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最終章 砂漠の薔薇
〇一九 聖者三段締め①
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仰向けで両脚を大きく開かされケツの穴に何かを塗りたくられたと思ったら、そのままエリアスの指が侵入してくる。
「痛くはないか?」
「今のとこ平気。……けど変な感じがする」
腸内を弄られるって変な気分だ。
長い指が結構深く入って来て、抜き挿しを繰り返しながら徐々に慣らしていき、そのうち中を弄る指は二本に増やされた。
エリアスは俺の様子を慎重に観察しながら事を運ぼうとしているので、この距離とこの状態でガン見されて恥ずかしいことこの上ない。
俺、今からエリアスにバックバージンを奪われるのか。
いや、奪うってのは適切じゃないな。
合意の上だから俺がエリアスに処女を捧げるって言った方が良いのか。
まあ、今は俺の記憶がないだけで実はとっくに処女を捧げていたらしいんだが。
「ナナセ、力を抜いて」
「無理、言うなっ……!」
俺の中に挿入された指が三本に増やされると圧迫感が一気に増し、唇をちゅっと啄むように何度も口付けられて息を吐いた。
俺は知らず息を詰めていたようだ。
自分でさえ気付かなかったことにエリアスは気付いてすぐに対処してくれた。
これはもうエリアスに全部任せておけば大丈夫なんじゃないだろうか。
そう思える安心感を与えてくれる。
正常に呼吸をし出すと圧迫感も緩んで、今度はなんだかむず痒いような何かが込み上げてくるような感覚が湧き上がってきた。
それは俺が自分の意思でどうにか出来る類のものではないことを知っている。
――怖い。
「エリー……怖い、俺やっぱり怖いよ……」
繋いでいた手を強く握ってそう訴えればエリアスからも握り返され、安心させるように唇を重ねられて深い口付けの最中に不意に指が引き抜かれた。
「それなら、こうしよう」
エリアスは俺を抱き起すと、俺を後ろから抱き締めるように自分の膝の上にのせて背面座位の姿勢を取らせる。
背後からエリアスに抱かれているので、さっきまでのベッドの上で仰向けに転がされていた俎板の上の鯉状態の体勢とは安心感が段違いだ。
俺がほっとしたのを見て取ると、エリアスは俺の片側の膝裏に手を入れて腰を浮かせる。
そうして宛がわれたエリアスの熱を俺は確かに知っていると感じ、自分でも驚くほど柔軟にエリアスを根元まで受け入れていた。
だがしかし、指とは比べ物にならない圧倒的な質量に、内臓が押し上げられる苦しさは如何ともしがたい。
「エリ……エリーッ! これだめっ、だめだよっ! あっ……!」
「ナ、ナセ、締めすぎっ、だっ」
体内に侵入してきた異物を押し出そうとして俺の身体が勝手にエリアスを締め付ける。
エリアスの熱いチンコが俺の中でドクドクと脈打っているのを生々しく感じた。
信じられない。
あんな大きなエリアスのチンコが本当に俺の中に入っちまった。
俺は今エリアスにケツの穴をチンコで貫かれて犯されてるんだ。
男に犯されるくらいなら死んでやるって思っていたのに、今ではそれを俺は自分から受け入れている。
深々と俺の中に突き刺さっているエリアスのチンコは、俺がオナニー中にずっと意識して感じていた身体の奥のあの熱源に易々と到達していた。
多分そこは結腸だ。
「なっ……! 嘘……、深っ……!」
「まだまだもっと奥まで入るよ。ナナセ、力を抜いてごらん」
「そんなっ……無、理っ! 出来な……!」
ハッハッと犬みたいに短く浅い息を吐きながら、エリアスに助けを求めて繋いでいた手を握り締めて力を抜こうとするが、意識すればするほどエリアスを生々しく感じて返ってきゅうきゅうと締めて付けてしまう。
「出来るよほら、力を抜いて……」
エリアスは空いている方の手で俺の乳首を摘まんだ。
その瞬間、ビリリッと電気が走ったのかと思う快感が走り、俺は絶頂を迎えてくたりと全身の力が抜けた。
エリアスは俺が乳首が弱いことを知っていた様子だったのに、これまで乳首に触れていなかったのはこのためだったのかと理解しかけたそのとき――。
「んぅっ! な、にっこれっ! 勝手に入ってく……!」
「……っく……! ナナセッ……が、私をっ奥、へ……誘い込んで、くれて、いるんだっ……ほら、感じる、だろう?」
