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最終章 砂漠の薔薇
〇二四 涎が垂れているぞ③
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以前もグローブを付けたまま乳首を愛撫されたことがあったけど、あのときはこんな衆人環境じゃない。
屋外でしかも動いている橇の上で、遠巻きとはいえみんなに見られている中で達してしまったことが恥ずかしくて俺はエリアスの胸に顔を押し付けた。
息を吐く暇もなくエリアスはイッたばかりで敏感になっている乳首への愛撫を続け、次々に襲い来る絶頂にイキッぱなしの状態になってしまうが、俺にはそれでも足りない。
だって俺はもっと気持ち良いことを知っている。
エリアスのチンコで俺の一番奥のところを抉って、ビュビュ~ッて子種をいっぱい注ぎ込んで俺の中に種付けして欲しい。
「……ね、エリ……もっ、だめ、俺だめ……種付け、して……」
エリアスがごくりと喉を鳴らす気配がする。
俺は走る橇の上で股間をエリアスの太腿に擦り付け、腰が揺れるのを止められない。
そうして城に戻る頃には俺の下着は自分のガマン汁でビショビショで、恥ずかしくってずっとエリアスの胸に顔を押し付けてた。
「橇が余程怖かったようです。このまま部屋へ連れて行くので私たちはこれで失礼します。皆さまは宴を存分に楽しんでください」
エリアスは橇から俺を抱き上げたまま一度サロンへ顔を出して、集まっていた親族たちに向けてそう言うと、部屋に戻る途中で手近な部屋へ入る。
「すまない。私も部屋まで待てそうにない」
そこは辺境伯家の人や客人がお茶を飲んだり読書をしたり刺繍をしたりするのに自由に使っていい部屋で、エリアスはテーブルの上に仰向けに俺を寝かせ、婚礼衣装を捲り上げてガマン汁でビショビショになった下着をずり降ろした。
「こんなに下着を濡らして私を求めてくれていたのか」
ああ、そうだよ。
だから早くエリアスのチンコを俺のケツの穴に突っ込んでくれよ。
俺の婚礼衣装は裾が床に引きずるほど長いストンとした祭服みたいなデザインなので捲り上げるだけで即ハメOKだ。
エリアスは自分の婚礼衣装を毟り取るように下腹部を寛げると、二枚貝型のピルケースに忍ばせているいつもの潤滑剤を掌の上で伸ばして温めてから俺に塗りたくる。
エリアスは俺が冷たい思いをしなくていいようにいつもそうしてくれるけど、今はもどかしい。
指で中を弄られながら早くエリアスが欲しくてはしたなく腰を揺らしていると、やがて揺れる腰を掴まれて待ち侘びたものが宛がわれる。
エリアスも余裕がないようだ。
「あッ……! あああッ……!」
「……っく、うっ!」
挿入とほぼ同時に俺もエリアスもイッた。
音速の貴公子は健在だ。
エリアスは中折れしたことない絶倫だから音速でも俺に不満はない。
俺もまたトコロテンしちまったしな。
そこで何発かヤッた後、エリアスは繋がったまま俺を抱き上げてお約束の駅弁で寝室まで俺を連れて行った。
まだ日は高いし初夜にもなってないんだけど、俺もエリアスも収まりそうにない。
だけどこの話はここまでにしよう。
何故ならこれは俺がエリアスに「求婚」されたことに端を発する物語であって、「結婚」はまた別の物語だからだ。
そうして、その夜、俺たちは本当の意味で伴侶になったのだった。
屋外でしかも動いている橇の上で、遠巻きとはいえみんなに見られている中で達してしまったことが恥ずかしくて俺はエリアスの胸に顔を押し付けた。
息を吐く暇もなくエリアスはイッたばかりで敏感になっている乳首への愛撫を続け、次々に襲い来る絶頂にイキッぱなしの状態になってしまうが、俺にはそれでも足りない。
だって俺はもっと気持ち良いことを知っている。
エリアスのチンコで俺の一番奥のところを抉って、ビュビュ~ッて子種をいっぱい注ぎ込んで俺の中に種付けして欲しい。
「……ね、エリ……もっ、だめ、俺だめ……種付け、して……」
エリアスがごくりと喉を鳴らす気配がする。
俺は走る橇の上で股間をエリアスの太腿に擦り付け、腰が揺れるのを止められない。
そうして城に戻る頃には俺の下着は自分のガマン汁でビショビショで、恥ずかしくってずっとエリアスの胸に顔を押し付けてた。
「橇が余程怖かったようです。このまま部屋へ連れて行くので私たちはこれで失礼します。皆さまは宴を存分に楽しんでください」
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ああ、そうだよ。
だから早くエリアスのチンコを俺のケツの穴に突っ込んでくれよ。
俺の婚礼衣装は裾が床に引きずるほど長いストンとした祭服みたいなデザインなので捲り上げるだけで即ハメOKだ。
エリアスは自分の婚礼衣装を毟り取るように下腹部を寛げると、二枚貝型のピルケースに忍ばせているいつもの潤滑剤を掌の上で伸ばして温めてから俺に塗りたくる。
エリアスは俺が冷たい思いをしなくていいようにいつもそうしてくれるけど、今はもどかしい。
指で中を弄られながら早くエリアスが欲しくてはしたなく腰を揺らしていると、やがて揺れる腰を掴まれて待ち侘びたものが宛がわれる。
エリアスも余裕がないようだ。
「あッ……! あああッ……!」
「……っく、うっ!」
挿入とほぼ同時に俺もエリアスもイッた。
音速の貴公子は健在だ。
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だけどこの話はここまでにしよう。
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そうして、その夜、俺たちは本当の意味で伴侶になったのだった。
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異世界で聖者やってたら勇者に求婚されたんだが
第一章 聖者降臨
📖文庫版(紙の書籍)
📖Kindle(電子書籍)
📖BOOK☆WALKER(電子書籍)
次章続巻も順次刊行予定
OLOLON
※この作品の出版権は作者本人に帰属しています。詳しくはこちらを参照してください。
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