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第一章 聖者降臨
〇三五 ちちんぷいぷい
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これは辻斬りならぬ辻治癒だ! 癒し殺す! 逝きろ!
――という気持ちで挑んだわけだが、どちらかというと「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んでけ!」的な文字通り癒し系の能力のお陰で、いまいち俺が求める格好良さとはかけ離れた結果となってしまった。
いや、治癒は大盛況だったけどな。
広場に出ると、まずは白騎士隊の制服にざわめきが起こり、それから人々がその中心にいた俺に気付き始め、やがて「聖者様」という囁きが伝播すると、治癒を求める人々が続々と集まってきた。
聖者ナナセが勇者エリアスとこの城に留まっていることは世界中が知るところらしいからな。はあ……。
最初は和やかな歓迎ムードだった。
自分は身体のどこが悪いのだと口々に訴える彼らに、纏めて治癒を施したまではよかったのだが、しかし、速やかにその場を去ろうとしたときにそれは起こった。
俺を目掛けて群衆が押し寄せてきたのだ。
俺に触れようと伸ばされる幾本もの腕をエリアスが鞘に挿したままの聖剣で薙ぎ払った。
だが、相手は人間より総じて身体能力の高い獣人とはいえ一般庶民なのでエリアスもそれ以上手荒なことは出来ない。
俺はエリアスが舌打ちするのをそのとき初めて聞いた。
エリアスの勇猛振りは、ついさっき見せつけられたばかりだが、そのエリアスでさえもこの状況に措いては思わず舌打ちが出るほど苦戦しているということなのだろう。
一人一人は普通の人でも集団になれば一瞬で暴徒と化す。
白騎士隊の隊員たちによって退路は確保できていたが、精鋭部隊の彼らは悪意のない暴徒の鎮圧なんて慣れていないだろう。
伸ばされる腕を薙ぎ払い、群がる者を蹴り飛ばし、隊員たちが群衆を食い止めている間に、俺はエリアスに抱えられてどうにかこうにか広場を離脱することが出来たが、ああいう熱狂的なのは初めてだったから物凄く驚いた。
「びっくりした……」
一般市民が入ってこられない城内の奥の方へ行ったところで降ろして貰って、廊下に設えられたカウチにへなへなと倒れるように座り込んだ。
膝が笑うし、手の震えも止まらない。
――怖かった。
そう、怖かったんだ俺。
ショックで麻痺していた感情が今になってやっと追い付いてきた。
「すまない。一般市民相手に躊躇した私の落ち度だ。だがもう大丈夫だ。私がいる限りナナセには指一本触れさせはしない」
人目から庇うように正面に立ったエリアスが俺の頭を抱え込むようにして自分の腹筋に押し付けながら背中を撫でてくれる。
これ、エリアスと仲良くなる直前にしてた体勢だ。
エリアス気に入ったのかな。
エリアスからはいつもの良い匂いがして、そのまま匂いを嗅いでいると徐々に落ち着きが戻ってくる。
「隊員の人たちに迷惑かけちゃったな……」
無事だとは思うけど、未だ追い付いてこないところを見ると、予想以上にてこずっているのかもしれない。
「それが仕事だ。ナナセが気にすることではない。ここ数日は待機命令だけで腐っていたから寧ろ丁度いい」
「うん、分かってる……でも、そう考えるのは俺には難しい」
頭では理解しているが、心は申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
他人に傅かれたり身を挺して守られたりっていうのは、される人間が未熟で心構えが出来てないと、それだけで精神的負担になるんだな。知らなかった。
「俺、良いことをしているはずなのに、なんでいつもこうなっちゃうんだろう……」
毎回そこへ戻ってしまう。
どんなに抗ってもこの負のスパイラルから抜け出せない。
何がいけなかったのか精査して幾度トライ・アンド・エラーを繰り返しても、結局同じ所へ戻るのだ。
俺の治癒は上級市民だけのものにすべきではないという思いは変わらない。
広場にいる普通の人たちにも治癒を施したいという俺の行動自体が間違っていたとも思わない。
でもその結果は後味の良いものではなかった。
エリアスを始め白騎士隊の人たちに迷惑を掛けてしまった。
