205 / 415
『賢者、ひらめく』
しおりを挟む
『賢者、ひらめく』
先生を満足させつつも、この後、支障がない加減とはどれくらいだろうか?
「ひふっ、ひゅ、むぅぅ、むう! 宮城、もう、やめ、止まって……」
なとど考えつつ、乱暴に腰を振っていたら先生の呼吸があやしくなっていた。
そう言えば手で口をふさいだままだったと、手を口から離す。
壁についていた手はずいぶんと下がっており、脚もガクガクと震えている。
「はあっ、はっはっは、はぁ……!」
口が解放された途端、荒い息が教室に響く。
「もうイッてたんですか?」
意識して奥へと突き入れる。
「ひっ、はっ……さ、三回、イッた……ぃぃいい!」
今ので四回目らしい。
口をふさいでいたせいか、まったく気づかなかった。
せっかく射精を我慢しているのに、これで気絶されたら意味がない。
少なくともソロトレーニングはゆはり役に立っていなかった。
ブラックサンダー先輩にはもう少しシッカリしていただきたい。
「じゃあ、戻りましょうか? 時間、そろそろでしょう?」
オレがいつもの振舞いに戻ると、先生もオレが無言かつ無表情だったのがプレイの一種と悟り、ホッとしたようにうなずく。
うなずいてすぐに。
「だ、だが宮城。お前はまだ、その」
「だって最後までしたら先生、気絶しちゃいますよ? これから会議でしょう?」
「う、うむ。しかしそれは、そのままだと……つらいんじゃないのか?」
一度も出す事を許されなかった息子が無言のアピールをしてくるが、オレはすぐに下着をあげて無理やりおしこめる。
「ボクはボクでなんとかします」
「う、そ、そうか……すまない。考えが足りなかった」
先生がしきりに申し訳なさそうにする。
そんなにしょげられては気持ちよくなってもらいたかったオレとしても逆に申し訳ない。
「そんなに謝らないでください。それより今みたいなのはどうでしたか……美雪さん?」
「う。その、ちょっと怖かったが……最初からお前が怒ってなくてそういうプレイ、とわかっていたら、もっと良かったと思う……」
「ふふ。驚かせてしまいましたか。もうこういうのはやめましょうか?」
「い、いや、大丈夫だぞ! ぜんぜんやめなくていいぞ!」
お気に召したらしい。
「先生、時間は?」
「はっ!?」
腕時計に再び目をやる先生の顔が青くなる。かなりギリギリのようだ。
まくれていたスポーツブラを戻し、ジャージの下を下着ごとずり上げて、上のファスナーを閉じる。
「あ」
「あ」
オレと先生が同時に気付く。
ジャージの下に染みが出来ている。
それもちょっと誤魔化しようのない染みだ。
「こ、これは……どうしようもないぞ、こんなの」
「ちょっとマズいですね? 替えはありますか?」
「来客があった時の為にスーツはある……が、職員室のロッカーだ」
んー。どうするか。
ふと考えて、いけそうな案をひねり出した。
だいぶ荒い手段だし、粗もあるだろうが、現状、他に思いつかないし時間も無い。
「先生、大丈夫です。ちょっと待っていていくださいね」
「ど、どうする気だ、宮城?」
オレは先生の制止に構わず、ある場所へとダッシュする。
先生を満足させつつも、この後、支障がない加減とはどれくらいだろうか?
