【R18】転生先は男女比1:30の貞操逆転世界~ビッチを夢見る三十路の魂~

尾和 ハボレ

文字の大きさ
上 下
46 / 415

『夏木の許容範囲』

しおりを挟む
『夏木の許容範囲』

夏木さんの苦戦のかいあって、ようやく息子さんがスボンから頭を出した。

まだトランクスの下に隠れているが、その雄々しく立つ姿は実に誇らしい。

「夏木さんがエロい事ばかり言うから、もうこんなになってるよ」
「ア、アタシのせいかよ」
「他に誰のせいだっていうの?」
「……ま、まぁ、悪い気はしねぇけどさ」
「じゃあ、責任とってもらわないとね」
「お、おう」

トランクスが開く部分からペニスを引っ張り出す夏木さん。

ふと思い立ち、聞いてみる。

「夏木さんとしては、どういう下着が好みなの?」
「は?」
「いや。ボクも夏木さんの下着に色々と注文つけたじゃない?」
「ああ、そうだな」
「なら、ボクも夏木さんの好みの下着にかえた方がいいかな? って」
「……」

考え込む夏木さん。

いや、これは……どういう下着がいいかと悩んでいるというよりも。

「どうしたの? 実はまた特殊な性癖があるって知られたくないとか?」
「ッ!? またってなんだよ、またって!」
「やっぱり何か好みがあるんだ?」
「う……そりゃ、アタシだって……」

オレは優しい笑顔を意識して、再度たずねかける。

「さ、言ってごらん。美少年の下着を自分の好みに変えさせるチャンスだよ? 夏木さんの好きな下着は?」
「その生暖かい笑顔はやめろ……アタシは、その……」

笑顔の解釈に関して一致しない所はあったようだが、夏木さんが好みを告白するようだ。

「……黒のボクサー、とか、いいかなって」

フッツー。

白のブリーフとか言われたらどうしようと思っていたが、実に普通だった。

いや、この世界だとボクサーというのは実は希少趣味か?

「なら、今度からそれにするよ」
「ほ、ホントか?」
「あら、嬉しそうな顔。ボクサーって実はエッチな下着?」
「ど、どうかな……」

この反応からして、ワリとエチチな下着カテゴリとみた。

オレ的にはトランクスでもボクサーでもかまわない。

ついでに白ブリーフの存在概念についても聞いてみる。

「白のブリーフとかと比べてどう?」
「アレは子供がはくものだろ? 女でいうかぼちゃパンツみたいなもんだし、そんなものに興奮するのはよっぽどの変態だぞ?」
「ふぅん。夏木さんも興味なし?」
「いや、マジで遠慮するから。お前だってアタシが女児がはくような下着をはいてたらどう思う? 後ろにアニメキャラクターとかがプリントされてるようなヤツを」

ちょっと想像してみる。

バックプリントに朝からやってるアニメの魔法少女がプリントされた夏木さんの姿。

「……」
「お、おい、宮城……?」

進む道が異なった猛者であればそれもまた良しとするかもしれない。

言葉にできないが、秘められた可能性を感じる事は未熟なオレでもできる。

「……」
「なぁ……マジで……おい……」

けれどやはり、オレとは袂を分かつ存在だろう。

業深き、悲しきソルジャーよ。

戦友にはなれないが、その生き方を否定はしない。

なぜならオレも違う戦場に立つ戦士だから。遠い戦場から健闘と武運を祈る事にする。

要するに。

「ボクも女児向けパンツはちょっと」
「良かった! マジで安心した! アタシ、今、本気で今後の事を考えてたからな?」

夏木さんが見るからに安堵していた。

普段から変態とオレをさげすむ夏木さんだが、今回に関して許容範囲外だったらしい。

「っ」

オレの腰に寒気が走った。

こんな小粋なトークの最中もむき出しで息子さんがお預けをくらっていた為、冷えてきたのだ。

「夏木さん。ちょっと寒い」
「あ、わ、ワリイ」

握ったままだったオレのペニスに意識を戻す夏木さん。

「はやく君のお口であっためて?」
「そういうのやめろ、改めて言われるとスゲー恥ずかしくなる……い、いくぞ」
「よろしく」

すぐにオレのペニスの先端が暖かく柔らかい肉の感触で包まれた。
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

転生したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...