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『戻れないほど染められて(夏木afterFin)』
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『戻れないほど染められて(夏木afterFin)』
アオちゃんだなんて呼びやがったのは、夏木と呼んでしまって変装が台無しになるのを避ける為か?
妙なところで気遣いできるヤツというか、や、優しいというか。
「あれ。なんだかボクたち目立ってるかな?」
(たち、じゃねぇよ。お前が目立ってるんだよ!)
周囲の視線がアタシにささる。
なんであんな女に!? そういう視線だ。
そんなさげすむような視線には、嫉妬と羨望がないまぜになったものを感じる。
(……フン)
あたしは無意識に鼻で笑った。
やっぱりこんないい男(見た目だけはな!)を連れて歩くっていうのは優越感がすごい。
今までアタシを女として下と見ていたような連中を上から見下せる立場にあるんだからな。
これはこれでクセになってしまいそうだ。
さらに宮城はアタシにこう言う。
「ね。夏木さんから腕を組んでよ。ボクの腕をそのおっきい胸にはさみこむようにしてね」
「……んむ」
アタシは口の中が唾液で大変な事になったままなので、うなずくだけで返事をしてその通りにする。
するとますます周囲の視線が突き刺さる。
そりゃそうだよ。
こんな昼間の街中で男に無理やり胸を触らせたら通報案件だ。
だが当の本人が満面の笑顔だ。
「うーん、やっぱり夏木さんの胸が一番だなぁ」
誰と比べてやがる、この野郎!
「ここはなんだか騒がしいね。もっと静かな所へ行こう」
だからオメーが原因だよ!
と、突っ込むに突っ込めない。
むしろコイツに触れていると、ますます口の中が大変になってくる。
体が覚えてるんだ。
早く、くわえたい。
ヨダレまみれにされて、喉奥を突かれたい、って。
ははは、ホント、アタシ終わってないか?
いや。
まだ大丈夫だ。
これは生理反応ってヤツだ。
体が慣らされちまって、アタシの意識とは関係なしに反応しているだけだ。
今日こそ、気絶せずに堪えてやるさ。
なんて心を強く保とうとしているのに。
「……ねぇ、夏木さん。今、口の中、スゴいでしょ?」
バレてた!?
「むむ!?」
「そのまま。しっかり口を閉じていてね?」
宮城は周囲を見回して通行人が近くにいなくなった時、アタシの唇に指をあてた。
「どれどれー?」
「んぷ」
ゆっくりと指が入ってくる。
すぐさましっかりと唇を締めて、スキマから唾液がたれないようにする。
「うわー、すごーい」
宮城の指がアタシの口の中で泳ぐ。
指先が、舌や歯に触れるたびに腰に痺れが走った。
「ね。そのまま……そのままこっちおいで?」
アタシは手をひかれてアイツの後ろについていく。
そこは表通りから奥に入った、人目の届かない路地裏だった。
……いや、まさかコイツ?
さすがの宮城でも数十メートル先には多くの通行人がいるっていうのに。
――するわけないよな?
アタシがそう視線で問いかけた時、宮城はニッコリと笑って。
「ひざまずいて?」
マジかよ。
そう思いながらも、アタシの体は宮城の前でヒザをついていた。
「さ。こぼさないように入れられるかな?」
アタシの前に差し出されたベルト。
アタシはすばやく解いて、ファスナーを降ろす。
勃起していたペニスにゆっくり唇を近づけて、唾液が垂れないように少しずつ口の中に迎え入れる。
亀頭まで飲み込んだ辺りで、宮城がアタシの髪をつかんで動きを止めさせた。
そして、まるで温泉にでも使っている目様な声で。
「……あー……あったかい……」
と言った。
変態め。
そもそも女の唾液みまれなんて、汚いとか思わないのか?
