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最終章 砂漠の薔薇
〇一九 聖者三段締め②
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だが、そうと頭では分かっていても自分の意思で止められるもんじゃない。
「ひっ、あっ……! ひぃっ……んっ! やぁっ……!」
押し寄せる何かを遣り過ごそうとするも、悉く失敗して仰け反って身を捩ったところへエリアスが俺の臍の下辺りを撫でた。
見れば俺のチンコは何時吐精したのか既に力尽きてぐったりしている。
ケツで受ける感覚が強すぎて、出したことに全然気付かなかった。
「ほら。ナナセのここまで入っているのが分かるだろう?」
エリアスが俺の腹を撫でた。
「ひっ……」
分かる。
分かり過ぎるくらいに分かってしまう。
エリアスは最初の宣言通りの位置まで俺の中に入って来ていた。
それに俺の結腸がエリアスの鈴口にじゅぽじゅぽと吸い付いているし、内壁だって射精を促すようにうねっている。
「入口と中ほどと奥の三段で締め付けているのも分かるか?」
「ひんっ、ひんっぅ……」
それも分かる。
俺のそこがあさましくエリアスのチンコから精液を搾り取ろうとしてるのがありありと分かる。
俺はこんなにも全身でエリアスを求めているのか。
だが聖者三段締めは先着一名限りで締め切る所存。
後ろから覗き込むようにして口付けてくるエリアスの独占欲に救われた気がして、俺は夢中でエリアスの唇に吸い付いた。
「後ろからの方が楽だと思うから体勢を変えるぞ」
そう言ってエリアスは後ろから俺の腹に腕を回して抜けないようにしっかりと固定すると、俺を四つん這いにさせ獣が交尾するような姿勢を取る。
「ひあぁっ!」
「くっ……!」
繋がったまま体勢を動かされたことで、俺の中に挿入されていたエリアスのチンコが俺のイイところを抉って行ったのだ。
抉られた瞬間、チンコをきゅっと締め付けてしまい、エリアスも低く呻いた。
俺は腕から力が抜けて上半身を支えていられず、腰を高く突き出した格好でシーツの上にかくりと倒れ込んだ。
でも確かにこっちの体勢の方がさっきよりも遥かに楽だった。
「……ナナセ……私も余裕がない。すまないが動くぞ」
俺の返事を待たずにエリアスはピストンを開始する。
直後にバツッバツッと肉を穿つ音がして今まで経験したことがないような強烈な快感が身体中を駆け巡り、目の前に星が飛んだ。
挿入されるときより抜かれるときの方が快感が強い。
突かれる度に揺さぶられ、乳首がシーツに擦れるのが気持ちが良くて、俺は自分から乳首を擦り付ける。
もう、突っ込まれてるケツも腹ん中も、エリアスの腰使いも、全部が全部良くって俺は身も世もなく喘いでイきまくっていた。
セックスってこんなに気持ちが良いものだったのか。
エリアスの言っていたように身体の相性が良いのか。
それともエリアスが上手すぎるのか。
多分全部だ。
やがてエリアスがぶるりと身を震わせ射精すると、熱い精液がビュルビュルと注ぎ込まれ俺の腹の中はあっという間にエリアスの精液で満たされて、妊婦のようにぱんぱんに膨れてしまう。
「……ずっと自分でもしていなかったから溜まっていたんだ」
一体そのキンタマのどこにこれだけ入っていたんだよっていう精液の量に驚いている俺に、言い訳するようにそう言ってエリアスは少し照れている。
「私の子種は全てナナセのものだからナナセに捧げたいんだ」
浮気しろとは言わないけど、こんなに溜め込むくらいなら自分で抜いたほうがいいんじゃないのか。
チンコ爆発しちゃうだろ。
しかも今爆発しそうなのは、それを全部注入された俺の腹だ。
エリアスは絶倫だった。
途中でもう疲れたと俺が訴えると、ポーションを口移しで飲ませられてセックスを続行したのだ。
この世界には魔法だけじゃなくポーションなんてものまであるなんて驚きだが、さらに驚くべきことにポーションは賢者タイムの疲労感を吹き飛ばす効果があった。
長時間に亘る激しいセックスで本当に疲労している場合には効果がないだろうが、賢者タイムの疲労感は射精によって大脳皮質の活動が停止してしまうことで起こる現象で、実際に疲労しているわけではないからこそ効果があるのだろう。
あと多分だけど、セックス後にポーションを飲めばケツの穴も復活するのでアナルローズにはならない。
呪詛を掛けられる前の俺は、セックス中に無意識に治癒を行っていたらしく、そういった用途でのポーションは必要なかったらしい。
