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第三章 黎明と黄昏
〇一二 皮膚の薄くて柔らかいところを触るのが好きみたい
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煽ったと言おうか挑発したと言おうか、とにかくエリアスを焚きつけてしまったのは俺だ。
まずは乳首を攻められた。
エリアスの手によってとっくに開発済みのそこは、着衣が擦れた程度のほんの少しの刺激を与えられただけでコリコリに硬くなって性感を覚えてしまうから、生活するのに困るくらいには敏感になっている。
エリアスが俺をそういう身体にしたんだ。
左右の乳首を同時に親指で圧し潰され、仰け反った刹那、エリアスはチンコで貫いたままの俺を仰向けに転がして俺の一番イイところを抉った。
「ひっ……ぁんッ! そっそこッ……!」
しかもただ抉るんじゃなく、俺がしてたみたいに抉った後に結腸へグリグリと押し付けてくる。
それがさっき自分で動いてたときより数段気持ち良くて俺は一発で飛んだ。
学んだというのは嘘ではないらしく乳首を愛撫する手は休めない。
余りの衝撃に目の前がチカチカして星が見えた。
その星が消える間もなくエリアスが激しいピストンを開始する。
「ナナセッ、ナナセ……ッ!」
「アッ……、エリッ! エリーッ! あっ! ひぃッ……! んぅっ!」
俺の勃起したチンコが自分の腹にぺちぺちと当たり、エリアスのピストンに合わせてピュッピュッとだらしなく精液をまき散らすのを感じて、俺は自分が吐精していることに気付いた。
良過ぎてもう自分が何時射精したのかもわからない。
おまけに俺が全裸なのに対してエリアスは未だ乱れることなくきっちりと礼服を着たままで、俺だけ乱れていて恥ずかしいのとエリアスが格好良いのと、その格好良いエリアスに犯されている状況に酷く興奮した。
挿入されるときより抜かれるときの方が気持ち良いし、俺が上で幾ら腰を振ったところでエリアスの力強い動きには敵わない。
バツンッバツンッと腰を打ち付ける力強いピストンで攻められ、俺は最早、下で揺さぶられているだけなんだが、俺の雄膣は勝手にエリアスのチンコを締め付け射精を促そうと波打つように蠢く。
「……っく! ナナセッ!」
刹那、エリアスのチンコが結腸深くに突き刺さり、ビクビクッと動いたかと思うと腹の中に勢いよく子種が注ぎ込まれる。
腹の中を子種で満たされる快感と乳首を愛撫するエリアスの指に、俺は暫しうっとりと酔い痴れた。
やっぱ俺だけ気持ち良いだけじゃだめだ。
エリアスも気持ち良くなってると、チンコのデカさと硬さが違うな。
気持ち良いかなんて確認する必要がないくらいバキバキだし。
一度射精したくらいでは萎えることを知らないエリアスは、俺がまだイッてる間にピストンを再開する。
その後はイキッぱなしでガクガクと揺さぶられ身も世もなく喘がされて犯され続け、腹が妊婦のように膨れるまで中出しされた。
風呂で一度目を覚まして、子種でパンパンの腹から掻き出して奥まで洗うためにもう一回挿入されてイキながら気を失ったところまでは覚えてる。
――ナナセ、ナナセ。
「……ん、エリー?」
名前を呼ばれて目を覚ますと、エリアスが俺の二の腕と脇の間に挟んでいた手をさりげなく引き抜いた。
エリアスはそこだけでなく太腿の間とか膝裏とか、皮膚の薄くて柔らかいところを触るのが好きみたいで、俺が寝ているときならバレないと思ってよく触っているようだ。
エリアスの性癖なんかバレバレなんだから、起きてるときに堂々と触ればいいのに。
でも面白いからもう少し気付かない振りをして黙っていようと思う。
「どうした?」
「今、俺を呼ばなかった?」
「呼んでいないが」
「そか……?」
呼ばれた気がしたんだけど、夢でも見ていたのかな。
夢ならいいけど林先生に相談する病の案件だったらどうしよう。
