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『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(16)』
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『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(16)』
目の前には私の唾液で濡れたチンポがある。
「そう? 無理なら言ってね? 今日はもう止めるから」
「……わ、わかったわ、ええ、大丈夫、大丈夫だから」
今日は、と言ってくれた。
けれど、こんな不器用な私に次の機会が本当にあるかなんてわからない。
準備すらまともにできないのかと呆れた宮城君が、セフレの話そのものから無かったことにするかもしれない。
私は次などないものと覚悟して、チンポを見る。
「なら口を開けて?」
けれど、さっきのように力づくでされてしまったら、多分、私はまたなにもできない。
「あ、あのね、宮城君。本には、女が口に入れて動くって書いてあってね?」
「男は立ったまま何もしないの?」
「そう、そうなの! 私が全部やるから! そのままでいてくれるかしら?」
宮城君が笑ってうなずいた。
「じゃ、じゃあ、あらためて」
私はそっと唇を近づけて、ゆっくりくわえる。
舌の先にチンポの先端が当たる。
硬い。けど柔らかい。
ゆっくりと、慣らすように口の中へ。
むせないように、えづかないように。
鼻だけの呼吸だと苦しい。
口を大きく開けて、すきまをつくり、空気と一緒に、残りのチンポを飲み込んでいく。
大丈夫、ゆっくりなら大丈夫。
このまま、奥まで――。
「……うごっ!?」
突き込まれるチンポ。
「ぐっ! んんんんっ! んーっ!?」
予想していなかった事に、ノドがつぶされたような感覚。
宮城君は私の頭をつかんで離さない。
苦しい!
私は何度ももがく。
もがく、もがく。
けれども宮城君は私を離さない。
苦しい、放して! そんな哀願の言葉も、口の中の宮城君のチンポが許してくれない。
ふっ、と私の頭をつかむ手から力が抜けて、私はすぐに抜け出した。
「うえっ……! げほっげほっ! み、宮城く、げほっ! う、動かないでって、言ったのに……」
約束したのに!
そんな恨みがましい気持ちがつい言葉になってしまった。
「ねえ、春日井さん」
「……な、なに?」
「春日井さんはボクの言う事を聞いてくれるセフレなんだよね?」
「……ええ、そう、そうよ」
「なら春日井さんがボクにこうしろとか、ああしろっていうのは……どうなんだろうって思ってね?」
……それは、そう。
私から何かお願いできる立場にはない。
け、けど!
「あ……ご、ごめんなさい、そんなつもりはなくて! そ、その、本の通りに、ね!? 宮城君も興味があるみたいだったから!」
「大丈夫、怒っていないよ。ボクも本の内容にも興味はあったし。だけど」
「……だけど?」
「春日井さんが言ったようにボクは好色漢みたいだからね。つい女のコをイジメたくなるんだよ」
好色漢。
女を服従させて、思い通りに支配し、性的欲求の処理をさせる男性。
た、確かにそんな話はしたけれど……けれど、本当に宮城君が好色漢なら、今の私に対する扱いも納得できる。
「けどそんなに苦しいなら止めておこうか? ボクは春日井さんの可愛い所がもっと見たかったけど」
「……だ、大丈夫……大丈夫だから! その、続けましょう! さっきのは少し驚いただけだから……ッ!」
苦しかった。
けれど、私の苦しむ様が、宮城君にとって好ましい者であるなら、私はどれだけ苦しくても痛くてもかまわない
!
むしろ未熟な私で満足してもらえるなら、こんなに喜ばしい事もないわ!
目の前には私の唾液で濡れたチンポがある。
「そう? 無理なら言ってね? 今日はもう止めるから」
「……わ、わかったわ、ええ、大丈夫、大丈夫だから」
今日は、と言ってくれた。
けれど、こんな不器用な私に次の機会が本当にあるかなんてわからない。
準備すらまともにできないのかと呆れた宮城君が、セフレの話そのものから無かったことにするかもしれない。
私は次などないものと覚悟して、チンポを見る。
「なら口を開けて?」
けれど、さっきのように力づくでされてしまったら、多分、私はまたなにもできない。
「あ、あのね、宮城君。本には、女が口に入れて動くって書いてあってね?」
「男は立ったまま何もしないの?」
「そう、そうなの! 私が全部やるから! そのままでいてくれるかしら?」
宮城君が笑ってうなずいた。
「じゃ、じゃあ、あらためて」
私はそっと唇を近づけて、ゆっくりくわえる。
舌の先にチンポの先端が当たる。
硬い。けど柔らかい。
ゆっくりと、慣らすように口の中へ。
むせないように、えづかないように。
鼻だけの呼吸だと苦しい。
口を大きく開けて、すきまをつくり、空気と一緒に、残りのチンポを飲み込んでいく。
大丈夫、ゆっくりなら大丈夫。
このまま、奥まで――。
「……うごっ!?」
突き込まれるチンポ。
「ぐっ! んんんんっ! んーっ!?」
予想していなかった事に、ノドがつぶされたような感覚。
宮城君は私の頭をつかんで離さない。
苦しい!
私は何度ももがく。
もがく、もがく。
けれども宮城君は私を離さない。
苦しい、放して! そんな哀願の言葉も、口の中の宮城君のチンポが許してくれない。
ふっ、と私の頭をつかむ手から力が抜けて、私はすぐに抜け出した。
「うえっ……! げほっげほっ! み、宮城く、げほっ! う、動かないでって、言ったのに……」
約束したのに!
そんな恨みがましい気持ちがつい言葉になってしまった。
「ねえ、春日井さん」
「……な、なに?」
「春日井さんはボクの言う事を聞いてくれるセフレなんだよね?」
「……ええ、そう、そうよ」
「なら春日井さんがボクにこうしろとか、ああしろっていうのは……どうなんだろうって思ってね?」
……それは、そう。
私から何かお願いできる立場にはない。
け、けど!
「あ……ご、ごめんなさい、そんなつもりはなくて! そ、その、本の通りに、ね!? 宮城君も興味があるみたいだったから!」
「大丈夫、怒っていないよ。ボクも本の内容にも興味はあったし。だけど」
「……だけど?」
「春日井さんが言ったようにボクは好色漢みたいだからね。つい女のコをイジメたくなるんだよ」
好色漢。
女を服従させて、思い通りに支配し、性的欲求の処理をさせる男性。
た、確かにそんな話はしたけれど……けれど、本当に宮城君が好色漢なら、今の私に対する扱いも納得できる。
「けどそんなに苦しいなら止めておこうか? ボクは春日井さんの可愛い所がもっと見たかったけど」
「……だ、大丈夫……大丈夫だから! その、続けましょう! さっきのは少し驚いただけだから……ッ!」
苦しかった。
けれど、私の苦しむ様が、宮城君にとって好ましい者であるなら、私はどれだけ苦しくても痛くてもかまわない
!
むしろ未熟な私で満足してもらえるなら、こんなに喜ばしい事もないわ!
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