もうポーションでも誤魔化し切れないくらい俺がくたくたになるまでセックスしてもエリアスはまだ物足りなさそうだったが、魔力を封じられていて治癒が使えない今の俺を気遣ってその夜はそれでも手加減してくれていたようだ。
それって「今日のところはこのくらいにしといてやる」的なやつだなと思ったが、心地良い疲労とエリアスの体温に包まれて俺は睡魔に飲まれていった。
「ひっ、あっ……! ひぃっ……んっ! やぁっ……!」
押し寄せる何かを遣り過ごそうとするも、悉く失敗して仰け反って身を捩ったところへエリアスが俺の臍の下辺りを撫でた。
見れば俺のチンコは何時吐精したのか既に力尽きてぐったりしている。
ケツで受ける感覚が強すぎて、出したことに全然気付かなかった。
「ほら。ナナセのここまで入っているのが分かるだろう?」
エリアスが俺の腹を撫でた。
「ひっ……」
分かる。
分かり過ぎるくらいに分かってしまう。
エリアスは最初の宣言通りの位置まで俺の中に入って来ていた。
それに俺の結腸がエリアスの鈴口にじゅぽじゅぽと吸い付いているし、内壁だって射精を促すようにうねっている。
「入口と中ほどと奥の三段で締め付けているのも分かるか?」
「ひんっ、ひんっぅ……」
それも分かる。
俺のそこがあさましくエリアスのチンコから精液を搾り取ろうとしてるのがありありと分かる。
俺はこんなにも全身でエリアスを求めているのか。
だが聖者三段締めは先着一名限りで締め切る所存。
後ろから覗き込むようにして口付けてくるエリアスの独占欲に救われた気がして、俺は夢中でエリアスの唇に吸い付いた。
「後ろからの方が楽だと思うから体勢を変えるぞ」
そう言ってエリアスは後ろから俺の腹に腕を回して抜けないようにしっかりと固定すると、俺を四つん這いにさせ獣が交尾するような姿勢を取る。
「ひあぁっ!」
「くっ……!」
繋がったまま体勢を動かされたことで、俺の中に挿入されていたエリアスのチンコが俺のイイところを抉って行ったのだ。
抉られた瞬間、チンコをきゅっと締め付けてしまい、エリアスも低く呻いた。
俺は腕から力が抜けて上半身を支えていられず、腰を高く突き出した格好でシーツの上にかくりと倒れ込んだ。
でも確かにこっちの体勢の方がさっきよりも遥かに楽だった。
「……ナナセ……私も余裕がない。すまないが動くぞ」
俺の返事を待たずにエリアスはピストンを開始する。
直後にバツッバツッと肉を穿つ音がして今まで経験したことがないような強烈な快感が身体中を駆け巡り、目の前に星が飛んだ。
挿入されるときより抜かれるときの方が快感が強い。
突かれる度に揺さぶられ、乳首がシーツに擦れるのが気持ちが良くて、俺は自分から乳首を擦り付ける。
もう、突っ込まれてるケツも腹ん中も、エリアスの腰使いも、全部が全部良くって俺は身も世もなく喘いでイきまくっていた。
セックスってこんなに気持ちが良いものだったのか。
エリアスの言っていたように身体の相性が良いのか。
それともエリアスが上手すぎるのか。
多分全部だ。
やがてエリアスがぶるりと身を震わせ射精すると、熱い精液がビュルビュルと注ぎ込まれ俺の腹の中はあっという間にエリアスの精液で満たされて、妊婦のようにぱんぱんに膨れてしまう。
「……ずっと自分でもしていなかったから溜まっていたんだ」
一体そのキンタマのどこにこれだけ入っていたんだよっていう精液の量に驚いている俺に、言い訳するようにそう言ってエリアスは少し照れている。
「私の子種は全てナナセのものだからナナセに捧げたいんだ」
浮気しろとは言わないけど、こんなに溜め込むくらいなら自分で抜いたほうがいいんじゃないのか。
チンコ爆発しちゃうだろ。
しかも今爆発しそうなのは、それを全部注入された俺の腹だ。
エリアスは絶倫だった。
途中でもう疲れたと俺が訴えると、ポーションを口移しで飲ませられてセックスを続行したのだ。
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異世界で聖者やってたら勇者に求婚されたんだが
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次章続巻も順次刊行予定
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※この作品の出版権は作者本人に帰属しています。詳しくはこちらを参照してください。
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