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『クラスに舞い降りた小悪魔と交わす契約(冬原interval25)』

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『クラスに舞い降りた小悪魔と交わす契約(冬原interval25)』

私の逡巡を取り払うように、宮城が私に寄り添ってくる。

「ボクはマゾが大好きですよ? 自分のお口でちゃんと自分をマゾと言える従順で大人のマゾ女が……」
「わ、私はマゾ……んむむむっ!?」

私は自らの口で、マゾだと宣言しようとして、キスで唇をふさがれた。

「ぷあっ! ハァ!……ハアッハッァ……なにを?」
「美雪さん。もっととエロく言ってみてください」
「なん、だと?」
「今言いかけた、私はマゾです、というのをもっとエッチにお願いします。意地悪でサドなボクをが喜ぶような言葉を美雪さんが考えた言葉で。さて美雪さんはボクの何ですか?」

お前がそう言えと言ったじゃないか?

しかし、もっとエロく?

コイツの採点基準は厳しすぎるし、私にはそういった知識が不足している。

困った。どういう答えなら満足してくれる?

ふと宮城を見ると、こちらをジッと見つめていた。

いつもは眼鏡をしている宮城だが、今はそれもない。

いつもと違う素顔、その瞳はどこか吸い込まれるような色合いをしていた。

望まれるまま、何でもしてやりたいと思わせる、そんな瞳の色だ。

よし、言ってやる!

過激すぎるくらいがきっとちょうどいいんだろう。

ドン引きされるのを覚悟で、私は自分で考えつく限り、もっともイヤらしい言葉を使った。

「わ、私は! お前のセックスフレンドで……メス奴隷だ。好きに使ってくれ」

さぁ、どうだ!?

「ふふふ、素敵ですよ。でしたら”美雪さん”の時はそういうプレイにしましょう。”先生”の時はいつもの凛とした感じでお願いします。先生もその方が楽しめるでしょう?」

どうやら宮城の採点基準でもクリアだったらしい。

正直、相当に恥ずかしかったし、実際にそんな扱いをされるのはさすがにどうかと思っていたが。

「どういう意味……ああ、宮城、お前は本当に……」

宮城はあくまで”プレイ”の範疇として私の言葉を受け取った。

私の立場を立てつつも、私のやや受け身的な性嗜好も尊重してくれたんだろう。

「エッチなビッチで申し訳ありません。他の子に手を出す事も許してくださいね?」
「独占したい気持ちはあるが、せっかく掴んだこの幸運に比べれば我慢できる! ちょっと妬いてしまう時もあるかもしれんが、その時は……」

私のそんなおねだりにも宮城は快諾してくれた。

そして。

「”先生”と”美雪さん”、今夜はどっちがいいですか?」
「……」

四回目の始まりは私の選択から始まった。

さきほど自分の口から出たメス奴隷という言葉の余韻が、つい私にこの答えを選択させる。

「私の……美雪の体を好きに使ってくれ……」
「よくできました、美雪さん。おりこうさんなボクだけのメス奴隷にご褒美です」
「んんんん、うむんッ!」

キスをされると何もわからなくなってしまう。

あっという間に体が悦びに支配され、腰も足も私の意思から離れて、男を求める女の本能に突き動かされる。

どこもかしこも敏感になった体に、再び宮城のおチンチンが私を貫く。

瞬間、私の秘部が熱くなり、またも漏らしてしまった。

もう私の体は自分では思い通りにならないほど、宮城のおチンチンに支配されてしまった。

明日の朝を迎えられるんだろうかと、本気で恐ろしくなってしまう。

だと言うのに。

私の体が求める。

口が勝手に動く。

「――もっと」

と。
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