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第三章 黎明と黄昏
〇一〇 蟻の門渡り②
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見上げられるのってこんな気分なのか。
俺も気を付けないとエリアスを無意識に煽っちゃってるかも知れない。
そんなことを肝に銘じながら起き上がってエリアスのベルトを外し一気に引き抜いて前を寛げてやると、勃起したチンコが顔を出す。
近頃はセックスの最初にフェラチオするのが習慣になっているのだ。
一回の射精で出る子種の量が多すぎてなかなか上手く飲み切れないので練習も兼ねている。
何の練習してんだよって?
けどこれは治癒の後に贄を効率よく捧げるためには必要な練習なんだ。
俺も白騎士隊の治癒術士として現場に出るからには、緊急避難的に屋外でエリアスの子種を貰わないとならないような状況に陥るかも知れないだろ。
セックスは出来ないような場所でもフェラなら物陰でサッと済ませられるしな。
そして俺は多分今ムキになっている。
エリアスが過去に俺じゃない誰かのものだったって考えるだけで鳩尾の辺りにズンと重いものが落ちてきたような気がするし、どうしようもなく不安になる。
エリアスを独占したい。
きっとそれが俺の本音だ。
エリアスのチンコを窮屈そうなそこから出してやって、逸る気持ちを抑えながらかぶりつけば、途端にじゅわっと唾液が溢れ出る。
唾液をガマン汁と絡ませてしゃぶり抜くと、エリアスが息を詰めると同時に腹筋の力だけで上半身を起こす気配がした。
「ナナセ……愛している」
エリアスはフェラ中ずっと俺の名前を呼びながら俺の頭を優しく撫でていてくれるんだ。
でも今日は俺が押し倒したりして焦らしてしまったせいか、俺の頭ではなく両乳首をコリコリと弄っている。
それも気持ち良いからいいけど、俺も早くこれを突っ込んで欲しい。
物欲しさにシーツにチンコを擦り付けて腰を振っていたら不意に腰を掴まれた。
「それならこうした方がいいと思うんだが……」
腰を引き寄せられたと思った刹那、気付けばエリアスの顔にケツを向けて跨っていて、所謂シックスナインて体位を取らされていた。
「!?」
「これなら私もナナセを愛せる」
そう言うエリアスの指はすでに俺のケツの穴を割り開いている。
手ェ早ッ!
しかも何か恥ずかしいぞこれ!
俺のケツに顔を埋めるな!
流石に物申そうとした刹那、蟻の門渡りの辺りをねろりと舐められて腰が砕けた。
蟻の門渡りとは男の「ω」と「*」の中間にあたる部分のことだ。
だからこういうのどこで覚えてくるんだよ。
そこって女だったら性器がある場所だろ。
また胸の奥がチクリと痛んだが、俺は敢えて気付かない振りをした。
俺も気を付けないとエリアスを無意識に煽っちゃってるかも知れない。
そんなことを肝に銘じながら起き上がってエリアスのベルトを外し一気に引き抜いて前を寛げてやると、勃起したチンコが顔を出す。
近頃はセックスの最初にフェラチオするのが習慣になっているのだ。
一回の射精で出る子種の量が多すぎてなかなか上手く飲み切れないので練習も兼ねている。
何の練習してんだよって?
けどこれは治癒の後に贄を効率よく捧げるためには必要な練習なんだ。
俺も白騎士隊の治癒術士として現場に出るからには、緊急避難的に屋外でエリアスの子種を貰わないとならないような状況に陥るかも知れないだろ。
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そして俺は多分今ムキになっている。
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エリアスを独占したい。
きっとそれが俺の本音だ。
エリアスのチンコを窮屈そうなそこから出してやって、逸る気持ちを抑えながらかぶりつけば、途端にじゅわっと唾液が溢れ出る。
唾液をガマン汁と絡ませてしゃぶり抜くと、エリアスが息を詰めると同時に腹筋の力だけで上半身を起こす気配がした。
「ナナセ……愛している」
エリアスはフェラ中ずっと俺の名前を呼びながら俺の頭を優しく撫でていてくれるんだ。
でも今日は俺が押し倒したりして焦らしてしまったせいか、俺の頭ではなく両乳首をコリコリと弄っている。
それも気持ち良いからいいけど、俺も早くこれを突っ込んで欲しい。
物欲しさにシーツにチンコを擦り付けて腰を振っていたら不意に腰を掴まれた。
「それならこうした方がいいと思うんだが……」
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「!?」
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