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『GW編・初日 煽情の狼と三人娘(1)』
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『GW編・初日 煽情の狼と三人娘(1)』
彼女たちは互いに目を合わせて、え、なになに、と小声で困惑している。
いいね、実にいい。
なんでこんなイケメンが!? みたいな表情だ。
手に取るようにわかるよ、オレが逆の立場だったらとそう思うから。
「今、踊ってる子って友達?」
「う、うん」
「はい、そそそうです!」
何の用なのかとオレを見る二人にパンチラしている事を告げてみる。
「あんなに激しく動くと、色々見えちゃうけどいいのかなって」
あくまで善意からの忠告とばかりに、気遣う様子で二人に問いかける。
すると、何のことかとすぐに把握した二人はクスクスと笑った。
「あー、パンツの事?」
「そうですね。別に見られた所で、周りも女ばかりなのでとは思ってましたけど」
確かに店内にあまり男の姿はない。
しかしいないわけでもないだろうに。
「逆にお兄さんは気になるの? ユキのパンツ」
今、おどっている子はユキちゃんとう言うらしい。
「サキちゃん、ダメだよ! そういうの聞くの、セクハラだよ!」
砕けた口調でさっぱりした感じの子の名はサキちゃんか。
ではこの子は?
「マキは神経質すぎるって。別にこれくらいいいっしょ。アタシらが話しかけたわけじゃないし。ね、お兄さん?」
真面目で丁寧な話し方の子はマキちゃんね。
三人はマキ、サキ、ユキ、と。
覚え違いをしそうだ。
マジメなマキちゃん、サッパリした性格のサキちゃん、って所か。
ユキちゃんはどんな性格かな? などと考えつつ。
「別にセクハラなんて思わないよ。あと下着が気になるって話は、やっぱり見えるとつい目で追ってしまうかな」
オレがセクハラを否定した上で、遠回しにパンツに興味があるというと、マキちゃんとサキちゃんは互いに見つめあったあと、キャー! と声をあげた。
悲鳴ではない、歓喜の声だ。
「男の人って女のパンツなんか見て楽しいの?」
サキちゃんがぐいぐい来る。
思春期も盛りの中学生。自分もこの頃と言えば性に目覚め始めたばかりで色々と興味津々だったものだ。
一方で真面目なマキちゃんも、チラチラとこちらを見てオレの答えを待っていた。
「パンツを見て楽しいってわけじゃないかな。パンツが見えるシチュエーションが楽しいんだよ」
オレの回答は少々レベルが高かったのか二人は微妙な顔で首をかしげた。
若人よ、今はまだ理解できずとも良い。
だが、いつの日か君たちは知るだろう。
あの日、ゲーセンで出会ったイケメンの言葉の意味はこうだったのかと理解する日が。
それまで――上で待ってるよ。
「ふーん、よくわかんないけど……こういうのは楽しくない?」
サッパリした性格のサキちゃんが首をかしげたまま、自分の短いスカートをがばっとめくりあげた。
なん……だと。
彼女たちは互いに目を合わせて、え、なになに、と小声で困惑している。
いいね、実にいい。
なんでこんなイケメンが!? みたいな表情だ。
手に取るようにわかるよ、オレが逆の立場だったらとそう思うから。
「今、踊ってる子って友達?」
「う、うん」
「はい、そそそうです!」
何の用なのかとオレを見る二人にパンチラしている事を告げてみる。
「あんなに激しく動くと、色々見えちゃうけどいいのかなって」
あくまで善意からの忠告とばかりに、気遣う様子で二人に問いかける。
すると、何のことかとすぐに把握した二人はクスクスと笑った。
「あー、パンツの事?」
「そうですね。別に見られた所で、周りも女ばかりなのでとは思ってましたけど」
確かに店内にあまり男の姿はない。
しかしいないわけでもないだろうに。
「逆にお兄さんは気になるの? ユキのパンツ」
今、おどっている子はユキちゃんとう言うらしい。
「サキちゃん、ダメだよ! そういうの聞くの、セクハラだよ!」
砕けた口調でさっぱりした感じの子の名はサキちゃんか。
ではこの子は?
「マキは神経質すぎるって。別にこれくらいいいっしょ。アタシらが話しかけたわけじゃないし。ね、お兄さん?」
真面目で丁寧な話し方の子はマキちゃんね。
三人はマキ、サキ、ユキ、と。
覚え違いをしそうだ。
マジメなマキちゃん、サッパリした性格のサキちゃん、って所か。
ユキちゃんはどんな性格かな? などと考えつつ。
「別にセクハラなんて思わないよ。あと下着が気になるって話は、やっぱり見えるとつい目で追ってしまうかな」
オレがセクハラを否定した上で、遠回しにパンツに興味があるというと、マキちゃんとサキちゃんは互いに見つめあったあと、キャー! と声をあげた。
悲鳴ではない、歓喜の声だ。
「男の人って女のパンツなんか見て楽しいの?」
サキちゃんがぐいぐい来る。
思春期も盛りの中学生。自分もこの頃と言えば性に目覚め始めたばかりで色々と興味津々だったものだ。
一方で真面目なマキちゃんも、チラチラとこちらを見てオレの答えを待っていた。
「パンツを見て楽しいってわけじゃないかな。パンツが見えるシチュエーションが楽しいんだよ」
オレの回答は少々レベルが高かったのか二人は微妙な顔で首をかしげた。
若人よ、今はまだ理解できずとも良い。
だが、いつの日か君たちは知るだろう。
あの日、ゲーセンで出会ったイケメンの言葉の意味はこうだったのかと理解する日が。
それまで――上で待ってるよ。
「ふーん、よくわかんないけど……こういうのは楽しくない?」
サッパリした性格のサキちゃんが首をかしげたまま、自分の短いスカートをがばっとめくりあげた。
なん……だと。
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