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第二章 魔王復活
〇〇八 先っぽだけ入れられた①
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トムソンガゼル――魔王の側近の魔族、レンは真っすぐに俺を見据えていた。
「逃げろっ、ヒュー!」
俺は小声でヒューに逃げるように指示したが、ヒューは躊躇っていて動こうとしない。
こいつ、頭は悪くないのに妙に気が弱いところがあるから、こういう状況で自分だけ逃げることに良心が咎めて遠慮してしまうんだろう。
だから変なのに付け込まれるんだ。
「いいから行け! 俺は殺されないけどお前は違う! だから行け!」
レンは俺しか見ていないから、ヒューが逃げても追うことはないだろう。
それでもまだ動こうとしないヒューに、俺は言い方を変えてみることにした。
「勇者に――エリアスに俺がここにいるって伝えてくれ。頼む」
両肩を掴み、目を見てそう言うと、ヒューは漸く頷いて、レンの様子を窺いながらのろのろと歩き出し、攻撃されないと見るや全速力で走り出す。
一方のレンは、俺がヒューを逃がしたことを気にも留めていないどころか、邪魔者がいなくなって清々したくらいにしか思っていないようで、俺が体に巻き付けていたブランケットを剥ぎ取ったので俺はまた裸族に逆戻りだ。
するとレンの視線が、後処理をする間もなくて魔王の精液でパンパンに膨らんだ腹へと注がれる。
「その腹はどうした? 魔王様に種付けされて妊娠でもしたか?」
ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら、触れようとしてきた手を俺は容赦なく叩き払おうとした。
しかし、レンにはそれも想定の範囲内だったらしく、逆にその手を掴まれ捻り上げられて、片手で軽々と身体を廊下の壁に正面から押し付けられてしまう。
強かに壁に打ち付けられた腹が圧迫されて苦しい。
「……っう……!」
「勇者が倒されれば、どうせ俺に下賜されるんだ。反抗せずに今から仲良くしといたほうがいいぜ?」
「ふ……ざけんなっ……!」
「ああ、良い瞳をする。異世界人てのはみんなこうなのか? それとも聖者だから特別なのか?」
レンは尚も俺を壁に押し付けたので、遂にケツから魔王の精液が噴出した。
「うっ……! あっ……あっ……!」
ブピュブピュッと卑猥な音を立てて決壊した精液は、俺の内股を伝って魔王城の床に精液の水たまりを作り、終わりがないような排泄感に俺は身を震わせる。
こんなんでイきたくなかったのに、快楽に慣らされた俺の身体は少しの刺激でも、それが快楽と知れた途端もれなく拾ってしまう。
「……んぅっ……!」
「あの魔王様がこれほど執着するとは、どれほどの名器なのか俺にも試させてくれないか?」
レンは片手で俺を壁に押し付けながら、もう片方の手で俺のケツを揉み拉いて、硬くなった股間を俺の腰に押し付けてきた。
余りの気持ち悪さに身を捩って逃れようとしたが、ケツの穴に指を挿入され竦み上がって動けなくなる。
「なっ……にすんだよっ!」
「このままでよさそうだな」
指が引き抜かれたと思うと、更にケツをレンの股間の高さまで持ち上げられて脚が浮いたところへ、チンコを押し当てられ、カリ高の亀頭がぐぷりと入って来たが、角度が悪くそれ以上は入ってこない。
「くっそ……! 放せっ!」
「じっとしていろ。入らないじゃないか」
角度が悪いなどと教えてやる義理はないが、レンが力任せにぐいぐいと突っ込もうとしてくるので、腸壁を突き破られかねない。
自力で治せるとしても痛いのは御免だし、俺の治癒には贄が必要なのだ。
その贄を提供できるのは現在この世に二人きりで、どっちも今この城にいるにはいるが、一人は勇者でもう一人は魔王である。
俺としては出来ればその勇者のほう――エリアスと合流するまで治癒は使いたくない。
「何をしている!」
第三者の鋭い声がした刹那、レンが弾かれたように俺から身を離す。
床に崩れ落ちる俺を抱きとめたのは、その声の主――魔王だった。
「逃げろっ、ヒュー!」
俺は小声でヒューに逃げるように指示したが、ヒューは躊躇っていて動こうとしない。
こいつ、頭は悪くないのに妙に気が弱いところがあるから、こういう状況で自分だけ逃げることに良心が咎めて遠慮してしまうんだろう。
だから変なのに付け込まれるんだ。
「いいから行け! 俺は殺されないけどお前は違う! だから行け!」
レンは俺しか見ていないから、ヒューが逃げても追うことはないだろう。
それでもまだ動こうとしないヒューに、俺は言い方を変えてみることにした。
「勇者に――エリアスに俺がここにいるって伝えてくれ。頼む」
両肩を掴み、目を見てそう言うと、ヒューは漸く頷いて、レンの様子を窺いながらのろのろと歩き出し、攻撃されないと見るや全速力で走り出す。
一方のレンは、俺がヒューを逃がしたことを気にも留めていないどころか、邪魔者がいなくなって清々したくらいにしか思っていないようで、俺が体に巻き付けていたブランケットを剥ぎ取ったので俺はまた裸族に逆戻りだ。
するとレンの視線が、後処理をする間もなくて魔王の精液でパンパンに膨らんだ腹へと注がれる。
「その腹はどうした? 魔王様に種付けされて妊娠でもしたか?」
ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら、触れようとしてきた手を俺は容赦なく叩き払おうとした。
しかし、レンにはそれも想定の範囲内だったらしく、逆にその手を掴まれ捻り上げられて、片手で軽々と身体を廊下の壁に正面から押し付けられてしまう。
強かに壁に打ち付けられた腹が圧迫されて苦しい。
「……っう……!」
「勇者が倒されれば、どうせ俺に下賜されるんだ。反抗せずに今から仲良くしといたほうがいいぜ?」
「ふ……ざけんなっ……!」
「ああ、良い瞳をする。異世界人てのはみんなこうなのか? それとも聖者だから特別なのか?」
レンは尚も俺を壁に押し付けたので、遂にケツから魔王の精液が噴出した。
「うっ……! あっ……あっ……!」
ブピュブピュッと卑猥な音を立てて決壊した精液は、俺の内股を伝って魔王城の床に精液の水たまりを作り、終わりがないような排泄感に俺は身を震わせる。
こんなんでイきたくなかったのに、快楽に慣らされた俺の身体は少しの刺激でも、それが快楽と知れた途端もれなく拾ってしまう。
「……んぅっ……!」
「あの魔王様がこれほど執着するとは、どれほどの名器なのか俺にも試させてくれないか?」
レンは片手で俺を壁に押し付けながら、もう片方の手で俺のケツを揉み拉いて、硬くなった股間を俺の腰に押し付けてきた。
余りの気持ち悪さに身を捩って逃れようとしたが、ケツの穴に指を挿入され竦み上がって動けなくなる。
「なっ……にすんだよっ!」
「このままでよさそうだな」
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「くっそ……! 放せっ!」
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異世界で聖者やってたら勇者に求婚されたんだが
第一章 聖者降臨
📖文庫版(紙の書籍)
📖Kindle(電子書籍)
📖BOOK☆WALKER(電子書籍)
次章続巻も順次刊行予定
OLOLON
※この作品の出版権は作者本人に帰属しています。詳しくはこちらを参照してください。
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