女のコに囲まれて、みんな仲良くと考えているでしょうけど」
「うん、そうだね」
「確実に部が崩壊するから気を付けてね? このクラスは暗黙の了解で成り立っているけれど、平和なクラブ活動はまず無理よ。宮城君に気に入られようとして、活動そのものがおろそかになるわね」
「……」
「他に考えられるのは、三年生の先輩に無理やり迫られたりとかかしら。宮城君、自覚はないと思うけど、女生徒に優しい男子って事でかなり有名よ?」
む。それはそれでウエルカムだが。
「別に構わないって顔してるけれど。もしそれが表ざたになったらその先輩は退学だけではすまないし、部活も廃部でしょうね」
……そう言われると、オレにクラブ活動って無理なんじゃないかと思えてきた。
せっかくの男女逆転の世界なのに、ユニフォームを着た女のコたちに囲まれてキャッキャッウフフができないというのは、あまりにも辛い現実ではなかろうか。
「というわけで、内申点を気にするのなら、こういうのはどうかしら?」
春日井さんは、もう一枚、似たようなプリントをオレに差し出した。
「……生徒会役員、入会希望届け?」
「ええ。私、今期から先輩書記のお手伝いという形で入会しているの。書記補佐ね。受験シーズンの夏になったら、三年生が抜けて交代の予定よ」
「クラス委員もやってるのに?」
「宮城君と同じで、私も内申目的だから。クラス委員になったのも生徒会に入るためのステップよ」
春日井さんも、色々と考えていたらしい。
こういった所は、見た目通り、真面目な学生さんなんだけどなぁ。
その実、露出癖とマゾっ気を高いレベルで兼ね備えた淫乱ちゃんである。
夏木さんより冬原先生よりも、斜め上に突き抜けてエロい子なのだ。
「もし興味があれば私に言ってね。きっと気に入ると思うわ」
気に入る? 生徒会活動が?
そんな疑問が顔に出ていたのか、春日井さんはクスリと笑ってオレの耳に口を近づけた。
「生徒会長はとても真面目でお堅い先輩よ。私みたいに見た目だけじゃなくて。もし会長が宮城君の好みなら、私、協力するからね?」
そう言って、春日井さんは笑った。
春日井さんの考えが読めない。
オレがセフレを増やす事に抵抗はないのだろうか?
束縛されたいわけじゃないが、独占欲みたいなものが向けられないというのも、それはそれで寂しく感じてしまう。
「春日井さんはいいの? その、ボクが……」
小声とはいえ言葉を濁す。
すると春日井さんは、またも笑った。
「ふふ、宮城君の為なら何でもするって言ったじゃないの。だから私の事、ずっとかわいがってね?」
……なるほど、そういう考えなのか。
オレにもっと気に入られる為に、何でもするという事らしい。
独占欲とは違うもっと強い感情。
何が何でも離さない、離れない、そういった決意を感じる。
春日井さんからすると、生贄を捧げるような感覚だろうか?
「もちろん、誰でもいいってわけじゃないわ。少なくとも私が宮城君のセフレにふさわしいと思った人しか紹介しないから安心して?」
生贄にも春日井さんの基準を満たす必要はあるらしい。
安心して、と言われてもなかなか難しいが、好意の形というのは人それぞれだ。
「少し考えさせてもっらてもいい?」
「ええ、もちろん。その気になったいつでも私に言ってね?」
春日井さんはそう言い残し、自分の机に帰っていくとお弁当を広げ始めた。
「……ふーむ」
オレは机の上に並ぶ、部活と生徒会、二枚の申込書を見つめる。
そして味けないコンビニのパンをかじりながら、どうしたものかと考える。
……真面目でお堅い生徒会長、か。
興味があるといえば、あるに決まっている。
春日井さんをエロい感じに篭絡していこうという、当初の目論見は見事にスカされている。
真面目な子が実はエロかったというギャップ萌えは尊いものだが、それはそれ、これはこれだ。
しかも生徒会長は三年生の先輩だ。
冬原先生にはできなかった、真面目な年上に迫る、年下小悪魔ムーブをリベンジするチャンスでもある。
とはいえ部活も気になる。
春日井さんの言い分も納得できるものだったが、多少大げさに言っているかもしれない。
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