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『夏木とおっぱい星人』
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『夏木とおっぱい星人』
「お、お前。ホントに……胸は大きい方がいいんだな」
夏木さんがいまだに信じられないという顔でオレを見る。
「他の男性の好みだと、薄い胸がいいんだっけ?」
「お、おう。普通はそうだ……アタシみたいのは論外だよ……」
「ボクからすると考えられないんだけどね。じゃあ冬原先生は女の人から見ても美人でスタイル抜群って事かな?」
「……そうだよ」
「ふーん?」
なるほど。
もし狙うとしたら、ライバルが出てきそうだ。
いくら男が少ない世界とはいえ男にも性欲はある。
あるだろう。あるはずだ。
となれば、美人でスタイルがいいともなれば言い寄る男もいるだろう。
そんな仮想ライバルに対してオレはどうだろう?
神様のサービスで美少年になったとはいえ、一般常識と良識があれば教師が教え子を相手にするはずはない。
けれど絶対にありえない話でもない。
前世だって、教師と生徒の関係はあるところにはあっただろう。
それに男性が希少なこの世において若い男子生徒が、女教師に言い寄って来るというのは魅力的な展開でなかろうか?
逆の立場でもし自分が教師側だったら、何かの罠かと思う位には魅力的だ。
さらに言うならば、オレにはうさんくさいエロ魔眼もある。
教師と教え子の禁断の恋(セフレ)ルート。
成功する可能性もそう低くもないんじゃないか? そう思えてきた。
などとついつい考え込んでいたら、夏木さんが袖をひっぱってくる。
「オイ……お前、マジか? マジで冬原を狙ってんのか!?」
「胸を差し引いたとしても仲良くしたい人ではあるかなーって。夏木さんに言われるまでは意識してなかったけど」
それを聞いた夏木さんが小声で何かをつぶやいた。
「……藪蛇かよ。最悪じゃねーか、アタシのバカ……」
「ん? 何?」
「な、なんでもねぇ! 忘れろ!」
また不機嫌になってしまった。
しかしさっきまでの態度とは違って照れ隠しのようだった。
ほっぺがわずかに赤くなっている。
なるほど。
朝から機嫌が悪くなっていた原因はオレが冬原先生に興味を持ったからか。
正確には冬原先生の胸に見とれていたと勘違いしたから、で間違いないだろう。
夏木さんのコンプレックスでもある大きな胸。
オレはそれをずっと大好きだと言っていたのに、やっぱり薄い胸が好きだったんだと勘違いすれば機嫌も悪くなって不思議じゃない。
ふむ。
であれば、オレがおっぱい星人、いや、この世界においては、おっぱい異端者かもしれないが、とにかくオレは大きいお胸が大好きだという事を身をもってわかってもらおう。
その体で。
その立派なお胸に。
思い知らせてやろうではないか。
「お、お前。ホントに……胸は大きい方がいいんだな」
夏木さんがいまだに信じられないという顔でオレを見る。
「他の男性の好みだと、薄い胸がいいんだっけ?」
「お、おう。普通はそうだ……アタシみたいのは論外だよ……」
「ボクからすると考えられないんだけどね。じゃあ冬原先生は女の人から見ても美人でスタイル抜群って事かな?」
「……そうだよ」
「ふーん?」
なるほど。
もし狙うとしたら、ライバルが出てきそうだ。
いくら男が少ない世界とはいえ男にも性欲はある。
あるだろう。あるはずだ。
となれば、美人でスタイルがいいともなれば言い寄る男もいるだろう。
そんな仮想ライバルに対してオレはどうだろう?
神様のサービスで美少年になったとはいえ、一般常識と良識があれば教師が教え子を相手にするはずはない。
けれど絶対にありえない話でもない。
前世だって、教師と生徒の関係はあるところにはあっただろう。
それに男性が希少なこの世において若い男子生徒が、女教師に言い寄って来るというのは魅力的な展開でなかろうか?
逆の立場でもし自分が教師側だったら、何かの罠かと思う位には魅力的だ。
さらに言うならば、オレにはうさんくさいエロ魔眼もある。
教師と教え子の禁断の恋(セフレ)ルート。
成功する可能性もそう低くもないんじゃないか? そう思えてきた。
などとついつい考え込んでいたら、夏木さんが袖をひっぱってくる。
「オイ……お前、マジか? マジで冬原を狙ってんのか!?」
「胸を差し引いたとしても仲良くしたい人ではあるかなーって。夏木さんに言われるまでは意識してなかったけど」
それを聞いた夏木さんが小声で何かをつぶやいた。
「……藪蛇かよ。最悪じゃねーか、アタシのバカ……」
「ん? 何?」
「な、なんでもねぇ! 忘れろ!」
また不機嫌になってしまった。
しかしさっきまでの態度とは違って照れ隠しのようだった。
ほっぺがわずかに赤くなっている。
なるほど。
朝から機嫌が悪くなっていた原因はオレが冬原先生に興味を持ったからか。
正確には冬原先生の胸に見とれていたと勘違いしたから、で間違いないだろう。
夏木さんのコンプレックスでもある大きな胸。
オレはそれをずっと大好きだと言っていたのに、やっぱり薄い胸が好きだったんだと勘違いすれば機嫌も悪くなって不思議じゃない。
ふむ。
であれば、オレがおっぱい星人、いや、この世界においては、おっぱい異端者かもしれないが、とにかくオレは大きいお胸が大好きだという事を身をもってわかってもらおう。
その体で。
その立派なお胸に。
思い知らせてやろうではないか。
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