アタシが抗議の意味もこめて下から見上げる。
「あー、そういう目で見ちゃうかー。これ、ちょっと加減できそうにないなぁ」
宮城が困った顔でアタシを見下ろした瞬間。
「んぷっ!?」
一気に突き入れられた。
耐え切れず、口のはしからヨダレが流れ出た。
「あーあ。びしょ濡れだね」
「お、お前がいきなり、うんんん!?」
結局アタシはそこで口を犯され、気絶した。
楽しみにしていた映画の時間は過ぎ、予約していた食事も流れてしまった。
***
「うぶっ、京クン、ちょっと、くるしっ……ッ!?」
「あー、おっぱいもみながらのイラマ、やってみたかったんだよねー」
「うむっ!」
映画も食事もオジャンにされて不機嫌になっていたアタシだったが、ホテルで部屋に入ってしばらくしたら結局いつも通りだ。
いや、今日はいつも通りどころじゃない。
このガキみたいな髪型にやたらと興奮している宮城にえんえんと口を犯された。
最初は仁王立ちになった宮城の前に跪いて、ツインテールを両手でつかまれながら。
その後はベッドの端であおむけにされて、胸を潰されるように強くもみしだかれながら今に至る。
息もまともにできない中、喉を突くペニスの動きが早まった。
「一回目、行くよ?」
「んんッ!?」
アタシの口の中が白い快感で満たされる。
体中が痙攣して止まらない。
寒気のような、火傷をしたような、ぐちゃぐちゃな感覚が背骨を伝う。
今日こそ本当に死ぬんじゃないか?
毎度ながらそう思うものの体が貪欲に快楽を望み続ける。
唇は差し出されたペニスに吸い付きながらアタシは足を広げた。
口のあとはこっちだ。
「うわぁ、今日も大洪水だね」
「うるひゃい……んむっ……なぁ、イク時は……」
アタシはいつものように宮城にねだる。
「わかってる。全部、夏木さんのお口に出してあげるからね?」
「……うん」
こうしてアタシは今日もまた、身も心も宮城に染められていった。
*お知らせ
次回以降、更新時間を現在の11:40から19:40に変更いたします。
また更新も一日一回+ランダム複数回更新に変更致します。詳細は近況ボードにて。
今後ともよろしくお願いいたします。
アオちゃんだなんて呼びやがったのは、夏木と呼んでしまって変装が台無しになるのを避ける為か?
妙なところで気遣いできるヤツというか、や、優しいというか。
「あれ。なんだかボクたち目立ってるかな?」
(たち、じゃねぇよ。お前が目立ってるんだよ!)
周囲の視線がアタシにささる。
なんであんな女に!? そういう視線だ。
そんなさげすむような視線には、嫉妬と羨望がないまぜになったものを感じる。
(……フン)
あたしは無意識に鼻で笑った。
やっぱりこんないい男(見た目だけはな!)を連れて歩くっていうのは優越感がすごい。
今までアタシを女として下と見ていたような連中を上から見下せる立場にあるんだからな。
これはこれでクセになってしまいそうだ。
さらに宮城はアタシにこう言う。
「ね。夏木さんから腕を組んでよ。ボクの腕をそのおっきい胸にはさみこむようにしてね」
「……んむ」
アタシは口の中が唾液で大変な事になったままなので、うなずくだけで返事をしてその通りにする。
するとますます周囲の視線が突き刺さる。
そりゃそうだよ。
こんな昼間の街中で男に無理やり胸を触らせたら通報案件だ。
だが当の本人が満面の笑顔だ。
「うーん、やっぱり夏木さんの胸が一番だなぁ」
誰と比べてやがる、この野郎!
「ここはなんだか騒がしいね。もっと静かな所へ行こう」
だからオメーが原因だよ!
と、突っ込むに突っ込めない。
むしろコイツに触れていると、ますます口の中が大変になってくる。
体が覚えてるんだ。
早く、くわえたい。
ヨダレまみれにされて、喉奥を突かれたい、って。
ははは、ホント、アタシ終わってないか?
