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第二章 魔王復活
〇一九 真・お清めセックス本番
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結論から言うと、俺は全てをエリアスに白状させられた。
だってエリアス卑怯なんだ!
あいつ、上から物を言ったり、無理強いとかは、絶対しないんだ!
あくまで俺を立てて、自分は下手から、俺に憐れみを乞う感じで問い詰めてくるんだよ!
しかも、不思議なことにそれが少しも卑屈じゃないんだ!
遜ってるというより、エリアスを基準にして、俺を爆上げしてるんだよ!
それも、合間合間に甘~い言葉で愛を囁きながらな!
ここでその一例を挙げれば、「愛する者のことを知りたいと思うのは、罪だろうか」とか、「我が最愛のナナセの焦眉に、駆け付けることが出来なかった私を責めているのか?」とか、「私に慈悲を掛けてくれるなら、どうか教えて欲しい」とか、あとは、「魔王には許して、私には許してくれないのか?」なんて、まだいいほうだ。
終いには、「私がナナセを想うほどに、ナナセにも私を想って欲しいなどと烏滸がましい考えは持ち合わせていない」なんて殊勝なことを言ってくる。
それで俺は「そんなこと言うなよ!」って反論しちまった。
俺だって、エリアスのことを好きなのに、俺の気持ちにはそこまで期待してないみたいな言い方されたら、そりゃあムキにもなる。
気付けば、まんまとエリアスの罠に嵌ってた。
反論した直後に罠だったって気付いたってもう遅い。
エリアスは、俺の弱いところを絶妙に突いてくるのが上手い。
もっと欲張ったっていいくらいなのに、エリアスはそれを良しとしないのだ。
それでなくても、治癒の後の発情が始まっちまって身体が疼いて仕方ないっていうのに、もう、色々つらかった。
こんなん即堕ちだろ。
ここまで言われて俺が堕ちなかったら、ただの駄々っ子みたいじゃんかよ?
まあいいさ、どうせ堕ちてもエリアスが拾ってくれるしな。
なんだろうな、この安心感。
白状ついでに、魔王にされたのと同じことをエリアスにさせることも承諾させられたけど、もう俺なんかエリアスの好きにしちゃってくれって気分だ。
そういう訳で、俺は今、エリアスにケツの穴を舐められているわけだが、これが気持ち良くてメスイキが止まらない。
「……エリッ! イッてるっ、イッって、るからっ!」
指で押し広げられながら、舌で皺の間まで丁寧に舐められて、頭の中が真っ白になる。
そこを魔王に舐められた時は、ただ気持ち悪いだけだったのに、エリアスの舌はこんなも気持ちが良い。
「あっ! ひ、んっ! あっ! あっ……!」
仰向けで身体を二つ折りにされ、下半身を高く抱え上げられる体勢を取らされているから、俺のチンコから滴り落ちるガマン汁が鳩尾のあたりに溜まっている。
俺はそれを両手で乳首に塗りつけて、自分でそこを愛撫し始めた。
エリアスはケツを弄るのに集中していて、放置されていた乳首が物足りなかったんだ。
だけど自分でするのはエリアスにして貰うのほどは良くない。
それでも俺が自分の乳首を揉んだり摘まんだりしながら自慰をしていると、エリアスはケツを弄る手を止めずにじっと俺の様子を眺めていた。
「ナナセ、入れてもいいか?」
エリアスに声を掛けられた気はするが、ふやけた脳味噌では何て答えたかなんて覚えていない。
それでも了承の意は伝わっていたらしく、エリアスのチンコが俺の中に入ってきた。
「んっ! ……あっ……! ああっ……!」
指や舌などとは比較にならない、圧倒的な質量に思わず息を詰めた刹那、顔に生暖かい液体が掛かる。
何だろうと思って、口元に掛かったそれを舐めたら精液だった。
エリアスに挿入されるのと同時に、俺は射精してしまったらしい。
何時出したのか自分でも気づかなかった。
それを見たエリアスは俺に覆い被さってきて、犬みたいに俺の顔を舐めて、精液を舐め取った。
ついでに、自分で乳首を弄っていた俺の手に自分の手を重ねると、何をするのかと思えば俺の手を使って俺の乳首を愛撫し始める。
「エ、エリー、それっイイッ、あっ! だめ、そんなっ、またイッちゃ……!」
「駄目、ではない、だろうっ……ここはこんなに締まって、いるぞ?」
自分の指なのに、エリアスにされているのと同じ刺激に翻弄された。
俺が乳首への愛撫に感じ入ってるのを確認すると、エリアスはその動きに合わせて抽挿を開始する。
「あっ! まだ動いちゃっ……ひっ! んっ! あ、あっ!」
二か所を同時に攻め立てられては、俺にはもう快楽に抗う余地など残されていない。
身も世もなく喘いで、気絶するまで快楽に身を任せた。
真・お清めセックス本番も終わって意外とあっさり済んでよかったと思っていたら、翌朝目を覚ましたときに、俺の体力を考慮して元通りの規則正しい生活を送りながら、この日から数回に分けて行うことにするとエリアスから告げられた。
それに、規則正しい生活を送るってことは、また救護院で治癒を施す日々が始まるわけで、治癒の後だとどうしても俺の方から求めてしまうから、エリアス的にも嬉しいらしい。
好きな相手から求められるのは嬉しいもんな。
俺だって、初日からこんなにマニアックだったし明日からも連日マニアックなプレイが始まりそうな気配がひしひしとしてるけど、それでもエリアスに求められるのは結構嬉しかったりする。
とりあえず、エリアスの至れり尽くせりな気遣いにはある意味、感涙ものだな。
魔王にレイプされて、あのときは心に酷い傷を負って、トラウマ必至だと思っていたけど、エリアスに身を任せて愛されていると、それだけでもうすべてがどうでもよくなっていた。
だってエリアス卑怯なんだ!
