【R18】転生先は男女比1:30の貞操逆転世界~ビッチを夢見る三十路の魂~

尾和 ハボレ

文字の大きさ
上 下
313 / 415

『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(28)』

しおりを挟む
『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(28)』

「ま、待って、今は……う、うあっ、ああっ!」

宮城君の熱いチンポか私のアソコを乱暴にえぐり始めた。

それだけではなかった。

宮城君がお尻をつかみ、またも左右に広げる。

そこに、さっきまではなかった別の快感が走った。

「あっ、な、なに、お尻、お尻、えっ、ああっ!」

宮城君はただ私のお尻をもんでいるだけ。

つかんだり、叩いたり、つねったり、そういう事をしてるわけでもないのに。

「あ、あっ、そ、それ、お尻、なにしてるの? なにしてるの!?」

アソコをえぐられる快感とはまったく違う、津波に飲み込まれるような狂暴な快感が宮城君の手から伝わってきて、体の中へ奥へと広がっていく。

唇をかんで耐えられるようなものではない。

体が震えるのが止まらない。

痙攣ではなく、文字通り、体が震えるほどの喜びに打ちのめされている。

「どう? ボクのペニ……チンポは気持ちいいかな?」

たずねられる。

気持ちよくないはずがないのに!

どうして、そんな当然の事を聞くの!?

声も出せないほどの快感の中。

口を開くだけで精いっぱい、舌も唇も快感でしびれて、言葉が発せない。

そうであっても、私はご主人様の問いかけにこたえなければならない。

「いい、いいわ、宮城君のおチンポ、気持ちいいの! むぐっ! んんんっ……!」

ノドから声を絞り出す。

宮城君が私の口をおさえた。

たびたびこうする彼は、もしかしてこういうプレイが好きなのかしらと思う。

確かに、背中におおいかぶさって身動きを封じ、しゃべれないように口をおさえこむというのは、なかなかに束縛感がある。

これが男女逆の体制であれば、即座に現行犯逮捕だろうけれど、私にのしかかっているのは男性である宮城君。

目撃者がいたとして、果たして犯罪とみるだろうか?

もし私が夜の公園でそんなところにでくわしたら、失礼しました、と言って足早に立ち去るだろう。

そうして家に帰った後、眠るときに反芻しながら、一人ベッドのシーツを濡らす。

男性の性的な楽しみを邪魔すれば、本人からは当然だけれど、相手をしている女にすれば一生恨まれても仕方ない。

とはいえ、そんな奇特なプレイを好む男性などいるわけないし、それこそ雑誌の中の作り話でしかないのだけれど。

「んっ、んんっ!」

けれど、本当に存在した。

それは私の天使様のこと。

今、私の口の中に指を入れながら、乱暴に私のアソコをえぐり続ける宮城君こそ天使様。

ああ、ああ。

神様、ありがとうございます。

こんな幸せ、こんな喜び、こんな悦び。

私には一生、縁のないこと! そう思っていました!

「二回目、行くよ?」

いるはずのない神様に感謝を捧げていると、宮城君がそう言った。

二回目? 二回目……ッ!?

「んんんんんっ!」

襲い来るだろう快感の荒波への覚悟が遅れた。

再び、お尻に降りかかる熱い雫、宮城君の精液。

「いいあああっ……」

お尻というのはこんなに敏感なところだった?

ああ、そんなはずない。

わかっているでしょうに。

宮城君に触れられ、撫でられ、いじられているから、こんなに感じる。

男の人に愛されるという、女の本能を刺激するから、こんなにも気持ちいい。

「宮城君……スゴい……私、おかしくなるかとおも」
「じゃあ、三回目ね」
「え?」

私は完全に体が弛緩し、油断していた。

そんな私が声を押し殺すことなんて、できるはずがない。
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

転生したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...