その場合、俺の幻聴なのかエリアスが自分の言ったことを忘れちゃってるのか証明できる者がいないのが問題だ。
「呼ばれた気がしたんだけど気のせいかな」
「流石に疲れたのだろう。もう少し眠るといい」
「……うん……おやすみ……」
「おやすみ。良い夢を」
目を瞑るとややしてからエリアスの手が俺の太腿の間に入り込んでくる。
起こさないように気遣いながらもやわやわと太腿を撫でる手に、密かに笑いを堪えながら俺はまた眠りに落ちた。
まずは乳首を攻められた。
エリアスの手によってとっくに開発済みのそこは、着衣が擦れた程度のほんの少しの刺激を与えられただけでコリコリに硬くなって性感を覚えてしまうから、生活するのに困るくらいには敏感になっている。
エリアスが俺をそういう身体にしたんだ。
左右の乳首を同時に親指で圧し潰され、仰け反った刹那、エリアスはチンコで貫いたままの俺を仰向けに転がして俺の一番イイところを抉った。
「ひっ……ぁんッ! そっそこッ……!」
しかもただ抉るんじゃなく、俺がしてたみたいに抉った後に結腸へグリグリと押し付けてくる。
それがさっき自分で動いてたときより数段気持ち良くて俺は一発で飛んだ。
学んだというのは嘘ではないらしく乳首を愛撫する手は休めない。
余りの衝撃に目の前がチカチカして星が見えた。
その星が消える間もなくエリアスが激しいピストンを開始する。
「ナナセッ、ナナセ……ッ!」
「アッ……、エリッ! エリーッ! あっ! ひぃッ……! んぅっ!」
俺の勃起したチンコが自分の腹にぺちぺちと当たり、エリアスのピストンに合わせてピュッピュッとだらしなく精液をまき散らすのを感じて、俺は自分が吐精していることに気付いた。
良過ぎてもう自分が何時射精したのかもわからない。
おまけに俺が全裸なのに対してエリアスは未だ乱れることなくきっちりと礼服を着たままで、俺だけ乱れていて恥ずかしいのとエリアスが格好良いのと、その格好良いエリアスに犯されている状況に酷く興奮した。
挿入されるときより抜かれるときの方が気持ち良いし、俺が上で幾ら腰を振ったところでエリアスの力強い動きには敵わない。
バツンッバツンッと腰を打ち付ける力強いピストンで攻められ、俺は最早、下で揺さぶられているだけなんだが、俺の雄膣は勝手にエリアスのチンコを締め付け射精を促そうと波打つように蠢く。
「……っく! ナナセッ!」
刹那、エリアスのチンコが結腸深くに突き刺さり、ビクビクッと動いたかと思うと腹の中に勢いよく子種が注ぎ込まれる。
腹の中を子種で満たされる快感と乳首を愛撫するエリアスの指に、俺は暫しうっとりと酔い痴れた。
やっぱ俺だけ気持ち良いだけじゃだめだ。
エリアスも気持ち良くなってると、チンコのデカさと硬さが違うな。
気持ち良いかなんて確認する必要がないくらいバキバキだし。
一度射精したくらいでは萎えることを知らないエリアスは、俺がまだイッてる間にピストンを再開する。
その後はイキッぱなしでガクガクと揺さぶられ身も世もなく喘がされて犯され続け、腹が妊婦のように膨れるまで中出しされた。
風呂で一度目を覚まして、子種でパンパンの腹から掻き出して奥まで洗うためにもう一回挿入されてイキながら気を失ったところまでは覚えてる。
――ナナセ、ナナセ。
「……ん、エリー?」
名前を呼ばれて目を覚ますと、エリアスが俺の二の腕と脇の間に挟んでいた手をさりげなく引き抜いた。
エリアスはそこだけでなく太腿の間とか膝裏とか、皮膚の薄くて柔らかいところを触るのが好きみたいで、俺が寝ているときならバレないと思ってよく触っているようだ。
エリアスの性癖なんかバレバレなんだから、起きてるときに堂々と触ればいいのに。
でも面白いからもう少し気付かない振りをして黙っていようと思う。
「どうした?」
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