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第二章 魔王復活
〇〇八 先っぽだけ入れられた②
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だがすぐに首輪に付いた鎖を引っ張り上げられ、ケツを平手でパンッと叩かれる。
「あうっ!」
叩いた手でそのまま片ケツを力任せに鷲掴みにされて、引き攣った尻穴から中に残っていた魔王の子種が腿を伝って流れ出る。
「う……ひっ、あ……ぅ!」
「これは俺の愛妾だと言わなかったか? 俺の物に手を出そうとはいい度胸だな?」
「いやだな。まさか、そんなつもりは……俺はただ聖者様をちょっと揶揄ってやろうと……」
レンは狼狽えて弁解するが、そんな見え透いた言い訳で魔王の怒りが収まるはずもない。
「ほう? 生憎とこの雄膣は俺専用だ。そこを犯そうとしたということは、貴様は俺を揶揄うつもりだったということか?」
「わ、悪かったよ。そんな怒るなって」
レンは慌ててチンコをしまっていたが、まだギンギンであれは痛そうだ。
「出ていけ」
「魔王様……!?」
「聞こえなかったか? この城から出ていけと言ったんだ」
魔王は尚も申し開きしようとするレンにそう畳みかけると、もう用はないとばかりに今度は俺に向き直る。
「何をされた?」
それを俺に訊く!?
レンと魔王とを交互に見ていると、レンが踵を返してその場を去って行ったので仕方なく口を開いた。
「さ、先っぽだけ入れられた……」
「本当か? 犯されて中に射精されたのではないか? 中を確認するからそこの壁に手を付いて、尻を突き出せ」
確認って、誰の精液かなんて区別つかねーだろ!
馬鹿なの!? 死ぬの!?
「嫌だ!」
「ええい、聞き分けのない! それとも痛くされるのが好みなのか?」
魔王は癇癪を起こしたが、ぶっちゃけ、魔王に気持ち良くされるくらいなら痛い方がまだマシだ。
「だがまあ丁度いい。勇者を出迎えるところだったのだ。来い。勇者の前で分からせてやる」
悪い顔で愉しそうに笑いながら魔王は俺の鎖を引き、俺を引き摺りながら玉座の間の方へ戻った。
玉座まで到着すると、魔王はどかりと踏ん反り返って座ると、下半身を寛げる。
どうやって収納されていたか不思議なくらい、すでに限界まで勃起したものが飛び出して来て、魔王はふうと息を吐く。
そんなんでよく歩けたなと半ば感心していると、鎖を思い切り引かれて前のめりになり躓きそうになる。
「これが俺の――魔王の玉座だ。お前はこの俺の、魔王のものだ。魔王の愛妾として死ぬまで俺が犯してやる」
最初に言っていた通り、魔王は俺とセックスしているところをエリアスに見せるつもりなのだろう。
魔王は鎖を手繰り寄せて俺を膝の上に座らせようとしたので、俺は魔王を殴ったり蹴ったり噛み付いたり、終いには両手足を突っ張って激しく抵抗したが、疲労困憊したところを羽交い絞めにされてケツの穴にチンコをぶっ刺された。
「やめっ……ヒッ……! ぐっ……!」
レンを先っぽだけ受け入れていたそこは、魔王を易々とはいかないまでも、無理矢理根元まで挿入させるには充分だったのだ。
「やっと大人しくなったか。まったく手間を掛けさせる。だがそこがいい」
挿入されてしまえば、身動ぎするだけで俺の身体は快感を拾ってしまい、俺は犬のようにハッ、ハッ、と浅く短い息を吐くことしかできない。
――こんなとこ、エリアスに見られたくない!
