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『春日井の望む未来』
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『春日井の望む未来』
「……じゃなくて、え、どういう事? 春日井さん、大丈夫? なにか変なものでも食べた?」
オレは何かの間違いか、でなければ聞き違いだと思い、茶化すようにして春日井さんに笑いかけた。
すると。
「真面目な話なの。ちゃんと聞いて欲しいの」
「あ、はい」
これまで見た事もないほどに真剣な顔で怒られた。
「宮城君は今の社会をどう思う?」
「しゃ、社会?」
いきなり硬い話が始まったが、おチンチンは硬くなりそうにない話題だった。わけがわからないよ?
「男性の数に対して女性の数が極端に多いこのバランスよ」
「あ、うん、まぁ、そういうものだから仕方ないかなって」
「確かに人口受精の技術も発達して生殖率もあがったし、出産後の母子の健康状態も良好になったわ。昔は遺伝子異常の胎児の発生率や、母体へのストレスが問題になったこともあったのだけど……」
……なるほど、そういうこともあったわけか。いや、ここまで世界が違うのだからあるかもしれない。
だがそんな世界に飛ばされたオレはハーレム作るぞひゃっほーいぐらいしか考えていなかったので、あまり難しい事を言われても脳が飛ぶ。
それはともかく、そういった社会事情と春日井さんのセフレ立候補がどうつながるのだろうか。
「……そうね。男の人はあまりこういう話に興味はないかもね」
「ご、ごめんね」
「ううん。いいのよ。それでさっきの話に戻るだけど……そういうわけだから私を宮城君のセックスフレンドにして欲しいの。もちろん今は無理だけど、社会にでたら対価もお支払いするわ」
「待って、そこがわからない。そこからわからない」
男が少ない。女が多い。それはわかった。
だからセックスフレンドにして欲しいの、と言い出す理由が理解できない。
「宮城君」
「は、はい」
春日井さんがオレの手を握り、そのまま自分のふとももの上においた。
ホットパンツ姿のの春日井さんだ。
当然のオレの指と手のひらは、彼女の弾むような弾力のふとももに触れる。
「私ね……子供が欲しいの。男の人を愛して、抱いて、その人の子が欲しいの」
「……そうなんだ」
春日井さんのような大人しい子でも『男を抱く』という表現を使うにあたり、やはりここは異世界だと思いながら、話の続きに耳をかたむける。
「ずっとずっと憧れていたんだけど……だけど私ね、男性とちゃんとお付き合いする資格なんてない女なの」
「……資格?」
重い話? ねぇ、これまた重い話?
「けれど昨日の宮城君を見て、この人ならって思った。私の……本当の私を受け入れてくれる人はこの人しかいないって」
あかん。
オレはそんな大層な人間じゃない。
自分の下心の為に善人ぶっただけの新米ビッチだ。
「か、春日井さん。確かに昨日の事は、その驚いたけど……その、おしっこ、をね? 片づけたくらいで……」
瞬間。
ずいっと春日井さんが顔を寄せてきた。
「それだけじゃないわよね?」
「え?」
「私のアレ、見てたんでしょ?」
「……え?」
「私が宮城君の机でオナニーしてたの、見てたんでしょう?」
先生ー!
どうなってるんですかー!
ぜんぜん誤魔化せてないし、しっかり記憶もあるんですけどー!
「……じゃなくて、え、どういう事? 春日井さん、大丈夫? なにか変なものでも食べた?」
オレは何かの間違いか、でなければ聞き違いだと思い、茶化すようにして春日井さんに笑いかけた。
すると。
「真面目な話なの。ちゃんと聞いて欲しいの」
「あ、はい」
これまで見た事もないほどに真剣な顔で怒られた。
「宮城君は今の社会をどう思う?」
「しゃ、社会?」
いきなり硬い話が始まったが、おチンチンは硬くなりそうにない話題だった。わけがわからないよ?
「男性の数に対して女性の数が極端に多いこのバランスよ」
「あ、うん、まぁ、そういうものだから仕方ないかなって」
「確かに人口受精の技術も発達して生殖率もあがったし、出産後の母子の健康状態も良好になったわ。昔は遺伝子異常の胎児の発生率や、母体へのストレスが問題になったこともあったのだけど……」
……なるほど、そういうこともあったわけか。いや、ここまで世界が違うのだからあるかもしれない。
だがそんな世界に飛ばされたオレはハーレム作るぞひゃっほーいぐらいしか考えていなかったので、あまり難しい事を言われても脳が飛ぶ。
それはともかく、そういった社会事情と春日井さんのセフレ立候補がどうつながるのだろうか。
「……そうね。男の人はあまりこういう話に興味はないかもね」
「ご、ごめんね」
「ううん。いいのよ。それでさっきの話に戻るだけど……そういうわけだから私を宮城君のセックスフレンドにして欲しいの。もちろん今は無理だけど、社会にでたら対価もお支払いするわ」
「待って、そこがわからない。そこからわからない」
男が少ない。女が多い。それはわかった。
だからセックスフレンドにして欲しいの、と言い出す理由が理解できない。
「宮城君」
「は、はい」
春日井さんがオレの手を握り、そのまま自分のふとももの上においた。
ホットパンツ姿のの春日井さんだ。
当然のオレの指と手のひらは、彼女の弾むような弾力のふとももに触れる。
「私ね……子供が欲しいの。男の人を愛して、抱いて、その人の子が欲しいの」
「……そうなんだ」
春日井さんのような大人しい子でも『男を抱く』という表現を使うにあたり、やはりここは異世界だと思いながら、話の続きに耳をかたむける。
「ずっとずっと憧れていたんだけど……だけど私ね、男性とちゃんとお付き合いする資格なんてない女なの」
「……資格?」
重い話? ねぇ、これまた重い話?
「けれど昨日の宮城君を見て、この人ならって思った。私の……本当の私を受け入れてくれる人はこの人しかいないって」
あかん。
オレはそんな大層な人間じゃない。
自分の下心の為に善人ぶっただけの新米ビッチだ。
「か、春日井さん。確かに昨日の事は、その驚いたけど……その、おしっこ、をね? 片づけたくらいで……」
瞬間。
ずいっと春日井さんが顔を寄せてきた。
「それだけじゃないわよね?」
「え?」
「私のアレ、見てたんでしょ?」
「……え?」
「私が宮城君の机でオナニーしてたの、見てたんでしょう?」
先生ー!
どうなってるんですかー!
ぜんぜん誤魔化せてないし、しっかり記憶もあるんですけどー!
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