世の中はとても理不尽にできていて、正しい行いが必ずしも正しい結果を齎すと限らない。
しかし、項垂れる俺の頭上から、一筋の光明のように端的でいて明瞭な声が降ってきた。
「それはナナセが他の者にはない特別な力を持っているからだ。偉大な技はそれだけで周囲に及ぼす影響が大きい」
それは俺の言葉の意味を正確に汲んだ、驚くほど明晰な答えだった。
顔を上げると、淡褐色と淡緑色の入り混じる榛色の瞳に囚われた。
「……俺は、どうしたらいいの?」
「認めてしまえばいい。これが自分なのだと認めてしまえば楽になる。それが嫌なら、すべてから逃げ出し見て見ぬ振りをして暮らすかだ」
思わず零した問いに、またもや淀みのない答えが返され、俺はぽかんと口を開けたままエリアスを見上げていた。
これほど明確な答えをくれた人はエリアスが初めてだったからだ。
「今ならまだ選べる。ナナセはどうしたい? どちらを選んでも私は全身全霊を捧げてナナセを護ることを誓う」
きっと、その言葉は真実なのだろう。
前者を選んでも後者を選んでも、エリアスは俺を見捨てない。
――まだ選べる。
選べるのなら、選んでも良いのなら俺は――。
「俺……俺は、治癒、治癒したい。できるなら、してもいいなら、したい」
それが俺なのだと認めるしかない。
良いことをしているつもりになって、またみんなに迷惑をかけるだけかも知れないけど、それでも、それが俺なのだから。
「分かった。能う限りの力を尽くそう」
最初から俺がそう答えるのを知っていたような柔らかな笑顔が返される。
「ありがと……」
そこまでして貰っても俺はエリアスに何も返せない。
でもそれが俺なんだって教えたのもエリアスだからな。
ああ、そっか、もしかして――。
「エリーも、そうだったのか……?」
俺は軽率に憶測を口にしてしまってから後悔した。
それは余りにも遠慮に欠けるというものだ。
エリアスが何も言わずに微笑んでいるだけなのが何よりの答えだろう。
この人は俺が考えていたよりもっとずっと遥かに頭の良い人なんじゃないだろうか。
思えば始めからエリアスは俺のために最善を尽くしてくれていた。
恐らくエリアスは俺よりも遥か未来を見据えていて数手か数十手先まで読んでいて、先回りして行動している。
それを俺は愚かにも「面倒臭い」の一言で一蹴してきた。
痛い。痛過ぎるな俺。
ここでエリアスが俺から言われて困るワード、ワーストワンの「ごめん」て言葉を飲み込んだのは我ながら英断だったと思う。
俺は自分の痛さに悶えて頭を抱えながら、代わりに例の呪文を呟いていた。
「ちちんぷいぷい……!」
もう、痛いの痛いの飛んでってくれ。頼むから。
何か失礼なこと言ったと思ったら、次の瞬間突然身体をくの字に曲げて頭を抱えながら意味不明な言葉を呟いた俺に、エリアスは戸惑いを隠せない様子でおろおろと俺の肩に触れるか触れまいか両手を彷徨わせた。
「ナナセ……? 今なんて?」
「なんでもない。ただのお呪いだよ。Hokuspokusみたいな……」
「ちちんぷいぷい」に相当する欧州に伝わる意味を持たないラテン語の呪文はヴェイラにもそのままあって、その後に公用語で「痛みよ無くなれ」のような意味の文法を無視した言い回しの古い言葉が続く。
診療所に連れてこられた子供がよく母親に言われているのを俺はよく耳にしていた。
「どこか怪我をしていたのか!?」
「ないない。落ち着けって」
身体を検めようとするのを押し留めたが、エリアスはまだ納得がいかない様子でそわそわしている。
例え怪我をしていたって俺は自分で治せるってことを忘れてるなこれは。
「ただ、心が痛くてつい……」
「……そうか」
俺の出鱈目な治癒能力でも心の傷は治せないんだ。
正直に言ってみると今度は納得したようで、まるで小さい子にするように頭を撫でられた。
「ちちんぷーぷーだったか?」
「ぷいぷい」
「ちちんぷいぷい」
無理。そんなの無理。
泣く――。
堪え切れず、涙腺が崩壊した。
これはきっとエリアスも悩み、苦しんで通ってきた道なのだ。
当時の自分を俺に重ねているから、こんなにも優しくなれるんだ。
例えエリアスが俺ではなくて過去の救われたかった自分自身を救っているだけに過ぎなかったとしても、エリアスが俺にしてくれたようにいつか俺にもできるだろうか?