そう思った刹那、耳を劈く轟音とともに玉座の間の高さ数メートルはある豪奢な扉が吹き飛んだ。
「……迎えが来たようだぞ? さあ見せつけてやらねばな?」
瓦礫と化した扉と壁の塵埃が治まってくると、その奥にゆらりと立つ人影が見えた。
顔を見るまでもない。
俺にはシルエットだけで分かる。
あれは、紛うことなく――。
「エリー……」
「あうっ!」
叩いた手でそのまま片ケツを力任せに鷲掴みにされて、引き攣った尻穴から中に残っていた魔王の子種が腿を伝って流れ出る。
「う……ひっ、あ……ぅ!」
「これは俺の愛妾だと言わなかったか? 俺の物に手を出そうとはいい度胸だな?」
「いやだな。まさか、そんなつもりは……俺はただ聖者様をちょっと揶揄ってやろうと……」
レンは狼狽えて弁解するが、そんな見え透いた言い訳で魔王の怒りが収まるはずもない。
「ほう? 生憎とこの雄膣は俺専用だ。そこを犯そうとしたということは、貴様は俺を揶揄うつもりだったということか?」
「わ、悪かったよ。そんな怒るなって」
レンは慌ててチンコをしまっていたが、まだギンギンであれは痛そうだ。
「出ていけ」
「魔王様……!?」
「聞こえなかったか? この城から出ていけと言ったんだ」
魔王は尚も申し開きしようとするレンにそう畳みかけると、もう用はないとばかりに今度は俺に向き直る。
「何をされた?」
それを俺に訊く!?
レンと魔王とを交互に見ていると、レンが踵を返してその場を去って行ったので仕方なく口を開いた。
「さ、先っぽだけ入れられた……」
「本当か? 犯されて中に射精されたのではないか? 中を確認するからそこの壁に手を付いて、尻を突き出せ」
確認って、誰の精液かなんて区別つかねーだろ!
馬鹿なの!? 死ぬの!?
「嫌だ!」
「ええい、聞き分けのない! それとも痛くされるのが好みなのか?」
魔王は癇癪を起こしたが、ぶっちゃけ、魔王に気持ち良くされるくらいなら痛い方がまだマシだ。
「だがまあ丁度いい。勇者を出迎えるところだったのだ。来い。勇者の前で分からせてやる」
悪い顔で愉しそうに笑いながら魔王は俺の鎖を引き、俺を引き摺りながら玉座の間の方へ戻った。
玉座まで到着すると、魔王はどかりと踏ん反り返って座ると、下半身を寛げる。
どうやって収納されていたか不思議なくらい、すでに限界まで勃起したものが飛び出して来て、魔王はふうと息を吐く。
そんなんでよく歩けたなと半ば感心していると、鎖を思い切り引かれて前のめりになり躓きそうになる。
「これが俺の――魔王の玉座だ。お前はこの俺の、魔王のものだ。魔王の愛妾として死ぬまで俺が犯してやる」
最初に言っていた通り、魔王は俺とセックスしているところをエリアスに見せるつもりなのだろう。
魔王は鎖を手繰り寄せて俺を膝の上に座らせようとしたので、俺は魔王を殴ったり蹴ったり噛み付いたり、終いには両手足を突っ張って激しく抵抗したが、疲労困憊したところを羽交い絞めにされてケツの穴にチンコをぶっ刺された。
「やめっ……ヒッ……! ぐっ……!」
レンを先っぽだけ受け入れていたそこは、魔王を易々とはいかないまでも、無理矢理根元まで挿入させるには充分だったのだ。
「やっと大人しくなったか。まったく手間を掛けさせる。だがそこがいい」
挿入されてしまえば、身動ぎするだけで俺の身体は快感を拾ってしまい、俺は犬のようにハッ、ハッ、と浅く短い息を吐くことしかできない。
――こんなとこ、エリアスに見られたくない!
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顔を見るまでもない。
俺にはシルエットだけで分かる。
あれは、紛うことなく――。
「エリー……」
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異世界で聖者やってたら勇者に求婚されたんだが
第一章 聖者降臨
📖文庫版(紙の書籍)
📖Kindle(電子書籍)
📖BOOK☆WALKER(電子書籍)
次章続巻も順次刊行予定
OLOLON
※この作品の出版権は作者本人に帰属しています。詳しくはこちらを参照してください。
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