エリアスの言う通り、異物を押し出そうとぎゅっと下がっていた内臓が、力を抜いたことで元の位置に戻ろうとするとき俺の内壁がエリアスのチンコを巻き込んで奥へ奥へと引き摺り込んで行っている。
まだイッてる最中なのに。
「痛くはないか?」
「今のとこ平気。……けど変な感じがする」
腸内を弄られるって変な気分だ。
長い指が結構深く入って来て、抜き挿しを繰り返しながら徐々に慣らしていき、そのうち中を弄る指は二本に増やされた。
エリアスは俺の様子を慎重に観察しながら事を運ぼうとしているので、この距離とこの状態でガン見されて恥ずかしいことこの上ない。
俺、今からエリアスにバックバージンを奪われるのか。
いや、奪うってのは適切じゃないな。
合意の上だから俺がエリアスに処女を捧げるって言った方が良いのか。
まあ、今は俺の記憶がないだけで実はとっくに処女を捧げていたらしいんだが。
「ナナセ、力を抜いて」
「無理、言うなっ……!」
俺の中に挿入された指が三本に増やされると圧迫感が一気に増し、唇をちゅっと啄むように何度も口付けられて息を吐いた。
俺は知らず息を詰めていたようだ。
自分でさえ気付かなかったことにエリアスは気付いてすぐに対処してくれた。
これはもうエリアスに全部任せておけば大丈夫なんじゃないだろうか。
そう思える安心感を与えてくれる。
正常に呼吸をし出すと圧迫感も緩んで、今度はなんだかむず痒いような何かが込み上げてくるような感覚が湧き上がってきた。
それは俺が自分の意思でどうにか出来る類のものではないことを知っている。
――怖い。
「エリー……怖い、俺やっぱり怖いよ……」
繋いでいた手を強く握ってそう訴えればエリアスからも握り返され、安心させるように唇を重ねられて深い口付けの最中に不意に指が引き抜かれた。
「それなら、こうしよう」
エリアスは俺を抱き起すと、俺を後ろから抱き締めるように自分の膝の上にのせて背面座位の姿勢を取らせる。
背後からエリアスに抱かれているので、さっきまでのベッドの上で仰向けに転がされていた俎板の上の鯉状態の体勢とは安心感が段違いだ。
俺がほっとしたのを見て取ると、エリアスは俺の片側の膝裏に手を入れて腰を浮かせる。
そうして宛がわれたエリアスの熱を俺は確かに知っていると感じ、自分でも驚くほど柔軟にエリアスを根元まで受け入れていた。
だがしかし、指とは比べ物にならない圧倒的な質量に、内臓が押し上げられる苦しさは如何ともしがたい。
「エリ……エリーッ! これだめっ、だめだよっ! あっ……!」
「ナ、ナセ、締めすぎっ、だっ」
体内に侵入してきた異物を押し出そうとして俺の身体が勝手にエリアスを締め付ける。
エリアスの熱いチンコが俺の中でドクドクと脈打っているのを生々しく感じた。
信じられない。
あんな大きなエリアスのチンコが本当に俺の中に入っちまった。
俺は今エリアスにケツの穴をチンコで貫かれて犯されてるんだ。
男に犯されるくらいなら死んでやるって思っていたのに、今ではそれを俺は自分から受け入れている。
深々と俺の中に突き刺さっているエリアスのチンコは、俺がオナニー中にずっと意識して感じていた身体の奥のあの熱源に易々と到達していた。
多分そこは結腸だ。
「なっ……! 嘘……、深っ……!」
「まだまだもっと奥まで入るよ。ナナセ、力を抜いてごらん」
「そんなっ……無、理っ! 出来な……!」
ハッハッと犬みたいに短く浅い息を吐きながら、エリアスに助けを求めて繋いでいた手を握り締めて力を抜こうとするが、意識すればするほどエリアスを生々しく感じて返ってきゅうきゅうと締めて付けてしまう。
「出来るよほら、力を抜いて……」
エリアスは空いている方の手で俺の乳首を摘まんだ。
その瞬間、ビリリッと電気が走ったのかと思う快感が走り、俺は絶頂を迎えてくたりと全身の力が抜けた。
エリアスは俺が乳首が弱いことを知っていた様子だったのに、これまで乳首に触れていなかったのはこのためだったのかと理解しかけたそのとき――。
「んぅっ! な、にっこれっ! 勝手に入ってく……!」
「……っく……! ナナセッ……が、私をっ奥、へ……誘い込んで、くれて、いるんだっ……ほら、感じる、だろう?」
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まだイッてる最中なのに。
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