エリアスにも、今の俺にとってのエリアスのように、「ちちんぷいぷい」してくれる人がいたのだろうか?
いてくれたのならいいと思う反面、いなければいいと思う自分がいる。
なんだかそれは凄く嫌だ。絶対に許せない。
だって、エリアスは俺の、俺の――。
そこまで考えて俺はなんと「エリアスのことが好きだ」という重大な事実に気付いた。
どうして今まで気が付かなかったのか不思議なくらい、唐突に理解してしまったのだ。
突然だけど、本当に突然なんだけど、それでもエリアスに言ったらきっと嬉しいって喜んでくれるに違いない。
俺でもエリアスを喜ばせることが出来るなら、絶対にやるべきだろう。
だから、俺は涙を拭きながら言った――。
「エリー、あのな。俺な、エリーのこと好きだ」
口に出してみるとその感情はストンと腑に落ちて、元からそこにあったみたいに俺の一部になった。
――という気持ちで挑んだわけだが、どちらかというと「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んでけ!」的な文字通り癒し系の能力のお陰で、いまいち俺が求める格好良さとはかけ離れた結果となってしまった。
いや、治癒は大盛況だったけどな。
広場に出ると、まずは白騎士隊の制服にざわめきが起こり、それから人々がその中心にいた俺に気付き始め、やがて「聖者様」という囁きが伝播すると、治癒を求める人々が続々と集まってきた。
聖者ナナセが勇者エリアスとこの城に留まっていることは世界中が知るところらしいからな。はあ……。
最初は和やかな歓迎ムードだった。
自分は身体のどこが悪いのだと口々に訴える彼らに、纏めて治癒を施したまではよかったのだが、しかし、速やかにその場を去ろうとしたときにそれは起こった。
俺を目掛けて群衆が押し寄せてきたのだ。
俺に触れようと伸ばされる幾本もの腕をエリアスが鞘に挿したままの聖剣で薙ぎ払った。
だが、相手は人間より総じて身体能力の高い獣人とはいえ一般庶民なのでエリアスもそれ以上手荒なことは出来ない。
俺はエリアスが舌打ちするのをそのとき初めて聞いた。
エリアスの勇猛振りは、ついさっき見せつけられたばかりだが、そのエリアスでさえもこの状況に措いては思わず舌打ちが出るほど苦戦しているということなのだろう。
一人一人は普通の人でも集団になれば一瞬で暴徒と化す。
白騎士隊の隊員たちによって退路は確保できていたが、精鋭部隊の彼らは悪意のない暴徒の鎮圧なんて慣れていないだろう。
伸ばされる腕を薙ぎ払い、群がる者を蹴り飛ばし、隊員たちが群衆を食い止めている間に、俺はエリアスに抱えられてどうにかこうにか広場を離脱することが出来たが、ああいう熱狂的なのは初めてだったから物凄く驚いた。
「びっくりした……」
一般市民が入ってこられない城内の奥の方へ行ったところで降ろして貰って、廊下に設えられたカウチにへなへなと倒れるように座り込んだ。
膝が笑うし、手の震えも止まらない。
――怖かった。
そう、怖かったんだ俺。
ショックで麻痺していた感情が今になってやっと追い付いてきた。
「すまない。一般市民相手に躊躇した私の落ち度だ。だがもう大丈夫だ。私がいる限りナナセには指一本触れさせはしない」
人目から庇うように正面に立ったエリアスが俺の頭を抱え込むようにして自分の腹筋に押し付けながら背中を撫でてくれる。
これ、エリアスと仲良くなる直前にしてた体勢だ。
エリアス気に入ったのかな。
エリアスからはいつもの良い匂いがして、そのまま匂いを嗅いでいると徐々に落ち着きが戻ってくる。
「隊員の人たちに迷惑かけちゃったな……」
