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『春日井と再びコーヒーショップにて』
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『春日井と再びコーヒーショップにて』
制服姿だと思っていたので、一瞬わからなかった。
わざわざ着替えてきたのか。前回ここで会った時と同様に露出が激しい。
上はタンクトップで下はホットパンツ。
たださえ布地が少ないお洋服だが、色使いがまたなんともいえない。
タンクトップもホットパンツも白だというのにチラチラと見えるブラの肩紐は黒で、腰の方から時折お顔を出しているおパンティも黒。
色は地味だがとても派手だ。
そんな素敵な装いの春日井さんは足早に、そして申し訳なさそうな表情でオレの座っている席にやってくると。
「汗をかいてしまって涼しい恰好に着替えてきたの。待たせしてしまうかもと迷ったのだけど、家も近いから……ごめんね」
「あ、そうなんだ。涼しそうだね……」
涼しそうなのは一目瞭然だし、少し待っただけのご褒美にクラスメートのセクシーな姿を間近でおがめるなら願ってもない話だ。
「それで……結構、お待たせしちゃったかしら」
「大丈夫、ボクも今来た所だから」
ちらりとオレの前にあるカップを見る春日井さん。
カフェオレはまだ半分も減っていない。
「ありがとう。ええと、おかわりとかいる?」
「ううん、お先でごめんね。春日井さんも自分の分をどうぞ?」
「ええ、そうするわ」
カウンターへと戻った春日井さんもほどなくして、アイスコーヒーと二つのドーナツがのった皿をトレイにのせて帰ってきた。
「よければ。どちらがお好き?」
「ありがとう。じゃ、こっち、かな」
ドーナツはチョコがかかったものと、何もかかっていないものだった。
オレは甘いカフェオレを飲んでいる事のもあって、何もかかっていないオーソドックスなドーナツを頂くことにする。
そうして楽しいおしゃべりの時間が始まる。
転入してきてそろそろ二か月、学校にももう慣れたのか、とか。
副委員長の仕事は面倒ではないか、とか、困った事があれば相談して欲しい、とか。
なかなか本題に入れない。実にもどかしい。
これはもうこちらから水を向けるかと、ドーナツに口をつけていた春日井さんへ。
「それで……昨日は大丈夫だった? 体調が悪くて先生に送ってもらったみたいだけど……」
ピクっと春日井さんの体が揺れる。
ドーナツをさらに置き、春日井さんはオレの目を見た後。
「昨日は本当にありがとう。あんな事をしてしまって。もう恥ずかしくて死んじゃうかと思ったわ。先生も協力してしてくれて、本当になんてお礼を言ったらいいか」
「ううん。あれくらいクラスメートなら当然だよ」
その『あんな事』がどんな事なのか知りたいのだが、毎回絶妙に外してくる。
もっとも、お漏らしにしろ、オナニーにしろ、カフェで声高に言える内容じゃないけども。
いったいオレはどこまでを知っているという設定になっているのか。
下手な事が言えないまま、何事というほどでもない日常の会話に戻っていく
やがて二人のカップが空になり、ドーナツもそれぞれの胃に収まった頃、会話も途切れ途切れとなって。
「……」
「……」
オレは春日井さんの目を見つめ、彼女もまたオレを見つめたままに、微妙な空気が流れる。
「そろそろ出ましょうか」
「あ、うん、そうだね」
春日井さんが席を立ち、オレもつられて立ち上がる。
このまま解散、という流れだろうか。
春日井さんからすればお礼を言うために設けた席というわけだし不思議ではないが……。
「宮城君。もしお時間よければ、少し歩かない? 近くにね、少し大きな公園があるの」
と思っていたらお誘いがきた。
カフェから歩いて十五分というくらいだろうか。
そこは前世にもあった緑地公園で、散歩やジョギングなどで親しまれている敷地も広い公園だった。
制服姿だと思っていたので、一瞬わからなかった。
わざわざ着替えてきたのか。前回ここで会った時と同様に露出が激しい。
上はタンクトップで下はホットパンツ。
たださえ布地が少ないお洋服だが、色使いがまたなんともいえない。
タンクトップもホットパンツも白だというのにチラチラと見えるブラの肩紐は黒で、腰の方から時折お顔を出しているおパンティも黒。
色は地味だがとても派手だ。
そんな素敵な装いの春日井さんは足早に、そして申し訳なさそうな表情でオレの座っている席にやってくると。
「汗をかいてしまって涼しい恰好に着替えてきたの。待たせしてしまうかもと迷ったのだけど、家も近いから……ごめんね」
「あ、そうなんだ。涼しそうだね……」
涼しそうなのは一目瞭然だし、少し待っただけのご褒美にクラスメートのセクシーな姿を間近でおがめるなら願ってもない話だ。
「それで……結構、お待たせしちゃったかしら」
「大丈夫、ボクも今来た所だから」
ちらりとオレの前にあるカップを見る春日井さん。
カフェオレはまだ半分も減っていない。
「ありがとう。ええと、おかわりとかいる?」
「ううん、お先でごめんね。春日井さんも自分の分をどうぞ?」
「ええ、そうするわ」
カウンターへと戻った春日井さんもほどなくして、アイスコーヒーと二つのドーナツがのった皿をトレイにのせて帰ってきた。
「よければ。どちらがお好き?」
「ありがとう。じゃ、こっち、かな」
ドーナツはチョコがかかったものと、何もかかっていないものだった。
オレは甘いカフェオレを飲んでいる事のもあって、何もかかっていないオーソドックスなドーナツを頂くことにする。
そうして楽しいおしゃべりの時間が始まる。
転入してきてそろそろ二か月、学校にももう慣れたのか、とか。
副委員長の仕事は面倒ではないか、とか、困った事があれば相談して欲しい、とか。
なかなか本題に入れない。実にもどかしい。
これはもうこちらから水を向けるかと、ドーナツに口をつけていた春日井さんへ。
「それで……昨日は大丈夫だった? 体調が悪くて先生に送ってもらったみたいだけど……」
ピクっと春日井さんの体が揺れる。
ドーナツをさらに置き、春日井さんはオレの目を見た後。
「昨日は本当にありがとう。あんな事をしてしまって。もう恥ずかしくて死んじゃうかと思ったわ。先生も協力してしてくれて、本当になんてお礼を言ったらいいか」
「ううん。あれくらいクラスメートなら当然だよ」
その『あんな事』がどんな事なのか知りたいのだが、毎回絶妙に外してくる。
もっとも、お漏らしにしろ、オナニーにしろ、カフェで声高に言える内容じゃないけども。
いったいオレはどこまでを知っているという設定になっているのか。
下手な事が言えないまま、何事というほどでもない日常の会話に戻っていく
やがて二人のカップが空になり、ドーナツもそれぞれの胃に収まった頃、会話も途切れ途切れとなって。
「……」
「……」
オレは春日井さんの目を見つめ、彼女もまたオレを見つめたままに、微妙な空気が流れる。
「そろそろ出ましょうか」
「あ、うん、そうだね」
春日井さんが席を立ち、オレもつられて立ち上がる。
このまま解散、という流れだろうか。
春日井さんからすればお礼を言うために設けた席というわけだし不思議ではないが……。
「宮城君。もしお時間よければ、少し歩かない? 近くにね、少し大きな公園があるの」
と思っていたらお誘いがきた。
カフェから歩いて十五分というくらいだろうか。
そこは前世にもあった緑地公園で、散歩やジョギングなどで親しまれている敷地も広い公園だった。
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