いや。
まだ大丈夫だ。
これは生理反応ってヤツだ。
体が慣らされちまって、アタシの意識とは関係なしに反応しているだけだ。
今日こそ、気絶せずに堪えてやるさ。
なんて心を強く保とうとしているのに。
「……ねぇ、夏木さん。今、口の中、スゴいでしょ?」
バレてた!?
「むむ!?」
「そのまま。しっかり口を閉じていてね?」
宮城は周囲を見回して通行人が近くにいなくなった時、アタシの唇に指をあてた。
「どれどれー?」
「んぷ」
ゆっくりと指が入ってくる。
すぐさましっかりと唇を締めて、スキマから唾液がたれないようにする。
「うわー、すごーい」
宮城の指がアタシの口の中で泳ぐ。
指先が、舌や歯に触れるたびに腰に痺れが走った。
「ね。そのまま……そのままこっちおいで?」
アタシは手をひかれてアイツの後ろについていく。
そこは表通りから奥に入った、人目の届かない路地裏だった。
……いや、まさかコイツ?
さすがの宮城でも数十メートル先には多くの通行人がいるっていうのに。
――するわけないよな?
アタシがそう視線で問いかけた時、宮城はニッコリと笑って。
「ひざまずいて?」
マジかよ。
そう思いながらも、アタシの体は宮城の前でヒザをついていた。
「さ。こぼさないように入れられるかな?」
アタシの前に差し出されたベルト。
アタシはすばやく解いて、ファスナーを降ろす。
勃起していたペニスにゆっくり唇を近づけて、唾液が垂れないように少しずつ口の中に迎え入れる。
亀頭まで飲み込んだ辺りで、宮城がアタシの髪をつかんで動きを止めさせた。
そして、まるで温泉にでも使っている目様な声で。
「……あー……あったかい……」
と言った。
変態め。
そもそも女の唾液みまれなんて、汚いとか思わないのか?
アタシが抗議の意味もこめて下から見上げる。
「あー、そういう目で見ちゃうかー。これ、ちょっと加減できそうにないなぁ」
宮城が困った顔でアタシを見下ろした瞬間。
「んぷっ!?」
一気に突き入れられた。
耐え切れず、口のはしからヨダレが流れ出た。
「あーあ。びしょ濡れだね」
「お、お前がいきなり、うんんん!?」
結局アタシはそこで口を犯され、気絶した。
楽しみにしていた映画の時間は過ぎ、予約していた食事も流れてしまった。
***
「うぶっ、京クン、ちょっと、くるしっ……ッ!?」
「あー、おっぱいもみながらのイラマ、やってみたかったんだよねー」
「うむっ!」
映画も食事もオジャンにされて不機嫌になっていたアタシだったが、ホテルで部屋に入ってしばらくしたら結局いつも通りだ。
いや、今日はいつも通りどころじゃない。
このガキみたいな髪型にやたらと興奮している宮城にえんえんと口を犯された。
最初は仁王立ちになった宮城の前に跪いて、ツインテールを両手でつかまれながら。
その後はベッドの端であおむけにされて、胸を潰されるように強くもみしだかれながら今に至る。
息もまともにできない中、喉を突くペニスの動きが早まった。
「一回目、行くよ?」
「んんッ!?」
アタシの口の中が白い快感で満たされる。
体中が痙攣して止まらない。
寒気のような、火傷をしたような、ぐちゃぐちゃな感覚が背骨を伝う。
今日こそ本当に死ぬんじゃないか?
毎度ながらそう思うものの体が貪欲に快楽を望み続ける。
唇は差し出されたペニスに吸い付きながらアタシは足を広げた。
口のあとはこっちだ。
「うわぁ、今日も大洪水だね」
「うるひゃい……んむっ……なぁ、イク時は……」
アタシはいつものように宮城にねだる。
「わかってる。全部、夏木さんのお口に出してあげるからね?」
「……うん」
こうしてアタシは今日もまた、身も心も宮城に染められていった。
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今後ともよろしくお願いいたします。
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