無事だとは思うけど、未だ追い付いてこないところを見ると、予想以上にてこずっているのかもしれない。
「それが仕事だ。ナナセが気にすることではない。ここ数日は待機命令だけで腐っていたから寧ろ丁度いい」
「うん、分かってる……でも、そう考えるのは俺には難しい」
頭では理解しているが、心は申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
他人に傅かれたり身を挺して守られたりっていうのは、される人間が未熟で心構えが出来てないと、それだけで精神的負担になるんだな。知らなかった。
「俺、良いことをしているはずなのに、なんでいつもこうなっちゃうんだろう……」
毎回そこへ戻ってしまう。
どんなに抗ってもこの負のスパイラルから抜け出せない。
何がいけなかったのか精査して幾度トライ・アンド・エラーを繰り返しても、結局同じ所へ戻るのだ。
俺の治癒は上級市民だけのものにすべきではないという思いは変わらない。
広場にいる普通の人たちにも治癒を施したいという俺の行動自体が間違っていたとも思わない。
でもその結果は後味の良いものではなかった。
エリアスを始め白騎士隊の人たちに迷惑を掛けてしまった。
世の中はとても理不尽にできていて、正しい行いが必ずしも正しい結果を齎すと限らない。
しかし、項垂れる俺の頭上から、一筋の光明のように端的でいて明瞭な声が降ってきた。
「それはナナセが他の者にはない特別な力を持っているからだ。偉大な技はそれだけで周囲に及ぼす影響が大きい」
それは俺の言葉の意味を正確に汲んだ、驚くほど明晰な答えだった。
顔を上げると、淡褐色と淡緑色の入り混じる榛色の瞳に囚われた。
「……俺は、どうしたらいいの?」
「認めてしまえばいい。これが自分なのだと認めてしまえば楽になる。それが嫌なら、すべてから逃げ出し見て見ぬ振りをして暮らすかだ」
思わず零した問いに、またもや淀みのない答えが返され、俺はぽかんと口を開けたままエリアスを見上げていた。
これほど明確な答えをくれた人はエリアスが初めてだったからだ。
「今ならまだ選べる。ナナセはどうしたい? どちらを選んでも私は全身全霊を捧げてナナセを護ることを誓う」
きっと、その言葉は真実なのだろう。
前者を選んでも後者を選んでも、エリアスは俺を見捨てない。
――まだ選べる。
選べるのなら、選んでも良いのなら俺は――。
「俺……俺は、治癒、治癒したい。できるなら、してもいいなら、したい」
それが俺なのだと認めるしかない。
良いことをしているつもりになって、またみんなに迷惑をかけるだけかも知れないけど、それでも、それが俺なのだから。
「分かった。能う限りの力を尽くそう」
最初から俺がそう答えるのを知っていたような柔らかな笑顔が返される。
「ありがと……」
そこまでして貰っても俺はエリアスに何も返せない。
でもそれが俺なんだって教えたのもエリアスだからな。
ああ、そっか、もしかして――。
「エリーも、そうだったのか……?」
俺は軽率に憶測を口にしてしまってから後悔した。
それは余りにも遠慮に欠けるというものだ。
エリアスが何も言わずに微笑んでいるだけなのが何よりの答えだろう。
この人は俺が考えていたよりもっとずっと遥かに頭の良い人なんじゃないだろうか。
思えば始めからエリアスは俺のために最善を尽くしてくれていた。
恐らくエリアスは俺よりも遥か未来を見据えていて数手か数十手先まで読んでいて、先回りして行動している。
それを俺は愚かにも「面倒臭い」の一言で一蹴してきた。
痛い。痛過ぎるな俺。
