【R18】転生先は男女比1:30の貞操逆転世界~ビッチを夢見る三十路の魂~

尾和 ハボレ

文字の大きさ
上 下
297 / 415

『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(12)』

しおりを挟む
『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(12)』

「ええと、なんでしたっけ? 今、ボク、ちょっと忙しいんですけど?」

宮城君の唇が私の首元から離れて、呆然と立ち尽くしていた二人へそう言うと、彼女たちしは言葉を失ったように首を横に振って何も言わなかった。

もし逆の立場だったら、私だってこんなふうに絶句しているだろう。

「では、失礼しますね。さ、行こうね、ボクのかわいいワンちゃん?」
「あ、あっ、ふっ……!」

そのまま胸を揉まれながら、私達はしばらく歩く。

二人が私たちの背中に向けている視線を感じなくなるほどに離れて、ようやく私の体が緊張から解放され、今度は激しい脱力感に襲われる。

足も腰もガクガクとして力が入らない。

お散歩もまともにできないのかと、叱られるかもと思ったけれど。

「ちょ、ちょっと、ごめんなさい……宮城君、少し、休んでいいかしら?」
「そうだね、ちょっと疲れたかな」
「あ、ありがとう」

横並びにベンチに座る。

宮城君の体はあいかわらず密着したままで、その大きな手も私の胸の上にある。

「ふっ……んっ……」
「胸を触られて感じちゃうなんて、春日井さんはずいぶんと変態だね?」
「わ、私、その、ごめんなさ……んんっ……んっ!」

はしたないと思われても、意志と関係なく口から出る声がうわずる。

せめて、胸から与えられる刺激を減らせればと思って、つい逃げるように体を丸めてしまった。

「胸を隠さないでってさっきも言ったよね? 春日井さんは同じ事を何度も言わせる子じゃないよね?」
「あっ、ご、ごめんなさい!」

私はすぐに手を背中に回して胸をそる。

飼い犬が主人に腹を見せるように。

「うん、よくできました」

ずっといじられていた側の乳首だけが、タンクトップごしでもわかるほど隆起している。

宮城君が罰だと言わんばかりに、そこを指ではじいた。

「んんっ!」

頭の中がチカチカするが、同じ事を繰り返さないように、唇を強くかんで、胸を張ったまま、ジッと耐える。

「えらいえらい」

宮城君が囁く言葉が遠くから聞こえてくるほど、意識がぼーっとする。

気が付けば宮城君の手は私のタンクトップにかかっていて。

いつの間にかさらされていた素肌、むきだしになっていた私の胸を、宮城君の手のひらが直接、包んでいた。

それまでと違って、熱の伝わる温かい指先で乳首に触れられ、私は声を押さえる事ができない。

「あっ! ……はっ……はぁっ……」

心臓は早鐘を打つようで、息すらもまともできない。

体を丸めてはいけないと思いつつも、つい、宮城君の手を包み込むように、くの字になってしまう。

うつむいた先、宮城君のズボンが目に入った。

「み、宮城君……その……それって……」

スボンのふくらみ。

聞くまでもなく、それは男性自身。

頭ではわかっていても、今まではどこかクラスメートという意識が強かった。

それが一瞬で、この人は男性、という意識で塗り替えられた。

「少し場所を変えようか?」
「……え、ええ、んっ」

宮城君の手がわきの下に潜り込み、私を支えて立ち上がらせる。

ろくに力の入らない足腰のせいで、フラフラとしてしまう。

「いいよ、ボクにつかまって?」
「ご、ごめんなさい、私、こんな、その……」

体以上に痺れる意識。

それをなんとか手放さないようにと、宮城君の体にすがりつく。

「ボクは嬉しいなぁ。こんなにボクの指や手で気持ちよくなってくれるなんて」
「……そ、そう、なの? 私、おかしいでしょ? やっぱり変態なんだって思ったのに……」
「そうだね。変態だね」

自分で口にしたそれを肯定されると、さすがに不安になる。

見捨てられないか、蔑まれないか、と。

「だけどそういう可愛い所をボクの前だけで見せてくれるなら問題ないでしょ?」
「え? ……かわいい?」
「だって、ボクそういう女のコが好きだから。女のコのくせに男にイジメられて悦ぶ子が大好きだから」

かわいい、と。

こんな異常な私をかわいいと言ってくれた。

「それとも春日井さんはボク以外の誰かに、そういう可愛い所を見せるつもりかな?」
「い、いいえ、そんな、そんな事! こんな私を受け入れてくれて、こんな私をかわいいなんて言ってくれて……私にはやっぱり宮城君しかいないわ!」

そんなに事ありえない!

私の全てを受けて入れて、撫でてくれる男の人が他にいるはずもない!
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

転生したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

処理中です...