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最終章 砂漠の薔薇
〇一六 この感情の正体は①
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ウルソナは日が落ちるのが早いので王都に着くころには辺りはすっかり夜の帳が下りていたが、ヴェイラに着いてみるとまだ夕暮れ時くらいの明るさで時刻は夜の九時を少し回ったところだった。
欧州くらいの明るさなんだな。
あれから駱駝で砂漠を駆け抜け、ウルソナ王宮へ直行したかと思うとエリアスは不遜とも言える態度でウルソナの役人に転移門の起動を要求し、ルヴァってところを経由して、気が付けば俺はエリアスと供にヴェイラの王宮に降り立っていた。
転移門って凄いんだぜ。
言ってみればSFでよくある瞬間移動が出来ちゃう装置だ。
魔法使いが普通にいて、それを魔法で動かしてたんだよ。
魔法だぜ魔法!
それに異世界の王宮凄い。
ウルソナは東欧と中東が混ざり合った感じだったのに対して、ルヴァとヴェイラは欧州風。
ルヴァの王宮に至ってはアール・ヌーボー建築の傑作だろあれ。
あそこまでそこら中うねうねしたのなんて見たこともない。
まあ今の俺はその記憶自体がほとんどないわけですが。
王宮なんて滅多に入れるものじゃないだろうし、見る物全てが珍しくて面白くて俺は色々見て回りたかったんだけど、エリアスがそんな雰囲気じゃなかった。
といっても、決して機嫌が悪いとかそういう態度だったわけではない。
この人、俺には対しては細やかに気を遣ってくれて優しいんだけど、その他の人に対しては素っ気ない。
そのギャップが凄過ぎて俺がちょっと退いてただけだ。
転移門でヴェイラ王国のヴェルスパ王宮へ到着するなりエリアスは、待ち構えていた出迎えの役人に「陛下にお目通りを」とだけ告げ、王宮内でエリアスを見て驚いたように話し掛けてくる人々を全て無視して、俺を連れて手近な空き室に入った。
「陛下に報告する前に確認したいことがある。いいか?」
なんだろうと思いながら俺が頷くとエリアスはなんと徐に俺のブラジャーをぺろんと上にずらしたのだ。
「ちょっ!?」
外気に曝され俺の敏感な乳首がきゅっと硬くなる。
いきなり何すんだよ!
俺の乳首の感度を舐めるなよ!
服に擦れるだけでコリッコリになっちまうんだからな!
悲しいことに最近はブラジャーがあったから擦れずに済んでたけどな!
俺が咄嗟にブラジャーを元に戻そうとすると、それを阻むようにブラジャーの下へさっと手を入れて掌全体と指を使って乳首を愛撫し始める。
「ここは誰にも触らせていないか?」
「ひゃっ……! エリッ……んっ、あっ! 駄目だって、そこはっ……!」
イく寸前でパッと手が離れていき、ほっとしたようながっかりしたような何だかよく分からない不完全燃焼状態だ。
「変わりないようだ」
だがしかしエリアスの確認作業はそれだけでは終わらなかった。
今度は突然俺の前でしゃがみ込んだと思うと、あろうことか俺の下半身の前面を覆っている布を捲り、飲み屋の暖簾をくぐるが如く「おやっさん、まだやってる?」的な気軽さで俺の股座に頭を突っ込んできたのである。
「なッ!? ちょッ、何すんっ……!? やっ……やめっ……!」
エリアスは俺の股間に頭を突っ込んだままチンコやケツの穴を弄り、匂いを嗅いでいるのかフンスフンスと鼻息が掛かって擽ったい。
必然的に、しゃがみ込んで上を向いているエリアスの顔に跨るような格好を取らされている。
ちょっとこれどういう状況だよ!?
欧州くらいの明るさなんだな。
あれから駱駝で砂漠を駆け抜け、ウルソナ王宮へ直行したかと思うとエリアスは不遜とも言える態度でウルソナの役人に転移門の起動を要求し、ルヴァってところを経由して、気が付けば俺はエリアスと供にヴェイラの王宮に降り立っていた。
転移門って凄いんだぜ。
言ってみればSFでよくある瞬間移動が出来ちゃう装置だ。
魔法使いが普通にいて、それを魔法で動かしてたんだよ。
魔法だぜ魔法!
それに異世界の王宮凄い。
ウルソナは東欧と中東が混ざり合った感じだったのに対して、ルヴァとヴェイラは欧州風。
ルヴァの王宮に至ってはアール・ヌーボー建築の傑作だろあれ。
あそこまでそこら中うねうねしたのなんて見たこともない。
まあ今の俺はその記憶自体がほとんどないわけですが。
王宮なんて滅多に入れるものじゃないだろうし、見る物全てが珍しくて面白くて俺は色々見て回りたかったんだけど、エリアスがそんな雰囲気じゃなかった。
といっても、決して機嫌が悪いとかそういう態度だったわけではない。
この人、俺には対しては細やかに気を遣ってくれて優しいんだけど、その他の人に対しては素っ気ない。
そのギャップが凄過ぎて俺がちょっと退いてただけだ。
転移門でヴェイラ王国のヴェルスパ王宮へ到着するなりエリアスは、待ち構えていた出迎えの役人に「陛下にお目通りを」とだけ告げ、王宮内でエリアスを見て驚いたように話し掛けてくる人々を全て無視して、俺を連れて手近な空き室に入った。
「陛下に報告する前に確認したいことがある。いいか?」
なんだろうと思いながら俺が頷くとエリアスはなんと徐に俺のブラジャーをぺろんと上にずらしたのだ。
「ちょっ!?」
外気に曝され俺の敏感な乳首がきゅっと硬くなる。
いきなり何すんだよ!
俺の乳首の感度を舐めるなよ!
服に擦れるだけでコリッコリになっちまうんだからな!
悲しいことに最近はブラジャーがあったから擦れずに済んでたけどな!
俺が咄嗟にブラジャーを元に戻そうとすると、それを阻むようにブラジャーの下へさっと手を入れて掌全体と指を使って乳首を愛撫し始める。
「ここは誰にも触らせていないか?」
「ひゃっ……! エリッ……んっ、あっ! 駄目だって、そこはっ……!」
イく寸前でパッと手が離れていき、ほっとしたようながっかりしたような何だかよく分からない不完全燃焼状態だ。
「変わりないようだ」
だがしかしエリアスの確認作業はそれだけでは終わらなかった。
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ちょっとこれどういう状況だよ!?
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