ここでエリアスが俺から言われて困るワード、ワーストワンの「ごめん」て言葉を飲み込んだのは我ながら英断だったと思う。
俺は自分の痛さに悶えて頭を抱えながら、代わりに例の呪文を呟いていた。
「ちちんぷいぷい……!」
もう、痛いの痛いの飛んでってくれ。頼むから。
何か失礼なこと言ったと思ったら、次の瞬間突然身体をくの字に曲げて頭を抱えながら意味不明な言葉を呟いた俺に、エリアスは戸惑いを隠せない様子でおろおろと俺の肩に触れるか触れまいか両手を彷徨わせた。
「ナナセ……? 今なんて?」
「なんでもない。ただのお呪いだよ。Hokuspokusみたいな……」
「ちちんぷいぷい」に相当する欧州に伝わる意味を持たないラテン語の呪文はヴェイラにもそのままあって、その後に公用語で「痛みよ無くなれ」のような意味の文法を無視した言い回しの古い言葉が続く。
診療所に連れてこられた子供がよく母親に言われているのを俺はよく耳にしていた。
「どこか怪我をしていたのか!?」
「ないない。落ち着けって」
身体を検めようとするのを押し留めたが、エリアスはまだ納得がいかない様子でそわそわしている。
例え怪我をしていたって俺は自分で治せるってことを忘れてるなこれは。
「ただ、心が痛くてつい……」
「……そうか」
俺の出鱈目な治癒能力でも心の傷は治せないんだ。
正直に言ってみると今度は納得したようで、まるで小さい子にするように頭を撫でられた。
「ちちんぷーぷーだったか?」
「ぷいぷい」
「ちちんぷいぷい」
無理。そんなの無理。
泣く――。
堪え切れず、涙腺が崩壊した。
これはきっとエリアスも悩み、苦しんで通ってきた道なのだ。
当時の自分を俺に重ねているから、こんなにも優しくなれるんだ。
例えエリアスが俺ではなくて過去の救われたかった自分自身を救っているだけに過ぎなかったとしても、エリアスが俺にしてくれたようにいつか俺にもできるだろうか?
エリアスにも、今の俺にとってのエリアスのように、「ちちんぷいぷい」してくれる人がいたのだろうか?
いてくれたのならいいと思う反面、いなければいいと思う自分がいる。
なんだかそれは凄く嫌だ。絶対に許せない。
だって、エリアスは俺の、俺の――。
そこまで考えて俺はなんと「エリアスのことが好きだ」という重大な事実に気付いた。
どうして今まで気が付かなかったのか不思議なくらい、唐突に理解してしまったのだ。
突然だけど、本当に突然なんだけど、それでもエリアスに言ったらきっと嬉しいって喜んでくれるに違いない。
俺でもエリアスを喜ばせることが出来るなら、絶対にやるべきだろう。
だから、俺は涙を拭きながら言った――。
「エリー、あのな。俺な、エリーのこと好きだ」
口に出してみるとその感情はストンと腑に落ちて、元からそこにあったみたいに俺の一部になった。
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異世界で聖者やってたら勇者に求婚されたんだが
第一章 聖者降臨
📖文庫版(紙の書籍)
📖Kindle(電子書籍)
📖BOOK☆WALKER(電子書籍)
次章続巻も順次刊行予定
OLOLON
※この作品の出版権は作者本人に帰属しています。詳しくはこちらを参照してください。
第一章 聖者降臨
📖文庫版(紙の書籍)
📖Kindle(電子書籍)
📖BOOK☆WALKER(電子書籍)
次章続巻も順次刊行予定
OLOLON
※この作品の出版権は作者本人に帰属しています。詳しくはこちらを参照してください。
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