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『春に舞い降りた私の天使(春日井crushing07)』
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『春に舞い降りた私の天使(春日井crushing07)』
さらなる快感を求めて、私は下着を降ろし、下げたショーツから片足だけ抜いた。
直接、机をあてがう。
その硬さにもっとも敏感な部分をおしつけるのだから、多少の痛みが走るものの……。
「あっ、はっ……ん!」
今まで感じた事のないような強烈な快感に、後のことなどどうなってもいいと腰を押し付けた。
少しこすりあげるだけで、脳が焼けるような刺激。
ふとももから蜜が伝い、足と足の間が濡れていく。
自分でも驚くほどだ。
まるで漏らしているかと思うぐらいに止まらない。
靴下まで伝っていく雫の量。
動くたびに飛散してしまうが、後で拭けばいい。
今はとにかく。
ただ、この快感を貪りたい。
硬い机の感触を宮城君の硬い体と感じながら、このまま一気に、と思った時。
――わ、わ、わっ、わっすれもっのー
教室の外、廊下から響いた声。
私が聞き違えるはずもない。
それは宮城君の声だった。
なぜ? なんで? 視聴覚にいるはず?
忘れ物? そう、今、忘れ物と言っていたような……つまり、ここに来る!?
私は身をひるがえし、まず教室の前まで走り、鍵をかけて、すぐに後ろのドアにも鍵をかけた。
教室に入ってこられたらもう言い訳のしようがない。
一瞬、どこかに隠れてやりすごせば良かったのかと思ったが、鍵があいているのに私がいない、という事を不審がられてしまう。
であれば、私はすでに教室出ていて、宮城君は入違った。そう考えもらうしかない。
私は宮城君が後ろのドアから入ってこようとするのを見越して、そのドアに張り付くように隠れる。
本当は教壇の机の下に隠れるのがベストだが、そこまでたどりつく時間的猶予がないかもしれない。
ここなら完全な死角だ。
忘れ物に関しては……後でもう一度出直してもらうか、他の人に見せてもらうなりして欲しい。
と、その時。
宮城君の机の位置がズレている事に気付く。
私が体をおしつけていたせいで、元の位置からずいぶんと動いてしまった。
「な、直さないと……」
鍵がかかっていてドアは開かなくても、窓からのぞきこんだ時に自分の机の位置がおかしくなっていたら、不審に思うだろう。
そして教室の中のものを動かせる者は、施錠後に鍵を持って教室にやってきた私だけだ。
宮城君が私を疑うかはわからない。
しかし現実問題として、自分の机が何者かに触れられていた、あさられていたなどと宮城君が考えれば、いかに鉄筋建築の砂上楼閣といえ、その住人たる宮城君が出て行ってしまう可能性がある。
もし宮城君が私を疑わないとすれば、机に触れていたのは誰か、となってしまう。
可能性が高いのは、やはりクラスメートだろう。
つまり宮城君は、自分の机を勝手に触れるような誰かと同じクラスにいなければならない。
こういうトラブルがもとで、女性不信になった男子生徒が不登校になるという例は珍しくない。
トラブルを起こした女生徒が明確であれば、その生徒が罰せられ、退学処分などで被害にあった男子から引き離される。
しかし不特定多数の中に加害者がいる場合、さすがにその全員を処分というわけにはいかないのだ。
であれば、被害を受けた男生徒はどうするか?
再犯の被害者とならないように、クラスを代えてもらうか、本人が不登校などになって閉じこもってしまうか、だ。
もっとも、宮城君が机の事なんてまったく気にしない、という可能性もある。
普段から女子にたいして寛容、どころか好意さえ感じる彼であれば。
しかし、そんな希望的観測に頼る事は危険だし、なにより自分はすでに宮城君にとんでもない事をしてしまっているのだ。
これ以上、彼に心痛を与えたくない。
決心してしまえば、あとは動くのみだ。
さらなる快感を求めて、私は下着を降ろし、下げたショーツから片足だけ抜いた。
直接、机をあてがう。
その硬さにもっとも敏感な部分をおしつけるのだから、多少の痛みが走るものの……。
「あっ、はっ……ん!」
今まで感じた事のないような強烈な快感に、後のことなどどうなってもいいと腰を押し付けた。
少しこすりあげるだけで、脳が焼けるような刺激。
ふとももから蜜が伝い、足と足の間が濡れていく。
自分でも驚くほどだ。
まるで漏らしているかと思うぐらいに止まらない。
靴下まで伝っていく雫の量。
動くたびに飛散してしまうが、後で拭けばいい。
今はとにかく。
ただ、この快感を貪りたい。
硬い机の感触を宮城君の硬い体と感じながら、このまま一気に、と思った時。
――わ、わ、わっ、わっすれもっのー
教室の外、廊下から響いた声。
私が聞き違えるはずもない。
それは宮城君の声だった。
なぜ? なんで? 視聴覚にいるはず?
忘れ物? そう、今、忘れ物と言っていたような……つまり、ここに来る!?
私は身をひるがえし、まず教室の前まで走り、鍵をかけて、すぐに後ろのドアにも鍵をかけた。
教室に入ってこられたらもう言い訳のしようがない。
一瞬、どこかに隠れてやりすごせば良かったのかと思ったが、鍵があいているのに私がいない、という事を不審がられてしまう。
であれば、私はすでに教室出ていて、宮城君は入違った。そう考えもらうしかない。
私は宮城君が後ろのドアから入ってこようとするのを見越して、そのドアに張り付くように隠れる。
本当は教壇の机の下に隠れるのがベストだが、そこまでたどりつく時間的猶予がないかもしれない。
ここなら完全な死角だ。
忘れ物に関しては……後でもう一度出直してもらうか、他の人に見せてもらうなりして欲しい。
と、その時。
宮城君の机の位置がズレている事に気付く。
私が体をおしつけていたせいで、元の位置からずいぶんと動いてしまった。
「な、直さないと……」
鍵がかかっていてドアは開かなくても、窓からのぞきこんだ時に自分の机の位置がおかしくなっていたら、不審に思うだろう。
そして教室の中のものを動かせる者は、施錠後に鍵を持って教室にやってきた私だけだ。
宮城君が私を疑うかはわからない。
しかし現実問題として、自分の机が何者かに触れられていた、あさられていたなどと宮城君が考えれば、いかに鉄筋建築の砂上楼閣といえ、その住人たる宮城君が出て行ってしまう可能性がある。
もし宮城君が私を疑わないとすれば、机に触れていたのは誰か、となってしまう。
可能性が高いのは、やはりクラスメートだろう。
つまり宮城君は、自分の机を勝手に触れるような誰かと同じクラスにいなければならない。
こういうトラブルがもとで、女性不信になった男子生徒が不登校になるという例は珍しくない。
トラブルを起こした女生徒が明確であれば、その生徒が罰せられ、退学処分などで被害にあった男子から引き離される。
しかし不特定多数の中に加害者がいる場合、さすがにその全員を処分というわけにはいかないのだ。
であれば、被害を受けた男生徒はどうするか?
再犯の被害者とならないように、クラスを代えてもらうか、本人が不登校などになって閉じこもってしまうか、だ。
もっとも、宮城君が机の事なんてまったく気にしない、という可能性もある。
普段から女子にたいして寛容、どころか好意さえ感じる彼であれば。
しかし、そんな希望的観測に頼る事は危険だし、なにより自分はすでに宮城君にとんでもない事をしてしまっているのだ。
これ以上、彼に心痛を与えたくない。
決心してしまえば、あとは動くのみだ。
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