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『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(18)』
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『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(18)』
最初の時のようにゆっくりではなく、出来る限り早く飲み込もうとする。
しかし、どうしても、喉の奥、胃の奥から、せりあがってくる嘔吐感はおさまらない。
慣れればこれもおさまるのだろうか?
こんなに苦しい事が、平気でできるようになるなんて、とても信じられないけれど。
本には慣れるとこの行為、つまりフェラチオというものが、とても楽しく、愛しいものと感じられるようになるという。
最初は唇の中で。
次に舌の上まで、自分からチンポを飲み込み続けた私は、やがて自分から喉の奥まで飲み込む事に成功した。
苦しさはある。
けれど、やっと最後まで飲み込めた。
「う……ぶっ……ぶぶっ……」
「それで本だとこの後はどうするのかな?」
「……ぐっ、うぶっ……」
組んだ手が離れないようにゆっくりとペニスを吐き出す。
唇が亀頭のふくらみをかじる。
私はそこから再びチンポを飲み込み始める。
こぼれた涙が頬を伝いながらも、またも最後まで飲み込んだ。
「ぐっ、おっ……ぶぶっ……」
これを繰り返す事が本当のフェラチオだ。
みっともなく流れる涙を見られたくなくて、私はぎゅっと目をつぶりながら、また頭を引く。
もっと早く、もっと早く。
そう思うものの、ノドからの吐き気をおさえながら、精いっぱいの速さがコレだ。
やっぱりダメだね、といつそんな声が上から降ってこないかと不安でいる私。
ふと宮城君の手が私の髪にふれた。
また頭をおさえつけられて、強引にチンポをねじこまれるの?
そう思ったのも束の間。
大きな手は、私の髪をすくように、やさくし撫でてくれた。
まるでよくできたと褒めてくれるように。
「……うぶっ……むむっ……んっ」
頭を撫でられるたび、私の心が満たされていく。
息もロクにできず、喉の奥を突かれる苦しみの中にあって、そんな全てがどうでもよくなるほど、この人に尽くしたいと思う喜びがあふれる。
頭を前後して、宮城君のチンポをたどたどしく愛でる。
うまくできないけれど、せめて精いっぱいの奉仕をと思って。
本には、頭を動かしている間も舌で刺激をするように書いてあったはずだ。
実際にやってみようとすると、それがどれだけ困難か思い知る。
まさに身をもって知る、という事がこれだった。
それでも続ける。
宮城君がやめろと言わない限り、私は彼の為になんでもするペットの役目をまっとうしたい。
「うう……うっぶ……」
このまま射精までできれば、私もセフレと認めてもらえるはず。
けれど、どれくらいこうすれば良いのだろうか?
そう思っていると。
「がんばったね、春日井さん。でももういいよ?」
ついに恐れていた言葉が降ってきてしまった。
最初の時のようにゆっくりではなく、出来る限り早く飲み込もうとする。
しかし、どうしても、喉の奥、胃の奥から、せりあがってくる嘔吐感はおさまらない。
慣れればこれもおさまるのだろうか?
こんなに苦しい事が、平気でできるようになるなんて、とても信じられないけれど。
本には慣れるとこの行為、つまりフェラチオというものが、とても楽しく、愛しいものと感じられるようになるという。
最初は唇の中で。
次に舌の上まで、自分からチンポを飲み込み続けた私は、やがて自分から喉の奥まで飲み込む事に成功した。
苦しさはある。
けれど、やっと最後まで飲み込めた。
「う……ぶっ……ぶぶっ……」
「それで本だとこの後はどうするのかな?」
「……ぐっ、うぶっ……」
組んだ手が離れないようにゆっくりとペニスを吐き出す。
唇が亀頭のふくらみをかじる。
私はそこから再びチンポを飲み込み始める。
こぼれた涙が頬を伝いながらも、またも最後まで飲み込んだ。
「ぐっ、おっ……ぶぶっ……」
これを繰り返す事が本当のフェラチオだ。
みっともなく流れる涙を見られたくなくて、私はぎゅっと目をつぶりながら、また頭を引く。
もっと早く、もっと早く。
そう思うものの、ノドからの吐き気をおさえながら、精いっぱいの速さがコレだ。
やっぱりダメだね、といつそんな声が上から降ってこないかと不安でいる私。
ふと宮城君の手が私の髪にふれた。
また頭をおさえつけられて、強引にチンポをねじこまれるの?
そう思ったのも束の間。
大きな手は、私の髪をすくように、やさくし撫でてくれた。
まるでよくできたと褒めてくれるように。
「……うぶっ……むむっ……んっ」
頭を撫でられるたび、私の心が満たされていく。
息もロクにできず、喉の奥を突かれる苦しみの中にあって、そんな全てがどうでもよくなるほど、この人に尽くしたいと思う喜びがあふれる。
頭を前後して、宮城君のチンポをたどたどしく愛でる。
うまくできないけれど、せめて精いっぱいの奉仕をと思って。
本には、頭を動かしている間も舌で刺激をするように書いてあったはずだ。
実際にやってみようとすると、それがどれだけ困難か思い知る。
まさに身をもって知る、という事がこれだった。
それでも続ける。
宮城君がやめろと言わない限り、私は彼の為になんでもするペットの役目をまっとうしたい。
「うう……うっぶ……」
このまま射精までできれば、私もセフレと認めてもらえるはず。
けれど、どれくらいこうすれば良いのだろうか?
そう思っていると。
「がんばったね、春日井さん。でももういいよ?」
ついに恐れていた言葉が降ってきてしまった。
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