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『嫉妬される快感がクセになりそう』
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『嫉妬される快感がクセになりそう』
「どうなんだ? 正直に言え」
先生の目が細くなっていく。こんな表情を向けられたのは初めてかもしれない。
生活指導で体育教師という、ナメられたら終わりという立場なだけはある。
だがそんな怖いお顔も理由は嫉妬だ。
そして、年上の美女から嫉妬されるというのはとても快感でもあった。
何も言わないオレに対して、先生が手を近づけてくる。
平手でも飛んでくるのかと思ったが、ほっぺをつねられた。
なにこのかわいい生き物。
オレはほっぺをつねられたまま話を続ける。
「その言い方には語弊がありますよ? 昨日、たまたま春日井さんに会いまして一緒にお茶をしていたんですが」
「春日井か。ふむ、意外な名前が出てきたな。ヤツが私のライバルか?」
オレはあえて否定も肯定もせずに話を進める。
「それで? 仕事内容は知ってるか? 副委員長といっても雑用係みたいなものだぞ? 他のクラスも半々くらいで副委員長についている男子生徒がいるがほぼ何もしていない。仕事をしていると言えば号令をかけるくらいか」
ピンときたらしい先生。
「……なるほど。委員の手伝いにかこつけて、クラスの委員たちと仲良くするつもりか」
「いえいえ。委員長はじめ、他のクラスメートのお手伝いができればな、と思って」
白々しく言うオレ。
「お前は自分すらだますつもりのない嘘をついて、私をだませると思うか?」
「先生をだますつもりなんてないですからね。あと別に春日井さんは先生のライバルでもないですよ?」
嘘をつく理由もない。
「……本当か?」
「ボクは大好きなセフレに順番をつけるつもりはないので」
「それはお前の事情であって私の事情は異なる。だがそれはそれ。この話はもう納得ずみだし、私も年上の女としてみっともなくグチグチと蒸し返すつもりはない。つまり、だ」
「つまり?」
グチグチと蒸し返されながら、先生はオレのほっぺから手を放して腕時計を見るとオレに背中を向けた。
「職員会議まであと10分。ここにいられるのはあと5分。お前がするべき事はなんだと思う? 朝から可愛い年下のセフレに呼び出されたと思って下着を濡らしながらここまでやってきたのに副委員長がどーとかこーとか言われた私に対してナニをするべきだと思う?」
「ナニをするべきですね」
「そうだ! こうしている間に13秒が過ぎたぞ!」
教壇の机に手をついた先生がオレに向けたお尻を可愛くふる。
「3分で十分です」
「ほう。言うじゃないか。だが私としてお前にさんざんイジメられてきたわけじゃない。すこしでも気持ちいい時間を長く味わうべく、お前がいない夜はソロのトレーニングを怠ってないぞ!」
ブラックサンダー先輩は、いまだに酷使されているのか。
それはともかく、オレとしてはこういうおざなりな愛し方は好みじゃないが、朝一で期待させてしまった挙句、いたしませんでは先生が可哀そうだ……というより、このシチュエーションそのものに先生が興奮しているカンジがあるな。
「先生。もしかして自分で言い出したのに興奮してます? あと少しで会議が始まるっていうのに教え子と今からしちゃうなんて?」
問いかけると先生がお尻を振るのをとめた。
「……実はジョークで言っただけだが、お前がすんなり承諾するものだからつい悪ノリしてしまった……や、やっぱりこういうのはよくないな」
自分の言動を恥ずかし気にしつつ、冷静さを取り戻した先生。
そうして、いそいそと肌を隠すようにジャージを着なおす先生の姿はとても可愛らしかった。
……なんか今日の先生、やたらと可愛いんですが。
春日井さんの話を出した辺りから、オレの気を引こうと露骨だ。
おさえられない嫉妬が漏れ出ている、そんなカンジだ。
そんな姿を見せられれば、ねえ?
「どうなんだ? 正直に言え」
先生の目が細くなっていく。こんな表情を向けられたのは初めてかもしれない。
生活指導で体育教師という、ナメられたら終わりという立場なだけはある。
だがそんな怖いお顔も理由は嫉妬だ。
そして、年上の美女から嫉妬されるというのはとても快感でもあった。
何も言わないオレに対して、先生が手を近づけてくる。
平手でも飛んでくるのかと思ったが、ほっぺをつねられた。
なにこのかわいい生き物。
オレはほっぺをつねられたまま話を続ける。
「その言い方には語弊がありますよ? 昨日、たまたま春日井さんに会いまして一緒にお茶をしていたんですが」
「春日井か。ふむ、意外な名前が出てきたな。ヤツが私のライバルか?」
オレはあえて否定も肯定もせずに話を進める。
「それで? 仕事内容は知ってるか? 副委員長といっても雑用係みたいなものだぞ? 他のクラスも半々くらいで副委員長についている男子生徒がいるがほぼ何もしていない。仕事をしていると言えば号令をかけるくらいか」
ピンときたらしい先生。
「……なるほど。委員の手伝いにかこつけて、クラスの委員たちと仲良くするつもりか」
「いえいえ。委員長はじめ、他のクラスメートのお手伝いができればな、と思って」
白々しく言うオレ。
「お前は自分すらだますつもりのない嘘をついて、私をだませると思うか?」
「先生をだますつもりなんてないですからね。あと別に春日井さんは先生のライバルでもないですよ?」
嘘をつく理由もない。
「……本当か?」
「ボクは大好きなセフレに順番をつけるつもりはないので」
「それはお前の事情であって私の事情は異なる。だがそれはそれ。この話はもう納得ずみだし、私も年上の女としてみっともなくグチグチと蒸し返すつもりはない。つまり、だ」
「つまり?」
グチグチと蒸し返されながら、先生はオレのほっぺから手を放して腕時計を見るとオレに背中を向けた。
「職員会議まであと10分。ここにいられるのはあと5分。お前がするべき事はなんだと思う? 朝から可愛い年下のセフレに呼び出されたと思って下着を濡らしながらここまでやってきたのに副委員長がどーとかこーとか言われた私に対してナニをするべきだと思う?」
「ナニをするべきですね」
「そうだ! こうしている間に13秒が過ぎたぞ!」
教壇の机に手をついた先生がオレに向けたお尻を可愛くふる。
「3分で十分です」
「ほう。言うじゃないか。だが私としてお前にさんざんイジメられてきたわけじゃない。すこしでも気持ちいい時間を長く味わうべく、お前がいない夜はソロのトレーニングを怠ってないぞ!」
ブラックサンダー先輩は、いまだに酷使されているのか。
それはともかく、オレとしてはこういうおざなりな愛し方は好みじゃないが、朝一で期待させてしまった挙句、いたしませんでは先生が可哀そうだ……というより、このシチュエーションそのものに先生が興奮しているカンジがあるな。
「先生。もしかして自分で言い出したのに興奮してます? あと少しで会議が始まるっていうのに教え子と今からしちゃうなんて?」
問いかけると先生がお尻を振るのをとめた。
「……実はジョークで言っただけだが、お前がすんなり承諾するものだからつい悪ノリしてしまった……や、やっぱりこういうのはよくないな」
自分の言動を恥ずかし気にしつつ、冷静さを取り戻した先生。
そうして、いそいそと肌を隠すようにジャージを着なおす先生の姿はとても可愛らしかった。
……なんか今日の先生、やたらと可愛いんですが。
春日井さんの話を出した辺りから、オレの気を引こうと露骨だ。
おさえられない嫉妬が漏れ出ている、そんなカンジだ。
そんな姿を見せられれば、ねえ?
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