【R18】転生先は男女比1:30の貞操逆転世界~ビッチを夢見る三十路の魂~

尾和 ハボレ

文字の大きさ
上 下
300 / 415

『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(15)』

しおりを挟む
『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(15)』

「け、けっこう……ええと、なんて言えばいいのかしら、その……」
「グロい?」

そんな言葉は使えない。

その、確かにそう思うようなところきはあるけれど……。

「え、ええと、その」
「見慣れると可愛いかもよ? 早く慣れてね、セフレの春日井さん?」

そ、そうね。私はセフレ。セフレにしてもらえたんだから、早く慣れないと。

「それで、次は?」
「え? あ、次……? 次! そう、次は……その!」

男性は性交渉の際、多くは勃起状態にないので、女がそれを促す必要がある。

「つ、次はね、その、口でね? く、くわえて、その……」

ここからは完全に性行為だ。慎重に接しないといけない。

すでに冬原先生とそういう関係にあるのであれば、初めて、という事はないのだろうけれど……。

むしろ、私の不手際で傷つけたりするわけにはいかない。

男性器はとてもデリケートで、間違っても歯を当ててはいけないと本には書いてあった。

「い、痛くはないはずだから……い、いいかしら?」

口をあける。

目の前には勃起した宮城君のチンポがある。

今から私はこれを口に入れる。

歯が当たらないように、できるだけ大きく口を開けないと。

緊張で渇いていた唇を舐めて潤す。

けれど、ものを食べるために口をあけるのではない、性行為の為に口をあける、そう意識してしまうと急激に恥ずかしくなって唇を閉じかけてしまう。

そんな手際の悪さが宮城君に伝わってしまったのだろう。

「春日井さん」
「え?」
「もっと大きく口を開けて?」
「こ、こう?」

やっぱり、そうだ。

歯が当たってしまうと痛みが走るのだから、もっともっと大きく口を開けないと。

私は自分の羞恥心を捨て去り、宮城君のために口を大きくあけた。

「そうそう。お利口さんだね? じゃあ……」

なんの前振りもなく宮城君がチンポを私の口の中へ突き込んだ!

「ごふっ、ごほっ!?」

目の前に星が舞う。初めて味わうノドへの異物感。

本能で、頭をひいて逃げようとするものの、強い力でおさえつけられた。宮城君の手が私の頭をつかんでいた。

息ができない!

私は必死の抵抗とばかりに、口の中を埋めるチンポを舌で押し返そうとする。

手で宮城君の足を突き放そうともがくが、男性の力というのは女の腕でどうにかできるものではなく。

私は口の中に宮城君のチンポを含んだまま、身動きを封じられた。

「う……うぶふっ!」

私はただ見上げるしかできない。

懇願する。離して、離して、と涙を伝う目で懇願する。

「ぐうっ……う゛うっ!」

息ができない。

苦しい、苦しい。

宮城君が手を離した。

「はっ、はあっ! ゲホッ! ゲホッッ! うえ゛っ!?」

私はすぐに宮城君のチンポを吐き出し、地面に手をついて吐き気にえづいた。

「どうしたの、春日井さん? 本には口でするって書いてあったんでしょ?」
「げほっ……はっ……ッ! そ、そう、そうなんだけど、その……」

あんなに強く深くとは書いていなかった。

そもそも男性みずから女の口に入れるなんて考えられない事なのに。

「苦しそうだね? やっぱりやめておく?」

宮城君が降ろしていた下着をあげかけた。

ダメ!

「だ、大丈夫! 今のは少し驚いただけだから!!」

私が未熟で不勉強なばかりに、宮城君に面倒をかけさせている。

あわてて宮城君の前に、膝立ちのまま寄りかかる。
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

転生したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...