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『GW編・初日 かわいいレディたちはプリクラがご所望です(1)』
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『GW編・初日 かわいいレディたちはプリクラがご所望です(1)』
オレの答えに沸き立つ三人娘たち。
「マジで!」
「本当ぉ!」
「やった!」
ここまで喜ばれるようなものなのかと思うが、周囲の女性客から三人が羨望と嫉妬の視線を集めているあたり、そうなんだろう。
「最初はアタシね!」
発案者であるマキちゃんがオレの手を引くが、二人も順番に異存はないらしくどうぞどうぞと手を振っている。
カーテンの中に入ると、マキちゃんは慣れた操作でサクサクと進めていく。
オレはぼっ立ちでその後ろ姿を眺める。
背丈は三人とも150センチほどだろうか。
下はミニスカートというのは前述したとおりだが、上も上でなかなか涼しげな恰好だ。
そろいもそろって、薄手のシャツの上にパーカーを羽織っている。
「マキちゃんたちは、みんな似たような恰好してるけどそろえてるの?」
そもそもなぜみんなそろってミニスカートなんだという疑問の回答を得ていなかった。
マキちゃんはこちらを振りむきもせず、一言。
「ゲームしてると暑くなるじゃん」
なるほど。
だからリズムゲーム近辺にいた女性プレイヤーは皆、薄着なわけか。
確かにあれだけ激しく動けば汗もかくだろう。
……しまった!
オレは自分の愚かさに気づく。
ミニスカートに狩猟本能を刺激されていて、その上にある楽園に気が付かなかった。
「マキちゃん、あのゲームやってると汗もたくさんかくよね
「うん、そだねー。ガチ勢はタオルとか着替えとか持ってくるしね」
やはりか。
「マキちゃんは?」
「んー、アタシはそこまでお金ないしなぁ」
それもそうか。
社会人になると学生時代の金銭感覚、特に中学や高校時代の、なけなしの千円札の価値観は消え去って久しい。
財布にある小銭の数まで把握していた頃だ。
貴重な百円玉を昼飯にあてるか、空腹に耐えてもう1プレイするか、そういった究極の選択を毎日のように繰り返していた。
まさにしのぎを削って、強さを求める場所、それがゲーセンである。
それはそれとして。
汗をかく。
汗をかくとどうなるか?
汗だくになる。
ならば薄手のシャツが汗で濡れるとどうなるか?
透けるのである。
そしてシャツが透けるとどうなるか?
ブラが透けるのである。
であるのである。
だというのに。
まったく見ていなかった。
迂闊といわざるを得ない。
未熟といわざるを得ない。
揺れるお尻にとらわれすぎて、濡れて揺れるおっぱいをスルーしてしまうとは、ビッチを標榜する身としてなんたる痴れ者か。
ま、背中から見てたし、仕方ないね。
この子たちと別れて一人になったらまたダンスコーナーに行ってみよう。
「どしたの? もう撮るよ?」
「あ、うん、いいよ」
サキちゃんがカメラに向かって突っ立ているオレの横にくる。
フラッシュがたかれて、撮影された画像が映し出される。
「……」
「……」
二人とも直立不動で、なんだか兄妹がそろって証明写真をとっているようだ。
さすがにこれは何か違うのではなかろうか?
オレの答えに沸き立つ三人娘たち。
「マジで!」
「本当ぉ!」
「やった!」
ここまで喜ばれるようなものなのかと思うが、周囲の女性客から三人が羨望と嫉妬の視線を集めているあたり、そうなんだろう。
「最初はアタシね!」
発案者であるマキちゃんがオレの手を引くが、二人も順番に異存はないらしくどうぞどうぞと手を振っている。
カーテンの中に入ると、マキちゃんは慣れた操作でサクサクと進めていく。
オレはぼっ立ちでその後ろ姿を眺める。
背丈は三人とも150センチほどだろうか。
下はミニスカートというのは前述したとおりだが、上も上でなかなか涼しげな恰好だ。
そろいもそろって、薄手のシャツの上にパーカーを羽織っている。
「マキちゃんたちは、みんな似たような恰好してるけどそろえてるの?」
そもそもなぜみんなそろってミニスカートなんだという疑問の回答を得ていなかった。
マキちゃんはこちらを振りむきもせず、一言。
「ゲームしてると暑くなるじゃん」
なるほど。
だからリズムゲーム近辺にいた女性プレイヤーは皆、薄着なわけか。
確かにあれだけ激しく動けば汗もかくだろう。
……しまった!
オレは自分の愚かさに気づく。
ミニスカートに狩猟本能を刺激されていて、その上にある楽園に気が付かなかった。
「マキちゃん、あのゲームやってると汗もたくさんかくよね
「うん、そだねー。ガチ勢はタオルとか着替えとか持ってくるしね」
やはりか。
「マキちゃんは?」
「んー、アタシはそこまでお金ないしなぁ」
それもそうか。
社会人になると学生時代の金銭感覚、特に中学や高校時代の、なけなしの千円札の価値観は消え去って久しい。
財布にある小銭の数まで把握していた頃だ。
貴重な百円玉を昼飯にあてるか、空腹に耐えてもう1プレイするか、そういった究極の選択を毎日のように繰り返していた。
まさにしのぎを削って、強さを求める場所、それがゲーセンである。
それはそれとして。
汗をかく。
汗をかくとどうなるか?
汗だくになる。
ならば薄手のシャツが汗で濡れるとどうなるか?
透けるのである。
そしてシャツが透けるとどうなるか?
ブラが透けるのである。
であるのである。
だというのに。
まったく見ていなかった。
迂闊といわざるを得ない。
未熟といわざるを得ない。
揺れるお尻にとらわれすぎて、濡れて揺れるおっぱいをスルーしてしまうとは、ビッチを標榜する身としてなんたる痴れ者か。
ま、背中から見てたし、仕方ないね。
この子たちと別れて一人になったらまたダンスコーナーに行ってみよう。
「どしたの? もう撮るよ?」
「あ、うん、いいよ」
サキちゃんがカメラに向かって突っ立ているオレの横にくる。
フラッシュがたかれて、撮影された画像が映し出される。
「……」
「……」
二人とも直立不動で、なんだか兄妹がそろって証明写真をとっているようだ。
さすがにこれは何か違うのではなかろうか?
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