あいつ、上から物を言ったり、無理強いとかは、絶対しないんだ!
あくまで俺を立てて、自分は下手から、俺に憐れみを乞う感じで問い詰めてくるんだよ!
しかも、不思議なことにそれが少しも卑屈じゃないんだ!
遜ってるというより、エリアスを基準にして、俺を爆上げしてるんだよ!
それも、合間合間に甘~い言葉で愛を囁きながらな!
ここでその一例を挙げれば、「愛する者のことを知りたいと思うのは、罪だろうか」とか、「我が最愛のナナセの焦眉に、駆け付けることが出来なかった私を責めているのか?」とか、「私に慈悲を掛けてくれるなら、どうか教えて欲しい」とか、あとは、「魔王には許して、私には許してくれないのか?」なんて、まだいいほうだ。
終いには、「私がナナセを想うほどに、ナナセにも私を想って欲しいなどと烏滸がましい考えは持ち合わせていない」なんて殊勝なことを言ってくる。
それで俺は「そんなこと言うなよ!」って反論しちまった。
俺だって、エリアスのことを好きなのに、俺の気持ちにはそこまで期待してないみたいな言い方されたら、そりゃあムキにもなる。
気付けば、まんまとエリアスの罠に嵌ってた。
反論した直後に罠だったって気付いたってもう遅い。
エリアスは、俺の弱いところを絶妙に突いてくるのが上手い。
もっと欲張ったっていいくらいなのに、エリアスはそれを良しとしないのだ。
それでなくても、治癒の後の発情が始まっちまって身体が疼いて仕方ないっていうのに、もう、色々つらかった。
こんなん即堕ちだろ。
ここまで言われて俺が堕ちなかったら、ただの駄々っ子みたいじゃんかよ?
まあいいさ、どうせ堕ちてもエリアスが拾ってくれるしな。
なんだろうな、この安心感。
白状ついでに、魔王にされたのと同じことをエリアスにさせることも承諾させられたけど、もう俺なんかエリアスの好きにしちゃってくれって気分だ。
そういう訳で、俺は今、エリアスにケツの穴を舐められているわけだが、これが気持ち良くてメスイキが止まらない。
「……エリッ! イッてるっ、イッって、るからっ!」
指で押し広げられながら、舌で皺の間まで丁寧に舐められて、頭の中が真っ白になる。
そこを魔王に舐められた時は、ただ気持ち悪いだけだったのに、エリアスの舌はこんなも気持ちが良い。
「あっ! ひ、んっ! あっ! あっ……!」
仰向けで身体を二つ折りにされ、下半身を高く抱え上げられる体勢を取らされているから、俺のチンコから滴り落ちるガマン汁が鳩尾のあたりに溜まっている。
俺はそれを両手で乳首に塗りつけて、自分でそこを愛撫し始めた。
エリアスはケツを弄るのに集中していて、放置されていた乳首が物足りなかったんだ。
だけど自分でするのはエリアスにして貰うのほどは良くない。
それでも俺が自分の乳首を揉んだり摘まんだりしながら自慰をしていると、エリアスはケツを弄る手を止めずにじっと俺の様子を眺めていた。
「ナナセ、入れてもいいか?」
エリアスに声を掛けられた気はするが、ふやけた脳味噌では何て答えたかなんて覚えていない。
それでも了承の意は伝わっていたらしく、エリアスのチンコが俺の中に入ってきた。
「んっ! ……あっ……! ああっ……!」
指や舌などとは比較にならない、圧倒的な質量に思わず息を詰めた刹那、顔に生暖かい液体が掛かる。
何だろうと思って、口元に掛かったそれを舐めたら精液だった。
エリアスに挿入されるのと同時に、俺は射精してしまったらしい。
何時出したのか自分でも気づかなかった。
それを見たエリアスは俺に覆い被さってきて、犬みたいに俺の顔を舐めて、精液を舐め取った。
ついでに、自分で乳首を弄っていた俺の手に自分の手を重ねると、何をするのかと思えば俺の手を使って俺の乳首を愛撫し始める。
「エ、エリー、それっイイッ、あっ! だめ、そんなっ、またイッちゃ……!」
「駄目、ではない、だろうっ……ここはこんなに締まって、いるぞ?」
自分の指なのに、エリアスにされているのと同じ刺激に翻弄された。
俺が乳首への愛撫に感じ入ってるのを確認すると、エリアスはその動きに合わせて抽挿を開始する。
「あっ! まだ動いちゃっ……ひっ! んっ! あ、あっ!」
二か所を同時に攻め立てられては、俺にはもう快楽に抗う余地など残されていない。
身も世もなく喘いで、気絶するまで快楽に身を任せた。
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