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白い雲
十一
しおりを挟む正直、彼女の全てを信用したわけではない
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「ァァァァァアーーー!!!」
震える手を押さえて霊達に向かっていく
「〝葬送士〟がいるなんて聞いていないッ!!」
「フザケルナッ!!」
「あの女…まさか……ッ…」
「ヴァァァァァァアーーーーーーッ」
「ヒィィイ…!!」
刀が触れた場所から身体が消滅していく
「逃げろッ…!!消される…!!」
「邪魔だ!!女!!!!!」
「……………」
逃げてきた霊が数体 少女へと向かってくる
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