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最終章 砂漠の薔薇
〇〇三 アナルローズ①
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⚠️胸糞シチュ好きの方専用。サブタイの通りのグロ表現有り。この最終章では主人公の貞操は無事ですが、モブ同士のレイプ有り。以降、断続的に胸糞展開が入りますので、男の娘が出てくる回まで耐えるか避難してください。
どうもここは異世界で俺は異世界転移したらしい。
奴隷商たちが話している言葉が日本語じゃないのは分かるし、その言葉が分かるのは異世界転移あるあるの言語チートだろうと俺は判断した。
これから俺は一体どうなるんだろう?
不安過ぎるから檻の中の人たちに話しかけて普通はどうなるのか訊いてみたかったんだが、常に見張りが二人いて話し掛ける隙が無い。
しかもこの檻、汚い。
日本人の俺の衛生観念からすると発狂するほど汚い。
自分の名前は思い出せないのに、そういうことは忘れていないのがいっそ恨めしいくらい汚い。
でも他の檻の人を見てたら檻の隙間から手を出して砂を掴んで床面に撒いていたので俺も同じようにして、やっと座ることが出来た。正座で。
全裸で正座待機。それが今の俺のリアル。
だって乾いてこびり付いた糞尿らしきものの他に、なんか血みたいなのが付いてるのが怖いんだよ。
体育座りでもしてうっかりチンコやケツの穴に触れちゃって粘膜感染する系のヤバイ病気に感染したら怖いからな。
それに砂漠の方では食器も砂で洗うっていうし、これは賢いやり方だ。
足の裏も砂で洗いたいけど、また汚れそうだしもう手で砂は触りたくない。
不潔なだけでこんなにストレスが溜まると思ってなかったぜ。
それでなくても見張りがひっきりなしに俺の檻を覗きに来ては下卑た言葉を投げかけて行くから、そのストレスも半端なくてこんなところに長くいたらすぐに病みそうだ。
ああ、また見張りが来た。
「こんな上玉、二度とお目に掛かれるかわからねえ。ちょっとばかし味見してえな。上の口ならいいだろ?」
あ? 駄目に決まってんだろ?
けどやっぱりそう来ますか。
その展開はなるべく考えないようにしてたんだけど、お約束ですよねー。
「やめとけ! こいつはこの器量で初物だから価値があるんだ。少しでも他の男の匂いなんざ付けてみろ、買い手が古代種だったら一瞬でバレる。売値がガタ落ちするだけじゃ済まねえ。酷けりゃ出禁喰らうぞ。今後の取引の信用問題に関わる。味見なら他のにしろ」
止めてくれたのはもう一人の見張りだ。
GJ! GJ!
奴隷商がいま良いこと言った!
だが、危機が去って喜んだのも束の間、俺はこの世界の酷い現実を目の当たりにすることになる。
「しゃあねえな。どれにすっかな」
「孕ませたら面倒だから男にしとけ」
男が檻を覗き込むと中の奴隷たちから息を呑むような声にならない悲鳴があがり、震えながら檻の奥の方へ集まり折り重なった。
「この中でアイツの代わりになりそうなヤツは……」
ニヤニヤしながら檻の中を物色していた男に、俺と同じくらいの背格好の黒髪の少年が脚を掴まれて引き摺り出される。
抵抗する様子もなく俺の檻の真ん前まで連れて来られた少年を見て、俺は声を上げそうになった。
少年は身体中、特に腹部に集中して痣があり、ケツの穴にはアナルローズが咲いていたのだ。
アナルローズ。
アナルセックスをやりすぎて脱肛したことにより肛門や直腸が外に飛び出し赤い薔薇のように見えることからそう呼ばれる。
薔薇なんて言ってるが、血肉の色をした粘膜なので実際かなりグロい。
俺が思わず顔を背けたその時、不図、一つの言葉が頭を過った。
――美しい花瓶?
だけどあれは薔薇ではなく百合だったはず……。
それが何を意味するのか思い出そうとした刹那、俺は割れるような頭痛に襲われて頭を抱え込んだ。
うっ……! 頭が……!
どうもここは異世界で俺は異世界転移したらしい。
奴隷商たちが話している言葉が日本語じゃないのは分かるし、その言葉が分かるのは異世界転移あるあるの言語チートだろうと俺は判断した。
これから俺は一体どうなるんだろう?
不安過ぎるから檻の中の人たちに話しかけて普通はどうなるのか訊いてみたかったんだが、常に見張りが二人いて話し掛ける隙が無い。
しかもこの檻、汚い。
日本人の俺の衛生観念からすると発狂するほど汚い。
自分の名前は思い出せないのに、そういうことは忘れていないのがいっそ恨めしいくらい汚い。
でも他の檻の人を見てたら檻の隙間から手を出して砂を掴んで床面に撒いていたので俺も同じようにして、やっと座ることが出来た。正座で。
全裸で正座待機。それが今の俺のリアル。
だって乾いてこびり付いた糞尿らしきものの他に、なんか血みたいなのが付いてるのが怖いんだよ。
体育座りでもしてうっかりチンコやケツの穴に触れちゃって粘膜感染する系のヤバイ病気に感染したら怖いからな。
それに砂漠の方では食器も砂で洗うっていうし、これは賢いやり方だ。
足の裏も砂で洗いたいけど、また汚れそうだしもう手で砂は触りたくない。
不潔なだけでこんなにストレスが溜まると思ってなかったぜ。
それでなくても見張りがひっきりなしに俺の檻を覗きに来ては下卑た言葉を投げかけて行くから、そのストレスも半端なくてこんなところに長くいたらすぐに病みそうだ。
ああ、また見張りが来た。
「こんな上玉、二度とお目に掛かれるかわからねえ。ちょっとばかし味見してえな。上の口ならいいだろ?」
あ? 駄目に決まってんだろ?
けどやっぱりそう来ますか。
その展開はなるべく考えないようにしてたんだけど、お約束ですよねー。
「やめとけ! こいつはこの器量で初物だから価値があるんだ。少しでも他の男の匂いなんざ付けてみろ、買い手が古代種だったら一瞬でバレる。売値がガタ落ちするだけじゃ済まねえ。酷けりゃ出禁喰らうぞ。今後の取引の信用問題に関わる。味見なら他のにしろ」
止めてくれたのはもう一人の見張りだ。
GJ! GJ!
奴隷商がいま良いこと言った!
だが、危機が去って喜んだのも束の間、俺はこの世界の酷い現実を目の当たりにすることになる。
「しゃあねえな。どれにすっかな」
「孕ませたら面倒だから男にしとけ」
男が檻を覗き込むと中の奴隷たちから息を呑むような声にならない悲鳴があがり、震えながら檻の奥の方へ集まり折り重なった。
「この中でアイツの代わりになりそうなヤツは……」
ニヤニヤしながら檻の中を物色していた男に、俺と同じくらいの背格好の黒髪の少年が脚を掴まれて引き摺り出される。
抵抗する様子もなく俺の檻の真ん前まで連れて来られた少年を見て、俺は声を上げそうになった。
少年は身体中、特に腹部に集中して痣があり、ケツの穴にはアナルローズが咲いていたのだ。
アナルローズ。
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うっ……! 頭が……!
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