「ひふっ、ひゅ、むぅぅ、むう! 宮城、もう、やめ、止まって……」
なとど考えつつ、乱暴に腰を振っていたら先生の呼吸があやしくなっていた。
そう言えば手で口をふさいだままだったと、手を口から離す。
壁についていた手はずいぶんと下がっており、脚もガクガクと震えている。
「はあっ、はっはっは、はぁ……!」
口が解放された途端、荒い息が教室に響く。
「もうイッてたんですか?」
意識して奥へと突き入れる。
「ひっ、はっ……さ、三回、イッた……ぃぃいい!」
今ので四回目らしい。
口をふさいでいたせいか、まったく気づかなかった。
せっかく射精を我慢しているのに、これで気絶されたら意味がない。
少なくともソロトレーニングはゆはり役に立っていなかった。
ブラックサンダー先輩にはもう少しシッカリしていただきたい。
「じゃあ、戻りましょうか? 時間、そろそろでしょう?」
オレがいつもの振舞いに戻ると、先生もオレが無言かつ無表情だったのがプレイの一種と悟り、ホッとしたようにうなずく。
うなずいてすぐに。
「だ、だが宮城。お前はまだ、その」
「だって最後までしたら先生、気絶しちゃいますよ? これから会議でしょう?」
「う、うむ。しかしそれは、そのままだと……つらいんじゃないのか?」
一度も出す事を許されなかった息子が無言のアピールをしてくるが、オレはすぐに下着をあげて無理やりおしこめる。
「ボクはボクでなんとかします」
「う、そ、そうか……すまない。考えが足りなかった」
先生がしきりに申し訳なさそうにする。
そんなにしょげられては気持ちよくなってもらいたかったオレとしても逆に申し訳ない。
「そんなに謝らないでください。それより今みたいなのはどうでしたか……美雪さん?」
「う。その、ちょっと怖かったが……最初からお前が怒ってなくてそういうプレイ、とわかっていたら、もっと良かったと思う……」
「ふふ。驚かせてしまいましたか。もうこういうのはやめましょうか?」
「い、いや、大丈夫だぞ! ぜんぜんやめなくていいぞ!」
お気に召したらしい。
「先生、時間は?」
「はっ!?」
腕時計に再び目をやる先生の顔が青くなる。かなりギリギリのようだ。
まくれていたスポーツブラを戻し、ジャージの下を下着ごとずり上げて、上のファスナーを閉じる。
「あ」
「あ」
オレと先生が同時に気付く。
ジャージの下に染みが出来ている。
それもちょっと誤魔化しようのない染みだ。
「こ、これは……どうしようもないぞ、こんなの」
「ちょっとマズいですね? 替えはありますか?」
「来客があった時の為にスーツはある……が、職員室のロッカーだ」
んー。どうするか。
ふと考えて、いけそうな案をひねり出した。
だいぶ荒い手段だし、粗もあるだろうが、現状、他に思いつかないし時間も無い。
「先生、大丈夫です。ちょっと待っていていくださいね」
「ど、どうする気だ、宮城?」
オレは先生の制止に構わず、ある場所へとダッシュする。
10
お気に入りに追加
854
あなたにおすすめの小説
シン・三毛猫現象 〜自然出産される男が3万人に1人の割合になった世界に帰還した僕はとんでもなくモテモテになったようです〜
ミコガミヒデカズ
ファンタジー
気軽に読めるあべこべ、男女比モノです。
以前、私がカクヨム様で書いていた小説をリメイクしたものです。
とあるきっかけで異世界エニックスウェアに転移した主人公、佐久間修。彼はもう一人の転移者と共に魔王との決戦に挑むが、
「儂の味方になれば世界の半分をやろう」
そんな魔王の提案に共に転移したもう一人の勇者が応じてしまう。そんな事はさせないと修は魔王を倒そうとするが、事もあろうに味方だったもう一人の勇者が魔王と手を組み攻撃してきた。
瞬間移動の術でなんとか難を逃れた修だったが、たどり着いたのは男のほとんどが姿を消した異世界転移15年後の地球だった…。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界に来たのでVtuberになろうかと思う
月乃糸
大衆娯楽
男女比が1:720という世界に転生主人公、都道幸一改め天野大知。 男に生まれたという事で悠々自適な生活を送ろうとしていたが、ふとVtuberを思い出しVtuberになろうと考えだす。 ブラコンの姉妹に囲まれながら楽しく活動!
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる