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『GW編・三日目:7時19分着、満員電車の中での出来事(1)』
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『GW編・三日目:7時19分着、満員電車の中での出来事(1)』
この世界の男性が嫌いなもの。
そのワースト3に確実に入るでろう一つがこの満員電車だ。
だがオレからするとラッキースケベのチャンスがすし詰め状態なわけで。
乗るしかない、このトレインに! と、いうわけでですね。
朝も早くからテンション高くやって参りました通勤時間のホームです。
電車に乗る事が目的であり目的地そのものがないので、そこそこの距離が乗れる300円くらいの切符を買いました。
「それなりにお客さんもいるねぇ」
大型連休中とはいえそれは学生の話。
朝の部活が始まる時間よりは遅めにズラしたため同じ学校の生徒は見かけないが、お仕事に行かれる社会人の方々は今日もがんばっていらっしゃる。
確かに普通の平日よりは少ないだろうが、ホームで電車を待っている淑女の方々の数は電車内をそこそこ混雑にしうるだけの人数だと思う。
ちなみに列車の停車位置マークの先頭と最後尾には男性が並んでいる。
というのも、そこが男性車両の停車位置だからだ。
逆に言えばそこ以外に男性が並んでいる姿はない。
先日、電車でゲームセンターに向かった時にも思ったのだが、男が専用車両に乗らないというのはこういった待ち時間も含めてとても目立つ。
この世界では時間帯や曜日に関係なく、常に車両の最後尾が男性専用車両になっていた。
八両編成くらいになると先頭車両も男性専用となっていて、男性専用車両には青いラインも入っており間違えて乗り込む事はありえない。
実際、今ここでオレが一般車両の列に並ぼうものなら注目の的だろう。
今は学生服姿でもあるしなおさらだ。間違いなく駅構内の視線を独り占めしてしまう。
……ちなみに休みに学生服を着ている理由はおわかりだろうか?
若い男がここにいます、というアピールの為だ。
冬原先生も制服プレイが好きなようだったし、アダルトショップにも高額な値段で売っていた。
やはり制服というのは、どの世界でも言い現わせない輝きがあるものだ。
「さて、と」
そろそろ次の列車が来る頃だ。乗り込む用意をしなければならない。
というわけで財布を取り出す。
別に一般車両に男が乗ってはいけないわけじゃないが、他の男性や場合によっては駅員さんにも止められそうな雰囲気もある。
では、どうしたら自然に一般車両に乗り込めるか。
不肖、この宮城京。
二度目の人生ではビッチを志す者。
いまだその末席にも手が届かないものの、そこへ至る努力は惜しみません。
考えました、考えましたとも。
そうして我が灰色の、もとい、桃色の脳細胞はすばらしいアイデアをひねり出した。
『間もなく三番線に列車がまいります。白線の内側まで下がってお待ちください』
来た。
オレは録音の男性アナウンスを聞きつつ、ジュースの自販機に向かう。
この世界の男性が嫌いなもの。
そのワースト3に確実に入るでろう一つがこの満員電車だ。
だがオレからするとラッキースケベのチャンスがすし詰め状態なわけで。
乗るしかない、このトレインに! と、いうわけでですね。
朝も早くからテンション高くやって参りました通勤時間のホームです。
電車に乗る事が目的であり目的地そのものがないので、そこそこの距離が乗れる300円くらいの切符を買いました。
「それなりにお客さんもいるねぇ」
大型連休中とはいえそれは学生の話。
朝の部活が始まる時間よりは遅めにズラしたため同じ学校の生徒は見かけないが、お仕事に行かれる社会人の方々は今日もがんばっていらっしゃる。
確かに普通の平日よりは少ないだろうが、ホームで電車を待っている淑女の方々の数は電車内をそこそこ混雑にしうるだけの人数だと思う。
ちなみに列車の停車位置マークの先頭と最後尾には男性が並んでいる。
というのも、そこが男性車両の停車位置だからだ。
逆に言えばそこ以外に男性が並んでいる姿はない。
先日、電車でゲームセンターに向かった時にも思ったのだが、男が専用車両に乗らないというのはこういった待ち時間も含めてとても目立つ。
この世界では時間帯や曜日に関係なく、常に車両の最後尾が男性専用車両になっていた。
八両編成くらいになると先頭車両も男性専用となっていて、男性専用車両には青いラインも入っており間違えて乗り込む事はありえない。
実際、今ここでオレが一般車両の列に並ぼうものなら注目の的だろう。
今は学生服姿でもあるしなおさらだ。間違いなく駅構内の視線を独り占めしてしまう。
……ちなみに休みに学生服を着ている理由はおわかりだろうか?
若い男がここにいます、というアピールの為だ。
冬原先生も制服プレイが好きなようだったし、アダルトショップにも高額な値段で売っていた。
やはり制服というのは、どの世界でも言い現わせない輝きがあるものだ。
「さて、と」
そろそろ次の列車が来る頃だ。乗り込む用意をしなければならない。
というわけで財布を取り出す。
別に一般車両に男が乗ってはいけないわけじゃないが、他の男性や場合によっては駅員さんにも止められそうな雰囲気もある。
では、どうしたら自然に一般車両に乗り込めるか。
不肖、この宮城京。
二度目の人生ではビッチを志す者。
いまだその末席にも手が届かないものの、そこへ至る努力は惜しみません。
考えました、考えましたとも。
そうして我が灰色の、もとい、桃色の脳細胞はすばらしいアイデアをひねり出した。
『間もなく三番線に列車がまいります。白線の内側まで下がってお待ちください』
来た。
オレは録音の男性アナウンスを聞きつつ、ジュースの自販機に向かう。
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