143 / 415
『GW編・初日 煽情の狼と三人娘(3)』
しおりを挟む
『GW編・初日 煽情の狼と三人娘(3)』
自分のパンチラから始まった出会いというのを聞かされ、混乱しているにもかかわらず、そのユキちゃんの視線にオレを責める色はなかった。
むしろ、どんなキッカケであれ、男、それもイケメンと知り合いになれたという驚きと喜びが見て取れる。
……イケメンとして生きるというのは、こうも世界が変わるものか。
パンチラから始まった出会いと会話だというのに、だれ一人として嫌がっていない。
ナンパするつもりはなく、パンチラに対する意識の違いを確認しようと声をかけただけだが、このまま少しお話してみるのもこの世界をより深く知るいい機会だ。
「次、次! アタシね! お兄さん見ててよ!」
サキちゃんがパンチラをしつつ筐体のステージにピョンと飛び乗る。
オレはそのすぐ後ろでゲームモニターとサキちゃんの後ろ姿を見守る体勢になる。
お金を入れてゲームスタート。
激しい曲にのって踊りだすサキちゃん。
青と白のストライプに包まれた小さなお尻が元気にはじける。
その弾力を視覚だけでなく手触りで確かめたいと思うものの、さすがに中学生はアウトだ。
精神的に三十路の自分からすれば高校生だってセーフというわけではないが、そのあたりの機微は個人によるものだとしか言えない。
冬原先生も生徒に手を出すのは罪悪感がどうとか言っていたのと同じで、性欲よりも実際に手を出すことへの罪悪感というものがものすごいのだ。
オレのような矮小な男が、手に届くすべてを望むというのはいずれ身を滅ぼすだろう。
そうまでしなくても、この世界では本人公認で公開パンチラショーを特等席で楽しむことができるのだからコレで満足しておくべきだ。
そもそも、この先の世界はオレのような素人が一時の感情の高ぶりで安易に足を踏み入れていい場所ではない。
イエスロリータ、ノータッチ。
その思想は強靭な精神力と紳士的所作をもって初めて達成しうる漢の生き方。
未熟なオレはまだその域にはいないのだから。
「ね、見てた!? ノーミスフルコンでSSS!」
「もちろん。たいしたものだね」
哲学的思想にふけりつつもパンツしか見ていなかったとは言いにくいので話をあわせる。
「次、マキやるんでしょ?」
「え? えっと……」
オレの視線が気になるだろう。
もじもじとしつつも、ついにはお金を筐体に入れてプレイを始めた。
さきほどのサキちゃんのプレイした曲よりもさらに激しいリズムが流れ始める。
当然、その動きもサキちゃんの時より激しいものだ。
てっきりパンツをガードするべく動きの小さな曲をチョイスすると思っていただけに意外だった。
むろん、ピンクのおパンツ全開だし、なんならサキちゃんの時にはなかった360度ターンなども交えていて、短いスカートはシャンプーハットのごとく美しい形状となりスカートはスカートたる意義を喪失していた。
実に素晴らしい光景である。
自分のパンチラから始まった出会いというのを聞かされ、混乱しているにもかかわらず、そのユキちゃんの視線にオレを責める色はなかった。
むしろ、どんなキッカケであれ、男、それもイケメンと知り合いになれたという驚きと喜びが見て取れる。
……イケメンとして生きるというのは、こうも世界が変わるものか。
パンチラから始まった出会いと会話だというのに、だれ一人として嫌がっていない。
ナンパするつもりはなく、パンチラに対する意識の違いを確認しようと声をかけただけだが、このまま少しお話してみるのもこの世界をより深く知るいい機会だ。
「次、次! アタシね! お兄さん見ててよ!」
サキちゃんがパンチラをしつつ筐体のステージにピョンと飛び乗る。
オレはそのすぐ後ろでゲームモニターとサキちゃんの後ろ姿を見守る体勢になる。
お金を入れてゲームスタート。
激しい曲にのって踊りだすサキちゃん。
青と白のストライプに包まれた小さなお尻が元気にはじける。
その弾力を視覚だけでなく手触りで確かめたいと思うものの、さすがに中学生はアウトだ。
精神的に三十路の自分からすれば高校生だってセーフというわけではないが、そのあたりの機微は個人によるものだとしか言えない。
冬原先生も生徒に手を出すのは罪悪感がどうとか言っていたのと同じで、性欲よりも実際に手を出すことへの罪悪感というものがものすごいのだ。
オレのような矮小な男が、手に届くすべてを望むというのはいずれ身を滅ぼすだろう。
そうまでしなくても、この世界では本人公認で公開パンチラショーを特等席で楽しむことができるのだからコレで満足しておくべきだ。
そもそも、この先の世界はオレのような素人が一時の感情の高ぶりで安易に足を踏み入れていい場所ではない。
イエスロリータ、ノータッチ。
その思想は強靭な精神力と紳士的所作をもって初めて達成しうる漢の生き方。
未熟なオレはまだその域にはいないのだから。
「ね、見てた!? ノーミスフルコンでSSS!」
「もちろん。たいしたものだね」
哲学的思想にふけりつつもパンツしか見ていなかったとは言いにくいので話をあわせる。
「次、マキやるんでしょ?」
「え? えっと……」
オレの視線が気になるだろう。
もじもじとしつつも、ついにはお金を筐体に入れてプレイを始めた。
さきほどのサキちゃんのプレイした曲よりもさらに激しいリズムが流れ始める。
当然、その動きもサキちゃんの時より激しいものだ。
てっきりパンツをガードするべく動きの小さな曲をチョイスすると思っていただけに意外だった。
むろん、ピンクのおパンツ全開だし、なんならサキちゃんの時にはなかった360度ターンなども交えていて、短いスカートはシャンプーハットのごとく美しい形状となりスカートはスカートたる意義を喪失していた。
実に素晴らしい光景である。
23
お気に入りに追加
893
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
転生したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております


転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる