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第一章 聖者降臨
〇三六 脱がせてくれる?
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「それは、愛しているという意味で?」
「そう、俺、エリーを愛してる。さっき気付いたんだ」
俺の突然の告白に、エリアスは驚いた様子で慎重に確認するように訊いてきた。
言葉だけでは足りないと思った俺は、カウチから勢いよく立ち上がってキスしようとしたんだが、届かなくて敢え無く首っ玉にしがみつくだけにとどまってしまう。
そしたら俺の意図を汲んでくれたエリアスが屈みこんで口付けて来た。
様子を窺うように恐る恐る侵入してくる舌が「それ本当?」って訊いてるみたいなキスだったから、俺も気持ちを込めて返したらちゃんと伝わったみたいで、そこから先は今までしたことがないくらい濃厚な口付けになった。
名残惜しく唇を離して見詰め合ったエリアスの淡褐色と淡緑色の入り混じる榛色の瞳は情欲が揺らめいて金色に光って見える。
多分俺も似たような顔をしていたに違いない。
だって俺、今こんなにもエリアスが欲しくて堪らないんだ。
「ナナセ、今すぐナナセが欲しい」
「何言ってんだよ。俺なんかとっくにエリーのもんだぞ」
「そうだったのか……!?」
事実を告げただけなのにエリアスは物凄く驚いて、それからもう一度口付ける。
「私のもの! ナナセは私だけのものだ!」
何処に向かってか高らかに宣言して、エリアスは花が咲いたように笑うと、唇だけじゃなく顔中に口付けながら、首にぶら下がったままの俺を抱き締めてくるくる回った。
胸のあたりを抱き締められてるから苦しいし、何よりびっくりするほど目が回る。
散々振り回されたし振り回した記憶もあるけど、物理は初めてだ。
「エリー待てって、止まれって! 一旦離せって!」
「いやだ! 私は絶対にナナセを離さないぞ!」
再び何処かに向かって宣言したエリアスは回るのをぴたりと止め、徐に俺の膝裏を攫って抱き上げると、すたすたと移動を始める。
行先はあの無駄に女子力の高いファンシーな部屋に違いないが、三半規管がおかしくなってる俺が歩くより断然早いから大人しくエリアスの腕の中に納まって運ばれた。
「エリー、待って。先にシャワーを……」
「このままがいい」
ベッドに降ろされた途端、上に乗っかられて着衣を剥かれ始めたので制したのだが、逆にスカプラリオを捲られて頭を突っ込まれてしまい焦った。
しかも股間の辺りに顔を埋め、すんすんと匂いを嗅いでる気配までする。
「でも今日はまだ……ちょ、匂い嗅ぐなって!」
「ナナセは何時も清潔な匂いしかしないな」
「そういう問題じゃないっての!」
そりゃあまあ、今日は治癒術士の装束を着ているし、全身真っ白だから清潔さを保つように心掛けていたけどさ。顔を除いて肌を全て覆い隠す格好だからやっぱり気付かないうちに汗かいてるんだよ。
「ナナセはよく私の匂いを嗅いでいるのに? 不公平だろう?」
「き、気付いてたのかよ!? エリーは良い匂いするんだからいいだろ!」
「ナナセだって良い匂いがするよ」
なんかちょっと可愛い言い方だなと思っている隙に、ボタンが多い服なのに、あっという間にぺろっと剥かれて下着だけの姿にされてしまう。
なのにエリアスは未だに白騎士隊の隊長の制服をかっちりと着たままだから俺だけ妙に恥ずかしい。
「特にここは、とても扇情的な匂いだ。昂奮する」
「……ッ!」
白いグローブをした手が俺の軽く勃起したチンコを下着の上から形を確認するように押してくるから、下着にガマン汁の恥ずかしい染みが出来た。
もっと恥ずかしい姿だっていっぱい見られてるはずなのに、エリアスのことを好きだと自覚した今は恥ずかしさの次元が違う。
慌てて両手で隠しながら膝を擦り合わせたが今更過ぎる。
顔が熱い。多分俺今顔真っ赤だ。
エリアスの顔をまともに見られない。
「恥ずかしがらないで。全部見せて」
「……エリーも脱げよ。俺ばっか、ずるい」
「ナナセが脱がせてくれないか?」
脱がせて欲しかったのかよ。
そういうことは早く言えよと思ったが、今は恥ずかしい染みの付いた下着からエリアスの視線を逸らせるのなら何でもする。
「いいよ」
上半身を引っ張り起こして貰って、ベッドの上で向かい合って座ると早速取り掛かった。
しかしどうなってるんだ、これ?
白騎士隊の制服はTPOに応じたものがそれぞれ何種類もあるらしく、今エリアスが着ているのは今日初めて見る、ジャケットの前面の左右と中央の縦三列のボタンの間に金糸の飾紐を横に渡したドルマン式のもので、所謂肋骨服だ。
これがまたエリアスが着ていると滅茶苦茶格好良い。
見た感じ、左右のボタンは飾りで、中央のボタンを外すだけでいけるのか?
とはいえ、金糸を組紐のように編んで作られたフロッグボタンなので慣れないと外し難いことこの上ない。
エリアスは一切手出しはしないと決めたようで、俺がてこずっているのを面白そうに見守っている。くそ。
苦戦しながらもなんとか全てのボタンを外し終わって、脱がす段になるとちょっとだけ協力的ではあったけどな。
でもジャケットを脱がし終わってその下のシャツに縦一列に隙間なく並んだボタンを見た時には、流石に俺も死んだ魚の目になった。
ボタンとボタンの間に隙間がなくてほぼくっついて縫い付けられてるから長い闘いになることを俺はその時覚悟したね。
異世界へ来てまさかルパンダイブの尊さが身に沁みて分かるようになるとは思わなかった。
俺がスカプラリオの下に着ていた服も上から下まで一列にボタンびっしり並んでたけど、どうやってるのかエリアスは触れるだけでプツプツと高速で外していたな。
それでも元来真面目で素直な性格のこの俺がせっせとボタンを外していると、エリアスは飽きてきたのか俺の乳首にちょっかいを掛けてきた。
俺の性格同様に真面目で素直な身体は、刹那、ビクンッて反応してしまう。
「おいっ!」
「すまない。これほど感じ易いとは思わなかったんだ」
謝るとこ違くない?
けど、明らかに快感に潤んでいるであろう目で睨んだのも逆効果だったみたいで、エリアスは懲りずに俺の雄っぱいを揉み拉いている。
一応俺の作業の邪魔をしないように乳首は避けているが、グローブまではまだ手が回ってなかったから、素手と違ってなんか初めての感覚なんだ。
「せめてグローブを外せよ」
「そうだな。じゃあこっちを先に頼む」
そう言いながらエリアスがグローブをしたままの指先で俺の唇をなぞってきたので、趣意を理解してグローブに噛み付くと自分で手を引き抜いた。
口に咥えたグローブをぽとりと落とすと、もう片方も同様に外させる。
なんだろうこれ。すっごくエロいことしてる気分になる。倒錯的でヤバイ。
とっとと脱がせて、とっととおっぱじめようぜ。
俄然やる気を出した俺が、グローブを外した手で雄っぱいを揉まれながら、せっせとシャツのボタンを全て外し顔を上げると、情欲にギラついた榛色の瞳が俺を捉えていて息を呑む。
俺がもたもたしている間にどうやらエリアスの方が限界を迎えたようだ。
刹那、視界が反転して、俺はベッドの上に仰向けに組み敷かれた。
診療所にいた頃は、治癒は一日一回だった。
あの頃はまだ、俺の治癒が代償に贄を必要とする闇魔法だということも、その贄が子種だということも知らず、治癒後は発情してしまうから出来なかったわけだが、俺一人の子種の量では結局それが限界だったろう。
今日の治癒は二回連続使用で、しかも患者総数は俺史上最高人数。
どれほど贄が必要になるか考えてちょっと退く。
だが、今のエリアスの熱情を見ればそれは杞憂でしかないことは瞭然たる事実だった。
「そう、俺、エリーを愛してる。さっき気付いたんだ」
俺の突然の告白に、エリアスは驚いた様子で慎重に確認するように訊いてきた。
言葉だけでは足りないと思った俺は、カウチから勢いよく立ち上がってキスしようとしたんだが、届かなくて敢え無く首っ玉にしがみつくだけにとどまってしまう。
そしたら俺の意図を汲んでくれたエリアスが屈みこんで口付けて来た。
様子を窺うように恐る恐る侵入してくる舌が「それ本当?」って訊いてるみたいなキスだったから、俺も気持ちを込めて返したらちゃんと伝わったみたいで、そこから先は今までしたことがないくらい濃厚な口付けになった。
名残惜しく唇を離して見詰め合ったエリアスの淡褐色と淡緑色の入り混じる榛色の瞳は情欲が揺らめいて金色に光って見える。
多分俺も似たような顔をしていたに違いない。
だって俺、今こんなにもエリアスが欲しくて堪らないんだ。
「ナナセ、今すぐナナセが欲しい」
「何言ってんだよ。俺なんかとっくにエリーのもんだぞ」
「そうだったのか……!?」
事実を告げただけなのにエリアスは物凄く驚いて、それからもう一度口付ける。
「私のもの! ナナセは私だけのものだ!」
何処に向かってか高らかに宣言して、エリアスは花が咲いたように笑うと、唇だけじゃなく顔中に口付けながら、首にぶら下がったままの俺を抱き締めてくるくる回った。
胸のあたりを抱き締められてるから苦しいし、何よりびっくりするほど目が回る。
散々振り回されたし振り回した記憶もあるけど、物理は初めてだ。
「エリー待てって、止まれって! 一旦離せって!」
「いやだ! 私は絶対にナナセを離さないぞ!」
再び何処かに向かって宣言したエリアスは回るのをぴたりと止め、徐に俺の膝裏を攫って抱き上げると、すたすたと移動を始める。
行先はあの無駄に女子力の高いファンシーな部屋に違いないが、三半規管がおかしくなってる俺が歩くより断然早いから大人しくエリアスの腕の中に納まって運ばれた。
「エリー、待って。先にシャワーを……」
「このままがいい」
ベッドに降ろされた途端、上に乗っかられて着衣を剥かれ始めたので制したのだが、逆にスカプラリオを捲られて頭を突っ込まれてしまい焦った。
しかも股間の辺りに顔を埋め、すんすんと匂いを嗅いでる気配までする。
「でも今日はまだ……ちょ、匂い嗅ぐなって!」
「ナナセは何時も清潔な匂いしかしないな」
「そういう問題じゃないっての!」
そりゃあまあ、今日は治癒術士の装束を着ているし、全身真っ白だから清潔さを保つように心掛けていたけどさ。顔を除いて肌を全て覆い隠す格好だからやっぱり気付かないうちに汗かいてるんだよ。
「ナナセはよく私の匂いを嗅いでいるのに? 不公平だろう?」
「き、気付いてたのかよ!? エリーは良い匂いするんだからいいだろ!」
「ナナセだって良い匂いがするよ」
なんかちょっと可愛い言い方だなと思っている隙に、ボタンが多い服なのに、あっという間にぺろっと剥かれて下着だけの姿にされてしまう。
なのにエリアスは未だに白騎士隊の隊長の制服をかっちりと着たままだから俺だけ妙に恥ずかしい。
「特にここは、とても扇情的な匂いだ。昂奮する」
「……ッ!」
白いグローブをした手が俺の軽く勃起したチンコを下着の上から形を確認するように押してくるから、下着にガマン汁の恥ずかしい染みが出来た。
もっと恥ずかしい姿だっていっぱい見られてるはずなのに、エリアスのことを好きだと自覚した今は恥ずかしさの次元が違う。
慌てて両手で隠しながら膝を擦り合わせたが今更過ぎる。
顔が熱い。多分俺今顔真っ赤だ。
エリアスの顔をまともに見られない。
「恥ずかしがらないで。全部見せて」
「……エリーも脱げよ。俺ばっか、ずるい」
「ナナセが脱がせてくれないか?」
脱がせて欲しかったのかよ。
そういうことは早く言えよと思ったが、今は恥ずかしい染みの付いた下着からエリアスの視線を逸らせるのなら何でもする。
「いいよ」
上半身を引っ張り起こして貰って、ベッドの上で向かい合って座ると早速取り掛かった。
しかしどうなってるんだ、これ?
白騎士隊の制服はTPOに応じたものがそれぞれ何種類もあるらしく、今エリアスが着ているのは今日初めて見る、ジャケットの前面の左右と中央の縦三列のボタンの間に金糸の飾紐を横に渡したドルマン式のもので、所謂肋骨服だ。
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見た感じ、左右のボタンは飾りで、中央のボタンを外すだけでいけるのか?
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ボタンとボタンの間に隙間がなくてほぼくっついて縫い付けられてるから長い闘いになることを俺はその時覚悟したね。
異世界へ来てまさかルパンダイブの尊さが身に沁みて分かるようになるとは思わなかった。
俺がスカプラリオの下に着ていた服も上から下まで一列にボタンびっしり並んでたけど、どうやってるのかエリアスは触れるだけでプツプツと高速で外していたな。
それでも元来真面目で素直な性格のこの俺がせっせとボタンを外していると、エリアスは飽きてきたのか俺の乳首にちょっかいを掛けてきた。
俺の性格同様に真面目で素直な身体は、刹那、ビクンッて反応してしまう。
「おいっ!」
「すまない。これほど感じ易いとは思わなかったんだ」
謝るとこ違くない?
けど、明らかに快感に潤んでいるであろう目で睨んだのも逆効果だったみたいで、エリアスは懲りずに俺の雄っぱいを揉み拉いている。
一応俺の作業の邪魔をしないように乳首は避けているが、グローブまではまだ手が回ってなかったから、素手と違ってなんか初めての感覚なんだ。
「せめてグローブを外せよ」
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そう言いながらエリアスがグローブをしたままの指先で俺の唇をなぞってきたので、趣意を理解してグローブに噛み付くと自分で手を引き抜いた。
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俺がもたもたしている間にどうやらエリアスの方が限界を迎えたようだ。
刹那、視界が反転して、俺はベッドの上に仰向けに組み敷かれた。
診療所にいた頃は、治癒は一日一回だった。
あの頃はまだ、俺の治癒が代償に贄を必要とする闇魔法だということも、その贄が子種だということも知らず、治癒後は発情してしまうから出来なかったわけだが、俺一人の子種の量では結局それが限界だったろう。
今日の治癒は二回連続使用で、しかも患者総数は俺史上最高人数。
どれほど贄が必要になるか考えてちょっと退く。
だが、今のエリアスの熱情を見ればそれは杞憂でしかないことは瞭然たる事実だった。
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異世界で聖者やってたら勇者に求婚されたんだが
第一章 聖者降臨
📖文庫版(紙の書籍)
📖Kindle(電子書籍)
📖BOOK☆WALKER(電子書籍)
次章続巻も順次刊行予定
OLOLON
※この作品の出版権は作者本人に帰属しています。詳しくはこちらを参照してください。
第一章 聖者降臨
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