【R18】転生先は男女比１：３０の貞操逆転世界～ビッチを夢見る三十路の魂～

『二年一組の朝（１）』

『二年一組の朝（１）』　

二年一組。

言わずもがなオレが所属するクラスだ。

春と夏の間という微妙な時期。

”こちらの世界”でも、ほどよく暖かくなってきた。

そう、この世界で目覚めて二か月ほど経ったわけだが、ここにはオレが前世で願った夢がかなっている。

例えば。

朝のホームルーム前だというのに、隣の席では机に伏せって眠っている不良娘。

うつぶせで眠っている為、潰された胸が横にはみ出ている。

制服という比較的厚い生地ですら中身のたわわさが推し量れるその質量たるや、男の夢とロマンをハチャメチャに詰め込んだのではないかというほどのふくらみである。

そして、なにより。

なんと、このおっぱい、オレのものである。

この金髪ポニーテールで昭和のヤンキーばりにロンスカをはいた、目つきの悪い不良少女はオレのセフレなのだ。

しかも、なんでもいう事を聞くセフレ（実際はだいたいなんでもいう事を聞くセフレ）契約を交わしている。

普通ならありえない話だ。

つまり、そうなった理由がある。

この世界、男と女の比率が狂っていた。

男一人に対して女が三十。

男女比１：３０という世界においては、法も常識も男が優遇される異世界だった。

しかも、女神様が気を使って超絶イケメンにしてくれた上に、エッチなスキルもつけてくれたのだから、オチない女はいない、という状態である。

強くてニューゲーム。だいたいそんなカンジである。

そんなわけで、この不良少女『夏木青葉』とも、最初は多少のやりとりはあったものの、今では、いつでも連れ出してお楽しみタイムに突入する事ができる。

このおっぱいだって、わしづかんで、あげて、さげて、つかんで、つまんで、ひっぱって、オールオッケー。

ただし、本人の冷たい眼差しに耐える必要はあるが。

この世界の男にとって女の胸というのは、ぶよぶよした気持ち悪い脂肪という位置づけであり、胸が多いほど恋愛弱者として扱われているのだ。

実際、夏木さんは美人だが、おっぱいのせいでやさぐれていた所がある。

ただ、そのコンプレックスでもあった巨乳をオレが心から愛していると、まさに身をもって全身で伝えた成果もあり、今ではパイズリだって仏頂面ながらもしてくれるようになった。

視覚的には良いものだけど、最終的にはお口でするんですけどね。

「ホームルームを始めるぞー」

そうこうしているうちに、担任の『冬原美雪』が教室に入ってきた。